アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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こんにちはこんばんは!
フラっぴーです!

本当にお待たせしました!!

奨真「待たせすぎだ!!作者ずっとなにやってたんだ!!」

い、いやぁこれには深いわけが……

楓子「嘘はダメですよ作者さん?私たちやこの作品を読んでくれてる読者さんに失礼ですよ?」

ごめんなさい3割スランプでした。

楓子「残りは?」

ずっとゲームしてました。本当に反省してますからだから攻撃だけはやめてくださいお願いします!!!

奨真「カラドボルグ!!」

楓子「スワールスウェイ!!」

ぎゃあああああああ!!!!

奨真「ふう……。さて、待たせてしまって本当に申し訳ない。頼りない作者に変わって謝罪する」

楓子「それでは本編どうぞ!」



第35話 絶望と希望

乗降盤に乗り、最上階へとたどり着いた翔真たち。すぐ側にはキリトたちがSAO時代に見かけたシステムコンソールがあった。動くのかどうか確かめるために、キリトはコンソールを調べ始める。

 

 

キリト「一応動くみたいだ」

 

 

シリカ「最上階に来ましたけど、ユイちゃんはいったいどこに?」

 

 

レミ「あ、あそこ見てください!!」

 

 

レミが指差した方には宙に浮いて、瞳を閉じているユイがいた。キリトとアスナは大声でユイの名前を叫び、自分たちがいるのを気づかせる。

 

 

キリト「ユイ!!」

 

 

アスナ「ユイちゃん!!」

 

 

ユイ「っ!?…………パパ?ママ?」

 

 

アスナ「やっと……やっと会えた!」

 

 

キリト「待てアスナ!この情報圧……やつだ!」

 

 

ステージへと続く階段から、ペルソナ・ヴァベルが姿を現し、キリトたちのもとへ歩み寄っていく。一同構えるが、ヴァベルに戦う意志がないのがわかったのか、警戒を解く。

 

 

ヴァベル「……ここまで来たか」

 

 

黒雪姫「ヴァベルよ。貴様の手の者は私たちが全て撃破した。お前の駒はもう誰もいないぞ」

 

 

ヴァベル「そうか。だが我が同胞は量子データとなり、我が元へと戻ってきた」

 

 

ハルユキ「同胞……今、同胞って言ったのか?ディザスターが同胞って言ったのか!?」

 

 

ヴァベル「………………」

 

 

白夜「それに戻ってきた……か。災禍の鎧のコピーを作り、自分の中で飼っていたってことか」

 

 

アスナ「あなたの野望は潰えたわ!」

 

 

アリス「ユイを解放しなさい。そして、何故こんなことをしたのか、全部話してもらおう」

 

 

ずっと沈黙していたヴァベルはため息を吐き、全てを話そうとする。だが、その内容は前に言っていた内容と一緒だったが、途中でエルキドゥが口を挟む。

 

 

ヴァベル「前にも話したとおり、この世界を黄昏へと導くことだ」

 

 

エルキドゥ「いい加減本当のことを言えばどうだい?」

 

 

ヴァベル「……エルキドゥ」

 

 

アスナ「どういうこと?」

 

 

エルキドゥ「彼女の代わりに、僕が教えてあげよう。彼女はあの子を消すつもりなのさ」

 

 

キリト「それは無理だ!ユイは俺がSAOから持ち込んだ存在だ!」

 

 

ヴァベル「たしかにこの小妖精を消すのは厄介だ。だが、この世界に負荷がかかればどうなる?本来存在しないはずのコンソールが現れる」

 

 

ヴァベルはGMコンソールへ向き、遠隔で操作する。プログラムを実行すると、ユイの体は光だす。キリトとアスナは異変を感じ、急いでユイの元へ走り出し、エルキドゥは鎖でヴァベルを止めようとする。

 

 

エルキドゥ「マズイ!」

 

 

アスナ「ユイちゃああああああん!!!!」

 

 

