バトライブ!~BattleSpilits × LoveLive!~   作:果樹 椿姫丸

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8. 痛みと過ち③

凛「かよちん!」ダッ

 

真姫「凛!」

 

 

 

 

 

 

 

オイッハコブゾッ!

 

ハイッ!

 

 

 

凛「かよちん………そんな………」

 

真姫「花陽………」

 

 

 

ハナヨ「連れて行って下さい」

 

 

 

ハイッ!

 

 

 

凛「もう一人の…………かよちん………」

 

 

 

ハナヨ「貴女は、もう一人のリンちゃん?」

 

 

 

凛(この人が、かよちんを酷い目に遭わせたんだ。そんなことは分かってる。分かってるのに――――)

 

凛(どうして凛、この人を憎めないんだろう?)

 

 

 

ハナヨ「不思議な顔してるね。……てっきり殴られるかと思ってたよ」

 

凛「ねぇ………もう一人のかよちん」

 

ハナヨ「何?」

 

凛「どうして――――もう一人の穂乃果ちゃんもそうだった。どうして――――バトルに勝ったのに、そんなに苦しそうな顔してるの?」

 

ハナヨ「…………」

 

凛「こんな悲しいバトル――――誰も望んでなかったはずなのに。なのにどうして………、」

 

ハナヨ「………もう、戻れないんだよ。もう、止まれないんだよ」

 

凛「?………それってどういう―――」

 

ハナヨ「ごめんね、またね」ダッ

 

 

 

凛「かよ―――ちん…………」

 

 

 

 

 

一回戦第四試合

 

 

 

ラブアローvs園田海未

 

 

 

海未「………次は、私ですか」

 

海未(ことりに引き続き花陽までもが……)

 

 

 

穂乃果「海未ちゃん………」

 

海未「大丈夫ですよ、穂乃果。私は全力で戦うつもりです。ただ――――」

 

海未「ただ、もし、私が負けてしまったその時は、ことりや花陽と一緒に、私のことも助けて下さいね」

 

穂乃果「海未ちゃん………。でも、」

 

海未「皆、口にはしませんが、穂乃果のことは頼りにしているんですよ?だから穂乃果は、穂乃果だけは、前を向いていて下さい」

 

海未「あのもう一人の穂乃果を変えられるとしたら、それは多分穂乃果だけです。それに、穂乃果には――――」

 

海未(穂乃果にしか、皆を救えるかもしれない力はありません)

 

海未(――――が、これ以上は言わなくて良いですね。かえって重荷になります)

 

海未「いえ、とにかく穂乃果、頼りにしてますよ?」

 

穂乃果「うん………」

 

海未「いってきます」ダッ

 

海未「貴女が、もう一人の私………ですね?」

 

ウミ「はい。………よろしくお願いします、園田海未さん」

 

海未「はい。………貴女にはいくつか聞きたいことがありますが――――それは、バトルが始まってからで良いでしょう」

 

海未「ゲートオープン!」

 

海未・ウミ「「界放!!」」

 

 

 

 

 

 

 

海未「先行は私から!スタート、ドロー、メインステップ!」

 

海未「まずは3コスト支払い、ネクサス、心臓破りの巨大坂をlv1で配置!」

 

海未「更にノーコストで、光の衛士アドリアンをlv1で召喚!……ターンエンド」

 

 

 

光の衛士アドリアンlv1 BP2000

 

 

 

ウミ「スタートステップ!」

 

海未「スタートステップ時、巨大坂の効果!相手のデッキの上から一枚を破棄!アドリアンの【強化】により、更にもう一枚を破棄!」

 

ウミ(デッキ破壊、ですか………)

 

ウミ「コア、ドロー、メインステップ!………まずはコスト4を支払い、ネクサス、海底国の秘宝をlv1で配置!」

 

ウミ「更に1コスト支払い、マジック、ストロングドローを使用!カードを3枚ドローし、その後手札を二枚破棄!バーストをセットしてターンエンド」

 

海未「スタートステップ!」

 

海未「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」

 

海未「1コスト支払い、マジック、湧力招海を使用!カードを二枚ドローし、手札から一枚を破棄!」

 

海未「更に1コスト支払い、重槍巨人ランスをlv2で召喚!」

 

 

 

重槍巨人ランスlv2 BP5000

 

 

 

海未「バーストをセットし、ターンエンド」

 

ウミ「スタートステップ!」

 

海未「スタートステップ時、心臓破りの巨大坂の効果!ランスとアドリアンの【強化】を合わせ、合計三枚を破棄!」

 

ウミ(心臓破りの巨大坂………厄介なカードですね。既にあのカードで合計5枚、デッキの8分の1が破棄されました。当然デッキを減らせないなら殴ってもきませんね………)

 

 

 

ウミ「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」

 

