バトライブ!~BattleSpilits × LoveLive!~ 作:果樹 椿姫丸
私は、外には出ることが出来ないから。
私にとっては、モニター越しに見る外の世界こそが私の日常だった。そうやって見る外の世界は―――宝石みたいにキラキラしていて、とても輝いて見えた。
けど………、外の世界は輝やきだけでないことも分かった。モニターから伝わってくるのは、強い不安感や申し訳なさといった後ろ向きなものでもあったからだ。
嗚呼………もし願いが叶うのなら――――
12. 真実
~決勝当日・トーナメント会場~
絵里「いよいよ決勝ね、穂乃果」
穂乃果「うん」
にこ「負けんじゃないわよ~。あと変に気負いすぎないこと」
穂乃果「うん!」
ことり「あと、穂乃果ちゃん……これ、」
穂乃果「?………これは?」チャッ
ことり「ミサンガ編んでみたんだ。9人皆、全部お揃いだよ!」
穂乃果「ことりちゃん……」
ことり「穂乃果ちゃんが勝てるように……これはお守り♪」
穂乃果「ありがとう……」
ホノカー!
穂乃果「ん?……この声は………」
??「負けんじゃないよー!」
穂乃果「おばさん………!」
花陽「おばさん………!?」
ことり「麻子さん………!?」
麻子「……せっかくの大舞台だから応援しに来たよ」
穂乃果「ごめんね、わざわざ……」
麻子「なにいってんだい、これも縁さ……。っと、アンタ、まだ私の服着てくれてるのかい!?」
穂乃果「はい……。この服は、お気に入りだから」ギュッ
麻子「ありがたいね……、渡した甲斐があったってもんさ。そういやアンタ、朝はもう食べたかい?」
穂乃果「いや、まだ………!」
麻子「そんなんじゃ勝てるもんも勝てないよ、ほれっ!」ヒョイッ
穂乃果「?」キャッチ
麻子「カツサンドだよ。まだ決勝まで少し時間がある。今のうちに食っときな……!」
穂乃果「おばさん………」ジワッ
穂乃果「ありがとうっ!」ヒシッ
麻子「こらこら……決勝前に泣くんじゃないよ。それに暑苦し……」
穂乃果「―――っ!」ブルブル
麻子(………まぁ、所詮まだ子どもってことかね)
麻子「………」ナデナデ
~数分後~
麻子「よし、ちゃんと食べ終えたね。……それじゃあ、私は向こうで旦那と見てるから、頑張りな!」
穂乃果「うん!」
穂乃果「えっと……皆、行く前にアレ、やってもらっても良いかな?」
真姫「あれ?」
希「ライブの前のアレやね。手を合わせたりは出来ないけど」
穂乃果「ううん、声だけで大丈夫。その海未ちゃんは………」
海未「……」キュッ,サラサラ
"数字はこちらに書きます"
穂乃果「うん!それじゃあやろっか!いちっ!」
ことり「にいっ!」
海未 "3!"
