スクールガールストライカーズ~Ains channel~   作:アインス=ウォーレン

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随分お久しぶりです。アインスです。
ここ数年間、小説「スクールガールストライカーズ アインスchannel」の投稿を滞らせてしまい、大変申し訳ありませんでした。

私がポケモン実況者を始めたり、なんやかんやしている間にウチのチャンネルでもURメモカやEXRメモカの普及率が高くなり、おかげさまで隊長レベル177、総合ATK250万の大隊長になることができました。ライト微課金勢の私がここまで来るのに、だいぶ長かったなぁ、と感慨深い気持ちになっています。

今回は、せっかく6周年の新要素「境界プラトーン」が発表されたので、ウチの小隊の話を書くことにしました!それでは、お楽しみください―――。


出動!境界プラトーン!(アインスchannel編)

「大量の『コンダクター』が発見された!?」

 

「はい。隊長さん。以前にも、パトリを強化するためには大量の『コンダクター』が必要である、ということはお伝えしたと思いますが、とある境界に大量のコンダクターが発見されたんです」

 時空管理官ティエラは、静かにそう告げた。

 

「ふんっ。なら、回収に行くわよアインス。あれは他の誰かの手に渡ると厄介なシロモノだもの。テミスのような奴らに回収される前に、なんとかしないと」

「いえ、そう簡単に行きそうもないんですよ杏橋さん。どうやら、液状化したコンダクター《リキッドコンダクター》のせいで、その境界……《狂暴化境界(バーサークゾーン)》に発生した妖魔が強力になっているらしく…ストライカー1人での探索は困難を極めると思います」

 

 それを聞き、天音は目を細める。

「…あたしを誰だと思ってるの?このアインス隊で『一番レベルの高い』メモカを持つアインス隊最強のストライカーよ?」

 

「だとしてもです。コンダクターの力は恐るべきものです。杏橋さんほどの実力があるストライカーですら、独りでいくのは危ないと言ってるんです」

 

 

 

「…ねえアインス。単純計算でもあたしの実力は『SRメモカを3つ装填したストライカー』で編成した編成チーム一隊に匹敵するはずよ。そのあたしですら危ないのなら…」

 

「ああ。残念だけど、まだSRメモカしかないストライカーや、URメモカが1個しかないストライカーでは危険だな。となると、その境界の探索は、強いストライカーで組んだ『小隊(プラトーン)』でいくのがいいだろう。…ティエラ先生、《リキッドコンダクター》の捜索範囲は?」

 

「かなり大規模な境界です。私としても、『小隊×4』ほどの人数が必要かと」

 

「オッケー。…それでは、アインス隊!最高戦力をもって小隊選抜を行う!」

 

 

 

 

そして、アインスは小隊の選抜メンバーを発表した。

「まず…一番隊!これは、アインス隊の最高戦力!一番の実力者たちで組んだメンバーたちだ!

 

一番隊、隊長! 高峰アコ!副隊長!杏橋天音!副隊長補佐、降神小織!

隊員、李野田真乃!降神陽奈!」

 

「って、なんであたしが隊長じゃないのよ!?」

 天音が声を荒げた。

「まあまあ天音っち。メモカの力が一番強い『最強ストライカー』はアタイなのだ」

 

「……小織が『ネオ・フィフス・フォース』のメモカを使えば最強だけど…」

 

「ちっ…アンタたち…」

 

 アコ・天音・小織の3人は、アインスから最も信頼の厚い3人組だ。

 ゆえに「誰が最強かをいつもバチバチに争っている」のだが…それはまた別の話。

 

 

「次!2番隊!1番隊の次に強力なメンバーたちで組んであるぞ!

