遊戯王ARC-V 転生少女の決闘   作:YM

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後編です。前編からお読みください。

2018/11/11 アクションデュエルでフィールド魔法が使われていないような表現を削除

2018/11/15 セイバー・スラッシュの効果が間違っていたので修正

2018/12/22 アニメ版ブリリアント・ダイヤは岩石族ジェムナイト×3という制限があったので、修正しました。


第十三話 バーンバウンスハンデス貫通 後編

「だが、回復手段があるとわかったからには俺は躊躇しねえぞ!俺のターン!」

「私は潤いの風でライフを回復!ジャスミンの効果で2(ツー)ドロー」

 

 カオリ LP 2550 → 3050

 

「先にドローされたか。だがこれで憂いはねえ!XX(ダブルエックス)―セイバー ボガーナイトを召喚!」

 

 XX―セイバー ボガーナイト レベル4 ATK 1900

 

「ボガーナイトの効果発動!手札からレベル4以下の戦士族モンスターを特殊召喚する!来い、フラムナイト!」

 

 XX―セイバー フラムナイト レベル3 ATK 1300

 

「さらに場に二体以上のX―セイバーがいる時、手札からXX―セイバー フォルトロールを特殊召喚できる!こいつを特殊召喚だ!」

 

 XX―セイバー フォルトロール レベル6 ATK 2400

 

「ここで魔法カード、セイバー・スラッシュを発動!場の攻撃表示のX(エックス)―セイバーの数だけ表側表示のカードを破壊する!」

「攻撃表示のジャスミンをリリースして、二枚目のポリノシスを発動!無効にする!発動が無効になったため、魔法吸収での回復はない」

「躱されたか。だが、こっちが本命だ!俺はレベル6のフォルトロールにレベル3のフラムナイトをチューニング!白銀の鎧輝かせ、刃向かう者の希望を砕け!シンクロ召喚!出でよ!レベル9、XX―セイバー ガトムズ!」

 

 XX―セイバー ガトムズ レベル9 ATK 3100

 

「危険な実戦に向けた練習なんだ、禁じ手を使わせてもらうぜ!魔法カード、ガトムズの非常招集を発動!墓地のX―セイバー二体を召喚条件を無視して蘇生する!フォルトロールとフラムナイトを特殊召喚!」

「魔法吸収でライフを回復」

 

 XX―セイバー フォルトロール レベル6 ATK 2400

 XX―セイバー フラムナイト レベル3 ATK 1300

 カオリ LP 3050 → 3550

 

「ガトムズの効果発動!X―セイバーをリリースして相手の手札一枚をランダムに捨てさせる。フラムナイトとボガーナイトをリリースして、二枚を捨てさせる!」

 

 ハンデス始まったかー。ループしてないだけ有情かな。というか、予定通りだけど。

 

「さらにフォルトロールの効果発動!一ターンに一度、墓地のレベル4以下のX―セイバーを特殊召喚する!フラムナイトを蘇生!」

 

 XX―セイバー フラムナイト レベル3 ATK 1300

 

「フラムナイトとフォルトロールをリリースしてさらに二枚手札を捨ててもらうぜ!」

 

 手札なくなった。相変わらずのハンデス性能だ。それはともかく問題は次のターンだね。

 

「俺はこれでターンエンドだ!」

「その前に潤いの風の効果発動。1000のライフをコストにデッキからアロマセラフィ―アンゼリカを手札に加えて、効果発動!手札のアンゼリカを捨てて墓地のアロマ一体の攻撃力分ライフを回復する。さっきのハンデスで墓地に落ちたベルガモットの攻撃力分、つまり2400のライフを回復!」

 

 カオリ LP 3550 → 2550 → 4950

 

「ちっ……削った手札が仇になったか……」

「問題ないわ。私のターンで決着をつける!私のターン、ドロー!」

 

 このターンからドローとバトルフェイズが解禁される。このターンを耐え抜けるかが勝負だ。

 

