アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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こんにちはこんばんは!

フラっぴーです!

いよいよ原作突入です!


OP3『Chase the world(May'n)』



第2章 新たなバーストリンカー
第1話 梅郷中


 

 

僕はニューロリンカーを使って授業を受けていた。

すると僕のもとに一件のメールが来た。

僕は先生にバレないようにメールを見ると、いつものメッセージがきていた。

 

 

『ブタくんに今日のコマンドを命令する!焼きそばパン二個と、クリームメロンパン一個と、いちごヨーグルト三個を昼休み開始から五分以内に屋上まで持ってこい!チクったらチャーシューの刑だかんな!』

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休みになり、僕は約束通り屋上に持って行った。持って行ってすぐに出ていけと言われ、僕は一度トイレに行った。

 

 

 

「なんだよコマンドを命令って!意味被ってんだよバーカ!って言えたらなあ」

 

 

 

そんなことを嘆いているとトイレに誰かが入ってきた。

あれ?この人ここの制服じゃない。誰なんだろ?

 

 

 

「あの!」

 

 

 

「……ん?どうした?」

 

 

 

「えっと……あなたはここの学校の生徒じゃないですよね。一体誰なんですか?」

 

 

 

今までの僕はこんなことを言えなかったかもしれない。けど、この人が誰なのかすごく気になった。

 

 

 

「君が知らなくて当然か。俺は今日1日だけこの学校に派遣されたんだ。主に雑用とかだがな。っとまずは自己紹介だな。俺は橘奨真、高校一年だ。君は?」

 

 

 

「あ、有田春雪です!」

 

 

 

「有田君か…。覚えておくよ。それじゃ」

 

 

 

僕は橘さんの背を見送って、トイレの個室に入った。

 

 

 

「ダイレクトリンク」

 

 

 

 

 

僕はフルダイブし、ピンクのブタのアバターになった。

そのまま僕は走り出していくと、なにか騒がしい声が聞こえた。

この階段の上かな?

階段を一段ずつ上がっていくとそこにはとても綺麗な黒髪の蝶のアバターの人がいた。

僕はその人に見惚れてしまった。暫く見ていると、彼女と目が合ってしまった。

焦ってしまい、僕は階段から転がるように落ちた。

 

 

 

「いてて……。綺麗な人だったな」

 

 

 

僕はもう一度走り出し、いつものゲームをするところに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………今のは?」

 

 

 

「姫?どうしたのですか?」

 

 

 

「……すまない。少し席を外すよ」

 

 

 

「わかりました」

 

 

 

私はさっきのピンクのブタが気になってこっそり後を追った。

彼はこのゲームをしているのか?

っ!?凄い記録だ。

私は彼をずっと見ていた。

彼ならきっとあの世界でも活躍するのでは?賭けてみる価値はありそうだ。

そう思いながら私はその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ……はあ……もう一回やろ」

 

 

 

「コラッ!!いつまでやってんのよハル!!」

 

 

 

「うわっ!?ってなんだよチユかよ……」

 

 

 

「なんだよじゃないでしょ!せっかく呼びにきてやったんだから感謝してよね」

 

 

 

「俺はそんなこと頼んでないぞ」

 

 

 

「ふーん、そんなこと言うんだ」

 

 

なんか嫌な予感がするぞ……。

その予感は見事的中してしまった。

僕はチユに無理やりログアウトさせられた。

 

 

 

「いってえ!!ってチユ!?なんでここに!?」

 

 

 

「無理やり呼び戻しにきたのよ」

 

 

 

「お前ここ男子トイレだぞ」

 

 

 

「別にいいの〜」

 

 

 

「お前な……」

 

 

 

俺とチユはトイレからでて、廊下を歩いた。

 

 

 

「ハルってお昼まだだったでしょ?だから、はいこれ」

 

 

 

「これってタクの余りかよ」

 

 

 

「違うよ〜。それにタッくんの学校は給食だし」

 

 

 

「……ごめん、いらないや」

 

 

 

「え?なんで?一緒に食べようよ」

 

 

 

「いらないって言ってるだろ!!」

 

 

僕はチユが持っていたバスケットを振り払ってしまった。中のものは飛び出し、ぐちゃぐちゃになってしまった。

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

僕はその場から逃げ出してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫?」

 

 

 

「……あなたは?」

 

 

 

「橘奨真。今日1日だけだけどよろしく」

 

 

 

「は、はい」

 

 

 

あの子さっきの子だよな…。なにかあったのか?

まあいい、とりあえず彼女の手伝いをするか。

 

 

 

「これでよし」

 

 

 

「ありがとうございます。あ、アタシは倉島千百合です」

 

 

 

「倉島……」

 

 

 

「えっと、アタシの苗字がどうかしたのですか」

 

 

 

「いや、君の苗字が俺の恋人と似てたからね」

 

 

 

「へえ〜彼女さんがいるんですね」

 

 

 

「ああ、っとそろそろいくよ」

 

 

 

「は、はい!」

 

 

 

……せっかくここに来たんだし、久しぶりにあいつに会ってみるか。

 

 

 

「その前にここどこだ?」

 

 

 


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