デュエルの内容が少し変わっただけで、前に投降したものとあまり変わっていません。
2018/11/15追記 以下に削除前と同様の内容を追記します。修正後に書き忘れていました。
今回は関係ないですが、各話においてアクションデュエルでフィールド魔法が使えないかのような表現を削除しました。これからはアクションデュエル中にフィールド魔法を使っていくこともあると思いますが、ご了承下さい。
仕様としては、フィールド魔法を発動するとアクションフィールドは一旦退避(アクションカードを使える効果は残る、墓地には送られない)、フィールド魔法が破壊されるとアクションフィールドが戻ってくる、という形にしたいと思います。
連続襲撃犯がようやく確定した。結局、黒ゆうやんも仲間ではあったけど本人ではなかったらしい。
そして今、襲撃犯をおびき出すための作戦中。襲撃犯の顔を知ってるますみんが街を練り歩いて襲撃犯をおびき出し、いつもの三人+私でフルボッコにする作戦……だったのだけど……。
「君を行かせるわけにはいかない」
黒ゆうやんの登場だ。ますみんの話では、確か名前はユートだったか。
「聞いた話ではあなたはLDSの襲撃には反対だったらしいけど、違ったのかな?」
「……」
「まあ、そもそも私との出会いは友好的とは言い難い感じだったしね」
「一つ、聞きたいことがある」
おい、会話しろよ。
「君は、本当にこの次元のデュエリストなのか?」
「はい?」
そうだけど……あっ、私が転生者だってことを疑ってるのか!?……いやいやいや、普通に考えてそれはないか。流石に突拍子なさすぎるし。
まあ、でも私のデュエルの癖みたいなものに違和感を持たれたのかも。なるべくこっちに合わせてデュエルしてるつもりだけど、前世のデュエルの記憶と癖は中々抜けないし。何にしろ、答えは決まってるね。
「いや、普通にここ出身だけど?」
「……なるほど、別の次元があることは知っているわけか」
あう、やっちまった。自分の特殊な生い立ちを知られたのかもと思って、ちょっと冷静じゃなかったかな。
「私からも二つほど聞かせてもらうよ。あなたたちは融合の方に味方してるの?それとも――」
「俺たちがヤツらの味方などという事は、決してあり得ない!!」
「……ほーん」
なるほど、なるほどね。うーん、じゃああんまり争う意味なさそうだな、私たち。私たちも融合が敵なんだけど。
「もう一つ。ますみんが少し聞いたらしいけど……リンっていう少女がシンクロ次元から攫われたらしい。……あなたと同じ顔の男にね」
「……俺はリンという少女は知らないし、シンクロ次元に行ったこともない。だが、俺と同じ顔の男なら知っている」
ふーむ、やっぱり外れか。まあ、融合次元が元凶っぽいな。そして彼の言う同じ顔の男っていうのは、融合次元の――
「バイクに乗った、融合次元の手先だ」
「ああ、そっちか……」
そういやユーゴっちもユートを疑ってたんだった。融合のゆうやんの情報が得られるかと思ったのに。
「そっち?」
「いや……彼はむしろ探してる側だよ。あー、お互いに勘違いしてたのか」
「どういうこと……いや、そうか。俺たちを誘拐犯だと思っていたのか」
「まあ、そうだね。次に会ったら誤解を解いてあげるといいよ。この次元出身のゆうやんは他の次元があることすら知らないし、消去法で犯人はわかるからね。共闘できるだろうし」
「それは……つまり、その誘拐犯も融合次元の手の者というわけか」
「たぶんね。まあ、同じ次元にそっくりさんがまだいる可能性もなくはないけど……同じ顔の男がこことエクシーズ、シンクロ次元にいて融合次元にだけいないってことはないよね」
俺は儀式次元の何某だ、とか言い出さない限りは。
「そしてそれを教える君も……君たちも、敵ではないと言いたいのか?」
「そんなとこだね」
「いずれにせよ、こちらにはそれを信じる根拠がない」
「だろうね。でも私もますみんたちがカードにされるのを見過ごすつもりはないし」
