様々な意見、感想ありがとうございます
少し長くなるように頑張りました、文字数増やすのって大変ですね……
今回はオリ主の本格的な海賊デビューになります
ちなみに質問にあったのですが、今回の話の時点で原作開始3年前です
ウォーターセブンで旗揚げした俺は、ハンコックに会うために女ヶ島に訪れていた
ハンコックたちに旗揚げを祝ってもらい、宴会を開いてもらったので二日間ほど滞在していた
「新世界の海はこれまでの海とは違うと聞く。気をつけて行くんじゃぞマダラ」
「わかってる。次に会うときは俺が四皇になって結婚するときだ」
「無事に帰ってくるんじゃぞ」
「ああ、ソニアとマリーもハンコックのことを頼んだぞ」
「ええ、もちろんよ」
「マダラも姉さまを悲しませるようなことはしないでね」
「当たり前だ。じゃあ行ってくる」
ハンコックと簡単な挨拶を済ませシャボンディ諸島に向かう
船のコーティングはレイリーに頼めば問題ないし、滞在中は海賊相手にサボたちの実戦経験を積ませてしまおう
女ヶ島から出航して二日後、何事もなくシャボンディに着いたのだが早速海賊に絡まれた
見たこともない海賊旗でルーキーと高を括ったのだろう、バカな奴らだ
5分もしないうちにあたり一面は、死屍累々に倒れる海賊だらけ
おそらく懸賞金額も大したこともないのだろう、これじゃあろくに経験も積めない
「張り合いねーな」
「いくらなんでも弱すぎねーか?」
「たしかに、能力すら使ってないもんね…」
「…こんなもんか」
サボ、ペローナ、コアラ、ローが不満気に呟き、ルッチも言葉にしないが明らかにつまらなそうにしている
「今回の相手は特別弱かっただけだ。億越えにもなればそれなりに戦えるはずだ」
「早く億越えとやりたいのう」
「そんな簡単に言わないでよ」
「カリーナに億越えはまだ厳しいだろうから、今回のような雑魚たちで経験を積めばいい」
「まだって…いつかは戦わせるつもりなの?」
「そのうちな。安心しろ、きっちり鍛えてやるから億越えなんてすぐだ」
「何も安心できないわよ!」
こんな余裕綽々な会話をしながら歩いているとシャッキーの店が見えてきた
ここに来るのも久しぶりで、なんだか懐かしい気持ちになるな
「ただいま、シャッキー」
「あら、マダラちゃん。久しぶりじゃない。コアラちゃんたちもお帰りなさい」
「シャッキーさん久しぶり!」
「ただいまシャッキーさん!」
「ここも久しぶりだな、ただいま」
「元気そうでよかったわ。ところで後ろの子たちは新しいお仲間さんたちかしら」
「まぁな。お前ら、この人はシャクヤクといって俺たち四人が世話になってる人だ」
「初めまして。シャッキーでいいわよ」
「…トラファルガー・ローだ」
「シャチっす」
「ペンギンっす」
「ベポです」
「私はカリーナです」
「ルッチ」
「カクじゃ」
「ふふ、面白そうな子たちじゃない、マダラちゃん?」
「ああ、頼れるクルーたちだ」
「あら?てことはやっぱり海賊になったのね?」
「つい最近旗揚げしたばかりだ。それでレイリーはまたいないのか?コーティングを頼みたかったのだが」
「そうね、レイさんのことだからきっとギャンブルか女のとこね」
はぁ、いつまでたってもあの人は変わらないな
まぁマーキング入りクナイを渡してあるので探すのは楽なのだが
「なら少し探してくる。悪いがシャッキー」
「ええ、わかってるわ。お酒と料理を作って待ってるからいってらっしゃい」
「すまない」
相変わらずシャッキーはよく気が回る、頭が下がる思いばかりだ
飛雷神でレイリーのところまで飛ぶと、そこは薄暗い檻の中だった
「おお!久しぶりだなマダラくん。こんなところでどうした?」
「それはこっちの台詞だレイリー。迎えに来たら檻の中って…またイカサマで負けたのか?」
「ああ、また借金で捕まってしまった。そろそろ出るつもりだったんだが、マダラくんが来てくれて丁度よかった」
「じゃあさっさと帰ろう。シャッキーが料理と酒を用意して待っててくれてる」
「それはいい、早く帰ろうかマダラくん」
レイリーの肩に手を乗せ飛雷神でシャッキーの店に戻ると、すでに半分ほどの料理ができており酒の用意も万端だ
程なくして全ての準備が整い宴会が始まる
コアラ、サボ、ペローナ以外はレイリーが元海賊王の船の副船長であったことに驚き、そのレイリーと親密な関係である俺たちに驚いていた
レイリーについて事前に教えておかなかったことに文句も言われた
別に秘密にしていた訳じゃないのだが、言われてみればたしかに言ってなかった
乾杯も済み、各々が好き勝手に料理や酒を楽しんでいる
俺はレイリーに用件を伝えてなかった事を思い出し、コーティングの依頼をする
「レイリー、悪いんだが船のコーティングを頼みたい」
「船?ああ、ついに船を買ったんだな。そのぐらいお安い御用だ、コーティングのために三日ほど時間をもらうが構わないか?」
「問題ない。それでコーティング代なんだがどのくらいだ?」
「マダラくんから金を貰おうなんて考えてないさ」
「いいのか?」
「もちろんだ。マダラくんには色々と助かっているしな。それにしても、とうとうマダラくんも海賊か」
「ならお言葉に甘えて。その口ぶりからすると、シャッキーもそうだったが、俺が海賊になると予想していたみたいだな」
「あれだけの力があり、誰にも縛られずに生きる事を望む君が海賊にならないわけがない。海賊とは自由を愛する者たちのことだ、ロジャーがそうだったようにね」
「そうね。マダラちゃんが海賊になるなら自分で海賊団を立ち上げるだろうし、コアラちゃんたちもマダラちゃんについて行くだろうって簡単に予想できたもの」
レイリーとシャッキーにそう言われるが、そんなに俺ってわかりやすいのか?