 

2番隊隊長!フェイ・リー!副隊長!モニカ・ブルーアッシュ!副隊長補佐!東雲リョウコ!隊員!沙島悠水!美山椿芽!」

 

「ぬっはっはー!わたしがたいちょーだ~!」

 フェイちゃんはドヤ顔でダブルピースした。

 

「あれ?フェイって陽奈より強くなかったっけ?」

 モニカが尋ねると、アインスが答えた。

「ああ、2番隊の隊長は、少し強い人が適任かと思ってね」

 

「ひなも、隊長とかガラじゃないしね~」

 陽奈もだるそうに言った。

「そもそも、フェイちゃんおかしいと思ってたんだよね!なんでわたしだけ斬撃担当なのにリーダーじゃないんだってね!」

「オイ貴様。どういうことデス」

 シャルロッテが怪訝そうな顔をした。

「まあまあロッティ」

 

「それにしても、リョウコちゃんや椿芽ちゃんと同じ隊でよかったよ~!」

 悠水が言った。

「私は、マルチメモカの関係で隊長さんにメモカを集めてもらってたけど…悠水もEXRメモカ手に入れてたんだね!」

 

「いや~!運がよかったんでしょうなぁ。さすが主人公、私」

「もう、悠水、そんな調子に乗らないの!…まあ、私も運よくマルチメモカが手に入っただけなんだけど…」

 

「椿芽ちゃんはだいぶ早いうちからURが手に入ったり、大活躍してたよねー!前の小説の回のとか、ほんとにかっこよかったもん!ねえ隊長さん!?」

「す、すいません、数年間も小説の更新を滞らせてしまって…」

 アインスが震え声で言った。

「まあまあ、隊長さんもポケモン実況とか初めて忙しくなったし、大変だもんね!」

「『怪盗Rのお宝☆ライブ』というゆっくり実況やってます!みてね!」

 

「番宣挟んでるんじゃないわよ!!!」

 天音がツッコんだ。

 

 

「気を取り直して…3番隊!隊長、夜木沼伊緒!副隊長、モルガナ様!副隊長補佐、栗本遥!隊員、灰島依咲里!雪代マリ!」

 

「えっ!?あたしが隊長!?」

 伊緒が驚いた。

「ふふっ、なにも驚くことはありません…貴女が実力でつかみ取った。それだけのことではありませんか?」

 

「えっ、そんなモルガナさん…あたしなんて」

 

「なに謙遜してんのよ夜木沼伊緒。アンタだってEXRメモカを手に入れて強くなったたんだから、胸を張りなさいよ」

 天音が言った。

「天音さん…!」

 

「よ~し!あたしも伊緒センパイのために頑張っちゃうぞ~!」

 遥も元気よくハイジャンプする。

「わたくしも、隊員を拝命しましたからには、精一杯のお力添えをする所存にございます」

「堅苦しいね…ま、好きにやらせてもらうよ」

 依咲里とマリも、静かに言った。

 

 

「最後!4番隊!境界小隊の中では一番弱い戦力になるが、君たちの活躍が一番重要になる!

4番隊隊長!シャルロッテ・ヴァイス!副隊長、緋ノ宮二穂!副隊長補佐、山吹楓!隊員、居吹イミナ!若月チカ!」

 

「まてまて!この中で一番強いのは楓ではないか!?」

 二穂が驚いて声をあげる。

「まあまあ二穂。この中で、一番部隊の指揮経験があって統率力があるのはシャルロッテさんと二穂よ。私も隊長というのは性に合わないし…」

「なるほど。そのための人選デスか。そういうことなら、任せるデス!」

「そうか…アインス。お前わりと個人の性格とかも考えるヤツなんだな」

「二穂さま…普段から私をなんだと思ってるので…?(震え声)」

 

「わあ!居吹センパイと同じチームだぁ!チカ、感激!」

「一緒になったのは、あの乗馬特訓(2016年11月特訓参照)以来か?ま、足引っ張らないように頑張らせてもらうよ!」

 イミナもやる気に満ちた表情で拳を掌に打ち付けた。

 

 

「えー、以上で境界小隊の選抜を終了する!メモカの更新があれば毎月小隊の選抜を行うので、選ばれなかった皆も訓練をしっかり頑張って備えるように!」

 

 

「それにしても……メモカの弱かったチカがトップ戦力に選ばれるほど強くなるとはな……見直したぞ」

 あおいが感慨深そうに言った。

「もう、あおいってば。私たちも、選抜目指して頑張らないといけないわね?」

 栞があおいをたしなめる。

「チカも、もっと3番隊や2番隊、1番隊に選ばれるくらい頑張らなくっちゃ!」

「その意気ですよ、チカちゃん!」

「私も、燃えてきました~!」

 夕依とほたるも、やる気十分なようだ。

 

