8/9 すいません、アロマガーデンの攻撃力上昇を処理してなかったので、修正しました。後半のデュエル構成が大幅に変わってます。
2018/10/28 アクションデュエルでもフィールド魔法を使っていこうと思うので、アクションデュエルでは普通のフィールド魔法を使えないような記述をしていたのを修正しました。
橋の下に黒づくめの不審者がいるぞ。ってよく見たらゆうやんじゃん。
「おっ、ゆうやんだ。どうしたの、そんなパンクな格好して。反抗期?」
「……ゆうやん?誰の事だかわからないが、おそらく人違いだろう」
おう、その髪染めたんじゃなくてもしかして元から?あまりにも顔が似てたからすっかり騙されちゃったね。
……あれ、もしかしなくてもこの人メインキャラじゃね?主人公と顔が同じとか絶対重要ポジションだよね。あ、もしかしてこっちが主人公だったりして。どうりでゆうやんメンタルが弱いと思ったよ。主人公じゃなくて準主人公だったんだね。
「ふーん、人違いかあ。でも君もデュエリストっぽいし、ここで会ったのも何かの縁ってことで、デュエルしない?」
「悪いが俺は暇じゃな……っ!そのバッジは……」
ん?あっ、勘違いして話しかけたから自己紹介忘れてた。
「ああ、自己紹介がまだだったね。私はLDSシンクロコースの花吹雪香だよ」
「……悪いが俺は貴様に名乗る名前などない。貴様がLDSである以上は!」
急にどうした。反抗期か?LDSに塾でも潰され……いや、待てよ。メインキャラっぽいってことは何かもっと壮大なバックストーリーがありそうだなあ。
「俺とデュエルだ。貴様には聞きたいことがある」
「まあ、初めからそのつもりだったからいいけど……」
無茶苦茶攻撃的だな。LDSなんか裏で悪い事でもやってんのかな?むしろ私が勝ったら色々聞かせてもらおうかな。
「「デュエル!!」」
カオリ LP 4000
??? LP 4000
さて、久々のスタンディングデュエルだ。私はスタンディングとアクションでデッキがちょっと違うからなあ。やっぱりアクションカードのあるなしではカードの比率が大きく変わっちゃうし、変える必要がある。エクストラのモンスターも新しいのを導入したし、うまく回せるかな?
「先攻は貰う。俺はカードを四枚セット!ターン終了だ」
げえ、ガン伏せ!羽根帚が欲しい……。
「私のターン、ドロー!それじゃあ行くよ。フィールド魔法、アロマガーデンを発動!」
辺りに花が咲き乱れる。ソリッドビジョンなのでアロマの香りは……あれ、するな。まさかこのそっくりくん、5D'sでいうところのサイコデュエリストか……?いや、あれは自分の使う側だけだっけ。もうよく覚えてないなあ。まあいいや。そのうちわかるでしょ。それよりデュエルを進めよっと。
「アロマージ―ジャスミンを召喚」
アロマージ―ジャスミン レベル2 ATK 100
「アロマガーデンの効果発動。アロマモンスターが場にいる時、一ターンに一度ライフを500回復できる!そして次の相手ターン終了時まで自分の全てのモンスターの攻撃力を500ポイントアップさせる!」
カオリ LP 4000 → 4500
アロマージ―ジャスミン ATK 100 → 600
「ここでジャスミンの効果発動。自分のライフが回復した時、カードを一枚ドローする!」
「……」
シャキーン!ドロー!……罠が来ないな。しかし怖いな、あのガン伏せ。
「さらに自分のライフが相手より多い時、ジャスミンの効果で植物族をもう一度召喚できる。おいで、アロマージ―カナンガ!」
アロマージ―カナンガ レベル3 ATK 1400 → 1900
「カナンガの攻撃力はアロマガーデンの効果で500上昇。そして魔法カード、フレグランス・ストームを発動!場の植物族モンスターを破壊して一枚ドローする。破壊するのはジャスミン。そしてドローしたのは植物族のアロマージ―ローズマリー!よってフレグランス・ストームの効果でさらに一枚ドロー出来る!」
今日も絶好調。ドロー修行の甲斐があった。どういう理屈で効果が発揮されるのかわかんないけど。
「私のアロマが破壊された時、アロマガーデンの効果によってライフを1000回復する。そしてライフが回復したことによりカナンガの効果発動!相手の魔法・罠カード一枚を手札に戻す!」
「……」
カオリ LP 4500 → 5500
デュエルが始まってからえらい無口なんだけど、このそっくりくん。今も無言で選ばれたカードを手札に戻したし。もっと楽しくデュエルしよーよ!