ユイ「パパ……ママ……」

 

 

やがてユイの体は粒子となり、完全に消滅する。キリトはもう一度ユイをサルベージするためにコンソールを動かそうとする。SAOの時のようにするが、何故かうまくいかない。

 

 

キリト「クソッ!!クソッ!!なんで!!なんで動かないんだよ!!!」

 

 

ヴァベル「フッ……サルベージされると面倒だからな。そう出来ないようにしたのさ」

 

 

シノン「でも、どうやってGMコンソール出したの?それに負荷ってなんなの!?」

 

 

メタトロン「負なる心意。つまり、七王やクロムディザスターの放つ心意の力です。本来、心意の力はこの過去の世界の器には耐えられない術式」

 

 

エルキドゥ「それを適量以上に、過度に、暴力的に注げば、あれが現れることになったのさ」

 

 

シノン「確かに心意なんてシステム度外視の技はこっちのアミュスフィアでは使えないわ」

 

 

リーファ「心意なんて、アンダーワールドでしか使えませんでしたし……」

 

 

ヴァベル「そういうことだ。これで……やっと……消滅できた」

 

 

アスナ「ヴァベルーーーッ!!!!」

 

 

ヴァベル「ッ!」

 

 

アスナは怒りで頭が真っ白になり、ソードスキル『フラッシングペネトレイター』でヴァベルに突進する。不意を突かれたヴァベルだが、破壊不可の盾を作り跳ね返す。

 

 

アスナ「ぐはっ!!」

 

 

楓子「アスナさん!!」

 

 

キリト「ヴァベル!!!貴様ああああああ!!!!!!」

 

 

ヴァベル「無駄だ!!!」

 

 

キリト「がはっ!!」

 

 

奨真「キリト!!」

 

 

奨真と楓子は跳ね返された2人を受け止める。2人を跳ね返したヴァベルは宙を浮き、その場から姿を消そうとする。その時、ヴァベルは無意識に何かを呟いた。

 

 

ヴァベル「やっと……これで楽になれる。もう辛い思いをしなくて済む……」

 

 

イリヤ「えっ……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァベルはキリトたちの前から完全に姿を消した。それと同時に、キリトたちの目は絶望していた。ユイが消滅してしまい、悲しみの感情が込み上げているのだ。

 

 

キリト「…………ユイ……」

 

 

アスナ「ユイちゃん…………」

 

 

リーファ「お兄ちゃん……アスナさん……」

 

 

シノン「まさか……ユイちゃんが……」

 

 

ストレア「ユイ……嘘でしょ?」

 

 

シリカ「うっ……くっ……ふぇぇ……」

 

 

リズ「シリカ、やめなさいよ。本当に泣きたいのは……ううっ」

 

 

クライン「ユイちゃんが消えちまったなんて……そんなバカな……」

 

 

エギル「信じたくねえが……くそっ!」

 

 

ユウキ「アスナ……こんな時なんて声をかけてあげればいいのか……わからないよ……」

 

 

フィリア「仕方ないよ。こんな時どう言ったって……なんの慰めにもならないから……」

 

 

レイン「ううっ……ユイちゃん……」

 

 

黒雪姫「結局私たちは……なんの役にも立たなかったな」

 

 

奨真「…………畜生……」

 

 

白夜「…………俺……無力にも程があるだろ」

 

 

ニコ「ジメジメしたのは嫌いだけどよ……今は仕方ねえか」

 

 

美早「こんな時かける言葉が見つからない」

 

 

ういうい「こんな結末……あんまりなのです」

 

 

楓子「今の皆を見ているだけで、まるでこちらの胸まで引き裂かれるみたいだわ」

 

 

あきら「彼らとそのNPCの心の繋がりは、現実で育む絆と何も変わらないほどだった」

 

 

アルトリア「それくらい強固だったってことでしょう……」

 

 

チユリ「あたし達がここにきた理由って……なんだったんだろうね……」

 

 

