フラっぴーです!
ちょこっとお知らせです。
この作品のR-18版を作ろうか悩んでいます……。
後今回はセリフ多めです。
OP9『波風サテライト(シュノーケル)』
時間は午後8時、俺たちはホテルのバイキングで晩御飯を食べていた。ただ、俺はある人物の食べる量を見て、思わず固まってしまった。その人物はというと……。
「あむ……あむ……美味しいです!」
アルトリアが皿一杯に料理を乗せて、食べていた。あれだと俺たちの食べる量の約4倍くらいか?あいつの体のどこに入るんだよ……。とりあえず俺も食べるとするか。俺は最初にステーキに手をつけ、口の中に入れた。中では熱くて、柔らかい肉の感触があり、絶品だった。
「これは美味いな!」
「へえ。ねえ、私にも食べさせて?」
「ああいいよ」
「あーん」
「へえ!?ここで!?」
「ダメ?今度奨真君に私の全てを捧げるから」
そ、そんな目で見ないでくれ!あと、なんかとんでもないこと言ったよな!
「わ、わかったから!変なこと言うな!あ、あーん」
「あーん。…………あ、美味しい!」
「だろ。じゃあ今度は楓子の肉じゃがを食べさせてくれ」
「もちろんいいわ。はい、あーん」
「あーん。…………お、美味い!」
「ふふ、よかった」
俺たちはそんな感じでやり取りしてると、周りに集中的に見られていた。白夜たちにはもちろん見られているが、他の人たちにまで見られていた。
『きゃあああ!!いい!あのカップルいい!』
『本が!本ができる!!』
『彼女さん!もうちょっと!もうちょっと先までいって!!いっそのことそのまま部屋で一線超えちゃって!!』
ちょっと待て!!最後の人!!いろんな人がいるところでそんなこと言うなよ!!あと楓子!顔を赤くするな!!
「い、一線……」
「楓子!?」
「ねえ奨真君。今日どこか空いてる部屋で」
「し・ま・せ・ん!!」
「むう…」
「なんの話ですか?」
俺たちが会話してるところを白雪が興味を持ち聞いてきた。流石に白雪たちにこんなことを教えるわけにはいかないな…。
「いや、なんでもない」
「そうですか?」
「ああ。………なんか騒がしいな」
元々騒がしかったが、それとは別で騒がしかった。
「そ、そのことなんですが……」
白雪は騒がしい方を指差して、俺に状況を見せてきた。そこでは、いつもの展開が待ち受けていた。
「と、寿也!ダメ!」
「待て寿也!流石にここではマズい!するなら部屋でやれ!」
「白夜さん!!どういう意味ですか!!」
「え「あきらストップだ!ここで白夜君に目潰しをすれば寿也君を抑える者がいなくなってしまう!」……わかったの」
まーたマシュの胸を触ろうとしてたのか……。本当に懲りないな……。っていうか……。
「おい、いつの間に俺の膝の上に来た?」
「今だけど?」
「食べづらいから降りてくれ」
「わかったよ…」
いつの間にかニコが俺の膝の上に座っていた。なんで座ってたのかはわからないが、とりあえず降りてもらい、晩御飯を食べ始めた。寿也のことは白夜やサッチたちに任せて、俺と楓子、ニコと美早、白雪と綸、リサとアルトリア、ういういは晩御飯を食べることにした。もう一度白夜たちの方を院長さんは頭を抱えており、美奈と香奈は寿也のことを気にせず晩御飯を食べていた。
「いいじゃんマシュお姉ちゃん!おっぱい揉ませてよー!あと母乳飲ませてー!」
「絶対嫌!!」
あのエロガキ!あの年であれだともういろいろとやばいだろ!大人になってセクハラで訴えられるんじゃないか!!
「ハルユキ!!俺たちの部屋に対寿也用の縄が俺のカバンに入ってるから取ってきてくれ!」
「わ、わかりました!」
ハルユキは急いで部屋に向かい、縄を取りにいった。対寿也用ってなんなんだよ……。数分後、ハルユキは戻ってきて、白夜に渡した。縄を受け取った白夜は慣れた手つきで寿也を縛った。
「ふう……これで大丈夫だ」
「もう大丈夫なの。ということで、えい!」ブスッ
「目があああ!!!」
「あ、あきら!?」
「もう寿也は縛ってるから大丈夫だと思って」
「ま、まあ確かにそうだが……」
サッチ……少しだけ引いてないか?
そんなことがあって、俺たちは晩御飯を食べ終えて部屋に戻りにいった。ちなみに縛られた寿也は白夜に運ばれて、院長さんたちの部屋に連れていかれた。