バトライブ!~BattleSpilits × LoveLive!~   作:果樹 椿姫丸

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失ったモノと、これから始まるモノ達。


戦いはまだ、始まったばかり。



第3章
9. 覚醒①


~病院~

 

穂乃果(今日の日程は全て終わり。明後日に引き続き一回戦を行うらしい)

 

穂乃果「はぁ………」

 

穂乃果(ことりちゃんが目を覚ましたらしい。穂乃果はどんな言葉をかければ良いんだろう。皆が気を遣ってくれて、最初は穂乃果一人がことりちゃんのいる病室に行くことになったのは良いんだけど………)

 

穂乃果「うーん、と………ここか」

 

穂乃果(うじうじ悩んでるのも穂乃果らしくないよね!いつも通り、明るくいこう!)

 

穂乃果「失礼しまーす……」ガララ

 

穂乃果(個室ではないんだよね………。当たり前か。……確か、あそこがことりちゃんのベッドだったはず………)

 

 

 

穂乃果「ことりちゃん?」

 

ことり「穂乃果ちゃん!?」

 

穂乃果「えへへ、お見舞いに来ちゃった」

 

ことり「ありがとう、穂乃果ちゃん」ニコッ

 

穂乃果(あれ?思ってたより元気そう?)

 

 

 

穂乃果「体はもう大丈夫なの?」

 

ことり「う…………ん」

 

穂乃果「もっとぐったりしてると思ってたから、何か穂乃果安心しちゃったよ」エヘヘ

 

ことり「穂乃果ちゃん………」

 

 

 

穂乃果(今にして思えば、この時穂乃果は、ただ、ことりちゃんの口から良くない知らせを聞くのが怖かったんだろうな……)

 

 

 

ことり「穂乃果ちゃん………ごめんね」ポロッポロッ

 

穂乃果「ちょっ………どうしたの、ことりちゃん!?」

 

ことり「もう………私、駄目なんだぁ」

 

 

 

ことり「もう私、穂乃果ちゃん達と一緒に踊れないや………」

 

穂乃果「えっ」

 

 

 

ことり「もう………両足の感覚が全くないんだ。動かすことも出来なくって、車椅子なしでの生活は困難だろうって………ごめんね、ごめんね、穂乃果ちゃん!」ポロッポロッ

 

 

 

穂乃果(え?どういうこと?………え?もう、ことりちゃんと一緒に、ステージに立てないの?)

 

穂乃果「嘘…………」

 

穂乃果(覚悟はしてたつもりだった。でも、いくらなんでも、こんな…………っ)

 

穂乃果「治らないの………?」

 

ことり「今の医療技術じゃ、無理だって………」

 

穂乃果「そんな………」

 

ことり「ごめんね、ごめんね穂乃果ちゃん、ごめんね………うぅっ………!」

 

穂乃果「そんな………何でことりちゃんが謝るの?何も謝ることなんか………っ」ポロッポロッ

 

ことり「だって………穂乃果ちゃん、もっと、9人で歌って、踊りたかったでしょ?………私のせいでそれが叶わないのが、穂乃果ちゃんや他の皆に申し訳なくて………っ!」ポロッポロッ

 

穂乃果「もぅ………馬鹿っ」ダキッ

 

穂乃果「ことりちゃん優しすぎるよ………。今一番辛いのは、穂乃果なんかじゃなくて、ことりちゃんに決まってるのに………。歌いたいって………踊りたいって、そう思ってるのはことりちゃんもでしょ?何でそんなに優しいの………」ポロッポロッ

 

ことり「私は、こんなんじゃ罪滅ぼし出来ないから………だからっ」

 

穂乃果「ああ………」

 

穂乃果(本当に………馬鹿っ!)

