第六戦隊と!   作:SEALs

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お待たせしました。
予告通り、後日談でもあり、箸休め的な回、海の景色が見られるある場所で起きる甘々回になります。久々の甘い回かな、と自分でも思います。

それでは、本編開始です。

どうぞ!


第63話:二人だけの灯台

柱島泊地

X-Day

時刻 1130

襲撃事件2日目。

 

こんにちは、古鷹です。

観艦式襲撃事件以降、元帥からの御命令で各鎮守府及び、泊地は緊急警戒態勢が敷かれています。警備任務も加えて、灯台での見張りも重要な役割を果たします。今日は私が当番の日ですが……

 

「はぁ………」

 

重要な任務では分かっており、見張るべき敵がいれば話は別ですが、居ないとなると退屈でもあるな、と、古鷹はため息をついた。

警戒態勢に伴い、箝口令を敷く泊地は何時も以上に厳しいものであり、この鎮守府近海及び、泊地周辺の制海権・制空権を確保、また命の要でもあるシーレーンの安全確保は保たれているものの、油断は禁物なもの。――オリンピア軍や深海棲艦たちの襲撃に備えて、川内さんたち率いる水雷戦隊による海上警備、UCAVやヘリ部隊の合同部隊が行う上空警戒や哨戒任務。そして元帥や政府命令により、海軍の輸送船から、緊急時に徴用した海運企業の客船・貨物船を動員させて、市長、役人など一部の者たちを除き、各島々にいる住民たちを本土まで疎開輸送、無事に本土まで運ぶための護衛任務などと、やる事はたくさんあります。

 

しかし、切迫詰まった戦中に置かれても変わらないものはあった。

私が持つこの双眼鏡、両眼をあてて、向こうを見透かすと、その向こう側に見えるのは何時もと変わらない静寂な瀬戸内海。

昔から永い時が過ぎでもなお、現在も多くの神様が祀られているという由来からついた柱島。ここに鎮座する賀茂神社には13の末社が境内に祀られており、提督と皆で訪れた際は必ず参拝をし、皆の安全と幸せを、と祈願する度に、不思議なことが起こりそうな、人々の幸せを静かに見護るような奇跡を感じることが出来るからだ。

この豊かな自然が泊地を取り囲む天然の要塞のような地形を持つ柱島を、世界の片隅を包み込むようかのに、古来から今日まで続く神秘的な瀬戸内海の風景は、不思議なくらい実に穏やかなものだった。

 

風に押されて、あてもない旅を楽しむ旅人みたいに気ままに空を行く海鳥の群れ。

 

何処までも広がり、自由に水飛沫を上げ、飛び跳ねるイルカたちとともに水の劇場に揺られていくコバルトブルー色の蒼い海。

 

古くから伝わる神話と数多くの神々が祀られているこの島の奇跡と、周囲の自然と調和した雅やかな波音。

 

提督は教えてくれた。

 

僕たちは様々な箱で表現されている。

 

誰しもが生きる上で、規範や道徳を持っている。

 

それが自らの海岸線であり、我が道へと導く道標。と。

 

同じように見晴らしのいいこの場所に居ると、そっと感じる。

――日常から訓練、巡回で歩き慣れた昔ながらの歩道を歩いていく時の音。両耳に優しく囁きかける風の音。たまにスマートフォンで好きな音楽を聴き、時には口ずさみながら、眺める風景と音の世界もこのままずっと楽しみたい気持ちが高まるもの、と、詩人のような言葉を口にした。

 

さて、そろそろあの時間ね、今日の昼食は何かなんて、子どものように思い描きながら、青空の下で口にした。

 

そう、誰しもが同じように、人は皆、我が家を目指す――

 

おかえりなさい、提督《あなた》と。

 

 

 

 

 

帰宅。ヘリパッドに着陸したUH-60Jから降りた提督は、護身用に携行したMTAR21や予備弾倉、携行用バックパックなどを持ち出す。

あの襲撃事件から二日しか経っていないが、より一層警戒態勢が敷かれ、普段から心得てはいるが、本土に行く際も護衛機付き、機体着陸前には司令部からのIFF(敵味方識別装置)が施され、着陸後にも装甲車による護送、スキャナーによる身体検査、最新式マイクロチップ内蔵の本人確認証が必要であり、会議室に辿り着くまでが大変である。

皇居、国会議事堂、大本営や元帥がいる鎮守府、重要拠点などには、陸自の特殊作戦群やレンジャー部隊、海軍のSBU部隊、元帥の精鋭海軍陸戦部隊が警邏任務、海上はもちろん、外には戦車部隊、対空部隊、攻撃ヘリ部隊、上空には戦闘機編隊、UAVや早期警戒管制機部隊などが厳重に敷かれ、緊迫感が増したのだから致し方ない。

 