「クリスタル・ローズを召喚!」

 

 クリスタル・ローズ レベル2 ATK 500

 

「さらに手札から魔法カード、パーティカル・フュージョンを発動!フィールドのモンスターでジェムナイトの融合召喚を行う!そしてこの時、クリスタル・ローズの効果!フィールドのこのカードは融合モンスターに示された融合素材になることができる。クリスタル・ローズをジェムナイト・ガネットとして、マスター・ダイヤと融合!紅の真実よ!輝きの淑女よ!光渦巻きて新たな輝きと共に一つとならん!融合召喚!現れよ、情熱の勇士!レベル6、ジェムナイト・ルビーズ!」

 

 ジェムナイト・ルビーズ レベル6 ATK 2500

 

「魔法吸収!ライフを回復!ジャスミンの効果でドロー!」

 

 カオリ LP 4950 → 5450

 

「マスター・ダイヤがフィールドを離れたことで、ブリリアント・フュージョンは破壊される。そしてパーティカル・フュージョンのさらなる効果!墓地のこのカードを除外して、融合素材になったジェムナイト一体の攻撃力をこのカードで融合召喚したモンスターの攻撃力に加える!マスター・ダイヤの元々の攻撃力は2900!ルビーズの攻撃力は5400まで上昇!」

 

 ジェムナイト・ルビーズ ATK 2500 → 5400

 

「さらにジェムナイト・ルビーズの効果!フィールドのジェムナイトをリリースして、その攻撃力を吸収する!ブリリアント・ダイヤの攻撃力は3400!マスター・ダイヤをリリース!」

 

 ジェムナイト・ルビーズ ATK 5400 → 8800

 

「攻撃力8800!」

「すげえ!」

「バトル!さらにルビーズには貫通効果があるわ!ルビーズでアロマージ―ジャスミンに攻撃!」

「貫通効果か!ジャスミンの守備力は1900……つまり6900のダメージ!」

「潤いの風でアンゼリカを加えて効果を使っても、カオリのライフは合計1400しか回復しない!回復してもカオリのライフは6650……これが通れば僕たちの勝ちだ!」

 

 フラグ乙。

 

「私が一枚ドローしたのを忘れた?手札のアンゼリカの効果発動!手札から捨てて、墓地のベルガモットの攻撃力、2400をライフに加える!」

 

 危なかった……。

 

 カオリ LP 5450 → 7850 → 450

 

「なっ!?」

「くっ……既に手札に……」

「ギリギリセーフ。ライフが下回ったから、潤いの風の回復効果を使わせてもらうよ」

 

 カオリ LP 450 → 950

 

「削りきれなかった……。私はこれでターンエンド」

「だが、ライフはあと少し。手札もない。次で決めるぞ!」

「ふっ、やーくん。伏せカードもない三人を相手に次のターンまで回す気は……無い!」

「何!?」

 

 ライフ僅か、手札なしの相手にターンを回す……それはアニメでは負けフラグだ!

 

「私のターン、ドロー!……魔法カード、アドバンスドロー!自分の場のレベル8以上のモンスターをリリースして、二枚ドローする!ワイアームをリリースして二枚ドロー!魔法吸収でライフを回復!」

 

 カオリ LP 950 → 1450

 

「さらに墓地の置換融合の効果!このカードを除外し、ワイアームをEXに戻して一枚ドロー!」

 

 ありがとうワイアーム。壁にドローに、大助かりだよ。

 

「……行くよ。フィールド魔法、ブラック・ガーデンを発動!」

「!?これは……」

 

 カオリ LP 1450 → 1950

 

 (無言の回復)。茨がフィールドを覆っていく。アクションデュエルじゃないからただのソリッドビジョンだけど。私の禍々しい方の庭だ。

 