いや、この二人が特別なだけだな……
「それにコアラくんたちはもちろん、他の仲間たちも頼もしそうだ。マダラくんの海賊団のクルーとしても申し分なさそうだ」
「ちょっとレイリーさん!私をこの非常識な人たちと一緒にしないでよ!」
「なーに問題ないさカリーナくん。マダラくんと同じ船に乗るのなら否応なしに強くなれるだろう。マダラくん直々に誘われたなら、なおさら自信をもっていい」
クルーたちを見定めするレイリーにカリーナが文句を言うが、レイリーは笑ってかわす
「ところでマダラちゃん。船の名前と海賊団の名前は決まっているの?」
「ああ、船の名前はサンタ・マリア号で、海賊団の名前は暁の海賊団と名乗ることにした」
船の名前は前世の知識から拝借した
他にいい名前が思いつかなかったのと、俺が有名な船をこれぐらいしか知らなかったのでサンタ・マリア号になった
たしかコロンブスが乗っていた船がこの名前だった気がする
「へぇ、どっちもいい名前ね。マダラちゃんのファンだし、私が暁の海賊団のファン一号かしら」
「海賊のファンなんて物好きはシャッキーぐらいだよ」
苦笑いしながら答える
「とにかく今日はめでたい席だ。存分に飲んで門出の英気を養ってくれ」
レイリーとシャッキーに祝われながら夜がふけていく
ーーーーー
宴会から三日、船のコーティングも完了し後は魚人島経由で新世界に向かうだけなのだが、俺たちは一つの問題に直面していた
どうやら見慣れない海賊船を監視していた海軍に、俺がその海賊船の船長だとバレたらしい
そのことが海軍本部に伝わり、大将黄猿が派遣されてきたようだ
海賊になったからには海軍とは今後争うこともあるのだろうが、いきなり大将のお出ましとはな……
おそらく賞金稼ぎとして有名だった俺を警戒して黄猿がきたのだろう
今回は戦闘丸はいないようだが
そんなわけで今現在、俺たちは海軍に囲まれている
「ん〜あの”瞬神”が海賊とは恐いね〜」
「心にも思ってないことを。大将がわざわざ出てくるとはご苦労なことだ」
「いやいや、それだけお前さんのことを警戒してるってことだよ〜」
ちっ、有名になったことがこんなところで弊害になるとは
三人の大将のうちで一番警戒していたのが黄猿で、面倒くさいこともたしかだが俺なら問題はない
そう、俺一人なら問題ないのだが、今はコアラたちもいる
黄猿以外の相手ならコアラたちも問題ないだろうが、カリーナにはまだ荷が重いな
「お前たちはカリーナをフォローしながら船に向かえ。黄猿の相手は俺がする」
指示を出すとルッチ、カクのニ人はさっそく動き出す
この辺は流石だな、戦闘経験が豊富なだけある
少し遅れて他のメンバーも能力なしでも海軍を圧倒していく
鍛えてきた甲斐もあって一般兵程度じゃ相手にならないな
これなら安心して任せられると思っていると黄猿が動き出し、一番目立っているルッチに蹴りを放とうとしている
「光の速度で蹴られたことはあるかい〜?」
ガキンッ!