争う理由はないんだけど、信じさせる方法がないからね。というか、少しのんびり話しすぎたかもしれない。勘だけど、ますみんたちにはまだ襲撃犯の相手は荷が重い気がする。まだ負けてないとは信じてるし、零児君が後詰めを手配してるはずだけど。取り敢えず今は説得している時間が惜しい。押し通るしかあるまい。
「「デュエル!」」
カオリ LP 4000
ユート LP 4000
「先攻はもらう。俺はカードを五枚セットして、ターンエンド」
「前と同じかぁ……。だけど、私は前とは違うよ。私のターン!手札からホワイトローズ・ドラゴンを召喚。効果発動!手札・墓地のローズ・ドラゴンを特殊召喚できる。手札からチューナーモンスター、レッドローズ・ドラゴンを特殊召喚!」
ホワイトローズ・ドラゴン レベル4 ATK 1200
レッドローズ・ドラゴン レベル3 DEF 1800
「チューナー……来るか」
「レベル4のホワイトローズ・ドラゴンに、レベル3のレッドローズ・ドラゴンをチューニング!冷たい炎が世界の全てを包み込む。漆黒の花よ、開け!シンクロ召喚!現れよ、レベル7、ブラック・ローズ・ドラゴン!」
ブラック・ローズ・ドラゴン レベル7 ATK 2400
「ブラック・ローズ・ドラゴンの特殊効果!シンクロ召喚成功時にフィールドの全てのカードを破壊する!」
「!!」
「それにチェーンしてホワイトローズとレッドローズの効果も発動。ホワイトローズはシンクロ素材になった時、デッキからレベル4以上の植物族を墓地に送る」
レベル4以上だと墓地アドバンテージを得られるのはにん人くらいだけど、レッドローズとそれにより呼び出すブルーローズのことを考えれば呼びたい強力な植物族を墓地に送る効果って考えられる。というかそういう風にデザインされたカードだね。
「レッドローズはシンクロ素材になった時、手札・デッキからローズ・ドラゴンを特殊召喚できる。さらにブラック・ローズ・ドラゴンか植物族のシンクロ素材になった時、特定のカードの中から一枚を手札に加えられる」
ここは一気に攻め込む!
「さらに手札から速攻魔法、
「破壊の確定しているブラック・ローズをコストにする、というわけか」
「そういうこと。私はブラック・ローズを墓地に送り、植物族以外を墓地に送った時の効果を発動。デッキからレベル4以下の植物族を手札に加える」
でも、ただで全部破壊されるなんてことはなさそうだね。
「ならばそれにチェーンして罠カード、
!!やっぱり発動したか。確かロスト・ヴァンブレイズはモンスターになり、弱体化と戦闘破壊耐性の付与ができる。今の状況で意味があるのは耐性付与か……。ブラック・ローズでリセットしちゃうから場には残らないし。ダーク・ガントレットとやらが効果破壊耐性を付与しなければの話だけど。
「ダーク・ガントレットはデッキからファントム魔法・罠カードを一枚墓地へ送る。俺は
幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ レベル2 ATK 600
ブラック・ローズ・ドラゴン ATK 2400 → 1800
「冷薔薇の抱香の効果で薔薇の妖精を手札に加える。そしてレッドローズの効果でデッキからブルーローズ・ドラゴンを特殊召喚して
ブルーローズ・ドラゴン レベル4 DEF 1200
「最後にブラックローズの効果を処理。ブラック・ローズ・ガイル!」
「……」
伏せを全て破壊されても動じない。墓地発動のカードがあるな。ヴァンブレイズの効果を考えると、たぶんモンスターを呼ぶやつ。っていうか送ったのかな?だけど、こっちも破壊だけじゃ終わらないよ。
「手札に加えた薔薇の妖精と破壊されたブルーローズの効果。薔薇の妖精はカード効果で手札に加わった時、特殊召喚できる。ブルーローズは破壊された時、墓地から植物族かブラック・ローズを特殊召喚する。薔薇の妖精とベルガモットを特殊召喚!」
薔薇の妖精 レベル3 ATK 600
アロマージ―ベルガモット レベル6 ATK 2400
「さらにフィールド魔法、アロマガーデンを発動!その効果で、場にアロマがいる時ライフを500回復し、相手ターン終了時まで自分フィールドのモンスターのステータスを500アップ!さらにベルガモットはライフが回復した時、相手ターン終了時まで攻撃力を1000ポイント強化する!」
