アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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こんにちはこんばんは!

フラっぴーです!

更新遅れまくりですね……
あと今回はFGOでのネタバレが含まれてます。ご了承ください


第4話 パペットの力

 

加速世界……ここに聖杯が復活して数週間が経った。未だに活動を開始しない加速研究会。あいつらの目的は……。

 

 

「どうしたパペット?浮かない顔してるが」

 

 

「表情は見えないだろ」

 

 

「何、勘さ。ところで君はこんなところで何をしてる?」

 

 

「何も、ただ歩いてるだけだ。お前こそ何しにきたんだ?ロータス」

 

 

俺が歩くと再びロータスは俺の後を追ってきた。本当にこれといった目的はないけど、ロータスは俺に何かようなのか?そう思ったとき空から何かが降ってきて俺の上に落ちてきた。

 

 

「ぐへっ!?」

 

 

「痛いのだ……。あのアーチャーよくも余をぶん投げおったな!!」

 

 

「ネロ?」

 

 

「むっ?おお!ロータスではないか!久しいな!」

 

 

「そ、そうだな。とりあえずそこを退いて貰えないか、彼が死にそうだ」

 

 

「おっ?そこで何をしておるのだ?」

 

 

「は、早く退いてくれ……」

 

 

「すまんすまん」

 

 

俺の上にいるネロという人物が退くと、俺はゆっくりと立ち上がる。

 

 

「で、あんたは?」

 

 

「余はローマ皇帝、ネロ・クラウディウス!」

 

 

「ということはエネミーか」

 

 

ローマ皇帝……か。

 

 

「お、わかるのが早くて助かるのだ!ってそんなことをしてる場合ではない!あのアーチャーめ!!」

 

 

「アーチャー……エミヤのことか?」

 

 

「いや違う、また別のアーチャーだ!」

 

 

「見つけましたよ!」

 

 

女性の声が聞こえてきて、そっちに顔を向けるとツノの生えた女性が怒りながらやってきた。あのツノって本物なのか?それとも幻覚?

 

 

「ま、また余をぶん投げるのか!」

 

 

「いえ!今度は射抜いてあげます!」

 

 

なんでこんなに空気が悪いんだ……。何があったんだ……。

 

 

「余が何かしたのか!!」

 

 

「しましたよ!!初対面の私にいきなり襲いかかるなんて!!しかも服の中に手を突っ込むなんて!!」

 

 

「あれは余なりのスキンシップだ!!」

 

 

「それが問題なんです!!」

 

 

英霊級エネミーっていうのは全員こうなのか?いや、エミヤは落ち着いているか。

 

 

「ふ、2人とも落ち着きたまえ。それよりも君は誰なんだ?」

 

 

「あ、自己紹介ですね。私は巴御前。トモエと呼んでください。クラスはアーチャーです」

 

 

「私はブラックロータス。よろしく」

 

 

「デスパペット」

 

 

「わかりました。よろしくお願いしますね」

 

 

トモエは頭を下げ、もう一度頭をあげると、さっきまであったツノがなくなっていた。やっぱり幻覚だったのか?

 

 

「そうだ。ネロとトモエに聞きたいことがあるのだが」

 

 

「むっ?どうしたのだ?」

 

 

「君たちは聖杯によって復活したエネミーだよな?君たち英霊級エネミーは普段何をしているのだ?」

 

 

「余はただぶらついておるだけだが?」

 

 

「私は鍛錬ですね」

 

 

「ならお前らは俺たちに敵対することはないのか?」

 

 

「余からはもちろんないが、相手が敵対してきたら話は別だ。襲ってきたら迎え撃つ」

 

 

「ですが、英霊級エネミーは私たちのような者ばかりではありません。善の人もいれば、悪の人もいます。それだけは忘れてはなりません」

 

 

復活したばかりの時のヘラクレスみたいな感じか。そういえばあれ以降ヘラクレスとは一度も遭遇していない。絶対に死んではないはずだが。

 

 

「ま、そういう者はあまりいないがな!」

 

 

ネロたちとそんな会話をしてると、人の気配がしてきた。普通の気配ではなく殺意だ。

 

 

「誰だ」

 

 

「名乗る者でもありません。通りすがりの殺し屋です」

 

 

「たった1人で私たちを殺す気か?」

 

 