今日の緊急作戦会議は何事もなく無事に終了したことが、不幸中の幸いだった。同時に近々我が海軍とともに、本作戦に参加する米英空母戦闘群との共同作戦を展開することが決まった。

 

作戦に加わる米空母戦闘群は、観艦式襲撃時に中破してドック入りになった《ロナルド・レーガン》に代わり、緊急時につき、新たに編成されたニミッツ級空母《ジョージ・ワシントン》を旗艦とした第五空母打撃群中心の第七艦隊。

 

日英同盟に沿って、英国海軍は最新鋭空母――インヴィンシブル級空母を上回るほど大幅に大型化、王族の名を受け継ぐクイーン・エリザベス級空母《プリンス・オブ・ウェールズ》を中心とした太平洋派遣艦隊。

 

双方に加え、此方にもいずも型ヘリ搭載護衛艦(DDH)を空母に改装、ヘリ甲板にはスキージャンプ台を増設、さらに新たな兵装を備え、近代化改装した《いずも》《かが》と、深海棲艦が現れる前に憲法改正後、かつて存在した膨張する中国への世界侵略計画を抑止力するために、アメリカから退役予定されたニミッツ級航空母艦(CVN-74 )――その姉妹艦のひとつ、7番艦《ジョン・C・ステニス》を購入。いずも型と同じく近代化改装され、改名、新たな名前《暁天》として生まれ変わった正規空母を編成した空母機動部隊が作戦参加に決まった。

同時に、元帥の課題として『本作戦に参加する各鎮守府・泊地は連合艦隊を――水上及び、または機動部隊の何方かを編成しておくこと』が下された。さほど難しくはないが、何時も通り水上打撃部隊で行くか、果ては編成を変えて空母機動部隊いくか、と迷うが、取り敢えず、まずは腹ごしらえを済ますのが第一。それからみんなで決めるか、と、そう自分に言い聞かせた。

 

さて、食堂に立ち寄って腹ごしらえが済んだら、執務室で考えようとしたとき――

 

「1、2、3、4、5」

 

ふと、耳にした歌声。提督は、何の遊びだろうと視線を移すと、無邪気な笑顔で昔ながらの遊び、ケンケンパを楽しく遊んでいたのは、睦月率いる第三十駆逐隊だった。

 

「あっ、提督。おかえりにゃさい♪」

 

彼が帰って来たことに嬉しそうに出迎える睦月。同じくニコッと笑顔で迎える如月、弥生、卯月も『おかえりなさい』と駆け寄った。

 

「ああ。ただいま」

 

順番ずつ頭を撫でる提督。鎮守府の警戒態勢は敷いてはいるが、警備は交代制のため、非番の娘たちは間宮の店でお茶や茶菓子を嗜む、外で防波堤釣り、部屋で寛いだりしてゲームなどで遊んでいたりと、各々自由な時間を過ごしていた。疲労に次ぎ、過度なストレスは任務に支障が出易いから、こういう時は自由に発散させて、のんびりと過ごさせるのが一番だ。

 

「提督。なにがあったと思う?」

 

「どうした、何かあったのか?」

 

「睦月たちが部屋に入ろうとしたら、骸骨がいたの。それも怖ーいやつよ」

 

そうか。まるでB級ホラー映画のような話だ、と頷いた提督。実際にこういう怪談話やオカルト系は軍隊でも不思議なほどありふれている。今では都市伝説として語られている物もあるが……ともかく、このままでは安心して夜も眠れないだろうなと思い、携行用バックパックから一枚のお札を渡した。

 

「帰る際に立ち寄った店で世話になっているタ級たちが『いつも購入してくれる御礼』との事でこれを貰った。部屋に貼っておくと良いだろう」

 

『うん、ありがとう。提督(司令官)』

 

これで一先ずは、ひと安心だなと思いきや……

 

「提督、艦隊が帰投したよ!」

 

「司令官、遠征帰りにイカ、トビウオも採ってきたから見て〜」

 

『提督、司令官早く早く!!!』

 

彼方此方から提督、司令官と遠くから自身を呼ぶみんなの声。

この母港、隅々まで見渡すと、こうした些細な日常という物語を楽しむことが出来るから良いものだ。古鷹たちに会うまで暫し寄り道を、間宮で食事とお土産を手に入れるまでは長い道のりになりそうだ。

 

 

 

 

 

「〜♪ 〜♪」

 

瞳を閉じて、澄んだ声、第三者が居たら天使のような歌声で、古鷹は童謡『われは海の子』を歌っていた。海を見る度に自然と笑顔が零れ、思わず歌いたくなる。声に出さなくとも鼻歌交じりで口ずさみながらでも一番から七番までの全ての歌詞を歌えるほど、この歌が好きだからだ。