 

「では、各々準備を整えて、明日から出撃するぞ!チーム同士の連携もしっかり確認しておくように!では、解散!」

 アインスの言葉で、全員が小隊ごとに解散していった。

 

 

 

 

 

翌日。

 

《狂暴化境界》に移動した小隊たちは、境界の探索を始めた。

 

 

 

一番隊

 

「……にゃ~、アコっち~♪」

「にしし、ボス~♡」

 アインスは、アコに抱かれてご機嫌そうだ。

 

「アインス!アンタ、一番隊についてくるのはいいけど、これ見よがしにイチャつくのやめてもらえるかしら?」

「あっれ~?天音っち、嫉妬かにゃ~????」

「んなわけないでしょ!!!切り捨てるわよこの女狐!!!」

 

「お、落ち着いて天音……それにしても、なんか静かですね」

 真乃が言った。

「崩壊してるのに、瓦礫が浮いてるね……変な境界、だね」

 小織が言った。

 

「ま、そんなの関係ないけどね~♪アインス隊の戦力も軒並みこっちに回してるし!モニカたちも頑張ってるし!ひなと小織がいれば、なんか無敵って感じっしょ~♪」

 ご機嫌そうに陽奈が言った。

「上機嫌ね……ん?降神陽奈、ちょっと待ちなさい。そのセリフどこかで聞いたことがある気が…」

 

「気のせいでしょ天音ちゃん。ああ、そうだ。立ち止まらない限り、道は、続く。」

 

「気のせいじゃないわよねアインス!?それゼッタイフラグよね!?不吉すぎるわよ!?」

 天音が大声でツッコんだ。

 

 

「……来たよ。」

 小織がそういうと、廃ビルの向こうの交差点から、キキ―ッ、というブレーキ音がした。

 ボロボロの車のドアが開き。妖魔が顔を見せる。

 

「!? 妖魔!」

 次の瞬間、妖魔たちは機関銃を構え連続の銃撃を放った! 

 

「想定範囲内……『《蒼穹の絆》シープリンセス』!」

 小織は、神装変身に変身すると、バリアを貼って銃撃を防ぐ!

 

「ナイスです小織さん!…さあ、これより、戦闘開始します!キラル・リベール!!!」

 真野が幻装変身に変身し、『氷帝イオナ』を召喚する!

 

「……アコ!あたしたちも遅れを取るわけにはいかないわよ!」

「にっしっし、了解なのだ!」

『栄光!!!』

『諜報!!!』

 天音が星導変身Eに、アコが星導変身Mに変身した!

 

「よ~っし!陽奈も!天音ちゃん乗って!」

 陽奈が神装変身に変身し、巨大ドローンを召喚する!

 

「了解!……てりゃああああああ!!!」

 

 天音が陽奈の巨大ドローンに飛び乗り、そこからさらに跳躍して空中から急降下する!

 

「止まらない限り……道は続く!!!!」

 

 天音の斬撃で、オブリが車ごと大爆発を起こした!!!

 

 

 

 

 一方そのころ 四番隊

 

「噂には聞いていたが……これが『合わせ鏡の八頭身般若(アインスchannel進撃のワイルド般若参照)』か!」

 二穂たちは、般若型の妖魔たちと戦っていた!

 

「いや……なんか、前に見たヤツよりも、胴がうにょ~んと長いような…」

「ひいふうみい……16頭身もあるわね。まるで、餅みたいに伸びる猫ちゃんみたいね」

「落ち着いて数えてる場合じゃねーデス!普通に強いし数が多すぎるデス!」

「でも、あの時みたいにコンビネーションで頑張れば勝てるよ!頑張ろうシャルロッテちゃん!」

 チカが言った。

「ああ!見せてやろうぜ!!!『《龍吼》天地震動拳』!!!!」

 イミナが究極変身IFに変身し、16頭身般若に強烈な拳を叩きこむ!

 

「ああ、イミナの言う通りだな!ゆくぞ!あたしに続けええええ!!!!」

 二穂が究極装備「ワールドイズマイン」に変身し、16頭身般若の群れの中心に突撃しながら焔の斬撃の竜巻を巻き起こす!

