アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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こんにちはこんばんは!

フラっぴーです!

またやってしまった……。まだまだ書かなきゃならないのがあるのに書いてしまった……。


序章 奨真と楓子
第1話 出会い


 

 

俺にはある特技がある。それは物作りだ。

 

材料さえあれば色々と作れる。電化製品は作れないが子供が楽しめるようなものは作ることができる。

そんなことができるからなのか俺はクラスでは人気者だ。自分でこんなこと言いたくはないけど。

でもそれらができるから人気があるだけでなかったら誰も俺に近づいてこない。だから俺に友達と呼べる人はいない。

 

 

 

 

 

 

 

今日は低学年は午前だけの授業だったから俺は家に帰った後昼ご飯を食べてすぐにいつもの公園にいった。いつもの場所で何か作っていると誰かぎ話しかけてきた。

 

 

 

「何を作ってるのですか?」

 

 

 

顔を上げると俺の学年のマドンナと呼ばれてるぐらい人気者の倉崎楓子さんだった。実際に会うのは初めてかな

 

 

「適当に何か作ってる。ん?」

 

 

倉崎さんを見ると車椅子に座っていた。よく見ると足がなかった。

 

 

 

「倉崎さん、その足…」

 

 

 

「ああ、気にしないでください」

 

 

 

倉崎さんは足がないからずっと車椅子なのかな。

 

 

 

「倉崎さん。ちょっと足を触ってもいいかな?」

 

 

 

「え?」

 

 

 

「ああ変な意味じゃないよ!」

 

 

 

「いいですけど……」

 

 

 

俺は倉崎さんの許可をもらい足に触れた。足がないってこんなことなんだ。

 

 

 

「そうだ!」

 

 

 

俺は今ある材料である物を作ることにした。

 

 

 

「あの、今度は何を作ってるんですか?」

 

 

 

「ちょっと待っててね。すぐにわかるよ」

 

 

 

数時間がたってようやく完成した。

 

 

 

「倉崎さん。これ」

 

 

 

「え?あの、これは?」

 

 

 

「義足だよ」

 

 

 

「義足ってそんな物も作れるんですか!?」

 

 

 

「ちゃんとしたものは作れないよ。だから大体で作ってみたんだ。とりあえず付けてみてよ」

 

 

 

「う、うん」

 

 

 

倉崎さんは俺の作った義足を取り、足につけようとしたが上手くつけれなかった。俺も一緒につけようとしたが俺も倉崎さんもまだ子供だ。つけることができなかった。

 

 

 

「と、とりあえず病院に行こう」

 

 

 

「う、うん。あの、これは放置していいのですか?」

 

 

 

「うんいいよ。こんなもの誰もとらないよ。俺が車椅子を押してあげるよ」

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

歩き始めて数分がたってようやく病院についた。

中に入ると入院してる人がたくさんいた。

 

 

「君たちどうしたの?」

 

 

 

「え、えっとこの義足をこの子につけてもらいにきました」

 

 

 

「え!?義足を作ったの!?」

 

 

 

「で、でもちゃんと作れてるわけではないですよ!」

 

 

 

「と、とりあえずこっちにきて」

 

 

 

俺と倉崎さんは看護師さんについていった。病室に入って倉崎さんは義足をつけてもらった。

 

 

 

「どうかな?歩ける?」

 

 

 

「試して見るね」

 

 

 

そういうと倉崎さんはゆっくり立ち上がった。歩けるか心配していると倉崎さんはゆっくりと足を前にも出していった。

 

 

 

「歩ける…。歩ける!」

 

 

 

「凄い!君凄いよ!子供なのに義足作れるなんて!!」

 

 

 

「……やった……。やったー!!!」

 

 

 

俺は嬉しかった。とにかく嬉しかった。自分が作ったものが辛い思いをしていた人を救えたことが。

 

 

「でもまだ完全に完成してないから時々でいいから俺のところに来てね」

 

 

 

「本当にありがとう!!あの!お名前を聞いてもいいですか?」

 

 

 

「橘奨真。二年だよ」

 

 

 

「私は倉崎楓子。私も二年だよ」

 

 

 

「知ってるよ。だって君は人気者じゃないか」

 

 

 

「橘さんだって人気者だって聞いたことがありますよ」

 

 

 

「奨真でいいよ。俺は作る才能があるから人気なだけだよ」

 

 

 

外を見るともう日が落ちかけていた。

 

 

 

「もう帰ろう。送っていくよ」

 

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

 

倉崎さんを車椅子に座らせて病院を出た。

 

 

 

「あの出来たら連絡先も交換しませんか?」

 

 

 

「え?」

 

 

 

「ここであったのも何かの縁ですし、奨真君、義足の調子を見てくれるっていってたからお互い連絡先を知ってたほうがいいと思って」

 

 

 

「いいよ。じゃあ連絡先を送るね」

 

 

俺はニューロリンカーを操作し連絡先を倉崎さんのニューロリンカーに送った。送った後、倉崎さんから連絡先がきた。俺はそれをニューロリンカーの連絡帳に保存した。

 

 

 

「なあ、俺たちってもう友達なのか?」

 

 

 

「もうとっくに友達ですよ。これからよろしくお願いしますね、奨真君」

 

 

 

「ああ。ここが君の家なのか?」

 

 

 

「はい!ありがとうございました!それではまた明日!」

 

 

 

「ま、また明日」

 

 

 

友達か…。俺にも出来たんだな。俺はいつもよりゆっくりと家に帰っていった。

 

 

 

 




これからいろんな作品を交互に書いていかなきゃ……。


とにかくがんばろう!!

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