最後の歌詞、海の国・日本を護らんとする軍艦を勇ましく描かれた姿――国防意識を担い、国を思う気持ちを込めた童謡は、真の戦後脱却まで一時期は消されていたが、黒木首相・元帥たちの教育改正により復活して、某笑顔動画やYouTubeと言った動画サイトを積極的に活用、そのおかげで、今では君が代と同じく小中学校での音楽の時間では必ず教えられ、合唱会でも最後の歌詞まで歌われ、演奏会でも広々と受け継がれている。

 

「やっぱり、こういう天気がいい日は歌うと気持ち良いな」

 

最後まで歌い終わり、携えていた双眼鏡で再び見張りをした。

 

「良い歌声だな、古鷹」

 

「あっ、おかえりなさい。提督♡」

 

ただいま、と言い、ニカッと微笑んだ提督。

彼の右手には好きな真っ赤で艶のいい新鮮なりんごと、左手には二つの茶色い紙袋をぶら下げ、差し入れだ、と言わんばかりにチラッと見せた。

 

「加古たちから聞いたんだ。まだ此処にいることを。だから昼食を持ってきた。みんなから頼まれごとを色々されて、俺もまだ食べていないから御一緒させて貰っていいかな?」

 

「はい、ありがとうございます。では、一緒に食べましょうね♪」

 

嬉しい♪と笑顔を見せた古鷹は、ポンポン、と自分の隣を軽く叩いた。

 

「ああ」

 

喜んで、と言わんばかりに提督は腰を下ろし、紙袋を手渡した。

 

「それじゃ、頂こうか」

 

「はい、提督♡」

 

いただきます、と合掌。紙袋を開けると、美味そうな匂いを漂わせるハンバーガーやフライドポテトは、空きっ腹には堪えられない温かくて天国並みの良い匂いだ。

 

同時に、携行用バックパックから取り出したコーラも渡した。

プシュッ、と缶を開けて、ひと口飲み始めると――口に広がる酸味、喉の奥で爽快にはじける甘い炭酸。渇いた喉を潤し、適度な冷たさが癒やしを与えてくれる炭酸系ならではの清涼感とともに、幸福へと導く完璧なこの味は神の果汁そのものだ。

 

喉の渇きを潤したふたりは、ともにハンバーガーを頬張る。

フカフカの手作りのパン、パン自体から微かに漂いくるバターの香り、しっとりとした自然の甘味、ふんわり焼けたソフトな口当たりと味わいが癖になる。同時に、その中に挟まれた決め手となるメインのハンバーグは噛むごとに肉汁がジュワッと口の中にいっぱい広がり、甘酸っぱいケチャップとの一体感、主役をいちだんと引き立てるレタスとトマト、ピクルスなどの付け合わせが上手く主張し合い、より一層美味さを調和する。

 

フライドポテトも香ばしく、良い塩梅である塩加減、ホクホクした食感を楽しむのに良い箸休めとなる。行儀は悪いが、ハンバーガーからしたたみ出るケチャップを、さっと付けると、また味も変わり美味さも味わえるから格別である。

 

「美味いな」

 

「はい。美味しいですね」

 

ただでさえ美味い飯が、側に誰かがいて、一緒に食べるだけで、普段よりもより美味く感じるほど特別なものになる。加古たちもいれば良いが、前回の件《勘違いマッサージにて》で気遣ってくれたのだろう。別にいいが、偶には二人っきりで過ごしてきて、と、そこが皆のいいところであることを提督は、さすが我が自慢の妻たちだな、もしも大規模な作戦から帰投したら、次の休日はみんなで呉・江田島に行こうか、と心の中で呟いた提督は、残りのハンバーガーを食べて食事を終えた。

 

「あっ、提督。手が少し汚れていますよ」

 

古鷹が言うとおり、食べている最中にソースが指に着いていたことに気がついた。美味すぎるあまりに気がつかなかったとはいえ、失態を見せたな、と思い、携行用の濡れティッシュで拭き取ろうとしたが……

 

「提督、ちょっと手を貸してください」

 

分かった、と言い、提督は手を出した。彼の右手をそっと掴むと、ペロリっと指についたケチャップを舐め取った。

 

「提督もケチャップ味ですね♪」

 

「ふ、古鷹。こ、こんなとこ加古たちに見られても大丈夫だが、他のみんなに見られたら、扶桑たちの説教が……」

 

「大丈夫ですよ。私がこんなことするのは私を含めて六戦隊と、周りに誰もいないときだけですよ♡ ……それにですよ、誰かに見られたとしても、私たちは夫婦ですからそこまで大きな誤解を招くようなことではないと思います♪」

 

いたずらっ子のような笑みを浮かべる古鷹に、言われてみたらそれもそうだな、今は二人っきりの灯台、領域でもあると。そう言いながら軽く頷いた。

 

「ここはグリム童話みたいな舞台、だな……」

 

微かな笑みを浮かべていた彼は、残りのコーラを飲み干し、ふっー、と息を吐いた。直後、側に置いていたりんごを掌に取り出して、もてあそんだ。

 

「うふふ。グリム童話ならば……」

 

ぽんっと空中に軽く浮かんだりんごをキャッチした古鷹。

 

「提督がいま食べようとしたこのりんご……もしかしたら、提督を永遠の深い眠りに誘っちゃう恐ろし〜い毒りんごかもしれませんよ?