 

「うふふっ、二穂ったらやるわね。さ、私たちも援護しましょうか」

「当たりめーデス!突撃せよ!『インフィニティ・イクリプス』!」

「いっけ~!『風神雷神驚天動地』!!!」

 楓は、神装変身に変身すると、ビームで援護射撃を始めた!

 シャルロッテは天の使い魔を召喚し、チカは風神巨人と雷神巨人を召喚した!

 

「戦いは、数で決着をつけてやるデス!お前たち!二穂に続くデス!」

 シャルロッテは次々に使い魔を召喚し、戦いの中心に突撃させる!

「いっけ~!」

 風神と雷神は、巨体を生かしたマーシャルアーツと花火の爆撃で、16頭身般若たちを次々に蹴散らしていく!

 

「最後の仕上げは、私ね!二穂!!!でかいのいくわよ!!!」

 

 楓は、二穂に大声で合図した!

 

『《竜星》エーテリアル・カノン!!!!!』

 

 楓は、天に杖を掲げると、巨大なビルほどの大きさもある巨大な隕石を二穂めがけて落とす!!!

 

 

 

「心得た!!!

 妖魔たちよ!!!……あたしを誰と心得る!!!」

 

 二穂は、大剣に力を込める!

 

「いずれ世界を制覇する……最強の名を冠するのは、この緋ノ宮二穂だァァァァ!!!!」

 

 二穂は、巨大な隕石を十文字に切り裂くと、巨大な瓦礫と大爆発で16頭身般若たちを全滅させた。

 

 

「URメモカでこの実力とは……まったく、緋ノ宮二穂、恐れ入るデス」

 

 シャルロッテは、鼻の下を指でこすりながら言った。

 

 

 

その頃、三番隊

 

 

「わわっ!宝箱があったよ!」

 伊緒たちは、宝箱を見つけた。

 

「どうやら、境界のコンダクターは一定個所に集まると、この箱に集約されるようですね。頂いておきましょう」

 モルガナはふふっと笑った。

 

「……それ、大丈夫なのかい?こんな境界に宝箱、といえば罠の一つくらいありそうだけど」

 マリが言った。

「そういえば、さっきから妖魔の姿を見ませんわね」

 依咲里が辺りを見回した。

 

「さっき倒したのが全部じゃないのかな?……あれ?遥さんは?」

 伊緒が、遥がいなくなってることに気づく。

「あら、いませんわね……どちらに行かれたのでしょう……?」

「遥さんなら、先ほどお手洗いを探しに『あちら』へ行かれましたよ」

 モルガナが言った。

「………嫌な予感が」

 マリが怪訝そうな顔をした瞬間、向こうから地響きが聞こえてきた。

 

「あはははははー!!!!ごーめーん!!!なんかいっぱいみつかっちゃった~!!!!」

 遥が笑いながら大量の妖魔に追いかけられているようだ。

 

「は、遥さん!?だ、大丈夫!?」

「……まったく、世話が焼ける」

 マリは神装変身「ナイトメア・ファインダー」に変身すると、高速飛行で遥を回収しつつ、ホーミングミサイルで妖魔を攻撃する。

「マリセンパイありがと~!!!ところで、トイレ行けなかったんだけどどこですればいいと思う!?」

「………その辺でやれば?」

 マリが顔を真っ赤にして言った。

 

「わかりました!!!すぐ済ませてくるんで時間稼ぎお願いしまーす!!!」

 遥は物陰に大急ぎで走っていった。

 

「あはは……さすが遥さんはマイペースだなぁ」

 伊緒は、天音の苦労を想像して苦笑いした。

「栗本様のことは放っておくといたしまして、わたくしたちは妖魔を食い止めると致しましょう。『ルナティック・ヘヴン』!!!」

 依咲里は究極装備IFに変身すると、妖精たちとビームを放つ!

 

「援護射撃は私たちにお任せを……前線に出るのは、貴方の仕事ですよ。夜木沼伊緒さん」

 モルガナは、神装変身『灰燼のアナザーエンド』に変身すると、飛翔しながらビームを放つ!

「簡単に……滅びてもらっては困りますねえ!!!!」

 モルガナは満面の邪悪な笑みで顔を露出させたウサギの使い魔たちと妖魔に爆撃を浴びせる。

 

「モルガナさん……!オーケー!なら、敵のヘイトを、こっちに集中させる!」

 伊緒は、神装変身『星降る夜のグローリア』に変身する!

