砂漠にあるワープゲートを潜り、遺跡の中を探索する。俺は何度か迷いかけてその度に楓子に怒られてきたが、ついに迷子になってしまった。
とりあえずみんなを探すためにあちこち探索するが、同じところをグルグル回ってる気がして全然探索できてなかった。
奨真「どうしよう。このままだったら楓子に怒られるだけじゃすまない!」
前にもこんなことがあって俺は一週間楓子に口を聞いてもらえなかった。あれはきつかった。もうあんな思いはゴメンだ。そのためにも早くみんなと合流しなきゃ!
???『うーん、君強いね』
???『こういうのは得意でね』
どこからか話し声が聞こえてくる。俺は声のするほうに向かう。近づくと少しずつ声の大きさは大きくなり、その声は大きめの穴から聞こえてきた。
それなりに大きいから少し屈めば普通に通れるかな。俺はその中に入ると、そこには赤髪の女の子と白夜がゲームみたいなのをやっていた。
奨真「白夜!?」
白夜「ん?奨真!?」
赤髪の女の子「えっ?知り合い」
白夜「さっき話した友達だ。あれ?奨真1人だけか?」
奨真「みんなと一緒にいたんだけど、逸れてしまった。白夜はこの子と何してるんだ?」
白夜「チェスをやってたんだ。暇潰しにはちょうどいいかなと思ってな」
赤髪の女の子「なかなか勝てないから悔しいな〜」
そう言って悔しがる赤髪の女の子。あれ、なんかこの子見たことがある。実際に会ったのはこれが初めてだけど、それでも見たことがある。
俺は白夜を呼び出して、あの子について話し合うことにした。
奨真「なあ、あの子見たことないか?」
白夜「俺も出会った時からそう思ってたんだよ。たぶんテレビか何かで見たと思う」
奨真「そうだよな。でも思い出せない」
赤髪の女の子「あの、何話してるんですか?」
奨真「い、いやなんでもないよ!」
赤髪の女の子「そうですか?あ、自己紹介がまだでしたね。私はレイン。よろしくね」
奨真「俺は奨真。アバター名はブラウンクリエイト。エイトでいいよ」
お互い自己紹介をして、握手をする。ちょうどその時、出口の方から多数の足音が聞こえてきた。それと同時に話し声も聞こえてくる。
楓子「ここから聞こえてくるわ。入りましょう」
あ……この声は楓子だ。勝手に逸れたから怒られる覚悟だけはしておこう。
アスナ「よいしょっ。あれ、レインちゃん!?」
レイン「アスナちゃん!みんなも!」
キリト「おっ、奨真も一緒みたいだな。あとその仲間っぽい人」
楓子「しょ・う・ま・君?」
奨真「は、はい……」
楓子「何かいうことがあるんじゃない?」
奨真「迷子になってごめんなさい。お願いだから土下座してる状態で上に乗らないでくれ!!」
俺は全力で土下座をして許してもらおうとする。そして楓子は土下座してる俺の上に乗る。
楓子「それは私が重たいって言いたいの?」
奨真「そんなことは断じて思っていません!!ただこの状態が辛いだけです!!」
エギル「ありゃあ将来尻に敷かれるだろうな」
レミ「ププ……あんなに慌てた奨真さん初めて見ますね」
シノン「あんた、地味に笑ってるわね」
楓子が俺の上座ってるから立ち上がることができない。みんな何か話してるみたいだけど、俺はこの状態で参加しなきゃいけないのかよ。
その時、チユリはレインを見たとき大きな声をあげた。
チユリ「あー!!女優の枳殻虹架さんだ!!」
レイン「えっ!?なんで私の本名を!?」
キリト「実は……」
〜説明中〜
レイン「そういうことなんだ。ユイちゃんが危険な目にあってるなら力を貸すよ!」
アスナ「でもレインちゃんが女優かぁ。未来って凄いんだね」
ユウキ「ねぇねぇ。あれどうするの?」
やっとみんなこっちに気づいた。キリトがレインに説明してる間もずっと座られっぱなしだった。本当にこれいつまで続くんだよ。
白雪姫「あの、楓子さん?そろそろ奨真さんを許してあげたほうが……」
楓子「うーん、本当はもうちょっとだけ必要だけど、時間がないからまた今度ね」
えっ?白雪のおかげでなんとか解放されたけど、このお仕置きってまだあるの?
白夜「あれ?そういえばあきらの姿が見えないな」
ういうい「レンねぇとはまだ合流できてないのです」
白夜はういういから聞くと残念そうにする。一方タクムとチユリはあきらの名前を聞くとなぜか困った表情をした。
2人なら何か知ってると思った俺は、2人に聞いてみることにした。待っていた回答は誰も予想することができなかった回答だった。
タクム・チユリ「あの、あきらさんって……誰ですか?」
それを聞いた俺たちは、驚きのあまりその場から動くことができずにただ突っ立ってることしかできなかった