「バトル!カナンガでダイレクトアタック!」
「俺は罠カード、
流石に発動したか。さて、どんな効果かな?
「相手モンスター一体の攻撃力を600下げる。合わせて1200の減少だ」
アロマージ―カナンガ ATK 1900 → 700
「そしてこのカードをモンスターとして攻撃表示で特殊召喚する」
幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ レベル2 ATK 600
「なるほどね……。だけどカナンガは私のライフが相手を上回っている時、相手の攻守を500下げる!」
幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ ATK 600 → 100
「攻撃は続行!」
カナンガがフラスコを投げつける。攻撃力が下がってるからか、ヘロヘロだ。中身の液体がロスト・ヴァンブレイズにかかるけど微動だにしない。
??? LP 4000 → 3400
「……破壊されない?」
「ロスト・ヴァンブレイズが発動したターン、幻影騎士団モンスターは戦闘では破壊されない」
「効果多いな。しかもダメージはほとんどなしかぁ。まぁいいや。私はカードを二枚セットしてターンエンド」
「……まだ様子見ということか。ならばこちらから攻めさせて貰おう。俺のターン!俺はレベル2の幻影騎士団ロスト・ヴァンブレイズ二体で、オーバーレイ!」
おおう、なるほど……エクシーズを使うのか。他も使うかもわからないけど。
「幾万の戦士を貫き、闇に葬る呪われし反逆の槍。降臨せよ!エクシーズ召喚!現れろ、ランク2、幻影騎士団カースド・ジャベリン!」
幻影騎士団カースド・ジャベリン ランク2 ATK 1600 → 1100
「カースド・ジャベリンでカナンガに攻撃!」
「それは通さない!速攻魔法、ライバル・アライバル!バトルフェイズ中に召喚を行う!カナンガをリリース、アロマージ―ベルガモットをアドバンス召喚!」
アロマージ―ベルガモット レベル6 ATK 2400 → 2900
幻影騎士団カースド・ジャベリン ATK 1100 → 1600
「……攻撃は続行する!」
!?いや、まだカースド・ジャベリンの効果が不明だ。さっきの一瞬でちらっと確認しようとしたけど、どっちのカードもデータベースには載ってなかったみたいで、デュエルディスクで効果を確認できない。
「なら手札のアロマセラフィ―アンゼリカの効果発動!このカードを手札から捨てて、墓地のアロマ一体の攻撃力分回復する!対象はカナンガ!」
カオリ LP 5500 → 6900
「そして私のライフが回復した時、ベルガモットは相手のターン終了時まで自身の攻撃力を1000ポイント上昇させる!」
アロマージ―ベルガモット ATK 2900 → 3900
「無駄だ。ダメージ計算前、カースド・ジャベリンの効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、相手モンスターの攻撃力を0にし、効果を無効にする!」
アロマージ―ベルガモット ATK 3900 → 0
「さらに永続罠、
幻影騎士団カースド・ジャベリン ATK 1600 → 2400
「くっ!?」
カオリ LP 6900 → 4500
うおお、衝撃が!や、やっぱりリアル化する系か!この人かそれともデュエルディスクに細工がしてあるのかわかんないけど気は抜かないほうがよさそうだ。
「うっ……アロマガーデンでライフを回復!」
カオリ LP 4500 → 5500
「俺はカードを三枚セットしてターンエンド」
「私のターン、ドロー!」
よし、いいカードだ。
「アロマージ―ローズマリーを召喚!」
アロマージ―ローズマリー レベル4 ATK 1800
「さらに永続罠発動、リビングデッドの呼び声!ジャスミンを攻撃表示で復活!」
アロマージ―ジャスミン レベル2 ATK 100
「もひとつおまけに、魔法カード、死者蘇生!墓地のベルガモットを特殊召喚!」
アロマージ―ベルガモット レベル6 ATK 2400
「そしてアロマガーデンの効果でライフを500回復し、攻撃力を上昇!」
カオリ LP 5500 → 6000
アロマージ―ジャスミン ATK 100 → 600
アロマージ―ローズマリー ATK 1800 → 2300
アロマージ―ベルガモット ATK 2400 → 2900
「ジャスミンとローズマリー、ベルガモットの効果発動!ローズマリーはライフが回復した時、モンスターの表示形式を変更する!守備表示にするのは当然カースド・ジャベリン!」
「カースドジャベリンの効果発動。ローズマリーの効果を無効にし、攻撃力を0にする」
アロマージ―ローズマリー ATK 2300 → 0
こっちを無効にしてきたか。けどこれでカースド・ジャベリンの効果は打ち止め!