 

「うりゃりゃりゃりゃりゃあああああ!!!」

 強力なメタルナックルで、妖魔たちを1体ずつ殴り飛ばしていく!

「まだまだぁ!!!!」

 伊緒は、第二装備のフレームクロウを展開すると、敵を爪で引き裂きながら斬撃の竜巻を起こす!

 

「いいね……敵が伊緒にひきつけられてるお陰で、こっちも爆撃を当てやすい!」

 マリが、伊緒にひきつけられた敵をミサイル爆撃で撃破していく!

 

「ですが……少々暴れすぎかもしれません」

「!いけません!夜木沼様に、他のよりも強い妖魔が!」

 伊緒の目の前と背後から、同時に強化妖魔が襲い掛かる!

 

 

「しまっ…!ヘイト管理マズった…!」

 伊緒は、前方の敵を殴りながら振りかえったとき、すでに回避は不可能なほど敵の攻撃が眼前に迫っていた。

 

 

「遅れてすいませんでした・パーンチ!!!!」

 遥が、『音速ライトニングボルト』で伊緒に迫る敵を貫いた!

 

「遥さん!…助かった、ありがとう!」

「いや~!伊緒センパイ流石ですね!一人でこんなに倒したんですか!?」

 伊緒の周りには、倒れた妖魔の群れが死屍累々としていた。

 

 

「皆のお陰だよ。……それで、遥さん、トイレ大丈夫だったの?」

「ええ!おかげさまですっきり!…ん?」

 

 ふと見ると、妖魔の死体が、何かに引き寄せられて1つの大きな塊になっていく!

 

「な、なんじゃこりゃー!?」

「気を付けて!こいつら……合体しようとしている!?」

 伊緒が再び拳を構える。

「これは……ずいぶん『懐かしい』妖魔ですね……!」

 モルガナがそういうと、妖魔は正体を現した!

 

「『こぞりオブリ2015』……!」

 モルガナは、その妖魔の名前を口にした。

 

「なっつ~!!!懐かしいね!!!隊長さんのチャンネルで言うと、何年前だっけ?」

「約4年前になりますね……ついこの間、6周年の節目を迎えたばかりに、このような再開があるとは……」

 

「でも……こいつは『強い』よ。皆!油断しないで!」

 伊緒は、ナックルスマッシャーを装備し、跳躍する!

「……了解。援護する!」

「任務、了解ですわ。こぞりオブリ2015、殲滅いたします!」

「私の『音速』、みせてあげる!!!」

「ふふっ、無に還してあげましょう!」

 

 三番隊は、こぞりオブリ2015に突撃した―――!

 

 

 

 

そして、二番隊。

 

 

 

「お、おげえええええええ!!!」

 

「ふぇ、フェイちゃんたいちょおおおおお!!!」

 

 ぶっ倒れるフェイに、悠水が叫んだ!

 

「しっかりしてください!フェイちゃん隊長!!!」

 悠水がフェイを抱きかかえた。

「う、うっぷ……無理無理、もうフェイちゃん無理~、撤退するぅ~」

 口の端からゲ〇を吐きながら、涙目になるフェイ。

 

「しっかりしてくださいフェイさん!まだライフポイントは残っています!」

 椿芽がたしなめた。

「だ、だって……無理だよ……

 噴水のように、『ハイポーション』を無限に生成して発射してくる妖魔なんて……」

 

 二番隊が遭遇した妖魔は、馬の被り物のようなものをかぶり、どこからか持ち出した栄養剤を見境なく鍋に混ぜ合わせ強烈な悪臭を放つ液体を作り出す妖魔だった。これを消防車の放水のように噴射して攻撃してくるので、これをまともに浴びて口の中に入ったフェイは撃沈してしまったのであった。

 

「せ、先生!あれは?」

 リョウコは、パトリでティアラに連絡を取った。

「あれは『馬面オブリ』ですね!!!取り憑いた人をモンエナ中毒にしてしまう極めて厄介なオブリです!」

「あー、いるよねー。毎日エナジードリンク飲んじゃってる人。あれ多分健康に悪いと思うんだよねー。」

「健康に悪いどころじゃないよ悠水!……とにかく、なんとかしないと!」

「う、うっぷ……」

 

「だったら、アタシたち射撃組の出番だね!リョウコ、よろしく!」

「オッケーだよモニカちゃん!…行くよ!『凍てつきのルナホーク』!!!」

「『約束のブルーバード!!!」

 モニカとリョウコが、銃撃で妖魔に攻撃する!