「この茨の庭の中でモンスターを召喚・特殊召喚した場合、その攻撃力は半分になり、さらにそのモンスターのコントローラー以外のプレイヤーのフィールドにローズ・トークンが生まれる」

「自分のモンスターを展開する前に召喚モンスターの弱体化効果があるカード!?」

 

 このカードは弱体化も強力だけど、相手の場に弱っちい植物族トークンを大量生成できるのが強みだ。その恐ろしさを今からたっぷり味わってもらおう。

 

「その意味は後でわかるよ。私は墓地のグローアップ・バルブの効果発動。デュエル中に一度、デッキトップを墓地に送って、このカードを特殊召喚する!」

 

 グローアップ・バルブ レベル1 DEF 100

 

「ブラック・ガーデンでグローアップ・バルブの力を利用し、相手の場にローズ・トークンを特殊召喚」

 

 茨が絡みつきグローアップ・バルブがしなびていく。代わりに元気いっぱいのトークンが三体現れた。

 

 グローアップ・バルブ ATK 100 → 100

 ローズ・トークン レベル2 ATK 800

 ローズ・トークン レベル2 ATK 800

 ローズ・トークン レベル2 ATK 800

 

 ううっ、バルブが涙目でこっちを見ている。やめてくれえ!心に響く!ええい、さっさとデュエルを進めよう!ただのソリッドビジョンのはずなのに、なんだかこのまま放っておくのはかわいそうだ!

 

「墓地のダンディライオンを除外して、スポーアの効果発動。植物族一体を除外してそのレベルを自身に加え、墓地から復活する!さらにブラック・ガーデンでトークンを咲かせる!」

 

 スポーア DEF 800

 ローズ・トークン レベル2 ATK 800

 ローズ・トークン レベル2 ATK 800

 ローズ・トークン レベル2 ATK 800

 

「スポーアを墓地に送ってにん人の効果発動。手札か場の植物族をコストに自身を蘇生する!ますみんの場が埋まってるから、ホクティーとやーくんのフィールドにだけローズ・トークンを特殊召喚」

 

 にん人 DEF 0

 ローズ・トークン レベル2 ATK 800

 ローズ・トークン レベル2 ATK 800

 

「そしてフィールド魔法、アロマガーデンを発動!フィールド魔法は一人一つまで。これでブラック・ガーデンは墓地に送られる」

 

 カオリ LP 1950 → 2450

 

「そうか、二枚目のフィールド魔法を握っていたからブラック・ガーデンを躊躇なく使えたのか!」

「ということは、狙いはトークンの生成……」

「的を作ったのか?」

「ふふふ、今からその恐ろしさをたっぷり味わわせてあげるよ。まずはレベル4のにん人にレベル1のグローアップ・バルブをチューニング!香り振り撒け、花の妖精!シンクロ召喚!飛び回れ、レベル5、アロマセラフィ―ローズマリー!」

 

 アロマセラフィ―ローズマリー レベル5 ATK 2000

 

「ここでアロマガーデンの効果!場にアロマモンスターがいることで効果発動。ライフを500回復して、自軍の攻撃力を次のターンの終わりまで500アップ!」

 

 カオリ LP 2450 → 2950

 アロマセラフィ―ローズマリー ATK 2000 → 2500

 

「ローズマリーの効果で表側表示のカードの効果を無効にできるけどあんまり意味ないね。一応ルビーズの効果を無効に。そして潤いの風の効果発動。ライフを1000払い、最後のアンゼリカを手札に!そしてアンゼリカの効果発動!ライフを2400回復!」

 

 カオリ LP 2950 → 1950 → 4350

 

「くっ、ライフを上回られた!」

「ということは……」

「そう、アロマの永続効果が使える!ローズマリーの効果。ライフが相手より多い時、私の植物族の攻守を500アップ!」

 

 アロマセラフィ―ローズマリー ATK 2500 → 3000

 

「さらに墓地のアンゼリカの効果発動!私のライフが相手より多い時、場にアロマがいれば復活できる!」

 