ウミ「1コスト支払い、マジック、スワロウテイルを使用!効果でカードを二枚ドローし、手札から一枚を破棄!」

 

ウミ「更に1コストを支払い、ネクサス、オリンスピア競技場をlv2で配置!」

 

ウミ(そろそろ動きを見せるはず………このバーストはもう要りませんね)

 

ウミ「バーストを張り変え、ターンエンド!」

 

 

 

海未(バーストを張り変えた!?……一体、何のカードを………)

 

海未「スタートステップ!」

 

海未「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」

 

海未(オリンスピア競技場………確かあのカードは)

 

ウミ「貴女も青使いなら………このオリンスピア競技場の効果はよく知っているはずです」

 

海未「オリンスピア競技場………ブレイヴしていないスピリット全ては、リザーブからコア一個をトラッシュへ送らなければアタック出来ない……」

 

 

 

海未「しかし、それはスピリットだけの話です」

 

 

 

ウミ(………!やはり、仕掛けてきますか!)

 

海未「3コスト支払い、アルティメット・アイアンゴレムをlv4で召喚!不足分のコストはランス、アドリアンから確保!よってアドリアンは消滅!」

 

 

 

アルティメット・アイアンゴレムlv4 BP12000

 

 

 

海未「アタックステップ!……アルティメット・アイアンゴレムでアタック!まずはアタック時効果【粉砕】発揮!lvと同じ枚数分相手のデッキを破棄!よって4枚破棄!更にランスの【強化】でもう一枚破棄!」

 

海未「更にlv4、5のアルティメット・トリガー!相手のデッキトップを破棄!………コストを言ってください」

 

ウミ「……3」

 

海未「……ヒット!ヒットしたカードのコスト1につき2枚を、合計6枚破棄!更にランスの【強化】でもう一枚を破棄!」

 

 

 

ウミ「デッキ破壊を呪いなさい」

 

 

 

海未「何…………っ!?」

 

 

 

ウミ「アタックはライフで受けます!」パリィン

 

 

 

ライフ5→4

 

 

 

ウミ「ライフ減少によりバースト発動!」

 

ウミ「鉄拳明王!効果で手札・トラッシュにあるネクサス三枚までをノーコストで配置!……私は当然、トラッシュにあるネクサス三枚を配置!……この効果で私はNo.26キャピタルキャピタル、阿弥陀如来像、オリンスピア競技場をlv1で配置!阿弥陀如来像の配置時効果で、ボイドからコア一個を阿弥陀如来像に追加!」

 

ウミ「この効果発揮後、鉄拳明王をlv2で召喚!」

 

 

 

鉄拳明王lv2 BP10000

 

 

 

海未「くっ………」

 

海未(迂闊でした………しかし、次のターンでどうにか………!)

 

 

 

ウミ「残念ですが………貴女に次のターンはありません」

 

海未「なっ…………!?」

 

ウミ「さぁ………ターン終了の宣言をしなさい」

 

海未「くっ……ターンエンド」

 

 

 

ウミ「スタートステップ!」

 

海未「スタートステップ時、巨大坂の効果!【強化】を含めデッキ二枚を破棄」

 

ウミ「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」

 

海未(確かに………毎ターン手札調整とネクサスのみ………不気味ではありましたが、まさか本当にこのターンで……?)

 

ウミ「まずは1コスト支払い、マジック、ストロングドローを使用!カードを三枚ドローし、その後手札二枚を破棄!」

 

ウミ(来ましたね………これで終わりです)

 

 

 

ウミ「もう一人の私………バトルが始まる前に、私に聞きたいことがあると言っていましたが?」

 

海未「はい………」

 

海未(本当に……このバトルを終わらせるつもりなんですね)

 

海未「聞くことは、花陽が聞いていたことと同じです。……どうして、もう一人の穂乃果を止めなかったんですか?」

 

ウミ「…………。貴女は、自分の一番の友人が苦しんでいる時に、ただ黙って見ているだけでいられますか?」

 

海未「………。いえ、出来ないと思います」

 

ウミ「………やはりそうですか。……私にも出来なかった。ただそれだけのことです。………きっとニコやエリ、他の皆も同じ気持ちです。……とてもそのままにはしておけませんでしたし、たとえそれが間違いだと分かっていても、ホノカをあのままにしておくよりはマシでした」

 

海未「………それは、現実から逃げているだけなのでは?」

 

ウミ「逃げている?………そうかもしれませんね、でももう良いんですよ。もうこんな世界どうだって良いんです。ホノカさえ不幸せにならなければ、それで………」

 

海未「そう、ですか…………」

 

海未(もう一人の花陽も言っていましたが、事態は深刻のようですね……)

 

 

 

ウミ「もうこんなバトルは、終わらせてしまいましょう」

 

海未(来るっ………!)