「やったか!?」

 悠水がそういうと、だんだん砂煙が晴れてくる!

 

「オブオブ……」

 すると、ハイポーションがまるで膜を作るようにバリアーになって妖魔たちを守っていた!

 

「ダメか~!」

「もう!砂煙が出てるときに『やったか!?』っていうのはフラグだよ!」

 

「でも、どうしよう……近づいてもダメ、遠距離も効かないんじゃ……」

 

「大丈夫だよリョウコちゃん!」

 悠水が、神装変身『七星アンリミテッドノヴァ』に変身した!

 

「私に、作戦がある!」

 悠水は、空中に光の矢を放つと、光の矢が馬面オブリたちの周りに落ち、魔法陣で取り囲んだ!

「悠水・アルティメット・アロー!!!!」

 悠水は、最大出力の矢を馬面オブリに放つ!

 

「オブオブ……」

 馬面オブリたちは慌ててバリアーを堅くするが、バリアーを破壊した!

「今だ!リョウコちゃん!椿芽ちゃん!」

 

「! そういうことね!わかったよ悠水!」

 リョウコは、飛行射撃ユニットを召喚した!

「椿芽ちゃん!」

「ありがとうございます!リョウコ先輩!」

 椿芽が、飛行射撃ユニットに乗ると、高速で馬面オブリに向かって飛んだ!

 

「いきます!……『懸命』!!!!」

 椿芽は、星導変身Lに変身し、刀を構えた!

 

「末葉神影……!二振り三刀奮い太刀!!!!三千世界!!!!」

 二刀流の強烈な一撃が、馬面オブリたちを切り裂く!

 

 しかし、生き残った数体が、一斉に椿芽に向かってハイポーションを発射した!

 

「しまっ……!」

「どりゃあああああ!!!!」

 椿芽に降りかかるハイポーションから、フェイがかばった!

「フェイさん!?」

「犠牲は……私ひとりでいいんぢゃよ……だが!」

 フェイは、神装変身に変身した!

 

「お前らはフェイちゃんの逆鱗に触れたのだぁぁぁ!!!!」

 フェイは、『逆鱗の十八天象』をセットすると、方天画戟を振るった!

 

「この可愛い乙女にこんな仕打ちをしておいて……生きて帰れると思うんじゃないぞこらぁー!!!」

 

「おお、フェイちゃん、怒ると怖いんだね……」

 悠水が言った。

「普段は怒ったところでって感じなんだけどねー、あはは」

 モニカはそういうと、写真を一枚撮った。

 

 そして、馬面オブリを全滅させた二番隊は、次のエリアへと向かうのであった。

 

 

 最終エリア

 

「一番隊は、真っ先に一番に着いたわね……」

 天音は水分補給をしながら言った。

「この程度の敵、一番隊の相手にはならないよ」

「小織ちゃんも天音ちゃんも強かったからねー。それにしても、他の隊の皆が心配にゃ」

「隊長!そろそろ他の隊の皆さんが合流できるそうです!」

 真乃がそう報告すると、続々と他の隊が集まってきた。

 

 

「三番隊!到着しました!」

 2番目に合流したのは、三番隊。

「伊緒ちゃん!お疲れ様!道中大丈夫だった?」

「妖魔は強かったけど、皆のお陰でなんとか!」

 伊緒は笑顔で言った。

「タイチョー!伊緒センパイとっても強かった!!皆もしっかり援護してくれたし、あたしも活躍しやすかったよ!」

 遥が笑顔で言った。

「うんうん、遥ちゃんもお疲れ様!モルガナ様もマリちゃんも依咲里ちゃんも、お疲れ様!」

「ええ。ですが、これからですね」

「……どうも」

「お気遣い、感謝しますわ(ジト目)」

 

 

 

