相棒と歩む世界   作:自宅警備員候補生

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性懲りもなく二作目に手をだした自宅警備員候補生です。

幼いころにみていた金色のガッシュを読み直していたらふとネタが浮かんだので書きました。

続かない可能性があるのでご了承下さい。


第一話

「最悪だろ、マジで...。」

 

俺、相模 礼(さがみ らい)は今テンションが凄く下がっている。

 

その理由は神と名乗る奴がきなり俺の前に現れたかと思うと手足を縛られ、視界を奪われ何処か分からないところに連れてこられたからだ。

 

体感にして五分もたっていないから俺がいたところからそう離れていないと思っていたが神と名乗った奴からだと思う手紙を見てその考えは間違っていたと分かった。

 

手紙の内容は以下の通りだ。

 

『やっほ~、どうもどうも神様だよ~。

いや~、いきなり現れて拉tげふんげふん、連れて行っちゃってごめんね☆!

実はさ~、最近とてもとても暇でねぇ~。

何か面白いことないかな~?って思っていたところに二次小説って存在をしっちゃって^_^

転生した人間が実際にどんなことをするのかな?ってふと思っちゃって(●´ω`●)

なんやかんやで君にハイスクールD×Dの世界に拉tげふんげふん、招待したってわけww

まぁ、簡単に死んでもらってはつまんn―可哀想だからこの世界で言う神器(セイクリッド・ギア)を渡してるから(●^o^●)

あと魔力も上級悪魔ぐらいにはあるから大丈夫だよね?(∩´∀`)∩

ってことで僕を楽しませてね~ヽ(^o^)丿

それじゃあ、頑張ってね。

応援しているよ~(`・ω・´)』

 

と、今どきのおつむの緩い女子高校生か!って突っ込みたくなるような顔文字の量の手紙を残していきやがった。

 

確かに少しは異世界転生とか、アニメや漫画の世界に行ってみたいとは思ったことはあるけど何の説明もなく連れてこられたから混乱しているし、神と名乗った奴を一発ぶん殴りたいと思ってしまった。

 

しかし問題はそこじゃないんだよな。

 

この世界があの死亡フラグ満載のハイスクールD×Dの世界だってことだ!

 

ただ神器(セイクリッド・ギア)を持っているというだけで堕天使に殺されたり、悪魔に無理やり眷属にさせられるような人間にとっては最悪な世界。

 

それなのにあの神と名乗った奴は俺に神器(セイクリッド・ギア)と上級悪魔ぐらいの魔力を渡したと書いてやがる。

 

俺は平和に生きてきたくて前居た世界でいい意味でも悪い意味でも有名にならないように生活してきて何の不自由もなかったというのに、このハイスクールD×Dの世界で神器(セイクリッド・ギア)持ちは碌な人生を送らないと言うのに...、それなのにあの神と名乗った奴はぁぁぁぁぁあ!!!

 

俺は行き場のない怒りを抑えながらもこの死亡フラグ満載(ハイスクールD×D)の世界を平穏に生き抜こうと決め、自分の置かれている状況を理解することにした。

 

「ひとまずはここがハイスクールD×Dの世界での何処にあたるか調べないと。」

 

だがそれについての答えはすぐにわかってしまった。

 

俺のいる空間、部屋には明らかに兵藤一誠や木場裕斗が着ていた駒王学園の男子生徒用の制服と生徒手帳らしき物が置いてあった。

 

しかもその制服の胸ポケットに、また手紙が入れてあった。

 

『どもども、再び神だよ☆!

君には駒王学園に転校生として通って貰いまーす(・ω・ノ)ノ

時期的には丁度兵藤一誠君が悪魔になったばかりだよ~。

ではでは~ヽ(^o^)丿』

 

ビリッ

 

思わず力を入れてしまい手紙を破ってしまったが、神(自称)へ対する怒りが余計にこみ上げてきた。

 

今が兵藤一誠が悪魔になったばかりということは、この町に堕天使やはぐれ悪魔祓い、はぐれ悪魔がうようよいるってことになる。

 

しかも俺は神器(セイクリッド・ギア)持ちだから(どんなのか知らないが)殺されるかもしれないのに、更に魔力も普通の人間では持っていない量を持っていうため俺が余計に殺される可能性が高い。

 

自分の身は自分で守らないといけない。

 

そのためには戦う手段を確立させないといけないが、神器(セイクリッド・ギア)の発現の仕方もうろ覚えだし、魔力の使い方もほとんど知らない。

 

現状戦う手段が神器(セイクリッド・ギア)と魔力しかないのにそれの使い方を知らないなんて積みゲーもいいとこだ。

 

「うろ覚えでも、ほとんど知らなくてもとりあえず出来ることは全て試してみないと。」

 

自分の命がかかっているから、そう思い続けながらまずは神器(セイクリッド・ギア)を発現させる。

 

原作で兵藤一誠はドラグ・ソ・ボールのドラゴン波のまねをして発現していたから、おそらくは強いイメージが大事なんだろう。

 

自分の中で一番強いと思うものをイメージしないと...。

 

「俺の中で一番強いと思うのは...。」

 

原作の兵藤一誠も強いと思うが、俺の中では一人に決まっている。

 

