「はあ……」
さっき俺はみんなの着替えをうっかり覗いてしまった。
不可抗力でもレミにああ言われたのはショックだった。
他の子にも悪い印象を与えてしまったかもしれない。
「奨真君も男の子なんだね」
俺が落ち込んでる時、母さんが俺に話しかけてきた。
「母さん。俺はもともと男だし落ち込んでる時にそんなこと言わないでくれ」
「あら?相当参ってるみたいね。で、どうだった?みんなのは・だ・か♪」
「参ってるように見えてるのにそんなこと聞かないでくれよ!!それに裸じゃなかったし下着着けてたし!!」
「そんなところも見てたんだ」
「うぐっ!一応答えるけど……みんな…よかったよ」
「その中で一番は?」
グイグイくるな……。
母さんもわかってると思うけど答えるか。
「ふ、楓子……だ」
「やっぱり!奨真君ならそういうと思ってたわ!」
そういうと思ってたら聞くなよ!!
俺は心の中でツッコミ、立ち上がった。
そろそろ上がってくると思い、部屋に着替えを取りに行って、脱衣所の前で待つことにした。
「おーい。楓子まだかー?」
『もうすぐよー!あと着替えるだけだからもうちょっと待ってねー!』
俺は楓子が出てくるまで待っていると脱衣所から声が聞こえてきた。
たぶん着替えながら何か話してるんだろう。
『奨真さん本当に最低です!覗かないって言って覗いてるじゃないですか!!』
『でも……あれは不可抗力だと…思うんですが……』
『うんうん』
『レミ。あんまり奨真君を責めないでね』
『先生がそういうなら……』
みんな優しいな……。
俺を許してくれてるのか。
着替え終わったみたいで脱衣所から出てきた。
「お待たせ!ってなんで泣いてるの?」
「いや……みんな優しいなって思って」
「そ、そう?」
いつの間にか泣いていた俺は脱衣所に入って風呂に入った。
奨真が風呂に入って数分後、奨真がリビングに来た時はもう晩御飯が並べられていた。
奨真が入ってる間に四人が作ったらしい。
「「「「「「いただきます!」」」」」」
「おお!美味いなこれ!誰が作ったんだ?」
「あ!それは私が作ったんですよ!」
奨真が食べた肉じゃがはレミがつくったものだった。
他にも綸はポテトサラダ、白雪は豚肉の炒め物、楓子は唐揚げがテーブルに並べられていた。
「みんなの料理どれも美味いな!」
「やりましたね綸さん!」
「はい!白雪さん!」
白雪と綸はハイタッチして楓子とリカは微笑んで見守っていた。
食べ終わり、片付けを終わらせてから奨真はリカに三人はどこで寝るのかを聞きにいった。
「母さん。三人はどこで寝るんだ?」
「さすがに楓子の部屋にみんな入らないから一人だけ奨真君の部屋になるわ。誰が奨真君の部屋で寝るかはちゃんと話し合ってね」
「おい……マジか」
「「!?」」
「私先生と一緒がいい!」
「綸さん。ここは公平にじゃんけんで決めましょう!」
「ま、負けません!」
「「じゃーんけーんぽん!」」
綸はチョキを出し、白雪はグーを出して白雪が勝った。
「奨真さん、今夜はよろしくお願いします!」
「お、おう」
「奨真君。白雪に変なことしたらダ・メ・よ」
「っ!?わ、わかりました……ってするか!!」
「なら安心ね」
それなら時間が過ぎ、寝る時間になった。
奨真と白雪は楓子の部屋の前で別れた。
「おやすみなさい」
「お、おやすみなさい」
「おやすみー!」
「おう、おやすみ」
「おやすみなさい」
奨真と白雪は中に入り、奨真は自分のベッド、白雪は床にひいている布団に入った。
奨真が寝ようとした時、白雪が話しかけた。
「奨真さん」
「ん?どうした?」
「ありがとうございます。私とサッちゃんを仲直りさせてくれて」
「気にすんな」
「奨真さんならきっと……私のことも救ってくれるはずですね」
「?どういう意味だ?」
「ふふっ、なんでもありません」
白雪はそう言って眠り、奨真も白雪が寝たのを確認してから眠った。