遊戯王ARC-V 転生少女の決闘   作:YM

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中編です。前編からお読みください。


第十話 エンタメデュエル 中編

「まずは俺の全力で、このデュエルを楽しむ!改めて俺のターン!スケール3のEMラディッシュ・ホースとスケール8のEMオッドアイズ・ユニコーンをペンデュラムスケールにセッティング!これでレベル4から7までのモンスターを同時に召喚可能!だけどまずは魔法吸収の効果でカオリのライフが回復!」

 

 カオリ LP 5500 → 6500

 

「ああ~、カオリ姉ちゃんのライフが回復しちゃったよ!」

「ペンデュラム召喚するには仕方なかったけど……」

「いや、これでいいんだよ」

「え?どういうこと?」

「カオリがライフを回復したから今ローズマリーの効果を使わなきゃいけない。でもローズマリーの効果は一ターンに一度しか使えないから、これから出てくるモンスターはローズマリーの効果を受けずに済むってわけ!」

「あっ、そうか!すごいよ遊矢お兄ちゃん!」

 

「ローズマリーの効果でオールカバー・ヒッポを攻撃表示に。さらにベルガモットは自身の効果で攻撃力をアップ!」

 

 EMオールカバー・ヒッポ DEF 800 → ATK 800

 アロマージ―ベルガモット ATK 3400 → 4400

 

「まだまだ!オールカバー・ヒッポを守備表示にして、EMドクロバット・ジョーカーを召喚!」

 

 EMオールカバー・ヒッポ ATK 800 → DEF 800

 EMドクロバット・ジョーカー レベル4 ATK 1800

 

「このカードが召喚に成功した時、デッキからEM、オッドアイズ、魔術師いずれかのペンデュラムモンスター1体を手札に加える。俺はオッドアイズ・ペンデュラムドラゴンを手札に!」

 

 お、エースカードのお出ましか。

 

「さて、それではみなさんお待ちかね!本日の主役の登場です!揺れろ、魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!現れろ、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」

 

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン レベル7 ATK 2500

 

「さらにEMラディッシュ・ホースのペンデュラム効果!エンドフェイズまで自分のモンスター1体の攻撃力500ポイントを別のモンスターに移し替える!オールカバー ・ヒッポの攻撃力をオッドアイズに加える!」

 

 EMオールカバー・ヒッポ ATK 800 → 300

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK 2500 → 3000

 

「よし、バトルだ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでベルガモットに攻撃!この時、オッドアイズ・ユニコーンのペンデュラム効果を発動。攻撃表示のEM一体の攻撃力をバトルフェイズ終了時まで攻撃するオッドアイズモンスターに加える!ドクロバット・ジョーカーの攻撃力をオッドアイズにプラス!」

 

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK 3000 → 4800

 

「すごーい!攻撃力が4800に!」

「ベルガモットの攻撃力を上回った!」

「痺れる~!」

 

「螺旋のストライク・バースト!」

「それは通さない!アクションマジック、イリュージョン・ダンス!場のモンスターを全て守備表示に!」

 

 みんなでダンスタイム。オッドアイズも図体に似合わあず軽やかにステップを踏んでる。まあベルガモットとローズマリーの優雅さには敵わないんだけどね!

 

「おっと、躱されちゃったか!」

「躱すだけじゃないよ?同時に罠カード、戦線復帰を発動!墓地のアロマージ―ジャスミンを守備表示で特殊召喚する!ライフの回復とそれによるジャスミンの効果でドロー!」

 

 アロマージ―ジャスミン レベル2 DEF 1900

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK 4800 → DEF 2000

 EMドクロバット・ジョーカー ATK 1800 → DEF 100

 アロマージ―ベルガモット ATK 4400 → DEF 1800

 アロマージ―ローズマリー ATK 1800 → DEF 700

 カオリ LP 6500 → 7000

 

「手札まで補充されちゃったか。大ピンチだ!」

「そう言ってる割にはいい顔になってきたね、ゆうやん」

「おかげさまでね。俺はカードを一枚セットしてターンエンド!イリュージョン・ダンスの効果を受けたモンスターはエンドフェイズに攻撃表示に戻る」

 

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン DEF 2000 → ATK 4800 → 2500

 EMドクロバット・ジョーカー DEF 100 → ATK 1800

 EMオールカバー・ヒッポ ATK 300 → 800

 アロマージ―ベルガモット DEF 1800 → ATK 4400 → 2400

 アロマージ―ローズマリー DEF 700 → ATK 1800

 

「オッドアイズ、ダンスは十分楽しんだか?ならアクションカードを探すぞ、手伝ってくれ!」

 

 オッドアイズが楽しそうに雄たけびを上げる。大分ゆうやんの調子も戻って来たね。

 

「遊矢……ピンチなのは変わらないはずなのに……」

「何だか楽しそう」

「もう大丈夫なようだな」

「いいぞ遊矢、熱血だ!」

「イリュージョン・ダンスを知っててバトル前にオールカバー・ヒッポを守備表示にしてた。冷静さも取り戻してるってことだし、これは次の遊矢のターンが楽しみだね」

 