真姫「よんっ!」
凛「ごぉ!」
花陽「ろくっ!」
にこ「なな!」
希「はち!」
絵里「きゅう!」
穂乃果「ミューーズ!」
「「ミュージックスタート!」」
穂乃果「………もう一人の私、久しぶりだね」
ホノカ「……そうだね」
穂乃果「……多分、ここでいくら言葉を重ねても、今の私達にとっては意味がないと思う。だからもう――――始めよう」
ホノカ「……ゲートオープン!」
穂乃果・ホノカ「「界放!!」」
穂乃果「先行は私から!スタートステップ!」
穂乃果「ドロー、メインステップ!」
穂乃果「……まずは3コスト支払い、ネクサス、灼熱の谷をlv1で配置!……バーストをセットしターンエンド」
ホノカ「スタートステップ!」
ホノカ「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
ホノカ「4コスト支払い、ネクサス、煌炎の神剣をlv1で配置!……バーストをセットし、効果で一枚ドロー!……ターンエンド」
穂乃果「スタート、コア、ドローステップ時、カードを二枚ドローし一枚を破棄!リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果「3コスト支払い、炎の楽園をlv1で配置!続けて2コスト支払い、秘剣二天一龍を使用!効果でカード二枚をドローし、ターンエンド!」
ホノカ「スタートステップ!」
ホノカ「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
ホノカ「2コスト支払い、英雄皇の神剣をlv1で配置!バーストを貼り変え、ネクサス二枚の効果でカード二枚をドロー!」
ホノカ「続けて2コスト支払い、カグツチドラグーンをlv1で召喚!」
カグツチドラグーンlv1 BP3000
ホノカ「そのままアタックステップへ!カグツチドラグーンでアタック!アタック時効果によりカード一枚をドロー!」
穂乃果「ライフで受ける!」パリィン
ライフ5→4
ホノカ「ターンエンド」
希「先にライフを削ったのは、もう一人の穂乃果ちゃんか……」
花陽「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「スタートステップ!」
穂乃果「コア、ドローステップ時二枚ドローし、一枚を破棄!リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果「まずは2コスト支払い、ホムラチーターをlv2で召喚!」
ホムラチーターlv2 BP5000
穂乃果(アタックを誘われてる気がするけどっ、仕方ない!)
穂乃果「続けて2コスト支払い、マジック、ブレイヴドローを使用!カード二枚をドローし、デッキの上から三枚をオープン!その中からブレイヴカード一枚を手札へ!星鎧龍ジーク・ブレイヴを手札に加え、残りをデッキの上へ!」
穂乃果「アタックステップ!ホムラチーターでアタック!アタック時効果により、カグツチドラグーンと英雄皇の神剣を破壊!」
ホノカ「ライフで受ける!」パリィン
ライフ5→4
ホノカ「ライフ減少によりバースト!救世神撃覇を使用!効果でBP6000分のスピリットを破壊!効果でホムラチーターを破壊!その後3コストを支払い、カード一枚をドローし、新たなバーストをセット!ネクサス効果でカード一枚を更にドロー!」
穂乃果「ターンエンド」
ホノカ「スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
ホノカ「6コスト支払い、焔竜魔皇マ・グーをlv1で召喚!そのままアタックステップへ!トラッシュのコア全てをマ・グー上へ!……アタックはせず、ターンエンド!」
焔竜魔皇マ・グーlv3 BP10000
穂乃果「スタートステップ!」
穂乃果「コア、ドローステップ時二枚ドローし、一枚を破棄!リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果「まずはノーコストでライト・ブレイドラをlv1で召喚!続けて3コスト支払い、アルティメットジークヴルムをlv4で召喚!」
アルティメット・ジークヴルムlv4 BP13000
ホノカ「アルティメット………!」
穂乃果「炎の楽園をlv2にアップし、そのままアタックステップへ!アルティメットジークヴルムでアタック!アルティメットトリガー!」
ホノカ「コストは4!」
穂乃果「ヒット!効果でアルティメットジークヴルムのBP+10000!そしてアルティメットジークヴルムは系統:星竜を持つ自分のスピリット/アルティメット全てに【真・激突】を与える!」