「それは不可能だ。いくらお前が強くても、数では敵わないだろ?」

 

 

「それはどうですかね!!」

 

 

リンカーは小刀型の強化外装を4つ周りに投げると、突き刺さったところから線を繋いでいき、やがて四角形が出来て、俺とリンカーはその中にいた。

 

 

「何の真似だ?」

 

 

「一気に相手が無理なら1人ずつすればいい。賢明な判断でしょう?」

 

 

「確かにな。なら俺かお前のどちらかのHPがゼロになるまで出られないというわけだな」

 

 

「そういうことです!!」

 

 

リンカーは走り出し、小刀を投げてきた。俺は手袋型の強化外装から糸を出し、束ねて小刀を弾き飛ばす。糸を束ねたまま、それを武器にして俺は殴りかかる。糸の棒は見事直撃した。だが、何故か感触は軽かった。

 

 

「残像?」

 

 

「大当たりいい!!」

 

 

背後から声が聞こえ、後ろを振り向きながら棒を回すと直撃したが、また感触が軽かった。

 

 

「素早さだけは自慢できますから、簡単には当たりませんよ!!」

 

 

「なるほどな、だったら俺からは当てなくていいんだな」

 

 

そう思った俺は糸を緩めて手袋の中に糸を回収した。そして今度は手際よく糸を操り結界を張る。

 

 

「俺からは当てなくていい?意味のわからないことを言うんですね!!」

 

 

俺の周りを警戒せずに突っ込んできたリンカー。指を少し動かし、張っている糸の少しずらしてリンカーに絡ませた。リンカーがそれに気づいた時にはもう遅く、すでに俺の手駒になっていた。一本の糸が絡まれば、後は一気に絡ませればいいだけだからな。やがて体中に糸が絡まり、全く身動きが取れない状態になった。

 

 

「な、何故……」

 

 

「結界にも気づかないとは、お前もまだまだだ」

 

 

それだけ告げると、新たな糸を取り出して束ね、リンカーの首を刎ねた。リンカーはHPがゼロになり、人の形がなくなり、ダウン状態になった。同時にリンカーが作った結界が消えて、そこから脱出できた。

 

 

「外から見ていたが、中々の戦いだったぞ」

 

 

「其方も強いではないか!」

 

 

「素晴らしい戦いでした!」

 

 

「俺が一枚上手だっただけだ」

 

 

「そんなこと言って本当は照れてるのではないか〜?」

 

 

そう言って近づいてきて俺の頬を突っつく。アバターだから直接当たってないんだが。

 

 

「そうだ!其方らは加速研究会?という組織を追っておるのだな?余達もその手助けをしようと思ってな!」

 

 

「「えっ!?」」

 

 

「加速研究会?」

 

 

「その加速研究会という組織の悪い噂を聞くことがあるのだ。何やら余達が住むこの世界を自分たちの好き勝手にするつもりらしい。そんなことはもちろん余は許さない」

 

 

「なるほど、ならば他にも仲間は必要ということになりますね。私もお手伝いしましょう」

 

 

エネミーがリンカーの手伝いをしてくれるのか。それは心強いな。

 

 

「それは心強い。是非君たちの力を借りたい!」

 

 

「任せるがよい!」

 

 

ネロはそう言うと、トモエと共に俺たちから去っていった。俺もそろそろ現実世界に帰ろうと思い、ロータスと離脱ポータルに向かう。離脱ポータルが見えてくると、いきなりトモエの悲鳴が聞こえてきた。

 

 

『だ、だから何がしたいんですかあなたは!?』

 

 

『其方もなかなかの美人ではないか!よい!実によい!』

 

 

『いい加減にしなさい!!』

 

 

『痛いのだ!!』

 

 

「ここまで聞こえてくるとは……ネロは何をやっているのだ?」

 

 

「知るか」

 

 

離脱ポータルに入り、現実世界に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

 

 

ここが杉並か……なるほど、住みやすそうな場所だ。

 

 

「ええっと……これから住むマンションは……」

 

 

俺は地図を広げてあたりを確認する。ニューロリンカーは使わないのかって?あれの地図アプリは好きじゃない。こっちのほうが俺に合ってる。

 

 

「さっさと見つけて、寝るとするか。荷物も少ないし、あとで片付ければいいか」

 

 

肩にかけていた革ジャンに袖を通し、目的地へと向かった。

 

 

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