「ふふふ、なら今度は私のエンタメを見せてあげよう!」

「カオリのエンタメ?」

「そうだ!まずはそのエンドフェイズに永続罠、潤いの風を発動!1000ポイントのライフを払ってデッキからアロマを手札に加える。アロマセラフィ―アンゼリカを手札に!」

 

 カオリ LP 7000 → 6000

 

「そして私のターン、ドロー!アンゼリカを召喚!」

 

 アロマセラフィ―アンゼリカ レベル1 ATK 0

 

「これで準備は整った!レベル6のアロマージ―ベルガモットにレベル1のアロマセラフィ―アンゼリカをチューニング!天より舞い降りし、生命の化身!シンクロ召喚!命を照らせ、レベル7、エンシェント・ホーリー・ワイバーン!」

 

 エンシェント・ホーリー・ワイバーン レベル7 ATK 2100

 

「シンクロ召喚……!」

「エンシェント・ホーリー・ワイバーンの攻撃力は自分のライフが相手のライフを上回っている時、その分だけアップする!ライフの差は3500!」

 

 エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 2100 → 5600

 

「こ、攻撃力5600!?」

「なんてモンスターだ!」

「これがカオリの切り札か……」

 

「さらにジャスミンの効果でもう一度植物族を召喚できる!おいで、アロマージ―カナンガ!」

 

 アロマージ―カナンガ レベル3 ATK 1400

 

「私のライフの方が多い時、カナンガの効果により相手のモンスターの攻撃力と守備力は500下がる」

 

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK 2500 → 2000

 EMオールカバー・ヒッポ DEF 800 → 300

 EMドクロバット・ジョーカー ATK 1800 → 1300

 

 カナンガがアロマの香りを漂わせると、相手モンスターがヘロヘロと脱力する。……いつも思うんだけど、これやばい薬とかじゃないよね?信じてるよ?

 

「くっ、みんな!」

「バトル!まずはローズマリーでドクロバット・ジョーカーに攻撃!」

「俺はアクションマジック、イリュージョン・ダンスを発動!モンスターを守備表示にする!」

 

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK 2000 → DEF 1500

 EMドクロバット・ジョーカー ATK 1300 → DEF 0

 エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 5600 → DEF 2000

 アロマージ―ローズマリー ATK 1800 → DEF 700

 アロマージ―カナンガ ATK 1400 → DEF 1000

 

「おー、踊れ踊れ!」

 

 折角だから私も一緒に踊る。ダンシングデュエルだぁ!

 

 ゆうやんも乗ってくれて一緒に踊っている。これはゆうやんが相手だからこそって感じだよね。他の相手だったら私一人で踊って空気読めてない子みたいになってただろうし。

 

「私は魔法吸収でライフを回復。そしてローズマリー、カナンガ、ジャスミンの効果発動!ローズマリーでエンシェント・ホーリー・ワイバーンを攻撃表示にして、ジャスミンの効果でカードをドロー。さらにカナンガは自分のライフが回復した時、相手の場の魔法・罠を手札に戻せる。対象はそのセットカード!」

「くっ、俺は罠カード、分断の壁を発動!エンドフェイズまで相手のモンスターの数×800ポイント、相手のモンスターの攻撃力を下げる!」

 

 カオリ LP 6000 → 6500

 エンシェント・ホーリー・ワイバーン DEF 2000 → ATK 5600 → 6100 → 2900

 アロマージ―ローズマリー ATK 1800 → 0

 アロマージ―カナンガ ATK 1400 → 0

 アロマージ―ジャスミン ATK 100 → 0

 

「発動した……か。いい勘してるね」

「まだまだ終わらせない!お楽しみはこれからだ!」

「いいね、楽しくなってきた!私は潤いの風の効果発動。ライフを1000払い、もう一体のローズマリーを手札に!」

 

 カオリ LP 6500 → 5500

 エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 2900 → 1900

 

「さらに手札から速攻魔法、ライバル・アライバルを発動!バトルフェイズ中にモンスターを召喚する!おいで、アロマージ―ローズマリー!」

 

 アロマージ―ローズマリー レベル4 ATK 1800

 

「魔法吸収によりライフを回復。そして新しく召喚した方のローズマリーの効果発動!オールカバー・ヒッポを攻撃表示に!」

「しまった!」

 

 カオリ LP 5500 → 6000

 エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 1900 → 2400

 EMオールカバー・ヒッポ DEF 300 → ATK 300

 

「行くよゆうやん!エンシェント・ホーリー・ワイバーンでオールカバー・ヒッポに攻撃!セフィロト・ブレス!」

「ぐっ……うわああぁぁぁ!!」

 

 遊矢 LP 2500 → 400

 エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 2400 → 4500

 

「ローズマリーでドクロバット・ジョーカーに攻撃!」

「くっ、ドクロバット・ジョーカー……!」

 

