あいつらは中に入っていったことだし、こっちはこっちの仕事をするか。
ゲージをみて必殺ゲージがたまっているのを確認して、エネミー集団のど真ん中にいった。
当然のようにエネミーは俺に襲いかかってきた。
「エイト!!」
「
俺が技を発動して、辺りの風景が変わった。
初めて見る人は驚いているが、他のみんなはもう見慣れてるせいか、俺から巻き込まれないように遠くに離れた。
「全員いい判断だ!」
楓子side
エイトがあの技を使ったってことは、もうエネミーのほとんどが全滅したと同じね。
だって、エイトがあの技を使う度に威力も結界の効果も増幅していく。
だから効果時間は長いから結界が消える前に決着が着くわ。
エイトなら大丈夫!
「凄えな」
「あれがエイトさんの力ですよ!凄いでしょ!」
「なんであんたが自慢げなんだよ白の王」
「はっ!?つい…」
「何度見ても恐ろしいわね」
「ソーン、それは皆が思ってるはずさ」
「ナイトもそう思ってるのか?」
「ははっ、俺でも恐ろしいと思うものはあるぜルーク」
まあ確かにあの技は恐ろしいほど強力ね。
だって、エイトから数キロ離れたところに避難しないと巻き込まれてしまうからね。
「固有結界……か」
「キングさん?どうかしましたか?」
「いえ、大丈夫です」
(固有結界なんてものを使えるのはエイトただ1人だけ。どうしてなんでしょうか…)
「ガアアアアアアアア!!!!!!」
「「「「っ!?」」」」
円盤型エネミー!?2体ともこっちにきたのね!
エイトは飛龍型エネミーだけを相手にしてるみたい。
なら、私たちは円盤型エネミーを相手にするだけのこと!
そうすれば飛龍型エネミーはもう出てこなくなって、エイトの負担も減らせるわ!
「全員!さっきと同じ作戦でいくぞ!!」
「私に任せてください!
フランのおかげで攻撃力も防御力も上がったわ。
よし!これなら!
「メイルストロム!!」
「スウィーブ!!」
「ベネディクト!!」
「フュータルフォーチュンウィール!!」
「パーセクウォール!!」
「フロンタルサンダー!!」
「スワールスウェイ!!」
「ヒートブラストサチュレーション!!」
「フレイムボルテクス!!」
「エクスカリバー!!」
私たちはさっきと同じ作戦でいき、円盤型エネミーを1体倒して、続いて2体目も倒した。
これで飛龍型エネミーはもう出なくなったわ。
エイトも少しは楽に……っ!?
「エイト!?」
「レイカー!?危ないぞ!」
私はルークの声も無視して、エイトのところに走っていった。
楓子side out
奨真side
「はあ……はあ……はあ……」
くそ……数が多すぎる。
レイカーたちは円盤型エネミーを倒してくれたから、もうこれ以上増えることはないが……。
「はああ!!!」
ならあとは今ここにいるエネミーを倒すだけだ!!
あとは約50匹程度か。
「グギャアアア!!!」
「っ!?しまっ!?」
しまった!?背後をとられた!
俺は目を瞑ったが痛みは感じなかった。
恐る恐る目を開くと、俺に襲いかかってきたエネミーを倒したレイカーがいた。
「レイカー!?なんでここに!?」
「妻が夫を守るのは当然でしょ!!」
「とにかく助かった!」
はは……俺は本当にいい妻を持ったぜ!!
「手を貸すわ」
「サンキュー。あと50匹くらいだ。一気にいくぞ!」
「ええ!」