ホノカ「くっ……マ・グーでブロック!」
穂乃果「マ・グーは破壊!続けてライト・ブレイドラでアタック!」
ホノカ「ライフで受ける!」パリィン
ライフ4→3
ホノカ「ライフ減少によりバースト発動!秘剣二天一龍!効果でライト・ブレイドラを破壊し、3コスト支払いカード二枚をドロー!」
穂乃果「ターンエンド」
凛「穂乃果ちゃん………本当にこの世界に来てから、強くなったね……」
ことり「うん。………でも、この強さは突然現れたものじゃないって私は思うよ」
にこ「どういうことよ?」
ことり「穂乃果ちゃんはきっと……自分で意味を見出だせるバトルでしか、本気でバトル出来ないんだと思う。向こうの世界では、バトルする意味なんてはっきりしたものはなくて、ただの遊びだった。けど………、」
真姫「この世界では、バトスピが大きく人の運命に関わるって?」
ことり「うん、多分そのことが、穂乃果ちゃんを本気にさせてるんだと思う………!」
ホノカ「スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
ホノカ「まずは3コスト支払い、煌炎の神剣をlv1で配置!バーストをセットしカード二枚をドロー!続けて3コスト支払い、剣武龍ムラマサ・ドラゴンをlv2で召喚!」
ホノカ「アタックステップ!ムラマサ・ドラゴンでアタック!【起導】効果により、バーストを強制発動!獅子王を発動!」
ホノカ「獅子王は起導により発動された時、BP15000以下の相手スピリット/アルティメット一体を破壊出来る!アルティメットジークヴルムを破壊!……その後獅子王はムラマサ・ドラゴンにダイレクトブレイヴ!」
ムラマサ・ドラゴン(獅子王)lv2 BP10000
穂乃果「くっ………アタックはライフで受ける!………ッッ!」パリィン
ライフ4→2
穂乃果「ライフ減少によりバースト発動!絶甲氷盾!ボイドからコア一個をライフへ!」
ライフ2→3
ホノカ「ターンエンド」
穂乃果「スタートステップ!」
穂乃果「コア、ドローステップ時、炎の楽園lv2の効果でカードを一枚多くドロー!そして灼熱の谷の効果でカードをもう一枚ドローし、手札から一枚を破棄!……リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果「まずは2コスト支払い、ビッグバンエナジーを使用!系統:星竜を持つステップ全てのコストをライフと同じ数にする!」
穂乃果「1コスト支払い、雷光龍ライト・ジークヴルムをlv1で召喚!……ライト・ジークヴルムを転召!」
穂乃果「ノーコストで、超神星龍ジークヴルムノヴァをlv3で召喚!」
穂乃果「召喚時効果により、ライフを5に回復!」
ライフ3→5
ホノカ「ノヴァ………!」
穂乃果「続けて1コスト支払い、星鎧龍ジーク・ブレイヴをノヴァにブレイヴ!」
ジークヴルムノヴァ(ジーク・ブレイヴ)lv3 BP20000
穂乃果「アタックステップ!ノヴァでブレイヴアタック!ノヴァのアタック時効果により、ムラマサ・ドラゴンを破壊!」
ホノカ「獅子王はスピリット状態で残す!」
絵里「ノヴァはトリプルシンボル……このアタックが通れば……ッ!」
ホノカ「フラッシュタイミング」
ホノカ「1コスト支払い、マジック、グラウンドブレイクを使用!効果でブレイヴスピリットのブレイヴ――――ジーク・ブレイヴを破壊!……アタックはライフで受ける!………くっうぅぅ!」パリィン
ライフ3→1
ホノカ(まだ………負けるわけにはいかないっ!)
穂乃果「………ターンエンド!」
ホノカ「スタートステップ!」
ホノカ「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
ホノカ「バーストをセットし、カード二枚をドロー!」
ホノカ「………5コスト支払い、時統べる幻龍神アマテラスをlv2で召喚!召喚時効果により、ノヴァを破壊!……そのまま場の獅子王をアマテラスにブレイヴ!」
時統べる幻龍神アマテラス(獅子王)lv2 BP16000
穂乃果「くっ………」
ことり「そんな………」
にこ「ノヴァが………!?」
ホノカ「続けて4コスト支払い、マ・グーをlv1で召喚!そのままアタックステップへ!トラッシュのコア全てをマ・グー上へ!」
ホノカ「マ・グーでアタック!」
穂乃果「ライフで受ける!……ぐっ!」パリィン
ライフ5→3
ホノカ「ターンエンド」
穂乃果「スタートステップ!」
穂乃果(やっぱり………もう一人の私は強い………ッ!けど!)