カオリ LP 4000 → 4500
アロマージ―ベルガモット ATK 2400 → 2900 → 3900
薔薇の妖精 ATK 600 → 1100
「さらに永続魔法、補給部隊を発動。一ターンに一度、自軍のモンスターが破壊された時にカードを一枚ドローする。そしてバトル!ベルガモットでダイレクトアタック!」
「墓地のダーク・ガントレット二体の効果発動。直接攻撃に対して墓地のこのカードをモンスターとして特殊召喚できる。そしてダーク・ガントレットは墓地のファントム魔法・罠のカードの数×300ポイント守備力をアップする」
幻影騎士団ダーク・ガントレット レベル4 DEF 600 → 2100
幻影騎士団ダーク・ガントレット レベル4 DEF 600 → 2100
やっぱり来たか。だけど墓地に送ったカードじゃなくて、そっちの効果か。
自分で墓地を肥やして自己強化につなげる……そして墓地に送ったカードはおそらく墓地発動効果持ち。ヴァンブレイズで耐性も付与してるから、次のターンで素材になれる。実に無駄がない効果と戦法だね。だけど――
「攻撃は続行!さらに自分の方がライフが多いため、ベルガモットの効果で自軍の植物族は貫通効果を得ている!」
「くっ……!ロスト・ヴァンブレイズの効果で破壊はされない!」
ユート LP 4000 → 2200
「バトルを終了するよ。そして魔法カード、フレグランス・ストームを発動。場の植物族を破壊してドローする。それが植物族なら互いに確認し、さらにドロー出来る。薔薇の妖精を破壊してドロー!」
引いたのは――
「植物族のフラボット。よってさらにドロー!補給部隊でもう一枚ドロー!カードを三枚セットしてターンエンド!」
「俺のターン!俺はレベル4の幻影騎士団ダーク・ガントレット二体でオーバーレイ!漆黒なる闇より、愚鈍なる力に抗う、反逆の牙!今降臨せよ!エクシーズ召喚!現れろ、ランク4、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ランク4 ATK 2500
「来たか……!」
「ダーク・リベリオンの効果発動。オーバーレイユニットを一つ使い、相手のレベル5以上のモンスター一体の攻撃力の半分を吸収する!トリーズン・ディスチャージ!」
アロマージ―ベルガモット ATK 3900 → 1950
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 2500 → 4450
「もう一度効果を発動!トリーズン・ディスチャージ!」
アロマージ―ベルガモット ATK 1950 → 975
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 4450 → 5425
「バトルだ!」
「それなら罠発動、漆黒の薔薇の開華!互いの場と墓地のフィールド魔法の数だけトークンを呼び出す。私は自分の場に――」
「そうはさせない!墓地の幻影騎士団トゥーム・シールドの効果発動!このカードを除外して、相手の表側表示の罠の効果をターン終了時まで無効にする!」
「うっ!」
まずい、守備表示のトークンを出して漆黒の薔薇の開華の墓地発動効果でベルガモットを一時退避してやり過ごすつもりが……。
「なら永続罠、渇きの風を発動!自分のライフが回復した時、相手モンスター一体を破壊できる!」
これでアロマガーデンとのコンボでダーク・リベリオンを破壊できる。アロマガーデンは自分のアロマが破壊された時に回復できる効果があるから――
「この瞬間を待っていた!相手の罠カードが発動した時、墓地の幻影死槍を除外して効果発動!」
「!?」
「相手の罠の発動を無効にし、破壊して相手に100のダメージを与える!」
「うっ!?」
カオリ LP 4500 → 4400
やばい、しくじった。この攻撃を通したら私が受けるダメージは4450。つまり、今のでこの攻撃は絶対通せなくなった!しかも、もう一枚幻影死槍は残っている。つまり、もう罠は使えない!