「ジャスミンの効果でドローして、ベルガモットをパワーアップ!」
アロマージ―ベルガモット ATK 2900 → 3900
「さらに場にアロマがいて私の方がライフが多い時、アンゼリカは墓地から特殊召喚できる!」
アロマセラフィ―アンゼリカ レベル1 DEF 0 → 500
「そしてレベル4のアロマージ―ローズマリーとレベル2のアロマージ―ジャスミンにレベル1のアロマセラフィ―アンゼリカをチューニング!」
「!!この召喚方法は……」
「天より舞い降りし、生命の化身!シンクロ召喚!命を照らせ、レベル7、エンシェント・ホーリー・ワイバーン!」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン レベル7 ATK 2100 → 2600
「自身の効果で蘇生したアンゼリカはフィールドを離れた時除外される。そしてエンシェント・ホーリー・ワイバーンは相手のライフを上回っている分だけ攻撃力をアップする!ライフ差は2600!」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 2600 → 5200
「攻撃力5200……」
「バトル!アロマージ―ベルガモットでカースド・ジャベリンに攻撃!」
「永続罠、
アロマージ―ベルガモット ATK 3900 → 2900
「ならホーリー・ワイバーンでカースド・ジャベリンに攻撃!セフィロト・ブレス!」
「……」
??? LP 3400 → 600
「幻影剣は対象モンスターの戦闘による破壊の身代わりにできる!」
幻影騎士団カースド・ジャベリン ATK 2400 → 1600
破壊身代わり効果か。ライフも削り切れなかったし。鉄壁入られちゃったのは負けフラグだ。でも何でホーリー・ワイバーンじゃなくてベルガモットの攻撃を止めたんだろ?プレイングミスと言うよりは、なんか狙ってそうな気がするな……。
「ライフ差はさらに開いてホーリー・ワイバーンの攻撃力もさらに上昇するよ」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 5200 → 8000
永続効果だからしょうがないけど、負けフラグがどんどん積み重なってる気がする。
「ライフ残っちゃったかあ。私はカードを一枚セットしてターンエンド」
「エンドフェイズ、俺は罠カード、幻影騎士団シェード・ブリガンダインを発動。レベル4のモンスターとして特殊召喚する」
幻影騎士団シェード・ブリガンダイン レベル4 DEF 300
あー、もしかして罠モンスターデッキか、この人。それ考えるとやっぱり主人公じゃないのか。主人公が罠モンスターデッキとか流石にないよね。よくよく考えたら新しい召喚法を使ったのはゆうやんだし、やっぱゆうやんが主人公か。
「俺のターン、ドロー!俺はもう一枚のシェード・ブリガンダインを発動!」
幻影騎士団シェード・ブリガンダイン レベル4 DEF 300
「なるほど……これでレベル4モンスターが二体、と」
「その通りだ。俺はレベル4の幻影騎士団シェード・ブリガンダイン二体で、オーバーレイ!漆黒なる闇より、愚鈍なる力に抗う、反逆の牙!今降臨せよ!エクシーズ召喚!現れろ、ランク4、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!」
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ランク4 ATK 2500
うおお、こいつ……すごい迫力だ!しかも
「ダーク・リベリオンの効果発動。オーバーレイユニットを一つ取り除き、このターンの間相手のレベル5以上のモンスターの攻撃力を半分にして、その数値分ダーク・リベリオンの攻撃力をアップする!」
「なっ!?」
「対象はエンシェント・ホーリー・ワイバーンだ。トリーズン・ディスチャージ!」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 8000 → 4000
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 2500 → 6500
「もう一度効果発動!トリーズン・ディスチャージ!」
エンシェント・ホーリー・ワイバーン ATK 4000 → 2000
ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン ATK 6500 → 8500
「ターン制限もないんだね……」
「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンでエンシェント・ホーリー・ワイバーンに攻撃!」
あ、アゴに雷が!?なんでそんな演出……いや、そんなこと言ってる場合じゃない!