タクム「悔しいよ……。これじゃあこれまで戦ってきた意味が何もないじゃないか……」

 

 

それぞれ悲しみと悔しさを吐き出す。その時、オルタがこの場に数人いないことに気づいた。この場にいなかったのはアッシュ、白雪姫、レミ、マシュだった。

 

 

オルタ「ちょっと、ガイコツたちはどこに行ったのよ?」

 

 

オルタの一言で、全員が辺りを見回して、いなくなった4人を探していると、ちょうど4人が帰ってきた。だがその表情はかなり焦っていた。

 

 

アッシュ「エブリバディー!!オウッ!ジーザアアアアス!!」

 

 

白雪姫「た、たたた、たた大変ですうううう!!!!!」

 

 

レミ「そ、そそそそそ外に来てください!!!!」

 

 

マシュ「緊急事態です!!!!!!」

 

 

かなり焦っている4人に急いでついていく。4人が案内したのはバベルの塔の外だった。外へ出ると、空から巨大なエネミーが3体降りてきた。別々に散らばると、空中にあるステージに着陸した。

 

 

リーファ「あんなモンスター……ALOで見たことありません……」

 

 

藤乃「あれは……神獣級エネミー……」

 

 

シリカ「神獣級って確か……い、1番強いんですよね」

 

 

奨真「強いとかのレベルじゃねえ。倒すのはほぼ不可能だ」

 

 

リズ「な、なによそれ……。どうしてそんなのがここにやってくるのよ?」

 

 

カムイ「あれには……僕たちが束になっても……勝てない」

 

 

式「その認識は正しい。あれは元々倒せることを前提に設計された代物じゃないからな」

 

 

ユージオ「なんだよそれ……」

 

 

ジャンヌ「皆さん、絶対に手を出してはいけません」

 

 

リサ「でも、どうやって…………っ!?まさかっ!?」

 

 

メタトロン「ええ、ビーイングたちはしもべたちの力の波動を感知し、ここまで引き寄せられてきました」

 

 

タクム「空を飛べるのはハルと楓子さん、奨真さんしかバーストリンカーは来られないと思ってましたが……」

 

 

チユリ「空を飛べるエネミーなら可能だったってこと……?もう、なによそれ……」

 

 

奨真「俺たちの前には絶望しかないのかよ……」

 

 

ユイの消滅に加えて、倒すのはほぼ不可能といわれる神獣級エネミーの出現で彼らの道は完全に潰えてしまった。そんな時……。

 

 

ストレア「うう!」

 

 

黒雪姫「ストレア!くっ!……これは」

 

 

突然2人は頭を押さえて倒れ込んだ。だがストレアはすぐに起き上がるが、目は別のものとなっていた。

 

 

ストレア?「妖精たちよ……この声が聞こえますか?」

 

 

キリト「あんたは……未来の……」

 

 

ストレア?「黄昏の魔女は……小妖精を消去……してしまったようですね……」

 

 

キリト「なあ、あんた。ヴァベルはユイの抹殺を謀ってるって言ってたよな。君は……一体何を知ってるんだ?」

 

 

ストレア?「それは……答えることはできません。未来は常に不確定……。過去のものに余計な知識を与えることで……。歴史への過度な干渉となってしまうことを……避けなければなりません」

 

 

キリト「なら、これだけ教えてくれ。君は何者だ?助言をくれるのはありがたいが、君の正体がわからないままじゃ俺たちはその言葉も信用できない」

 

 

奨真「俺からも頼む。俺たちは……あんたを信じたいんだ」

 

 

ストレア?「…………ちょっとまってね……元の口調に……戻すから……」

 

 

キリト「元の口調?」

 

 

ストレア?「久しぶりだね……。キリト……そしてアスナ。アタシ、ストレアだよ!」

 

 

キリト「まさか……千年後のストレアなのか!?」

 

 

未来から語りかけてくる者の正体は、千年後の未来のストレアだった。最初はおかしな口調だったから、誰も気づかなかったが、今の口調のおかげで全員が気づいた。

 

