アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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第9話 アルトリア敗北

 

 

 

「ほい、上がり」

 

 

 

 

「また奨真が一位か……」

 

 

 

 

「ぐぬぬ……」

 

 

 

 

「ア、アルトリアさん。落ち着いて」

 

 

 

 

「奨真!もう一度勝負です!」

 

 

 

 

「懲りねえなお前」

 

 

 

 

「負けるのは悔しい!どうしても勝ちたい!」

 

 

 

 

俺はトランプで勝ち続けたせいか、アルトリアは頰を膨らませて悔しがっていた。

そして何度も勝負を挑んでは俺に負け続けていた。

 

 

 

 

 

「サッちゃん!?」

 

 

 

 

「黒雪さん!?その切り方じゃ指を切断しちゃいます!!」

 

 

 

 

 

「む、ならこうか?」

 

 

 

 

 

「それでもダメなのです!!」

 

 

 

 

 

なんかキッチンが騒がしいな……。

 

 

 

 

 

「なあニコ。お前本当は料理できるんだろ?」

 

 

 

 

 

「ああ、できるよ。けどめんどくさーからしなかった」

 

 

 

 

 

「サッチの手伝いをしてやってくれよ」

 

 

 

 

「めんどくせーけど、あれをほっとくわけにはいかねえか」

 

 

 

 

ニコは立ち上がってサッチたちの手伝いをしにいった。

 

 

 

 

「奨真!さあもう一度です!」

 

 

 

 

「奨真さん。アルトリアさんはこうなったらもう止められないので、みなさんの料理ができるまで相手をしてあげてください」

 

 

 

 

「わかったよ……」

 

 

 

それから数分間、料理ができるまで俺はずっとアルトリアの相手をしていた。

でもアルトリアは俺に勝つことができなかった。

負ける度にアルトリアは頰を膨らませ、拗ねたりしていた。

そして今は部屋の角で体育座りをしていた。

 

 

 

 

「「「「お待たせ!!」」」」

 

 

 

 

女性陣が料理を持ってきて、アルトリアは匂いに反応して目を光らせて帰ってきた。

 

 

 

 

「腹が減っては戦はできぬ!奨真!食事が終わったらもう一度勝負です!」

 

 

 

 

「トランプはもうやめないか…」

 

 

 

 

「それならブレインバーストで対戦したらどう?」

 

 

 

 

「「えっ!?」」

 

 

 

 

もしかしてアルトリアもバーストリンカーなのか!?

 

 

 

 

「あの……ここにいるみなさんはバーストリンカーなのですか?」

 

 

 

 

「そうだぜ。マシュは知ってるけど、アルトリアとジャンヌもバーストリンカーなのか?」

 

 

 

 

「はい!昔奨真君と対戦をしました」

 

 

 

 

「私はあまり対戦をしたことはありません」

 

 

 

 

「奨真さんとアルトリアさんの対戦を見てみたいです!無限の剣製対剣聖!」

 

 

 

 

「いつの間に剣聖なんて二つ名が……」

 

 

 

 

「まさかここにいる全員がバーストリンカーだったなんてな。じゃあ飯食ったら勝負するか?」

 

 

 

 

「望むところです!」

 

 

 

 

俺たちは食事を始め、楽しい時間を過ごした。

 

 

 

 

 

数分後……。

 

 

 

 

「やっぱり楓子ちゃんには料理で勝てないなぁ…」

 

 

 

 

「ふふっ。ジャンヌもだいぶ腕が上がってるわよ」

 

 

 

 

「ったくお前どんだけ料理ができねえんだよ……」

 

 

 

 

ふう……どの料理も美味かったな……。

さてと、早速アルトリアに対戦を申し込むか。

 

 

 

 

「アルトリア。勝負を始めようか」

 

 

 

 

「ええ!」

 

 

 

 

「じゃあ私たちは観戦をしてるわね」

 

 

 

 

「アルトリアさん!奨真さんなんかサクッと倒しちゃってください!」

 

 

 

 

「どっちも頑張ってください!」

 

 

 

 

レミはアルトリアの応援をしてるが……まあどうでもいいや。

俺はアルトリアに対戦を申し込むために加速した。

みんなも観戦するために加速した。

 

 

 

 

「「「「バーストリンク!」」」」

 

 

 

 

 


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