 

なんて言ってみたりして……

 

もちろん冗談ですから、本気にしないでくださいね♪」

 

古鷹は、カリッとりんごをひと口だけ嚙り、天使の微笑みに相応しい笑顔を見せた。

 

「……そうか。じゃあ……」

 

古鷹を優しく抱き、唇が触れるくらいそっと顔を近づけ、提督は静かに唇を重ねた。彼女からは果物に似た微かな甘い匂い、柔らかく艶めかしい唇、そして女性特有の優しくて温もりその全てが愛おしい。

 

遮二無二。古鷹もまた彼を求めるかのように抱き締め、お互いに感じ合う唇の感触、優しく甘い言葉で囁きながら交わし合う。お互いの体温や鼓動の速さ、甘い息遣いまで強く感じるこの瞬間は抑えられない気持ちが、愛しくじっとしていられない熱い想いが胸元に突き上げていく。

 

「古鷹は甘酸っぱいりんご味だな」

 

「はい♡」

 

お互いの唇を離した最中、交わした言葉で笑い合った。

先ほどまでのキスで、淡い香りを纏い、紅く火照った両頬を染めた古鷹はペロッと舌を出して、天使のように微笑んだ姿を眺めたがいつ見ても本当に可愛いと思った。

同時に、こうして側にいるだけで安心出来るという不思議な気持ちが込み上がるのか、古鷹は何も言わず肩に頭を乗せてきた。

提督も何も言わず、ぽふっと彼女の肩を抱くと、古鷹は優しくにこっと微笑んだ。

 

以心伝心。この言葉どおり、こうして言葉を交わさなくともお互いの嬉しい気持ちは伝わるし、退屈な見張りも穏やかな時間に変わり、ふたりは暫くふたりだけの甘い空間を過ごしたのだった……

 

 

 

 

 

 

暫くして、個室の扉が開いたのは数分ほどだった。

ふたりの様子を見に来たのは、加古・青葉・衣笠だった。

すぅすぅと気持ち良さそうに寝息を立てているふたりの姿に、顔を見合わせた三人は、暫くはこのままにしてあげようか、と囁いた。

そう頷いた加古たちは、ふたりが起きるまで、見張りを担うことにしたのは別の話であった。




今回は日常、古鷹と二人っきりの回になりました。
キミキスなどみたいに好きな娘と普段何気なく食べる物も特別な味になるとかありましたから、私なりにも憧れたりしますので自分なりの願望を今回は書きましたね。もちろんさ!(ドナルドふうに)
況してや好きな娘が大胆なことをしたり、言われたら、ドキッともしますがw たまにはこういう古鷹も良いかなとも。大天使古鷹を讃えるべき。いいね?(ニンジャスレイヤーふうに)

また今回話した提督が古鷹に教えた詩は映画『ネイビーシールズ』冒頭にあり、今回の大規模作戦内容に出たいずも型は現段階では電磁式カタパルト云々の噂がありますが、やはり最初の段階では空母いぶきの様にスキージャンプ台にして、技術の進歩したらカタパルトかな、と考えていますし、イギリス空母は現実的に太平洋などの派遣計画がちらほらと出始めたので何れ日本でお目に掛かるかな、と思いますね。

米空母の編成に関しては超日中大戦がネタです。現実には《ロナルド・レーガン》ですが、作品当時は《ジョージ・ワシントン》が現役時代でありましたし、現在も改装しまくって現役ですから違和感はないかと思いこちらを選びました。
また日本が姉妹艦《ジョン・C・ステニス》こと、《暁天》は、長空の艦隊ですね。実際には乗組員消滅後に漂っていた本艦を鹵獲、これを運用して日米講話に発展するほど、アメリカに魂消させました。本作品ではアメリカから購入しています。架空戦記や戦略ゲームで日本がニミッツ級空母などを購入したりするのは当たり前ですし、要は慣れですよ慣れです。

話は長くなり兼ねないので、次回予告に移ります。
次回は二度目の甘々話になるか、嵐の前の静けさなのか伏せておきます。たまにはこういうミステリー感覚な予告も味合わせるのも良いかなとも思いまして。これで二回目で槍投げ的?はて何の事やら。そんな事はなかった、いいね?(ニンジャスレイヤーふうに)

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、第64話まで…… До свидания(響ふうに)

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