穂乃果「コア、ドローステップ時カード二枚ドローし、一枚を破棄!リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果「私だって、負けられないんだ!」
穂乃果「1コスト支払い、マジック、天火烈刀斬を使用!効果で煌炎の神剣を破壊し、ソウルコアの力で、アマテラスを破壊!」
ホノカ「くっ………獅子王は場にスピリット状態で残す!」
獅子王 BP4000
穂乃果「続いてノーコストで、ライト・ブレイドラをlv2で召喚!」
ライト・ブレイドラlv2 BP2000
穂乃果「3コスト支払い、雷光龍ライト・ジークヴルムをlv3で召喚!」
雷光龍ライト・ジークヴルムlv3 BP9000
穂乃果「灼熱の谷をlv2にアップし、アタックステップへ!」
穂乃果「ライト・ジークヴルムでアタック!」
穂乃果「アタック時効果!ライト・ジークヴルムとライト・ブレイドラの【強化】を含め、BP6000以下の相手スピリット一体を破壊!効果で獅子王を破壊!」
ホノカ(そんな………)
ホノカ「フラッシュタイミング!4コスト支払い、マジック、デルタバリアを使用!このターン、4コスト以上のスピリットのアタックでは、ホノカのライフは0にならない!ライト・ジークヴルムのアタックはライフで受ける!」
ホノカ(嘘…………)
ホノカ(また………)
ホノカ(私は、ホノカは………負けるの?)
穂乃果「もう一人の私……最後に、全部を聞かせて!」
ホノカ「…………」
穂乃果「言葉にしなきゃ、わからないことだってあるんだよ!」
ホノカ「――――!」
ホノカ「私は、ホノカは………」
ホノカ「ホノカは………、もう嫌なんだよ!誰が傷つくのも見たくない!」ジワッ
ノゾミ「ホノカちゃん……」
ホノカ「最初はホノカの考えで、ペインアブソーバのレベルを最低にするようにしたんだ………。あの人みたいな強い人とまたバトルして、負けるのが怖かったから、だから………!」
ホノカ「痛みを与えれば、ホノカは二度とあんな思いをしなくて良いと思って………!」
ホノカ「でも、そんなのは間違いだった………。けどね、それに気付くのは、遅すぎたんだ………」
ホノカ「気づいた頃には、もう数えきれない数の人がペインアブソーバのせいで体を傷つけていたから……!」
ホノカ「でもね、それは他の皆がホノカのことを思って、ホノカのためにバトルしてきた、その結果なんだよ………。だから、悪いのは全部………ホノカなんだ」
マキ「やっぱりね………」
ホノカ「だから、ホノカはアマテラスの"破壊の力"を使って、全部を壊してやり直さなきゃいけないんだ。だから………」
穂乃果「それ………本気で言ってるの?」
ホノカ「……えっ?」
穂乃果「さっき、皆が自分のために動いてくれた結果だから、皆は悪くない、自分のせいだって、もう一人の私は言ったよね?………なのにどうして、皆が貴女のためにしてきたことをなかったことにしようとしてるの?」
ホノカ「………それはっ」
穂乃果「………ホノカ。多分貴女は、皆と一緒に罪を背負うのが怖かったんだと思うよ。……でも、そんな……全てをなかったことにするなんてこと、しちゃいけないよ。………結果はどうあれ、皆は貴女のために尽くしてきたんでしょ?それをなかったことにしようとしないで」
ホノカ「………じゃあ!じゃあホノカは、どうすれば………ッ!」
穂乃果「その罪は、多分貴女一人の責任じゃない。……だから、皆でその責任を抱えて、前に進むしかないんだよ」
ホノカ「………無理だよ。なかったことに出来ないなら………」
穂乃果「どうして?」
ホノカ「だって誰も、きっとホノカのことを許しはしない!……あんなに酷いことをしてきたんだから!」
穂乃果「やっぱりもう一人の私は、心のどこかで許されたかったんだね………」
ホノカ「それは………でも、誰も………」
穂乃果「許すよ」
ホノカ「えっ?」
穂乃果「穂乃果が、貴女のことを許すよ」
ホノカ「何を言ってるの………貴女がホノカを許す理由なんて―――!」
穂乃果「許すよ。………この世界に来てから、貴女のことを知って、分かったの。やっぱり、貴女も穂乃果の可能性の一部なんだって。だから、貴女が例えどんなに酷いことをやったとしても、」
穂乃果「―――穂乃果にとって、貴女は愛しい」
ホノカ「………そんなっ!………そんな、言葉で………うぅっ、くぅっ………!」ポロッポロッ
ホノカ「ズルいよ………そんな、分かったような口………ッ!」ポロッポロッ
穂乃果「分かるんだよ。………貴女は、私だから」
穂乃果「………ライト・ブレイドラで、アタック」
ホノカ「………ライフで―――受ける」パリィン
ライフ1→0
ホノカ「…………」
ドサッ
穂乃果「………勝った………の?」
ホノカチャーン!ホノカー!