「四番隊!到着デス!!!」

 三番目に合流したのは四番隊だ。

「シャルルちゃん!そっちは異常ない?」

「すまないデス、道中でチカをかなり負傷させてしまったデス」

「あたしがついていながら……すまん」

 シャルロッテと二穂が謝った。

「いや、かなり激戦だったからね。仕方ないよ。チカちゃん、自力で後退できる?」

「ふえ~ん!チカも、もっと戦いたかったよ~!」

「ったく、お前はもう十分戦ったよ。あとはアタシに任せておけ」

 イミナがチカの頭を撫でた。

「ううっ、ぐすん…わかったよ!みんな、がんばってね!」

 チカは、独りでエテルノへと帰っていった。

 

 

「に、二番たーい!!!到着ぅ~!!!!」

 最後に合流したのは、二番隊だ。

「フェイちゃん、どうしたの!?なんかドロドロだけど……」

「う、うっぷっ!?な、なんかクセ―デス!!!」

 シャルロッテが鼻をつまんだ。

「ロッティ!!!このフェイちゃんに向かって臭いとはなにごとだぁー!?」

「わ、悪ぃデス……いや、ほんとに臭過ぎて鼻が曲がりそーデス……意識が……」

「気絶しないでよ、ばかーっ!!!」

 

「すいません……道中、かなり悪臭を放つ攻撃をする妖魔と出くわしてしまって……どなたか、消臭剤をお持ちでないですか?」

 椿芽が事情を話した。

「ああ、なるほどね。オッケー、備品に確かあったはず」

「とほほ……助かりました隊長~」

「私も椿芽ちゃんも……途中でもらいゲ〇を……うっ」

「やめろやめろ~!フェイちゃんは悪くないもん!!!」

 

「………皆。そろそろ備えたほうがいい。来るぞ」

 マリが言った。

「……あれは」

 

  崩壊した交差点の中央に、黒い渦が集まる。徐々にそれは、巨大な『急襲妖魔』サイズの妖魔になっていく。

 

「急襲妖魔、『リドラ』」

 小織がそうつぶやくと、全員がうなづいた。

 

「みんな!この境界最後の戦いだ!全小隊、突撃せよ!!!」

 アインスがそう叫ぶと、全員がメモカをパトリにセットした。

 

 

 

「アインス隊!一番隊隊長!!!!高嶺アコ!!!」

 

「一番隊副隊長!!!杏橋天音!!!」

 

「……副隊長補佐、降神小織」

 

 

 

「二番隊たいちょう!!!フェイ・ちゃん・だー!!!」

 

「二番隊副隊長、モニカ!狙い撃つよ~!」

 

「副隊長補佐、東雲リョウコ!参ります!」

 

 

 

「三番隊隊長!夜木沼伊緒!」

 

「三番隊副隊長、モルガナ」

 

「三番隊副隊長補佐!栗本遥!!!」

 

 

 

「四番隊隊長!シャルロッテ・ヴァイス!」

「四番隊副隊長!緋ノ宮二穂だ!!!」

「四番隊副隊長補佐、山吹楓!推して参ります!」

 

 

「いい?アンタたち、アインス隊最高戦力として、恥ずかしいとこ見せるんじゃないわよ!」

「アコっちの実力、みせてやるのだ!」

「妖魔を……殲滅する。」

 

「狙うは、大将首ひとつよ!!!アインス隊、あたしに続けえええ!!!!」

 

 

 そして、大剣を振りあげた杏橋天音の咆哮と共に、

     最後のボスとの戦いが幕を開けたのであった―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
最近動画編集にあけくれていたので、小説を書くのがずいぶん久しぶりで拙いとは思いますが、また誤字脱字などございましたらご指摘いただけましたら幸いです。

ウチのチャンネルも、ランキングで高い順位を取れるほど強いわけではないですが、これからも小織ちゃんたちとすこしずつ、ゆっくりエテルノでの時間を過ごせていけたらいいなぁと思っています。小説も、時間が空いたらどんどん投稿していきたいです。

最後になりますが、感想等ございましたら、ぜひ書いて頂けましたらこの上ない喜びでございます。Twitterでも仲良くしてやってください。
 それでは、また次の話でお会いしましょう!合い言葉は、「永遠(エテルノ)!」
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