アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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第21話 魔法少女

 

 

草原エリアを探索することとなったアスナ、シリカ、ストレア、セブン、レイン、プレミア、黒雪姫、楓子、あきら、美早、白雪姫、リサ、藤乃、チユリ。くじ引きで決めたメンバーだが、見事女性陣だけになった。

 

アスナ「ここに七王がいればいいけど…」

 

あきら「七王がいればすごい情報圧がするはずなの」

 

楓子「そうね。距離が近くなるほど感じるからね」

 

適当にエネミーを倒しながら辺りを探索する。その時、ストレアが狩りに飽きたのか話題を出してきた。

 

ストレア「ねぇねぇ!そういえば楓子って奨真と付き合ってるんだよね?キスもしてたし!」

 

楓子「え、ええ」

 

ストレア「気になったんだけど〜、どうやって付き合うことになったの?やっぱり誘惑?」

 

ストレアは奨真と楓子がどういう感じで付き合ったのかが知りたいようだ。もちろん楓子は隠す必要がないので答える。

 

楓子「誘惑じゃないけど。昔私と奨真君は喧嘩して数年間喋らなかった時があったの。喧嘩って言っても私が彼を避けてただけだけど。ある日、彼にブレインバーストで勝負しようって言ってきたの。彼が勝てば話を聞く、私が勝てばもう私のことは忘れてという条件付きで。私は彼と勝負して負けた。そして彼は事情を説明して、全て私の勘違いだったって形で終わった。その時に彼から告白されて付き合うことになったって感じよ」

 

シリカ「お二人が喧嘩なんて……意外です」

 

黒雪姫「そういえばそんな感じだったな。あの時は我々も心配してたんだぞ?」

 

ストレア「なるほどなるほど。じゃあいきなり吹っ飛ぶけど、キス以上のことは?」

 

今度はかなり吹っ飛んだ質問をするストレア。その質問を聞いたみんなは驚くものもいれば顔を赤くするものもいた。ちなみに赤くなっていたのはアスナ、シリカ、セブン、レイン、白雪姫、リサだった。

 

楓子「それ以上?それなら」

 

アスナ「ちょ!ストップストップ!!楓子ちゃん別に答えなくていいから!!ストレアもそんな質問しない!!」

 

ストレア「ええー!いいじゃん!それにアスナだってSAOでキリトとしたんでしょー?」

 

アスナ「いやああああああ!!!!!」

 

いきなり黒歴史?を暴露されたアスナは草原の上を転がり回る。顔も耳まで真っ赤にして。止まった時にプレミアが近づき、追い討ちをかける。

 

プレミア「アスナ、グッジョブ」

 

アスナ「何が!!??」

 

アスナの完全なキャラ崩壊はとても新鮮だった。あそこまで取り乱したのはシリカたちも初めて見るらしい。ようやく落ち着きだしたアスナはいろいろと体力が奪われていた。

 

アスナ「はぁ……はぁ……と、とにかく!楓子ちゃんもあんなことは簡単に言っちゃダメ!」

 

楓子「わ、わかりました」

 

セブン「まぁお遊びはこの辺で、さっきから変な音が聞こえない?」

 

全員「「「変な音?」」」

 

セブンのいう変な音とは、ゲームなどでよく聞く光線のようなものが何かとぶつかるような音だった。その音の数は2つ3つじゃなく、大量だった。

 

レイン「上から聞こえてくるね」

 

場所がわかり、早速上を目指す。もしかしたら七王かもしれないと思いながら上に到着する。そこにいたのは七王ではなかった。いや、そもそもバーストリンカーでも妖精でもなかった。何に一番近いと聞かれると、全員が魔法少女と言うだろう。

 

???「ふえええ!!虫ばっかり嫌なんですけどー!!」

 

大量の虫型エネミーを次々に倒していく少女は誰も見たことがない。その少女は武器のステッキを振って光の玉を作り、それをそのまま放ったり、斬撃を作り出したりしていた。

 

リサ「あれって助けたほうがいいよね?」

 

チユリ「でもパニクってるみたいだし、巻き込まれそう……」

 

プレミア「話してる余裕はないみたいです。完全に囲まれました。つまり、ピンチです」

 

少女に気を取られてると、いつのまにかエネミーに囲まれて逃げられない状態となっていた。だが、楓子があの少女を助けるといい、敵に突っ込むとそのまま避けて突き進んでいく。少女に近づくと、肩をがっしりと掴み、冷静にさせる。

 

楓子「しっかり!ここは私たちも手伝うから!」

 

???「あ、ありがとう……ございます」

 