 アロマセラフィ―アンゼリカ レベル1 DEF 0 → 500 → 1000

 

「アンゼリカをリリース。ローズ・テンタクルスをアドバンス召喚!ローズマリーとアロマガーデンの効果を合わせて攻撃力を1000アップ!」

 

 ローズ・テンタクルス レベル6 ATK 2200 → 2700 → 3200

 

「自身の効果で復活したアンゼリカはフィールドを離れた時に除外される。さあ、バトル行くよ!ローズ・テンタクルスはバトルフェイズ開始時に相手の場にいる植物族の数だけ攻撃回数を増やす!」

「何!?」

「俺たちの場にいるローズ・トークンは合計で八体……」

「攻撃力3200の九回攻撃!?」

「ローズ・テンタクルスの連続攻撃!ソーン・ウィップ、九連撃!」

「うわあああ!!」

「ぐあああ!!」

「きゃあああああ!!」

 

 真澄 LP 4000 → 0

 北斗 LP 4000 → 0

 刃 LP 4000 → 0

 

◆ ◆ ◆

 

「三人とも、大丈夫?」

 

 まるでお通夜のような雰囲気だ。三体一で負けたことが相当に堪えたらしい。

 

 あと容赦なくアドバイスしたら、それが余計に彼らの精神へのダメージになってしまった。うん、まあ、これからすることの危険性を考えたら、悠長に彼らのメンタルを気にしながら精神にダメージを与えない程度のアドバイスに抑えるのは逆に危険だったし。

 

「まさかカオリがこんなに強いとは……」

「零児君には負けちゃったけど」

「あー……そんなに強いのか……」

「でも黒ゆうやんも相当な実力者だよ。もうちょいスタンディングデュエルへの対策をしっかりしてから行くべきだね」

 

 全員に共通することだけど、アクションデュエルになれてるせいで除去をモンスターに、防御をアクションカードに任せがちなデッキ構築になってる。アクションデュエルならともかく、スタンディングデュエル用のデッキでも同じ傾向が見られた。だから防御札が呼び込めてないんだよね。それにワイアームに対処できなかった。

 相手がデッキを変えないかどうかなんて確証は持てない。そして何より、負けられないデュエルなのだ。手札が事故って負けちゃった。次は負けないぞ!とは行かない。講師が音沙汰無しになっているし、危険なはずだ。沢渡さんはあんまり怪我してないけど……あれ?何で沢渡さん、無事なんだろ。

 

『お姉ちゃん、お兄ちゃんから電話だよ(高音)!出ろやコラ(ド低音)!』

「うわ、何!?」

「あ、零児君から着信だ」

「今の呼び出し音かよ!?」

「もしもし~。……あ、うん。はーい」

 

 零児君から呼び出しだ。ちょっと前に行ったばっかりなのに、人使いが荒いなあ。

 

「噂をすればシャドールが差すってやつかな。零時君から呼び出されたから、行かなくちゃ。何か大事な用事みたい。告白かな?」

「そんなわけないでしょ!」

「真面目に考えればLDS講師が行方不明になってる事件に関係ある話かもな」

「!じゃあ私も……」

「そうと決まったワケじゃねえし、行っても話に混ぜてもらえねえって」

「うっ……」

 

 どうやらガチでさっきの負けが効いてるみたいだね。

 

「まあ、事件について何かわかって、話せるような内容なら伝えるよ」

 

 ついでに零児君に三人が事件を調べようとしてることも伝えるけど。三人とも予想外にスタンディングデュエルになれてないってわかったし、下手に手を出させない方がいいかもね。

 

「……うん。お願い」

 

 元気もなくなっちゃったな~。でも私が慰めても逆効果になりかねないし。こういうの苦手なんだよね。

 

 取り敢えず今はお仕事に集中しよう。




久しぶりの主人公勝利です。むしろそのためにこの三人とデュエルしました。
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