穂乃果「皆………!」
穂乃果「そっか………穂乃果……ついに………!」
穂乃果(これで………本当に全てが終わる……)
穂乃果「ノヴァ………これで穂乃果の力は証明出来たよね?」
穂乃果「ノヴァ………お願い!!この世界を……私達を救って!!」
~遡ること約一週間前~
穂乃果「このカードが………?」
声の女「はい。………そのカードはきっと、貴女の役に立ちますよ」
声の女「そして、もし貴女がその力を証明出来たなら、この癒しの力は――――本当の力を発揮することでしょう」
穂乃果「!?……それってどういうッ――――」
~時は戻り、現在~
穂乃果「この世界は今………バトスピを通して傷ついた人がたくさんいる!………だから、その全てを癒して、世界を在るべき姿にして、ノヴァ!!」
ことり「穂乃果ちゃん………」
~数分後~
穂乃果「どうして………何も起きないのッ!?」
穂乃果(穂乃果は………この力のことを信じて戦ってきたのに)
穂乃果「ノヴァ………」
穂乃果(!?………何、この熱は………!?)
穂乃果「ノヴァ………!?」
穂乃果(ノヴァは、穂乃果がバトルし勝つことで、所有者の穂乃果の声に応えるようになっていた。……気持ちが通じあっているって、今ならそう思える)
穂乃果(この熱は………ッ!)
穂乃果「ノヴァ………まだ終わりじゃないって、どういうこと?」
???「………それに関しては、私から説明しなければいけませんね」
穂乃果「この声………声の
穂乃果「でも、その姿は………」
ことり「!?」
真姫「あれは………ことりじゃないの!?」
にこ「一体どうなってんのよ!?」
声の女「穂乃果さんには全てを話さなくてはいけませんね」
声の女「見ての通り、この体は南ことりさんの……いえ、この世界の南ことりさんの体です」
声の女「……ことりさんの話はどこまで?」
穂乃果「…………えっと……、過去にもう一人の私が間違ったことをして、それで他の世界の可能性を頼ったことりちゃんは、三年前……貴女とジアスのカードを利用して、私達の世界に来たって。そして、記憶に矛盾が生まれないように、偽物の13年分の記憶をことりちゃんの頭の中に……それから、ことりちゃんに関わる人達にも同じように、偽物の記憶を入れたんだって、そう聞いてるよ」
声の女「大体のことは聞いているのですね。……結論から言いましょう、その偽物の記憶に関する話は、本当のことではありません」
穂乃果「ことりちゃんが、嘘を言ってるってこと?」
声の女「いえ、嘘をついたのは私の方です。……本当は、貴女達の世界に元々いた南ことりさんの体の中に、無理矢理この世界の南ことりさんの魂を入れたんです」
穂乃果「!?……じゃあ、今あそこにいることりちゃんは!?」
声の女「いえ、あそこにいるのはこの世界の南ことりさんという認識で間違いありません。ただ、貴女達の世界のことりさんの魂もまた、あのことりさんの体の中に入っているんです」
ことり「私の………中に?」
声の女「はい。……ただ、体の主導権は現在のことりさんにあるので、今まで違和感を感じたりはなかったかもしれませんが」