 

穂乃果「ことりちゃんの馬鹿っ。……たとえことりちゃんが穂乃果達の住んでた世界の人じゃないとしても、ことりちゃんが一番の友達だってことに変わりはないんだよ?」

 

ことり「穂乃果ちゃん、何で知って………まさか、海未ちゃん?」

 

穂乃果「うん。………だから、ね、無理に罪滅ぼしなんかしなくて良いんだよ?」

 

ことり「でも………」

 

穂乃果「我慢しないで、こんな時くらい、目一杯泣いても、誰も怒らないよ。だから………」

 

ことり「そんな、でも…………あれ?」ポロッ

 

ことり「何で………」ポロッポロッ

 

ことり「うっ………くうぅっ…………」

 

ことり(そっか………私…………)

 

ことり「うあぁぁ、穂乃果ちゃあぁぁん!!…………」ダキッ

 

ことり(泣きたかったんだ………)

 

 

 

穂乃果「ごめんね、今の穂乃果には、ことりちゃんを抱きしめることしか出来ないよ………」

 

 

 

穂乃果(そう………今の穂乃果には、こうすることしか出来ない)

 

穂乃果(でも、穂乃果に皆を救える力が確かにあるのなら、………必ず最後にはもう一人の私を倒して、穂乃果が皆を救ってみせる)

 

 

 

 

 

~とある公園のベンチ~

 

絵里「………それで、穂乃果はことりの病室を出た後、目を覚ました海未の所に駆けつけたわけね」

 

穂乃果「うん………びっくりしたよ。まさか、ことりちゃんは足が完全に動かせなくなってて、海未ちゃんは………その、喋ることが出来なくなってるなんて………」

 

絵里「バトルによるショック………ね」

 

穂乃果「うん………。あ、でも、海未ちゃんは訓練次第で徐々に言葉を元のように話せるだろうって」

 

絵里「そう………少し安心したわ。……花陽は、どうかしら?」

 

穂乃果「凛ちゃんからは、何も。目を覚ましたって連絡はもう来たんだけどね………」

 

絵里「そう………こっちは、覚悟しておいた方が良いかもしれないわね」

 

穂乃果「うん………」

 

絵里「それにしても、こんな時グループのリーダーは大変ね。弱い所見せられないもの」

 

穂乃果「仕方ないよ、こんな時だもん」

 

絵里「泣きたいのを我慢してる………という感じでもないわね。やっぱり一皮剥けたのかしら?」

 

穂乃果「アハハ、そうなの………かな」

 

絵里「ええ、少なくとも、何をすれば良いのか分からずに混乱してた頃よりもずっと」

 

穂乃果「ありがとう。………うん、この世界に来てから、色々あったからね」

 

絵里「穂乃果………私、この世界に来てから改めて思ったわ、貴女がリーダーで良かったって。今、心の底からそう思ってるわ」

 

穂乃果「ただ必死なだけだよ」アハハ

 

絵里「ただ真っ直ぐ前だけを見てて、壁にぶつかったらその度に強くなって、その壁を壊していく………。そんな貴女の姿に、皆惹かれていったのね」

 

穂乃果「もう………そんなに褒めても何も出ないよ?」

 

絵里「――――穂乃果。だから、今度は私達に見せて頂戴。………このふざけた世界の壁をぶっ壊して、新しい世界が生まれる姿を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――翌日

 

 

 

一回戦 第五試合

 

 

 

りんかべーvs星空凛

 

 

 

 

 

凛(昨日……凛はかよちんがバトルの影響で両目を失明したことを知った。多少は覚悟していたけど、やっぱり、凛はショックを隠しきれなかった)

 

 

 

絵里「凛……大丈夫?」

 

凛「うん」

 

希「凛ちゃん………本当に大丈夫?」ギュッ

 

凛「希ちゃんまで……大丈夫だよ」ギュッ

 

 

 

凛(確かにショックは大きかった……。けれど、凛以上にかよちんが一番辛いはず。ことりちゃんに海未ちゃんだってそう。凛がいつまでもウジウジしてたって仕方ないんだ)

 

 

 

凛「凛………確かめてくるよ。ここに来た理由を、そして、もう一人の凛の――――いや、もう一人の凛達の”声”を聞いてくるよ」

 

にこ「凛……」

 

凛「前にね、誰かに聞いたんだ。バトルスピリッツは対話なんだって。だからね、凛、かよちんがあのバトルで感じたこと、凛が今感じていること、全部ぶつけてくる」

 

穂乃果「凛ちゃん……」

 

凛「穂乃果ちゃん、そんな顔しないで?……大丈夫だよ!凛、絶対に負けないから!…それに、もし負けても、穂乃果ちゃんがきっと皆を救ってくれるって、凛、信じてるから」

 

穂乃果「ありがとう……」

 

真姫「凛!」バンっ!