 

ストレア「えへへ、うん……そうだよ。ああ、この喋り方するのは久しぶりだなぁ〜。今はもうユイの前だけしかしないし」

 

 

キリト「ユイが……ユイがそっちにいるのか!?」

 

 

ストレア「うん……まだ生きてるよ」

 

 

エルキドゥ「だって、ペルソナヴァベルがユイそのものだからね」

 

 

エルキドゥの突然のことにキリトとアスナは呆然とする。それはそうだ。自分の愛娘を消した張本人が未来の結衣と言ってるのだから。

 

 

アスナ「エ、エルキドゥ君。冗談はやめてよ……」

 

 

イリヤ「冗談なんかじゃないと思うよ、アスナさん」

 

 

アスナ「イリヤちゃんまで……」

 

 

エルキドゥ「君も気づいていたのかい?」

 

 

イリヤ「ううん、今エルキドゥさんが言ったから気づいた感じかな。実はさっきヴァベルがあの場から消える前、妙なことを呟いてたのを聞いたんです。『やっと……これで楽になれる。もう辛い思いをしなくて済む』って。最初は何のことだろうって思いましたけど、エルキドゥさんがヴァベルがユイさんって言った時に全部繋がったんです」

 

 

楓子「どういうこと?」

 

 

イリヤ「もし、ヴァベル自身が消えたいと思っていて過去の自分を消せばどうなると思います?」

 

 

ユージオ「どうって……まさか!?」

 

 

イリヤ「過去の自分が消えれば、未来に存在するヴァベル自身は自然に消滅する」

 

 

ティーゼ「でも、何のために……」

 

 

イリヤ「……わかりません」

 

 

キリト「ストレア、今のは本当なのか?」

 

 

ストレア「ごめん……それは私もわからないの。でも、尚更ユイに事情を聞かなきゃいけないね。幸いにもまだこっちではユイは消えてない。チャンスはまだあるよ!」

 

 

ハルユキ「でも、どうしてまだ消えてないんでしょう?」

 

 

ストレア「歴史の干渉がまだこっちまで追いついてないの。そこでキリトたちにお願いがあるの。この未来の仮想世界に来て」

 

 

簡単にとんでもないことを言い出すストレア。未来に来てほしいというが、物理的にそういうことは不可能だ。

 

 

フィリア「そ、それは流石に無理なんじゃ……」

 

 

レイン「未来って……千年後だよね?」

 

 

ストレア「未来の世界に存在しているユイからなら、過去のユイの存在をロールバックさせられる!」

 

 

アリス「それなら、ユイのデータを復活させられたら、そのユイを連れ帰ることができるのですか!?」

 

 

キリト「未来のユイから……ユイを復活させる?」

 

 

カムイ「まってよ、どうやって未来に行くんだい?」

 

 

ストレア「それは……ぐっ……また回線が……」

 

 

途中で回線が切れてしまった未来のストレア。結局方法が分からなくなってしまったが、その疑問もすぐに解決することに。

 

 

???「それならあのエネミーを倒せば何か得られるんじゃないか?」

 

 

突然知らない声が聞こえてキリトたちは困惑する。キリトたちは知らなくて当然だが、奨真たちはこの声をよく知っている。

 

 

奨真「エミヤ!?」

 

 

エミヤ「久しいな」

 

 

楓子「どうしてここに!?」

 

 

エミヤ「英雄王の船に乗せてもらったのさ。私以外にもいるぞ」

 

 

メディア「メイデーーン!!」

 

 

ういうい「メディア師匠!?」

 

 

モードレッド「なんだなんだシケた面しやがって」

 

 

黒雪姫「モードレッド!?何故お前が!?」

 

 

モードレッド「ああ?いちゃ悪いか黒いの!」

 

 

スカサハ「なかなか面白そうなところだなセタンタ」

 

 

クー・フーリン「久しぶりに師匠に同意するぜ」

 