「行け、ダーク・リベリオン!反逆のライトニング・ディスオベイ!」
「私は速攻魔法、ライバル・アライバルを発動!手札からモンスターを召喚する!」
フラボット レベル3 ATK 1500 → 2000
「もう一枚の伏せは魔法だったか……」
くう、召喚であって通常召喚じゃないから、セットはできない。
「そしてベルガモットを除外して墓地の漆黒の薔薇の開華の効果を発動!このカードをデッキボトムに戻す!」
墓地から発動する効果は罠カードの発動に含まれない。魔法・罠の発動とはカードを表側表示で場に出す、あるいは伏せたカードを表側表示にすることだからね。つまり幻影死槍に防がれない。
「だが、攻撃は続行だ!」
「ぐっ……!」
カオリ LP 4400 → 975
「仕留めきれなかったか……」
「くっ…‥ぐう、あ……ああああああ!!」
頭が痛い……うう、何だコレ……。
「……大丈夫か?尋常じゃない様子だが……」
「……こそ……とつに」
頭の中で声が響く。知っているような、知らないような声。つられて私も呟いてしまう。なんて言ってるんだ?
その声に合わせて、ダーク・リベリオンが咆哮を上げる。
「ダーク・リベリオン?一体何が……」
そうだ、ますみんたちを助けに行かないと。そのためには早くデュエルを終わらせなくちゃ。早く、早く……。
「私はフラボットと補給部隊の効果発動。補給部隊の効果でドロー。さらにフラボットの効果でデッキからカードをドローし、手札一枚をデッキトップに戻す」
「聞こえてるか?」
「……ターンを……進めろ……」
「本当に大丈夫か?」
「くどい!」
早く、早く勝利を!
「雰囲気が……二重人格か?いや、それにしては……。何にしても、今はデュエルを進めるしかないか。俺はカードを一枚セットしてターンエンドだ」
「私のターン、ドロー!漆黒の薔薇の開華で除外されたモンスターは次のスタンバイフェイズに特殊召喚される」
アロマージ―ベルガモット レベル6 ATK 2400
ベルガモットがいればダーク・リベリオンは倒せる。だけど、足りない。ライフを削りきるには――
「手札から、
手札にはさっき引いたローンファイアがいる。多少無理をして失敗しても何とかなる。だから、勝利のために突き進む!
「場のベルガモットを戻し、ドロー!……魔法カード、ワン・フォー・ワンを発動。手札のモンスターを墓地に送り、デッキからレベル1のモンスターを呼び出す。ダンディライオンを墓地に送り、スポーアを特殊召喚!」
スポーア レベル1 DEF 800
「ダンディライオンの効果。墓地に送られた時、綿毛トークンを生み出す」
綿毛トークン レベル1 DEF 0
綿毛トークン レベル1 DEF 0
「レベル1の綿毛トークンにレベル1のスポーアをチューニング!集いし願いが新たな速度の地平へ誘う。光差す道となれ!シンクロ召喚!レベル2、シンクロチューナー、フォーミュラ・シンクロン!」
フォーミュラ・シンクロン レベル2 DEF 1500
「シンクロチューナーだと!?」
「フォーミュラ・シンクロンのシンクロ召喚成功時、その効果で一枚ドローできる!そして墓地のスポーアの効果発動。墓地の植物族を除外し、そのレベルを自身のレベルに加えて復活する!レベル3のフラボットを除外して特殊召喚!」
スポーア レベル1 → 4 DEF 800
「レベル1の綿毛トークンにレベル4となったスポーアをチューニング!昏き花園から荊を手繰り、漆黒の憎悪を呼び覚ませ!シンクロ召喚!目覚めよ、レベル5、ガーデン・ローズ・メイデン!」
ガーデン・ローズ・メイデン レベル5 DEF 2400
「ガーデン・ローズ・メイデンの効果。特殊召喚成功時、デッキ・墓地からブラック・ガーデンを手札に加える。さらに魔法カード、貪欲な壺を発動。墓地のモンスター5体をデッキに戻し、カードを二枚ドローする。レッド、ブルー、ホワイトのローズ・ドラゴンと黒薔薇の魔女、ダンディライオンをデッキに戻し、ドロー!」
「連続シンクロ……しかも片方がチューナーということは……」