 

凛「あ痛ったぁ!!」

 

凛「何でいきなり背中叩くんだにゃー!?」

 

真姫「アンタが今にも負けそうなこと言うからよ!……花陽の事は残念だったし、私もショックだったけど………花陽の意志を変に抱えないで、凛は凛のまま、ありのままの姿で戦いなさい!」

 

凛「真姫ちゃん……」

 

真姫「私は、凛にはこんな所で負けてほしくない……」ギュッ

 

凛「ありがとう、真姫ちゃん、それに皆も、本当に大好きだにゃ……」ポロッポロッ

 

 

 

絵里「私はまだ台詞何も言ってないんだけどねーっ」ギューッ

 

凛「わわっ、絵里ちゃん!?」

 

希「えりち押さないでよーっ!」ギューッ

 

にこ「ア・ン・タもでしょーっ!?」ギューッ

 

穂乃果「アハハッ、にこちゃん、苦しいよーっ」ギューッ

 

凛「えへへ……あったかい」モッギューッ

 

 

 

絵里「アハハッ………その、真姫に台詞を取られてしまったけど、凛、貴女は強いんだから、自然体でバトルしなさい」

 

にこ「変に緊張しないでよー?勝てるバトルも勝てなくなるわ」

 

凛「うん、ありがとう、にこちゃん、絵里ちゃん」ギュッ

 

 

 

 

 

凛「よし、そろそろ行くにゃ!」ダッ

 

 

 

 

 

凛(不思議だな………凛、これから痛みを伴うバトルが始まるのに、少しわくわくしてる……。)

 

凛(かよちん、皆………凛、絶対にもう一人の凛に想いを全て伝えてくるからね!)

 

凛「こんにちは、もう一人の凛」

 

リン「うん。……はじめまして、もう一人のリン」

 

凛「ゲートオープン!」

 

 

 

凛・リン「界放!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

凛「先行は凛が貰うにゃ。スタート、ドロー、メインステップ」

 

凛「1コスト支払い、ピナコチャザウルスをlv1で、ノーコストでリューマン・スカイソードをlv2で召喚!」

 

 

 

ピナコチャザウルスlv1 BP1000

 

リューマン・スカイソードlv2 BP2000

 

 

 

凛「スカイソードの召喚時効果発揮!山札の上から三枚をオープンし、系統:三龍神を持つアルティメットを一体……アルティメット・サジット・アポロドラゴン一枚を手札に加え、残りを好きな順番で山札の下に戻す!……ターンエンド」

 

リン「リンのターン、スタート、コア、ドロー、メインステップ!」

 

 

リン「まずはノーコストで、ライト・ブレイドラをlv1で召喚!」

 

 

ライト・ブレイドラlv1 BP1000

 

 

 

リン「続けて3コスト支払い、天空を貫くバリスタをlv1で配置!……ターンエンド」

 

 

 

絵里「ダブルシンボルのネクサス……まずいわね」

 

 

 

 

凛「凛のターン!」

 

凛「スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!……もう一人の凛、どうしてこの大会に参加したの?やっぱり、もう一人の穂乃果ちゃんが関係してるの?」

 

リン「………」

 

リン「半分、正解かな。もう一人のリンも分かってるとは思うけど、多分今リン達がしてることは、正しいことじゃないんだ。……だけど、ホノカちゃんが少しでも元の通りになってくれるならって、皆同じ気持ちなんだ」