 

信長「わっはっはっは!!是非もなし!!」

 

 

沖田「沖田さん華麗に参ゴハッ!!」

 

 

アストルフォ「やっほー!ウニカ久しぶり〜!元気だった〜!」

 

 

エミヤ以外にもたくさんの英霊級エネミーが姿を表す。その背後からはガシャガシャと音を立ててギルガメッシュが歩み寄ってくる。

 

 

ギルガメッシュ「雑種、手を出せ」

 

 

奨真「ギルガメッシュ?」

 

 

ギルガメッシュ「これをつければ、あいつらに対抗できるであろう」

 

 

ギルガメッシュが奨真に渡したのは『ザ・トリニティ』と呼ばれる指輪だった。しかも3つ全て揃えていたのだ。

 

 

奨真「これは?」

 

 

ギルガメッシュ「言ったであろう。我にはやることがあると」

 

 

アストルフォ「それを集めるために、僕たちが緊急で集まって探していたんだよ」

 

 

ギルガメッシュ「我がここに来た時から、あいつらはここに向かってきてたことには気づいていた。だから我がお前たちに変わって探していたんだ」

 

 

楓子「でもどうして?」

 

 

ギルガメッシュ「さあな……。我の気まぐれかもな」

 

 

リズ「ちょちょ!ちょっと待ちなさい!あんたたちって全員エルキドゥと一緒のエネミーなんでしょ?なら、一緒に戦えばあいつらも倒せるんじゃ?」

 

 

信長「すまんな……。それを集めるのに神獣級エネミーと数回戦ってきたんじゃ。体力も残っておらん。現に沖田のやつはそこで死んどるじゃろ?」

 

 

沖田「チーン…………」

 

 

登場してすぐに血を吐いて倒れ込む沖田に信長は呆れる。奨真と楓子、式は沖田のこの症状を知ってるが、他の人たちは何がなんだかわからない状態で起きたを見続ける。

 

 

セブン「それで、そのアクセサリーはどういう効果なの?」

 

 

クー・フーリン「俺たちもわかんねぇんだ。お前ら調べれるだろ?」

 

 

クー・フーリンはそういってセブンに『ザ・トリニティ』を差し出した。セブンはメニューウィンドウを出して指輪についての説明を一通り読んだ。読み終えると簡単に説明し始めた。

 

 

セブン「この指輪の効果はつけた人がパーティーにいれば、全員に指輪の加護がついてあのエネミーに対抗できるみたいよ。ちなみに指輪を装備してる人はさらに強力になるわ」

 

 

エギル「指輪は3つ。誰がつけるべきか」

 

 

キリト「…………なあ皆。その指輪のことだが、俺が決めても構わないか?」

 

 

キリトのその問いに対して、皆少しだけ考えたが、すぐに任せると言った。

 

 

キリト「その指輪を装備するのは……。俺と奨真、カムイの3人で装備する」

 

 

奨真「お、俺っ!?」

 

 

カムイ「僕かい!?」

 

 

キリト「奨真が指輪をつけて武器を投影すれば、武器そのものも強化されると思うんだ。そしてその武器を他のみんなが装備すれば、かなり強力になるかもしれない。カムイは竜に変身すれば、指輪の力と合わさってとてつもない力が出ると思うんだ」

 

 

ユウキ「ま、待ってよキリト!!カムイは竜に変身したら、理性を失ってしまうんだよ!!エネミーを倒してもカムイ自身がボロボロになるよ!!」

 

 

キリト「それは十分わかってる。でもそれは竜石がない場合だ。あったらカムイ自身に負担はなくなるんだろ?だからアルゴに竜石を俺たちのところに届けてもらえるように頼んである」

 

 

ユウキ「で、でも……。やっぱり……それでもボクは……カムイには…………」

 

 

キリト「いや、俺もすまない。ユウキの気持ちを理解してなかった。それにカムイは竜にならなくても十分強いから、無理にとは言わないよ」

 

 