穂乃果「どうして、そんなことをしたの!?」
声の女「貴女達の世界に矛盾なくことりさんを干渉させるためです。そのためには、本物の13年分の記憶が必要でしたから……」
ことり「じゃあ、私の記憶は………」
声の女「……はい。その記憶は向こうの世界のことりさんの借り物ではありますが、本物の記憶です」
ことり「良かった………ッ!」ジワッ
海未「………」サスサスッ
絵里「成る程。つまり、もう一人のことりは存在しないんじゃなくて、」
凛「ことりちゃんの中にいた………ってことだね」
声の女「……。ただ、この行動には少し問題がありました。ことりさんがあちらの世界の南ことりとして生活している間、元々のことりさんの体を、何かの魂で埋めなければいけなかったんです」
穂乃果「なるほど………それで、」
声の女「はい………。私がことりさんの体を借りているんです。本来なら直接貴女達に姿を見せてこちらから干渉すべきだったのですが、そのせいで声だけで干渉せざるをえなくなってしまったのです」
穂乃果「貴女………本当に何者なの?」
声の女「貴女達がよく言うところの、神のような存在でしょうか。三年前、この世界で一人の少女の運命が大きく変わったのを感知したので、可能性を試そうとxxレアやアマテラスのカードを使わせてみたのですが、まさかこんなことになるとは………」
穂乃果「なるほど………。その、まだ少し頭が追い付いてないけど、今その体の中に、この世界のことりちゃんの魂を入れれば、元の通りになるんじゃないの?」
声の女「いえ………。それが、この体が……、私が体から出ていくのを拒んでいて」
穂乃果「なっ………どうして!?」
声の女「多分、これは………、前あったことりさんの意思が体の中に残留しているんだと思います」
ことり「えっ………?」
声の女「これは、恐らく………この世界の穂乃果さんを救いたいという、ただ一つの意思でしょう。……多分、穂乃果さんがもう一人の穂乃果さんに勝ち、そしてノヴァの力で全てを救うということを、認められないのでしょう」
ことり「そんな……」
穂乃果「どうにかならないの?」
声の女「私の力で無理矢理体を出て、ことりさんの魂を入れることも出来ますが……、そんなことをすれば、体に大きなダメージを受けますし、体と魂とが上手く噛み合わなくなる可能性があります」
穂乃果「そっか………」
穂乃果「よしっ!」パァン!
声の女「穂乃果さん………?」
穂乃果「声の
ことり「えぇっ!?」
穂乃果「ごめんね、多分ことりちゃんの体を傷つけることになるだろうけど、ちゃんと穂乃果の力を証明して、ノヴァの力で傷を癒せば大丈夫だから!」
声の女「なるほど………。それなら、」
声の女「ことりさん?デッキを借りても良いですか?……この体はあくまでことりさんの体なので」
ことり「あっ………はい!」
声の女「では、借りますね」
ことり「わわっ………デッキが!?」
フワフワ………
声の女「よし、やりましょうか!」キャッチ
穂乃果「うん!」
穂乃果(いくよ………ノヴァ!)