 

リン「でも、リンやマキちゃんはその気持ちだけでこの大会に出てるわけじゃないんだ。………リンとマキちゃんは、xxレアを持ってないから」

 

 

 

希「六絶神のカード……xxレア、やっぱりか。6枚しかなさそうだから誰か余るとは思ってたんよ」

 

 

 

ホノカ「リンちゃん………少し喋りすぎだよ」

 

 

 

 

 

凛「xxレアを持ってない?それってどういう――――」

 

リン「少し喋りすぎたかな。ごめんね、一旦この話はおしまい!」

 

 

 

凛「………凛ね、あの後かよちんから色々話を聞いたんだ。……もう一人の穂乃果ちゃんは、過去に何かがあって、それからもう一人の凛達皆が正しい道を踏み外したんだって」

 

凛「かよちん、泣いてたよ。……誰かが間違ったことをしてて、それを誰も止められないなんて、悲しいって!」

 

リン「だって、仕方なかったんだよ!」バンッ

 

リン「リン達の中には、誰一人ホノカちゃんの運命を変えれる力なんてなかったんだよ………。だったら仕方ないじゃん、いっそこのまま、皆間違えて、ホノカちゃんが少しでも前みたいに戻ってくれるなら、それで………」

 

凛「分かったよ………。それが、答えなんだね」スッ

 

凛「前に絵里ちゃんが言ってたにゃ!もう一人の穂乃果ちゃんが穂乃果ちゃんと全く違った考え方をする人間とは思えないって!」

 

リン(何か………来るッ!)

 

凛「だったら、もう一人の穂乃果ちゃんにも、皆を引っ張って、運命を切り開く力があるはずにゃ!その可能性をもう一人の凛達が信じれないのなら………っ!」

 

凛「凛が直接、皆の目を覚まさせてやるにゃーっ!スピリットソウル!!」

 

 

 

リューマン・スカイソード シンボル×2

 

 

 

凛「リューマン・スカイソードは、アルティメットを召喚する時、赤のシンボルを一つ追加出来るにゃ!」

 

リン「なっ………!?」

 

凛「4コスト支払い、アルティメット・サジット・アポロドラゴンをlv3で召喚!!!……不足コストは場のスピリット全てから確保!」

 

 

 

アルティメット・サジット・アポロドラゴン

 

lv3 BP12000

 

 

 

凛「アタックステップ!」

 

凛「アルティメットサジットでアタック!アルティメットサジットのダブルアルティメットトリガー……ロックオン!」

 

リン「ダブル!?」

 

凛「コストは?」

 

リン「4と、5………」

 

凛「ダブルヒット」

 

リン「アルティメット・サジットのトリガーヒット時効果で、ヒット一つにつきBP15000以下のスピリットを一体破壊!よってライト・ブレイドラを破壊!………更にダブルヒット時効果で、金のシンボル一つを追加!」

 

 

 

穂乃果「凛ちゃん………凄い」

 

 

 

リン「くっ………ライフで受ける!」パリィン

 

 

 

ライフ5→3

 

 

 

凛「ターンエンド」

 

 

 

リン「っくうぅ………スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」

 

リン「まずはノーコストで、ホムライタチをlv1で召喚!」

 

 

 

ホムライタチlv1 BP1000

 

 

 

リン「ホムライタチはメインステップで緑のシンボル一個を自身に追加出来る!1コスト支払い、ルリ・オーサをlv2で召喚!」

 

 

 

六分儀剣のルリ・オーサlv2 BP5000

 

 

 

リン「ルリ・オーサの召喚時効果により、赤のスピリット二体にコアを一個ずつボイドから追加!ルリ・オーサはlv2の効果により赤のスピリット扱いとなっているので、ルリ・オーサとホムライタチにコアを一個ずつ追加!」

 

リン「更に3コストを支払い、金殻皇ローゼンベルグを召喚!召喚時効果でボイドからコア3個をローゼンベルグ上に追加!そのままlv3にアップ!」

 

 

 

金殻皇ローゼンベルグlv3 BP11000

 

 

 

凛「フォンニードみたいな効果だにゃ!?」

 

 

 

リン「そのままアタックステップへ!」

 

リン(アルティメットサジットを止めれるカードは、あのカードしかないっ………!来て………っ!!)