戦い慣れてるみんなはサクサクとエネミーを倒し全滅させる。ひと段落つき、少女はまずみんなにお礼を言う。

 

???「ありがとうございます!実はいきなりここに飛ばされてどうしようか悩んでたんです……」

 

アスナ「いいのいいの!困った時はお互い様だからね」

 

みんなこの少女とは初対面だが、楓子は見覚えがあるようだった。楓子だけじゃなく、少女も楓子のことを知っているようだった。

 

???「あの!もしかして楓子さんですか……?」

 

楓子「やっぱりイリヤだったんだ。どこかで見たことがあるような……って思ってたのよ」

 

シリカ「えっと……お知り合いですか?」

 

楓子「この子はイリヤ。リアルの友人の妹なの」

 

イリヤ「イリヤスフィールといいます!イリヤって呼んでください!」

 

イリヤは元気いっぱいに自己紹介をして、全員イリヤに自己紹介する。楓子は何故イリヤがALOにいるのかがわからなくて、とりあえず聞くことにする。

 

楓子「イリヤはどうしてここに?」

 

イリヤ「実はクロと美遊と魔法少女系のフルダイブゲームをしてたら視界がいきなり歪んで……。気づいたらここにいたんです」

 

リサ「私たちとはまた別のパターンだね」

 

白雪姫「そうですね。私たちの場合は黒雲を通ってきましたから」

 

レイン「ねえイリヤちゃん。ログアウトとかは試してみた?」

 

ブレインバーストから来たバーストリンカーたちはログアウトするには帰還ポータルを使わなきゃいけないが、イリヤがやっている魔法少女系のゲームのログアウト方法はわからない。だからログアウトできるかだけでも聞いてみることにした。それを言われたイリヤはすぐに右手を縦にスライドしてメニュー画面を出す。下の方を確認してると、ちゃんとログアウトのボタンがあった。

 

イリヤ「あ、ちゃんとログアウトはできるみたいです!でも私皆さんの手助けをしたいです!足は引っ張らないように頑張りますので!」

 

アスナ「ありがとうイリヤちゃん。じゃあ甘えてもいいかな?」

 

イリヤ「任せてください!頑張るよルビー!」

 

ルビー「お任せあれー!」

 

イリヤが杖にルビーと言って話しかけると、杖は動き出し、喋りだした。その光景は全員が驚いた。NPCとかじゃなくて、プレミアやストレアのようなAIのように感じるからだ。

 

ルビー「いやー相変わらずイリヤさんは困ってる人がいれば放っておくことができないんですね〜」

 

イリヤ「当然でしょ。困ってる人が助ける。それがお兄ちゃんの教えなんだから」

 

黒雪姫「杖が……喋ってるのか!?」

 

チユリ「どんな仕組みなの!?」

 

プレミア「これは凄いです。つまり、ビックリです」

 

ルビー「私はスーパーAIルビーですよ〜」

 

イリヤ「自称ね」

 

プレミア「むっ……。私もユイやストレアのような立派なAIになる勉強をしてます。スーパーAIと言われては私も黙ってません。つまり、決闘を申し込みます」

 

ルビー「いいですよ〜。けちょんけちょんに返り討ちです」

 

イリヤ「ええ!?もうルビー!!」

 

突然プレミアはイリヤ(ルビー)に決闘を申し込んだ。でもこれはイリヤの実力を知るいい機会かもしれない。だからこそ誰もその決闘を反対しなかった。

 

楓子「私たちはイリヤの実力もわからないし、いい機会じゃないかしら?」

 

アスナ「そうね。イリヤちゃんさえよければどうかな?」

 

イリヤ「な、なんか変な感じでお披露目することになるなんて……全部ルビーのせいなんだから……」

 

プレミアはイリヤにデュエルの申し込み画面を送信した。ルールは《初撃決着モード》。すぐに終わらせるにはこれが1番いい。イリヤは承諾ボタンを押すとカウントが始まる。0になる前に両者は一定の距離を取る。プレミアはレイピア、イリヤは杖を構える。そして0になると、プレミアは突っ込み、レイピアを突き刺す。それをイリヤはジャンプして避け、足につけてるカードホルダーのようなものからカードを取り出す。イリヤはそのカードを杖にかざし、呪文を唱えた。

 

イリヤ「夢幻召喚(インストール)!!」

 

イリヤの体は一瞬光り、その中からはさっきの姿とは違うイリヤが出てきた。その姿は加速世界でいた青いタイツを来た英霊級エネミーと同じだった。姿が変わっただけで十分驚いたが、バーストリンカーたちは何故その姿になれたのかが不思議で余計に驚く。

 

イリヤ「最初から全力でいくよ!!」

 

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