魔法科高校の劣等生〜幻の家系の落ちこぼれとして生まれた男 作:シシィ
七草真由美side
はぁーちょっと近道をしようとしただけなのに、こんな事になるなんて、、、
「なぁーちょっと来てもらうだけだから、いいだろう?」
今、私はナンパされています。しつこ過ぎてイライラしてます。
「なぁーいいだろう?」
そんな時
「おい、彼女が困ってるだろ」
そこには今日入学式で話したあの後輩くんがいた
なんか目が紅い
「ああ?んだてめー!」
リーダー格の人が水無月くんに近づく
「ん?聞こえなかったか、彼女を解放してやれと言ってるんだ。大人しく言う通りにしてくれたら手荒な真似はしない」
と言って言う通りにする人はいないかな
「舐めてんのか」
ほら今にも殴りかかって来そう
「まぁ、そうだよな。予言してやるよお前たちは一歩も動かないままことが終わるってな」
どう言うことなのかわからなかった
「ふざけてんじゃねー」
殴られる、とっさに私は目をつむった
パンッ!
いきなり音がして目を開けてみると私は一体何が起きたのか分からなかった、水無月くんは手を前で合わせていた目の色はさっきよりはっきり見えた、そして目の前の男4人がさっきと同じ姿勢で固まっていた
「だから言っただろ、お前らは一歩も動くことができないと」
「きっ貴様、一体、、何をした。まっ、たく動かねえ」
すると水無月くんが私の腕を掴んだ
「じゃあこの人は返してもらうから、さあ行きましょう」
「えっ!ええ」
こうして私たちは公園を抜けた
sideおわり
「ここまで来ればあいつらも追って来ないでしょう」
俺は七草先輩の腕を離した
「家はどちらですか。」
「こっちの方角よ」
俺は七草先輩の指差した方角を見て驚いた
「俺の家の近くなんですね」
「え?そうなの?」
「ちょうど良いので家までお送りします。」
「ありがとう水無月くん、えっと聞きたいことがたくさんあるんだけど、、まず何であそこにいたの?」
「俺は少し散歩していただけです。そんなこと言ったら七草先輩はどうしてこんな時間に人気のない公園にいたのですか?」
「今日帰るのが遅くなっちゃって、それで近道をしようとして公園に入ったらあの人達に捕まっちゃって、そっからはあなたが知っている通りよ」
「そうでしたか」
「じゃあこれは一番気になっていたことなんだけど、彼らに放った魔法は一体何?まったく動いてなかったけど」
七草先輩がそれを聞いてきた、本当は言いたくないが別に隠すこともなかった
「まぁ隠すこともないのでお教えします。さっき使った魔法は古式魔法の一種で名前は『金縛り』これはよく寝ているときに起こるまったく身動きができなくなる現象を起きている状態でも起こしたものです。こうやって、」
パンッ
「俺が手を叩くと」
すると
「う、嘘!からだが動か、ない」
「このように体を一歩も動かすことができなくなります。今話せるのは俺が緩めているからです。もし緩めていなかったら話すことも出来なくなります。そして解除する時はこんな風に、」
俺は指を鳴らした、すると、
「もっ戻った」
「指を鳴らせば普通に体を動かすことができます。この魔法は俺しか使えない固有魔法です。それともう一個気になっていませんか?この目のことを」
俺は腕を上げ写輪眼になった自分の目を指しそう言った
「ええ、何なの?その紅い目は」
「この目は『写輪眼』と言って開眼する事で圧倒的な動体視力を得るだけでなく、魔法に必要な想子サイオンや明確な定義がなされていない霊子プシオンを正確に視認することができ、展開中の魔法式を認識するだけでなく、模倣までも可能にすることが出来るようになります。現代魔法で言うところの『精霊の眼』や『マルチスコープ』の能力と似たようなものです。」
「凄いわ!けど、そんな凄い魔法を使えるのに何であの時出来損ないだって言ったの?」
「・・・」
「言いたくなければ良いのよ」