 

リン「ローゼンベルグでアタック!ローゼンベルグのlv2、3のアタック時効果【連鎖】発揮!赤のシンボル2つが場にあるので、カード二枚をドロー!」

 

凛「くっ………」

 

凛(強い……)

 

リン「このアタックは?」

 

凛「ライフで受ける!」

 

リン「ローゼンベルグはダブルシンボル………ライフを2つ貰うにゃ!」

 

凛「くっうぅぅ…………っ!」パリィン

 

 

 

ライフ5→3

 

 

 

凛(なんて…………痛いなんてもんじゃ………、体が焼けるみたいに熱いにゃ)

 

 

 

リン「ターンエンド」

 

 

 

凛「凛のターン………」

 

凛(こんな中で、かよちん達は戦ってたんだね………)

 

凛「スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ………」

 

凛(でも………凛は少しうれしいにゃ)

 

凛「ライト・ブレイドラ、セッコーキジをそれぞれノーコスト、lv1で召喚!」

 

 

 

ライト・ブレイドラlv1 BP1000

 

森林のセッコーキジlv1 BP1000

 

 

 

凛「更に1コスト支払い、タヌグリンをlv2で召喚!」

 

凛(少しでも、かよちんや海未ちゃん、ことりちゃん、穂乃果ちゃん………皆の気持ちが分かった)

 

 

 

タヌグリンlv2 BP5000

 

 

 

凛「タヌグリンの召喚時効果!まずはボイドからコア一個を赤のスピリットへ、ライト・ブレイドラに追加!続けて【連鎖】発揮!赤のシンボルが一個あるので、ネクサス……天空を貫くバリスタを、更に、赤のシンボルが二個以上あるので、BP4000以下のスピリット、ホムライタチを破壊!」

 

リン「くっ………」

 

リン(何て滅茶苦茶な効果………ッ!)

 

凛「アルティメット・サジットをlv4にアップ!」

 

 

 

アルティメット・サジット・アポロドラゴンlv4 BP20000

 

 

 

凛「アタックステップ!アルティメットサジットでアタック!ダブルアルティメットトリガー!」

 

リン「0と4」

 

凛「ダブルヒット!効果でローゼンベルグとルリ・オーサを破壊!ダブルヒットにより金シンボル一つを追加!」

 

リン(場が完全に壊滅した………けどっ!)

 

リン「フラッシュタイミング!」

 

リン(さっき引いたこのカードで、流れを変える………ッ!)

 

リン「3コスト支払い、マジック、天火烈刀斬を発動!」

 

凛「しまった!」

 

リン「ソウルコアの力で、アルティメット・サジットを破壊!」

 

 

 

凛(さて………この盤面………いつもの凛ならエンドする所だけど、)

 

凛「アタックステップは継続!」

 

リン「なっ………!?まだアタックしてくるにゃ!?」

 

リン「アルティメット・サジット・アポロドラゴンは破壊したし、残りの手札も少ない………なのに、どうして………どうして、そんなに楽しそうなんだにゃ!?」

 

凛「楽しい………?うん、そうなのかもしれないね。少しでも、このバトルを通して皆の気持ちが分かったこと、それが凄く嬉しいんだ」

 

リン「でも、バトルに負けたら………」

 

凛「うん、当然無事じゃいられないよね。……でも、そんなの皆一緒だよ。怖くないよ」

 

リン「怖くないなんて、そんな、強がりにゃ………っ!」

 

リン(リンは………リン達はっ、少しでもそういう脅威からホノカちゃんを遠ざけるために今までやってきたのに……っ!)