カムイ「いや、構わない。僕はその指輪をつけて、竜になって戦うよ」

 

 

ユウキはおもわずカムイの方に振り向く。提案したキリト自身も驚き、目を見開いた。ダメ元で頼んだつもりだったが、まさか了承してくれるとは思わなかったのだろう。

 

 

ユウキ「カムイ!?本当にいいの!?竜にならなくてもカムイは十分強いんだよ!?」

 

 

カムイ「ユウキ。君が僕を心配してくれるのは本当に嬉しい。僕だってゲームなら無理に竜にはなろうとはしないよ。でも、今僕たちはこの世界でしているのはただのゲームじゃないんだ。アンダーワールドでの戦争もそうだっただろう?今の状況はあの時と全く同じなんだ。だからこそ、僕は体を張ってでも戦わなきゃだめなんだ!」

 

 

ユウキは説得しようしたが、カムイの目は本気だった。カムイの言ってることは正しい。ユウキはもう一度カムイにどうしてほしいかを考える。考えてるうちにユウキの目から涙が溢れ出していた。

 

 

ユウキ「カムイの言ってることはわかるよ……。でも……やっぱりカムイが心配だよ……」

 

 

カムイ「大丈夫。さっきはああ言ったけど、僕は体は頑丈な方だから。だから泣かないで」

 

 

アスナ「カムイ君。本当に無理しなくていいんだよ?キリト君も無理にとは言わないって言ってたし」

 

 

カムイ「アスナも心配性だなぁ。本当に大丈夫だから」

 

 

キリト「カムイ……無理言って本当にすまない」

 

 

カムイ「キリト、できれば僕は『ありがとう』って言ってくれる方が嬉しいかな。なんて」

 

 

キリト「あ、ああ。ありがとう」

 

 

なんとかユウキを説得したカムイはキリトから指輪を受け取り、続いて奨真も指輪を受け取った。あとはアルゴを待つことと、どう三組に分けるかの2つだった。

 

 

リーファ「じゃあアルゴさんが来るまでにグループを決めちゃいましょう」

 

 

チユリ「そうだね。またくじ引きにする?」

 

 

シノン「それが一番手っ取り早いわね」

 

 

アルゴが来るまでにくじ引きをしてグループ分けをする。その結果1組目はキリト、アスナ、シノン、リズ、スメラギ、ロニエ、ティーゼ、プレミア、黒雪姫、ハルユキ、ニコ、美早、綸、オルタ、リサ、クロエ。

 

 

2組目は奨真、楓子、シリカ、リーファ、クライン、ユージオ、アリス、ティア、謡、白雪姫、蓮、レミ、マシュ、寿也、式、イリヤ。

 

 

3組目はカムイ、ユウキ、エギル、フィリア、ストレア、レイン、セブン、ルクス、白夜、あきら、タクム、チユリ、アルトリア、ジャンヌ、藤乃、美遊。

 

 

このように分かれた。

 

 

奨真「あ、そうだ。エミヤたちはどうするんだ?元の世界に帰るのか?」

 

 

エミヤ「いや、私たちも疲れたから少し休憩していくとするよ」

 

 

アスナ「それなら街まで案内しますが?」

 

 

エミヤ「大丈夫だ。ここに来るときに見かけた。君たちにもやるべきことがあるだろう?」

 

 

エルキドゥ「さて、僕も街で休憩するよ。短かったけど、楽しかったよ」

 

 

レミ「エルキドゥさん!今度金ピカの弱点教えてくださいね!」

 

 

エルキドゥ「ふふ、構わないよ」

 

 

ギルガメッシュ「聞こえておるぞ雑種!!!」

 

 

いつの間にレミとエルキドゥは仲良くなったんだと思った奨真たち。英霊級エネミーたちはギルガメッシュの船に乗り、空都ラインに向けて発進した。

 

 

あとはアルゴが来るだけとなり、その間に皆その場に座り込み、体を休めることにした。

 

 

 

 

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