 

ウミ「2コスト支払い、霊峰魔龍ヤマタノヒドラをlv1で召喚!」

 

 

 

霊峰魔龍ヤマタノヒドラlv1 BP8000

 

 

 

海未(軽減コストをフルに使い、8コストの大型スピリットを2コストで召喚ですか……)

 

 

 

ウミ「更に2コストを支払い、ブレイヴ、深淵の巨剣アビス・アポカリプスをヤマタノヒドラにダイレクトブレイヴ!」

 

ウミ「アビス・アポカリプスの召喚時効果により、私のスピリット全てはlvmaxとして扱う!」

 

 

 

霊峰魔龍ヤマタノヒドラ(アビスアポカリプス)lv3 BP21000

 

 

 

鉄拳明王lv3 BP12000

 

 

 

ウミ「更に合体時、アビスアポカリプスの効果!相手は自分の場にあるシンボルと同じ色のバースト・マジックしか使用できない!」

 

 

 

海未「なっ…………!?」

 

海未(しかし、このバーストは………!)

 

海未「相手のスピリット・ブレイヴの召喚時効果発揮によりバースト発動!鉄の覇王サイゴード・ゴレム!………召喚時効果を発揮したスピリット・ブレイヴのコスト分相手のデッキを破棄!よって13枚のデッキを破棄!この効果でバーストカード、絶甲氷盾を破棄したので、そのままサイゴード・ゴレムをlv1で召喚!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウミ「これで私のデッキは0……このターンで勝たないと行けませんね」

 

ウミ「アタックステップ!」

 

ウミ「ヤマタノヒドラでアタック!アタック時効果【強襲】を使用!効果でオリンスピア競技場を疲労し、ヤマタノヒドラを回復!………更に、ヤマタノヒドラのアタック時効果で、貴女は手札のマジックを使用することは出来ません」

 

海未(何て、効果………)

 

 

 

海未「ライフで受けます!………くっううぅ!」パリィン

 

 

 

ライフ5→3

 

 

 

海未(こんな痛みの中で………穂乃果達は戦っていたんですか………っ!!)

 

 

 

 

 

ウミ「ヤマタノヒドラの効果………バトル終了時、トラッシュにあるネクサス一枚をノーコストで配置!効果でトラッシュの海底国の秘宝をノーコストで配置!」

 

ウミ「再びヒドラでアタック!………ヒドラの強襲は8……あと7回の強襲を残しています」

 

海未「…………っ!!つまり………」

 

 

 

絵里「ヒドラの攻撃回数は、あと8回………」

 

 

 

ウミ「ヒドラ………強襲っ!」

 

海未「ライフで………受けます!」パリィン

 

 

 

ライフ3→1

 

 

 

ウミ「バトル終了時、阿弥陀如来像をノーコストで配置!効果でコア一個を阿弥陀如来像上に追加!………再びヒドラ、強襲!」

 

海未「ランスでブロック!」

 

ウミ「ランスは破壊!バトル終了時、トラッシュにあるNo.26キャピタルキャピタルをノーコスト配置!……再びヒドラ、強襲!」

 

海未「サイゴード・ゴレムでブロック!」

 

ウミ「サイゴード・ゴレムは破壊!バトル終了時、トラッシュのオリンスピア競技場をノーコストで配置!」

 

 

 

穂乃果「海未ちゃん!」

 

 

 

ウミ「このアタックで終わりです!ヒドラでアタック!」

 

 

 

海未「ライフで………受けます」

 

 

 

海未(穂乃果………きっとこの悲しみを断つことが出来るのは、貴女だけです。穂乃果、どうか貴女だけは…………っ!)

 

 

 

ライフ1→0

 

 

 

 

 

穂乃果「海未ちゃん……!」ダッ

 

 

 

ウミ「後は頼みます」

 

 

 

ハイッ、オイッイクゾ!

 

 

 

穂乃果「海未ちゃん………」ギュッ

 

穂乃果「待っててね。……必ず私が、皆を救って見せるから」

 

 

 

穂乃果「ねぇ、もう一人の海未ちゃん。……どうして、ダブルエックスレアを使わなかったの?」

 

ウミ「生憎、私のダブルエックスレアはもう一人の私には効果が期待できませんでした」

 

穂乃果「全力でバトルしたんだね?」

 

ウミ「はい」

 

 

 

穂乃果「そう……。なら、良い」

 

穂乃果(海未ちゃん達はお互いに本気だった。それなら、穂乃果から何も言う必要はないよね……)

 

 

 

ウミ「やっぱり、穂乃果は穂乃果ですね」クス

 

 

 

穂乃果「え……?」

 

ウミ「いえ、………もう今日のバトルは全て終わりました。再び貴女に会うのは二日後ということですね」

 

ウミ「それでは」ダッ

 

 




大会1日目のスケジュールが終了致しました。鉄拳ヒドラは動きが美しいですよねぇ。
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