 

凛「強がりなんかじゃないよ。怖くない。凛にとっては、そんなことよりも、もう一人の穂乃果ちゃんが間違った道に進んでいて、それを誰も止められなかった事の方がよっぽど怖いよ!」

 

リン「だって、仕方がな………」

 

凛「仕方なくなんてない!!」

 

凛「友達が間違った道に進んでいたなら、元の道に帰してあげなきゃ、駄目でしょ………?そうじゃないと、そうじゃないと………っ、ホノカちゃんは一生間違い続けるんだよ!良いの!?」

 

リン「そ、それは………嫌、だよ」

 

リン「でも………その力は、リン達にはないから、だから……」

 

凛「自分たちだけで解決出来ないなら、他の人達も頼れば良いにゃ」

 

リン「え………?」

 

凛「言ったでしょ?もう一人の凛達の目を覚まさせてやるって………凛、このバトルで絶対にもう一人の凛に勝つよ。そして最後には、必ずもう一人の穂乃果ちゃんを救う」

 

凛「もう一人の凛に出来ないなら凛が、凛に出来なくても他のμ'sの誰かが………絶対に誰かが、そして皆が、もう一人の穂乃果ちゃんを救ってみせる、変えてみせるって、凛は確信してるんだよ」

 

リン「そんな、出来るの、もう一人のリン達なら………?」

 

凛「凛達の力だけじゃ、多分駄目だよ。もう一人の皆の力も必要になると思う。でも、絶対に変えられるよ。今までだってそうだったんだよ。凛達は何回も何回も、大きな壁を越えてきたんだ。……だから今回だって、変えてみせるよ。少なくとも凛は、出来るって信じてる」

 

リン「そっか………」

 

凛「話が長くなりすぎたね、アタックステップ再開!」

 

凛「セッコーキジでアタック!」

 

リン「フラッシュタイミング!」

 

リン「5コスト支払い、マジック、バレットファイアを使用!効果でBP5000分のスピリット……よってタヌグリン以外のスピリット全てを破壊!」

 

凛「続けてタヌグリンでアタック!フラッシュタイミング!1コスト支払い、ガガン坊をlv1で神速召喚!」

 

 

 

ガガン坊lv1 BP2000

 

 

 

リン「くっ………タヌグリンのアタックはライフで受ける!」パリィン

 

 

 

ライフ3→2

 

 

 

凛「続けてガガン坊でアタック!更にフラッシュタイミング!もう一体のガガン坊を神速召喚!」

 

リン「ライフで受ける!」パリィン

 

 

 

ライフ2→1

 

 

 

凛「もう一人の凛、凛は伝えたいことを全部貴女に伝えたよ。……貴女は、凛に何も伝えなくて良いの?」

 

リン「もう一人のリン………」

 

リン「じゃあ、さっきの話の続き………実はね、リン、元々は黄色使いだったんだにゃ」

 

凛「ん?………えっ??」

 

リン「だけどね、それだとリンがxxレア……六絶神 慈愛のエル・ラフィルを使うことになるから、だから………カヨチンがデッキを丸ごとリンのと交換したんだ」

 

凛「………」

 

リン「それで、カヨチンは黄色使いに、リンは赤緑使いになったんだ………。カヨチン、リンがxxレアのカードの力を怖がってるって分かったから、だからきっとデッキを交換してエル・ラフィルを手に入れたんだよ………」ポロッポロッ

 

リン「だからリン、この大会に参加したんだ。……リンの代わりにxxレアを背負ってくれたカヨチンが出るんだから、だから………っ!」

 

凛「そっか………」

 

リン「もう一人のリン………貴女達なら、頼めるの?」

 

凛「どんとこいにゃ」

 

リン「そっか………じゃあ、後は頼んだにゃ。ホノカちゃんを、皆を………」

 

凛「うん………」

 

凛「ガガン坊で、アタック」

 

 

 

リン「ライフで……受ける」パリィン

 

 

 

ライフ1→0

 




凛ちゃん無事に勝ちましたー。アルティメットサジットとかタヌグリンてほんと分かりやすいパワーカードですよねぇ。
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