絵里「何かすごいことになっちゃったわねー」
凛「でも、穂乃果ちゃんらしいね」
にこ「ま、穂乃果なら負けないわよ」
声の女「ゲートオープン!」
声の女・穂乃果「「界放!!」」
穂乃果「スタート、ドロー、メインステップ!」
穂乃果「4コスト支払い、炎の楽園をlv1で配置!バーストをセットしてターンエンド」
声の女「スタートステップ!」
声の女「コア、ドロー、メインステップ!」
声の女「4コスト支払い、戦場に息づく命をlv1で配置!……バーストをセットしターンエンドです」
穂乃果「スタート、コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果「3コスト支払い、マジック、秘剣二天一龍を使用!効果でカード二枚をドロー!」
声の女「相手の効果によるドローにより、バースト発動!千枚手裏剣!」
声の女「効果でボイドからコア2個をリザーブに追加!」
穂乃果「炎の楽園をlv2にし、ターンエンド」
声の女「スタート、コアステップ時、戦場に息ずく命の効果により、コアを増やさないことで、デッキからカード一枚をドロー!」
声の女「ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
声の女「6コスト支払い、蜂王フォン・ニードをlv1で召喚!効果によりボイドからコア3個をフォン・ニード上に追加!そのままlv2にアップ!」
蜂王フォン・ニードlv2 BP10000
声の女「アタックステップ!フォン・ニードでアタック!」
穂乃果「ライフで受ける!」パリィン
ライフ5→4
声の女「ターンエンド」
穂乃果「スタートステップ!」
穂乃果「コア、ドローステップ時、炎の楽園の効果で一枚多くドロー!リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果「まずはノーコストで、ライト・ブレイドラをlv1で召喚!」
ライト・ブレイドラlv1 BP1000
穂乃果「続けて4コスト支払い、アルティメット・ジークヴルムをlv4で召喚!」
アルティメット・ジークヴルムlv4 BP13000
穂乃果「アタックステップ!ライト・ブレイドラでアタック!」
声の女「ライフで受けます!……くっ!」パリィン
ライフ5→4
声の女(成る程………これが穂乃果さん達が味わっていた痛みなのですね)
穂乃果「ターンエンド」
声の女「スタート、コアステップ時一枚ドロー!……ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
声の女「まずは2コスト支払い、ダンデラビットをlv1で召喚!効果でボイドからコア一個をリザーブへ追加!」
ダンデラビットlv1 BP1000
声の女「続けて2コスト支払い、ダンデラビットをlv2で召喚!」
ダンデラビットlv2 BP3000
声の女「効果でボイドからコア一個をリザーブに追加し、更にもう一個ボイドからコアを系統:星魂を持つスピリット――もう一体のダンデラビット上に追加!」
声の女「バーストをセットし、アタックステップへ!フォン・ニードでアタック!」
ことり「あの動き………」
声の女「フラッシュタイミング!リザーブのコア2個を支払い、黒蟲の妖刀ウスバカゲロウを神速召喚!そのままフォン・ニードにダイレクトブレイヴ!」
蜂王フォン・ニード(ウスバカゲロウ) BP15000
穂乃果「フラッシュタイミング!」
穂乃果(ここまでは想定済み………ッ!)
穂乃果「1コスト支払い、マジック、天火烈刀斬を使用!まずは効果で戦場に息づく命を破壊し、ソウルコアの力で、フォン・ニードを破壊!」
声の女「くっ………ウスバカゲロウはスピリット状態で残します!相手によるスピリット破壊によりバースト発動!」
声の女「アルティメット・ウシワカ!効果によりアルティメットを一体―――アルティメット・ジークヴルムを疲労させ、このアルティメットをlv4で召喚します!」
アルティメット・ウシワカlv4 BP13000
穂乃果「アタックはライフで受ける!」パリィン
ライフ4→3
穂乃果(怖いくらい穂乃果の思い通りにバトルが進んでいくな……)
穂乃果「ライフ減少によりバースト発動!秘剣二天一龍!効果でBP5000以下のスピリットを二体………ウスバカゲロウ、lv2のダンデラビットを破壊!この効果でスピリット二体を破壊したので、デッキからカード一枚をドロー!」
声の女「くっ………ターンエンドです」
