アクセル・ワールド 君の隣にいるために   作:フラっぴー

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第10話 小さいのは罪?

 

 

晩飯を食い終わってから、俺たちは一度部屋に戻り、そして風呂に入るために脱衣所へ向かった。もちろんちゃんと男女分かれており、混浴ではなかった。俺は特になんとも思わなかったが、楓子は少し落ち込んでいて、寿也はかなり落ち込んでいた。そんな寿也を白夜は慰めていた。

 

 

 

 

「そんなに落ち込むなよ……」

 

 

 

「お風呂でもマシュお姉ちゃんのおっぱい触りたいよー!!」

 

 

 

「あのなぁ……マシュは優しいから何も言わないけど、普通の人なら嫌ってるぞ?」

 

 

 

「うぅ……だってマシュお姉ちゃんのこと好きなんだもん…」

 

 

 

「だったらその事をちゃんと伝えないとな」

 

 

 

「そのあとはおっぱいを触らせてもらおう!!」

 

 

 

「はぁ……」

 

 

 

白夜も呆れているな……。ったく……本当に懲りねえな。そんな感じで俺たちは浴場に入り、体を洗って湯船に浸かった。

 

 

 

 

「気持ちいいですねぇ」

 

 

 

「だねー」

 

 

 

「疲れが癒されるぜ…」

 

 

 

 

「俺はサウナに行ってくるわ」

 

 

 

 

白夜は寿也とサウナに入り、俺とハルユキ、タクムは湯船に浸かっていた。

 

 

 

 

「そういえば奨真さんって本当に師匠と仲がいいですね」

 

 

 

 

「まあ付き合ってるしな」

 

 

 

 

「どれくらいになるんですか?」

 

 

 

 

「4年くらいになるな」

 

 

 

 

俺が楓子と付き合いだしたのは、あの事が解決してからだからな。思い出したらなんか懐かしく思えてきた。

 

 

 

 

「俺のことはいいとして……ハルユキ、お前はサッチとどうなんだ?」

 

 

 

 

「へっ!?せ、先輩とですか!?え、ええーっと…………いつも通りというかなんというか……」

 

 

 

 

「ハル、いつもマスターが色々とアピールしてるんだから、たまにはハルからアピールしないと」

 

 

 

 

「あ、アピールってなんだよ!」

 

 

 

 

「タクム。お前も人のこと言えないだろ?チユリとどうなんだ?」

 

 

 

 

「中々振り向いてもらえません……」

 

 

 

 

「タク……お前も大変だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楓子side

 

 

 

 

私たちは体を洗って、今は湯船に浸かっていた。はあ……本当なら奨真君と一緒に入りたかったんだけど……。

 

 

 

「楓子姉さん?どうしたんですか?」

 

 

 

「奨真君と一緒に入りたかったと思ってね……」

 

 

 

「相変わらず奨真さんLoveですね……」

 

 

 

「はぁ……また大きくなったような…」

 

 

 

私の隣で、マシュは自分の胸を見て何か言っていた。たぶん寿也君がよくマシュの胸を触るから、大きくなったんじゃないかなぁ…。

 

 

 

 

「マシュさんは寿也君に胸を触られてるから、大きくなるのは当然なのです」

 

 

 

 

「お、大きくなってもあまり嬉しくないです!」

 

 

 

 

「ぐぬぬぬ…………。何を贅沢言ってるんですか!世の中大きくなりたくてもなれない人がいるんですよ!」

 

 

 

 

アルトリアがマシュの胸を羨ましがり、その後ろで綸と白雪がショックを受けていた。

 

 

 

 

「大きくても不便なことばかり」

 

 

 

 

「「それはない人にはわからないんです!」」

 

 

 

 

「あなたたち2人はまだあるじゃないですか!」

 

 

 

 

「姉さんはまだある方だぞ!?」

 

 

 

 

「綸ちゃんもちゃんとあるよ?」

 

 

 

 

「おーい。黒いの、王様、ここの湯おもしれえこと書いてるぞ?」

 

 

 

 

「何て書いてあるんだ?」

 

 

 

 

「なんなんですか…………っ!?」

 

 

 

 

私たちも気になり、ニコが言ってる湯の説明が書かれてる看板を見ると、確かに面白いことが書かれていた。看板には『胸を成長させる湯』と書いてあった。凄く嘘っぽいけど、それを信じる人が4名いた。

 

 

 

「この湯に入れば、私の胸も大きくなるのですね!」

 

 

 

「わ、私も入るとしよう!」

 

 

 

「綸さん!入りましょう!」

 

 

 

「は、はい!白雪さん!」

 

 

 

私たちは黙ってその光景を見てると、サウナから出てきたレミとあきら、リサが湯船に浸かってこっちにやってきた。

 

 

 

「先生。何やってるんですか?」

 

 

 

「この看板に何か書いてあるの」

 

 

 

「『胸を成長させる湯』と書いてるわ」

 

 

 

「効果はないと思いますが、大きくなることを祈ってあげますね」

 

 

 

ジャンヌは手を握って、目を瞑り、祈っていた。

 

 

 

「そういえばこのメンバーの中で一番胸が大きいのって先生ですよね?」

 

 

 

「ジャ、ジャンヌや美早も充分大きいとおもうけど?」

 

 

 

「楓子ちゃんの方が大きいよー」

 

 

 

「楓子が一番」

 

 

 

「さすがお色気担当のフーなの」

 

 

 

「そ、そんなことないわよ!」

 

 

 

「あの、邪魔して申し訳ないのですが、4人がのぼせてるのです」

 

 

 

「「「「あっ……」」」」

 

 

 

忘れてたわ……。私たちは4人を連れて浴室から出て、脱衣所で着替えて自分たちの部屋に戻ることにした。ちょうど奨真君たちとあって、一緒に部屋に戻って私たちは寝ることにした。

 

 

 

 


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