「生まれつき少ししか使えないんです、だから家族に出来損ないと呼ばれていました。だから、そんな俺をみっともなく思ったのでしょう。今の水無月家の当主である俺の父親は俺を家から追い出しました。」
七草先輩は驚いていたと言うか怒っている
「酷いひどすぎるわ、何でそんなことするの同じ家族なのに」
「父親は家族ですら思われていませんから、それに人を守れない弱いものを出来損ないと呼ばず何と呼びますか?」
「水無月くんは弱くないよ!だって今だって私を助けてくれた。そんな人が出来損ないとでも言うの?少なくとも私は思はない!」
「もう良いんです。慣れているので大丈夫です。」
七草先輩は何か言いたそうだったけど諦めたようだ
「ここで良いわ。助けてくれてありがとう水無月くん、じゃあまた明日」
「いえ、どう致しました」
「ああ、それと」
七草先輩は俺の方を向いて
「さっきあの人達をやつけたあなたとてもカッコよかったわよ。じゃあバイバイ」
俺は七草先輩の笑顔に思わず見とれてしまった。
「はい、また明日」
そして俺たちは互いの家へ帰っていった。
☆★☆
〜水無月宅〜
「ただいま」
「お帰りなさいませ、随分長いお散歩でしたね。」
「ああ、近くの公園まで散歩したら、うちの生徒会長が不良に絡まれて助けていたら遅くなった」
「最低ですね、でも狭司様が助けてくださったのですよね。良かったですね、流石です。」
俺は咲の満面の笑みを見て口元が少し緩んでしまった
「まあ、そうなんだ。俺はもう休むよ」
「はい、お休みなさいませ!」
「ああ、お休み」
七草真由美side
〜七草宅〜
「ただいま〜」
「「おかえり(なさいませお姉様)お姉ちゃん!」」
私の妹達がお出迎えしてくれた
「ただいま、香澄ちゃん、泉美ちゃん」
「随分遅いご帰宅ですが、どうしたのですか?」
と泉美ちゃんが聞いてきた
「えっと、生徒会の仕事がなかなか終わらなかくてこんな時間になっちゃった」
「そうでしたか、ご無事で良かった。お夕食が出来ておりますので、ご一緒に頂きましょう。」
「あれ?まだだったの?」
「はい、お姉ちゃんと一緒に食べたかったから」
「なんかゴメンね、それじゃあ食べようか」
「はい!」
だけど、私は食べている間ずっと彼のことを考えていた
『良いんです。慣れているので大丈夫です』
なんて言ってたけどあんな悲しそうな顔していたら嘘なことはバレバレよ
「はあ〜」
「ん?お姉ちゃんどうしたの溜息なんかついて」
いけない、つい声に出しちゃったみたい
「ううん、ちょっと疲れているだけ。」
「そうなんですか?今日はゆっくりお休みなった方がいいですよ」
「もう今日はお風呂はいって休むわ、お休み」
「お休み」
「お休みなさいませお姉様」
しかし、私はお風呂に入っていてもずっと彼のことを考えていた。どうやったら彼を元気付けられるかなどたくさんのことを考えた。
私は布団についていても考えていた、ふと一瞬彼に助けられた時の彼の顔が出てきた
「あの時の水無月くんカッコよかったな〜」
「何いってるのよ私////」
声に出してしまったその言葉に私は恥ずかしくなった
でも、あの魔法はうちの学校では逸材よね特に風紀委員では
「よっし!明日の朝、狭司くんに話しかけよ。確かうちの近くに住んでいるって言っていたわね。会えるといいなー」
そう考えながらいつのまにか眠ってしまった
sideおわり
ズドオオーン!
バンバン!
どこもかしこも銃声や爆発音が
鳴り響く中、二人の少年がその中にいた
「狭司!早く逃げろ!ここは俺に任せろ!」
「だが、俺も魔法師だ!俺も蓮と一緒に戦う!」
その時、狭司と呼ばれる少年の前にテロリストの一人が爆弾を投げた
「狭司!危ない !」
とっさに蓮が狭司を押しのけ自分自ら身代わりとなり、爆弾を受け止めた
「さっ、咲を頼む!」
ドオォォォーン
爆発とともに蓮は姿を消した
「、、、っ!れ・ん?おい!嘘だろ!蓮!」
「れーーーーーーーん!」
「は!またあの夢か、だが一瞬女の人が映った気が」
次回はやっと森崎くんと渡辺先輩が登場します