百人の魔物の子のなから魔界の王を決める戦いで優しい王様になることを胸にパートナーや仲間(ともだち)と共に戦い抜き魔界の王になった一人の魔物の子。

 

弱虫と言われても、なんど強敵にやられようとも何度でも立ちあがり仲間のために戦った心優しきまさに王の器を持った...ガッシュ・ベル。

 

ガッシュ・ベルこそが俺の中での一番強いと思っている。

 

ガッシュ・ベルの戦う姿をイメージしながら俺の中に眠る未知なる力を呼び出す。

 

「バオウ・ザケルガ!!!!!!!」

 

シン級呪文を除いた中でガッシュ・ベルの最強呪文である雷の龍を呼び出すバオウ・ザケルガ。

 

思わず熱が入り叫んでしまったが、それが良かったのかどうかは分からないが俺の神器(セイクリッド・ギア)が発現した。

 

両手に赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)のような籠手がはめられているが、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)より装飾は派手ではなくガントレットに宝玉が一つ埋め込まれており、背中には白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)のような翼がはえていた。

 

それ等は全て赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の赤色でもなく白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)の白色でもなく黒味がかった紫の色をしていた。

 

『ふっ、ようやく神器(セイクリッド・ギア)を目覚めさせたか。』

 

両手の籠手の宝玉と背中の翼が点滅しながら渋く威厳のある声が聞こえてくる。

 

「お前は、誰だ?」

 

『俺か?俺は大した力ももっていないドラゴンの中でも弱い部類に入る名も無きドラゴンだよ。お前の神器(セイクリッド・ギア)に宿っているな。』

 

驚いた、名も無いドラゴンとはいえ俺の神器(セイクリッド・ギア)にドラゴンが宿っているとは思ってもいなかった。

 

「なら、お前の宿る神器(セイクリッド・ギア)の名称とその能力はなんだ?」

 

神器(セイクリッド・ギア)の名は増減龍の籠翼(ブースディング・パーツ)。能力は自分の力を倍増するのと触れた相手の力を半減する。』

 

「ということは赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)の力が合わさったってことか?」

 

『何故お前が赤龍帝と白龍皇のことを知っているかこの際置いておくが、お前の考えているような優れているわけではない。倍増も半減も二回だけしか出来ん。神滅具(ロンギヌス)の二つのようなたいそれたモノではない。増減龍の籠翼(ブースディング・パーツ)も数は少ないとはいえ他にあるのだから。』

 

「お前のような存在がそれ等に宿っているのか?」

 

『あぁ、元々俺達は増減龍と呼ばれる数が少ない希少なドラゴンだった。世界に五体しかいなかったな。だがある時聖書の神が俺達のもとにやってきて神器(セイクリッド・ギア)の中に封じ込められた。俺達増減龍は倍加と半減の二つの力を持っていて前々から危険視されていたんだよ。能力は赤龍帝と白龍皇の二体が合わさったようなものだがドラゴンとしての力はワイバーンと同等だった。まぁ、倍加と半減を駆使してトータル的には上位のドラゴンに数えられたがな。』

 

「何故、お前達が封印されなければならなかったんだ?」

 

確かに増減龍の力は強いが数が少ない希少なドラゴンだったのに、封印されなければならなかったのか理解が出来ない。

 

『さぁな、その真意は聖書の神しか知らないだろうな。まぁ、考えられる一つの理由はドラゴンだからだろうな。』

 

ドラゴンは力と強さの象徴と昔からされ、他種族からは畏怖されてきた。

 

ドラゴンの中には邪龍と呼ばれた人間や他種族に害をなすドラゴンたちもいたし、天使、堕天使、悪魔の三竦みの戦争に乱入したドラゴンもいた。

 

ドラゴンと言うだけでさまざまなことがその身に降り注いだ。

 

「聖書の神を恨んでないのか?」

 

『別に恨んでなどいない、どうせ五体しかいなかったんだ。その内勝手に滅んだだろうよ。だがこうして神器(セイクリッド・ギア)の中に宿っていれば毎回退屈せずに済むからな。もともと倍加と半減二つの力を持っていた俺達はドラゴン族の中でもはぐれだった。戦いにも興味のない変わったドラゴンだったんだよ。』

 

話を聞くとドラゴンらしからぬドラゴン、という印象を受ける。

 

「そうか、お前は変わった奴だな。」

 

『よく言われる。それよりお前に聞きたいことがある。』

 

「なんだ?」

 

『何故、お前のような一般人が赤龍帝と白龍皇について知っている?それにお前が何故上級悪魔レベルの魔力を持っているのだ?』

 

神器(セイクリッド・ギア)に宿るドラゴンに尋ねられた俺は包み隠さず俺がこの世界の人間ではないということを話した。

 

神と名乗る奴にこの世界に連れてこられたことも。

 

『なるほどな、それならば一応納得が出来る。しかし、随分と災難だったな。』

 

「お前ほどじゃないけどな。俺はアイツをぶん殴りたいが別にそれほど恨んではないからな。」

 

『ふははは!お前面白いな。否、今代の宿主よ。』

 

(らい)だ。俺のことは礼と呼べ。相棒。」

 

『ふっ、いいだろう!礼、せいぜい生き延びようぞ!』

 

「当たり前だ、そう簡単に死ねるかよ!」

 

こうして俺と相棒のこの世界での戦いが始まるのであった。

 

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