覇気を纏った蹴りで黄猿の蹴りを止める
「お前の相手は俺だ黄猿」
「覇気使いか。ん〜厄介だね〜」
俺は黄猿の速さに少しでも対応するために
「第六”景門” 開!」
八門遁甲の景門を開くと俺の肌が浅黒くなり、体からオーラが溢れ出る
「ん〜なにかの能力者かい?」
「教えるとでも?」
「そりゃそうだよね。”八尺瓊曲玉”」
黄猿が構えると無数のレーザーが飛んでくる、が
「朝孔雀!」
高速で繰り出した拳から生まれた炎を宿した衝撃波で全て撃ち落とし、その余波でいくらかの海兵が吹き飛ぶ
「なんだい今のは〜」
技を全て撃ち落とされた黄猿は驚いているが、関係なしに俺は次の攻撃に移る
高速で動き回り黄猿に覇気を纏って攻撃するが、さすがは大将の一人、覇気を使って対抗される
また、黄猿の能力のこともあり、お互い有効打が中々入らないので俺は次の手に移る
俺の右手には高速で乱回転する巨大なチャクラの塊、そして顔には歌舞伎の様な紋様
そう、NARUTOではお馴染みの螺旋丸である。今回は大玉バージョンで更にオマケもついてるのだが
大玉螺旋丸の準備ができた俺はクナイを黄猿に向けて投げる
「その程度じゃ当たらないよ〜」
黄猿は難なくクナイを避けるが、そのタイミングで俺は飛雷神を使って黄猿の背後に飛ぶ
「仙法・大玉螺旋丸!」
「ぐっ⁉︎」
急に背後から現れた俺に黄猿は反応できず、なんの抵抗もなく術を喰らった黄猿が地面に叩き潰される
「大将⁉︎」
「黄猿さん⁉︎」
大将の黄猿がやられたことに気づいた海兵たちがざわめき始めた
黄猿は血だらけになって倒れており、死んではないだろうがしばらくは立てないだろう
それよりも上手くいってよかった
この世界に来てからずっと自然系の能力者の対抗策を考えていたのだが、忍術に覇気を混ぜることができなかった
そこで俺が思いついたのが仙法である
仙術は自然エネルギーを練りこんで使う忍術なので、自然の力を使う自然系の能力者にも攻撃が効くのではないのかと考えた
結果は黄猿を見てわかるように成功だ
俺の思惑通り自然エネルギーを使う仙術なら、自然系の能力者にも攻撃が効くのがわかった
これで俺は覇気の他に仙法という自然系の対抗策ができたわけである
「黄猿はしばらく動けない!全部を相手にしなくてもいい、敵の援軍が来る前に船へ急げ!」
「マダラさんは?」
「俺は最後に撹乱してから向かう。まとめ役を頼んだぞコアラ」
副船長は性格や実力を考慮してサボにしたのだが、こういった場合に皆をまとめるのはコアラに任せている
なんだかんだ俺との付き合いが一番長く、キャラの濃いメンバーの手綱を上手く握ってくれるので、俺は安心してコアラに任せられる
全員が船に向かって走り出したことを確認した俺は海軍に意識を戻す
俺が一人で残ったことに海兵たちは戸惑いながら、黄猿を倒したこともあり迂闊に動けないでいる
動かないなら好都合だ、一気に倒させてもらおう
「火遁・龍炎放火の術!」
ギャアァァァァッ
無数の炎の龍が海兵たちを襲い、阿鼻叫喚のパニック状態だ
しばらくこの混乱が収まることはないと判断した俺は、念のためにもう一つ術を使っておく
「水遁・霧隠れの術」
大量のチャクラを練りこんで術を使うと濃霧が発生し、あたり一面真っ白になり視界が通らなくなる
これで万が一、黄猿が復活しても追ってこれないだろう
能力を使おうとしとも霧で光が乱反射してろくに能力が使えないはずだ
炎と急に発生した霧で混乱している海軍を尻目に船に向かう
俺が到着するとすでに全員が船に乗り込んでおり、出航の準備ができていた
「マダラさん早く!」
「軍艦が迫って来てるぞ!」
沖を見ると海軍の軍艦が六隻ほど確認できた
まだなにもしてない海賊相手に本気すぎないか海軍?
ともかくこのままでは出航の邪魔になるな……
「水遁・爆水衝波の術!」
海水が大きな津波のようにうねりを上げて軍艦に襲いかかる
これでうまくいけば転覆するだろうし、転覆しなくても火薬が濡れて大砲も撃てないはずだ
俺が出航の指示を出そうと振り返ると全員がポカーンとしていた
「なにぼけっとしてるんだ。今のうちに船を出すぞ」
「……つくづく規格外だな」
「まぁマダラさんだし……」
「今更な気もするしな……」
「たしかに……」
なにか失礼なことを言いながら、いそいそと動きはじめる面々
そして陸と海、両方からの追っ手をキッチリと潰したため安全に出航できた
今回の件でハッキリと海軍から海賊とみなされた俺に懸賞金がついた
長年の賞金稼ぎとしての実績、単独で海軍大将を重症に追い込む実力など、様々なことを考えて海軍は俺の懸賞金を決めたのだと思う
そして初めてついた懸賞金の額としては異例中の異例だろうが、それだけ海軍は俺を危険と判断したことがわかる
”瞬神”マダラ 6億5000万ベリー
懸賞額をどうしようか悩みましたが、これでいこうと思います
原作のエースが5億5000万と考えればそんなにおかしくないはず
初懸賞額と考えなければ……
次回は閑話を挟もうか悩み中です
仲間も増やしたいのですが、考えているキャラを引き込むのがすごく難しい……