「速攻魔法、非常食!魔法・罠を墓地に送ってその数×1000のライフを回復する!残っていたリビングデッドの呼び声を墓地に送ってライフを1000回復!エンシェント・ホーリー・ワイバーンはダーク・リベリオンに攻撃力を固定されてるから、攻撃力は変動しない」
カオリ LP 6000 → 7000
「反逆のライトニング・ディスオベイ!!」
「ぐっ……!」
カオリ LP 7000 → 500
ふげぇ!痛い!6000オーバーのダメージがリアル衝撃になるとこんなになるのか……。体鍛えてなかったら死んでたかも。
「……躱されたか。……」
ん?どうした、こっちをじっと見て。一目惚れか?
「次のターンに幻影霧剣を破壊するカードを引かないことに賭けるのは……無理そうだな。速攻魔法、
ベルガモットとダーク・リベリオン、それにカースド・ジャベリンが破壊された。
ここにきてそんな効果が!でも、彼の場にもモンスターはいなくなった。このままなら次で私が攻撃力600以上か攻撃力100以上のアロマ(つまりアンゼリカ以外)を引けば勝ち。それだったらサイクロンとかを引かない方に賭ける方がマシだから、おそらくそれだけじゃないんだろうね。
「さらに互いにこのバトルフェイズで墓地に送られた自身のモンスターの数×800のダメージを受ける!」
「!私はエンシェント・ホーリー・ワイバーンとベルガモットを、あなたはダーク・リベリオンとカースド・ジャベリンを失ってる……」
「そうだ。よって俺たちは互いに1600ポイントのダメージを受ける!」
「きゃあああ!!」
「ぐうっ……!」
カオリ LP 500 → 0
??? LP 600 → 0
いてて……。リアルダメージはやっぱきついなあ。アクションデュエルと違って安全対策されてないし。
「引き分け、だね……」
「……聞きたいことはいくつもあるが……ここは引こう。またいずれ会おう」
うーん、逃げられたけど追いかける体力はないな。せめて名前だけでも聞きたかったけど。まあいいや。とりあえず黒ゆうやん(仮)で。もう今日は家帰って休もう。怪我はしてないけどしんどい。
◆ ◆ ◆
「ゆうやん、か。俺に似た人物がいるなら顔を隠すべきか。それにしても花吹雪香。必殺の一撃を躱し盤面を覆してくる実戦的なデュエルにシンクロ召喚……やつも融合の手先の一人なのか?やはり、シンクロは敵と考えるべきか……」
「ユート、ここにいたのか」
「
遊矢似の少年はもう一人の黒づくめの人物に声をかけられ、振り返る。
「向こうの橋の下で待っていると言っていたが……」
「あそこでLDSの少女に声をかけられてな。デュエルしていた」
「何!?」
「あの場所はもう集合場所に使わない方がいいだろう」
「そうか……そのデュエルはどうなったんだ?」
「引き分けた。シンクロ使いで、実戦的なデュエルをするやつだ」
「お前と引き分ける程か……。それにしてもシンクロ使いとは、やはりシンクロも敵のようだな」
「いや、彼女も敵意を以て向かってきたわけじゃない。まずは話を聞き出して……」
「甘い」
遊矢似の少年の言葉を遮り、その表情に怒りを滲ませながら隼と呼ばれた男は告げる。
「敵は強大で、無尽蔵にいる。だが、俺たちは奪われた仲間を必ず奪い返す!そのためには躊躇している余裕などない!」
「隼……」
「ユート、俺は行く。LDSの赤馬零児を人質に瑠璃を奪い返す。そのために俺は何だってやってやる。敵であろうとなかろうと、LDSのやつらを狩りつくしてもな」
「……」
「俺はそのためにここに来た。そのシンクロ使いの女もLDSだというなら俺が狩る」
「……止まらないんだな」
「ああ」
二人はそれっきり押し黙り……暫くしてから情報の交換だけしてその場を後にした。
ユートの使用カードが少なすぎて苦労しました。漫画版でも出番がまだ少ないので……。
初登場のエンシェント・ホーリー・ワイバーンがダベリオンの餌に。レベル7でライフが多い時に攻撃力上昇とかアニメのダベリオンの格好の的っていう。主人公の切り札としては優勢な時に力を発揮するオベリオンタイプなので彼と同じ道を歩みそう。
主人公の劣勢時の切り札が未だ未定。アロマに合う劣勢時の切り札って何だろう……。