穂乃果「スタートステップ!」
穂乃果(そっか………多分この人は、まだバトスピに慣れてないんだ)
穂乃果(穂乃果達みたいに、沢山バトル出来る機会があるわけじゃないんだ)
穂乃果「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果「3コスト支払い、流星の剣聖シューティングスターをlv2で召喚!【抜刀】の効果発揮!手札から紫電の霊剣ライトニング・シオンをノーコストで出し、シューティングスターにダイレクトブレイヴ!」
穂乃果「シオンの効果でダンデラビットのコアを1個リザーブに送り、カード一枚をドロー!ダンデラビットは消滅!」
穂乃果「バーストをセット!アルティメット・ジークヴルムをlv4にアップし、アタックステップへ!」
穂乃果「アルティメット・ジークヴルムでアタック!アルティメットトリガー!」
声の女「コストは4です」
穂乃果「ヒット!効果でアルティメット・ジークヴルムのBPを+10000!真・激突!」
アルティメット・ジークヴルム BP23000
声の女「アルティメット・ウシワカでブロックします!」
アルティメット・ジークヴルム BP23000
vs
アルティメット・ウシワカ BP13000
穂乃果「アルティメット・ウシワカは破壊!続けてシューティングスターでブレイヴアタック!」
声の女「ライフで受けます!………くっうぅぅ!」パリィン
ライフ4→2
穂乃果「ターンエンド」
声の女「スタートステップ!」
声の女「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ!」
声の女「4コスト支払い、オオヅツナナフシを召喚!効果で手札を全て捨て、穂乃果さんの手札の枚数分ドローします!」
オオヅツナナフシ BP2000
穂乃果「手札は4枚」
声の女「4枚カードをドロー!」
声の女(よし………これならっ!)
声の女「続けて6コスト支払い、北斗七星龍ジーク・アポロドラゴンをlv3で召喚!召喚時効果で黒蟲の妖刀ウスバカゲロウをアポロにダイレクトブレイヴ!」
北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン(ウスバカゲロウ)lv3 BP16000
声の女「………アタックステップ!北斗七星龍でブレイヴアタック!2コスト支払い、フラッシュタイミングでマジック、ストームアタックを使用!効果でライト・ブレイドラを疲労させ、北斗七星龍を回復!」
穂乃果「……あの日と、まったく同じだ」フフッ
ことり「穂乃果ちゃん………ッ!」
穂乃果「フラッシュタイミング!4コスト支払い、マジック、絶甲氷盾を使用!不足分のコストはライト・ブレイドラから確保!効果でアタックステップを強制終了!」
穂乃果「アタックはライフで受ける!」パリィン
ライフ3→1
声の女「ターン………エンド」
穂乃果「スタートステップ!」
穂乃果(伝わってくる………)
穂乃果「コアステップ!」
穂乃果(ノヴァ…………!)
穂乃果「超神星龍ジークヴルム・ノヴァをドロー!」
声の女「なっ………!?」
絵里「穂乃果!?」
穂乃果「リフレッシュ、メインステップ!」
穂乃果(言葉なんか必要ない………!)
穂乃果「2コストを支払い、マジック、ビッグバンエナジーを使用!」
穂乃果(そこにいてくれるんだって、はっきり分かるんだ………!)
穂乃果「続けてノーコストで、雷光龍ライト・ジークヴルムをlv1で召喚!……ライト・ジークヴルムを転召!」
穂乃果「超神星龍ジークヴルム・ノヴァをlv3で召喚!」
穂乃果(穂乃果が何を言わなくても、あなたはこうして来てくれる………!)
超神星龍ジークヴルム・ノヴァlv3 BP15000
穂乃果「ライフを5に回復!」
穂乃果(応えてくれる………ッ!)
穂乃果「シューティングスターをlv2にアップし、アタックステップへ!ノヴァでアタック!」
穂乃果「アタック時効果でオオヅツナナフシを破壊!」
ことり「穂乃果ちゃん………」
穂乃果(そして、ことりちゃん………穂乃果が強いカードバトラーになれたのかどうかは、穂乃果には分からないよ。でも、少なくとも穂乃果は、)
穂乃果「――――あの時よりも、前に進んだよ」
声の女「………ありがとう、穂乃果ちゃん。貴女になら……」
声の女「――――ライフで受けます」パリィン
ライフ2→0
初期のエースカードとか、0コストのスピリットで止めを刺して勝つ展開滅茶苦茶好き。