 ドクロバット・ジョーカーに杖で殴り掛かるローズマリー。何か不審者を持ってた傘で撃退する女の子みたいだね……。

 

「バトルフェイズはこれで終わり。でも手を緩めるつもりはないよ!私はレベル4のローズマリー二体でオーバーレイ!」

「えっ!?」

「花の香りに誘われて、美しき戦士が舞い踊る!エクシーズ召喚!闇より誘え、ランク4、フォトン・バタフライ・アサシン!」

 

 フォトン・バタフライ・アサシン ランク4 ATK 2100

 

「あれは……エクシーズモンスター!」

「シンクロコースなのにエクシーズも使うなんて……」

 

「フォトン・バタフライ・アサシンの効果発動。一ターンに一度、オーバーレイユニットを一つ取り除き相手の守備表示モンスターを攻撃表示にして攻撃力を600ポイントダウンさせる。エキサイト・スケールス!」

 

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン DEF 1500 → ATK 2000 → 1400

 

「オッドアイズ……!」

 

「モンスターを一掃され、頼みの綱のオッドアイズは弱ってしまっている……」

「容赦ないなぁ、カオリ」

「ゆ、遊矢……!」

 

「ふっふっふ、私のデュエルは……私のエンタメはどうだった?ゆうやん」

「これがカオリのエンタメ……」

「そう、私のデュエルはカードの効果を組み合わせて相手のカードの効果を躱し、時に利用する戦術が要。戦略(タクティクス)で魅せるのが私のエンタメデュエル!」

 

 まあ普段はエンタメとか意識してるわけじゃなくて自分がやりたいからやってるだけだけど。一応見物してる人は楽しんでくれてるし嘘ついてることにはならないよね?

 

「戦略……」

「エンタメデュエルは一つじゃないんだよ、ゆうやん。人の数だけデュエルがあり、戦術がある。それらが組み合わさることで無限の種類のデュエルが生まれる。だからデュエルは面白い」

 

 そうじゃなかったら壁とやってろ、って話になるし。遊戯王のアニメもずっとおんなじ相手とデュエルしてるんじゃつまらない。ライバルとのデュエルもたまにやるから面白いのであって、ずっとライバルとデュエルしてたら代わり映えしないだろう。沢渡さんとか三沢大地ならデッキ変えるからまだあるかもしれないけど。

 

「組み合わせ……そんなの、考えたこともなかった」

「大丈夫、これから考えて行けばいいのさ。もちろんエンタメじゃない、勝つためのデュエルをする人だっていっぱいいる。本当にプロのエンタメデュエリストになるならそういう人たちとのデュエルも楽しんで観客を魅せなきゃいけないけど、まあそれはおいといて。ゆうやん、零児君がペンデュラムを使った時……その時こそ、楽しむべきだったんだよ。これから彼がどんなデュエルを見せてくれるのか、ってね」

「赤馬零児のデュエルを……楽しむ?」

「そう、自分のデュエルが楽しめたら、次は相手のデュエルを楽しむこと。あの時は大事な一戦だったから見えてなかったかもしれないけど……凄かったでしょ?彼のデュエルは」

「……確かに、融合、シンクロ、エクシーズをして……ペンデュラムまで……そうだ、何て言ったらいいかわからないけど、凄かった。圧倒されたよ」

「あれが彼のデュエルだよ。ペンデュラムを使われてショックを受けるのはエンタメデュエリストのするべきことじゃない」

「そうか……。ピンチでも、相手のデュエルを楽しまなきゃいけなかったんだな」

「そういうこと。おんなじデュエルはもう二度とない。折角だし、私のデュエルも楽しんでいってね!」

 

 以上!十代の心理フェイズと遊馬先生のカウンセリングを参考にしたけど上手く行ったかな?取り敢えずゆうやんの顔を見る限り失敗ではないはず。

 

「ああ、もちろんだ!」

「私はカードを一枚セットしてターンエンド。イリュージョン・ダンスの効果を受けたモンスターは攻撃表示に戻り、分断の壁の効果も消える」

 

 エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 4500 → 7700

 アロマージ―カナンガ DEF 1000 → ATK 0 → 1400

 アロマージ―ジャスミン ATK 0 → 100

 

「さあ、今度はゆうやんの番だよ!最高のデュエルにしよう!」

「ああ!俺のターン、ドロー!」

 

「攻撃力7700……!」

「し、痺れる程強いぜ……」

「オッドアイズも攻撃力が下がっちゃってるし……」

「……大丈夫よ」

「柚子姉ちゃん?」

「始まるわ。遊矢の……エンタメデュエルが!」




エンシェント・ホーリー・ワイバーン「我が世の春が来た!」

 素良は今回は解説役です。からかう者同士で相性が悪い事と第一印象のせいで素良のカオリへの好感度はかなり低いです。カオリは疑ってるだけで素良の好感度は低くも高くもない模様。

 逆にデニスはおどけるもの同士相性がいいのか互いに好感度が高いです。スパイなのは全然気づいてません。
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