「レベル5のガーデン・ローズ・メイデンにレベル2のフォーミュラ・シンクロンをチューニング!天より舞い降りし、生命の化身!シンクロ召喚!命を照らせ、レベル7、エンシェント・ホーリー・ワイバーン!」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン レベル7 ATK 2100
「ホーリー・ワイバーンはライフ差の分、攻撃力を増減する」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 2100 → 875
「ライフが低い時にホーリー・ワイバーンだと……?」
「まだだ。墓地のガーデン・ローズ・メイデンの効果発動。自身を除外し、ローズ・ドラゴンかドラゴン族シンクロモンスターを復活させる。蘇れ、ブラック・ローズ・ドラゴン!」
ブラック・ローズ・ドラゴン レベル7 ATK 2400
「ブラック・ローズを復活させるためにシンクロしたのか……!」
「さらに手札からローンファイアを召喚!」
ローンファイア・ブロッサム レベル3 ATK 500
「ローンファイアは場の植物族をリリースしてデッキから植物族を呼び出す。ローンファイア自身をリリースし、アロマージ―ローズマリーを特殊召喚!」
アロマージ―ローズマリー レベル4 ATK 1800
「アロマガーデンの効果発動!ライフを回復し、ステータスをアップ!ホーリー・ワイバーンは自身の効果でさらに攻撃力を上昇!」
カオリ LP 975 → 1475
エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 875 → 1375 → 1875
ブラック・ローズ・ドラゴン ATK 2400 → 2900
アロマージ―ローズマリー ATK 1800 → 2300
「そしてライフが回復したことで、ローズマリーの効果発動!表側表示のモンスターの表示形式を変更する!ダーク・リベリオンを守備表示に!」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 2500 → DEF 2000
「さらに墓地のローンファイアを除外してブラック・ローズのもう一つの効果を発動!相手の守備モンスターを攻撃表示に変え、攻撃力を0にする!」
「何!?」
「ローズ・リストリクション!」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン DEF 2000 → ATK 2500 → 0
「ダーク・リベリオン……!」
「バトル!ブラック・ローズでダーク・リベリオンに攻撃!ブラック・ローズ・フレア!」
「そうはいかない!リバースカードオープン!速攻魔法、
「チェーンして速攻魔法、神秘の中華鍋を発動!場のモンスターをリリースして、高い方のステータスの数値分、ライフを回復する!ブラック・ローズをリリース!」
カオリ LP 1475 → 4375
エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 1875 → 4775
「仕留めきれなかったか……!だが、円卓裂破でモンスターは全て破壊!そして互いのプレイヤーはバトルフェイズ中に墓地に送られたそれぞれのモンスターの数×800のダメージを受ける!ぐっ……!」
「くっ……!」
カオリ LP 4375 → 1975
ユート LP 2200 → 1400
「この瞬間、手札の森の精霊 エーコの効果発動!相手のカード効果でダメージを受けた時、このカードを特殊召喚し、受けたダメージを相手に与える!」
「しまった!対策されていたか!」
森の精霊 エーコ レベル4 DEF 1000
「ぐはっ……!」
ユート LP 1400 → 0
勝った!私の勝ちだ!……いや、違う。そうじゃない。私はますみんたちを助けに行くために……。
「うっ……くっ」
頭痛……頭痛だ。前にユーゴと戦った時もそうだった。どうして忘れてたんだろう。前よりずっと酷くなっている。最初は、確か遊矢と戦った時。
違う、今はそんなことを考えてる場合じゃない。
「……真澄……」
そこで私の意識は途切れた。
(以下、前の投稿と同様)
というわけで、新切り札はブラック・ローズ・ドラゴンになりました。
ご意見をくださった方々、本当にありがとうございました。