反逆のネギ 〜The Green Onions VS Human〜 (奇数回) 作:るてぃ
読者の皆様、アメリカの地図が分かる方は良いですが、分からない方が殆どだと思います。サクサクと読み進めたい方は、事前にアメリカの地図を見て州の位置関係を把握して頂けると読みやすいと思います。今回出てくる州の名前は、前回出てきた州も含め、アイダホ州、コロラド州、テキサス州、ネバダ州、モンタナ州、オクラホマ州、ユタ州、ワイオミング州、ニューメキシコ州です。
それでは皆様、普段と少し違う世界観をどうぞお楽しみください!
「よーし、着いたみたいだね」
…コロラド州。南東にテキサス州、西にネバダ州、北西にアイダホ州のある、一見人間軍にとって不利な地域である。しかし、神野の天才的な頭脳はコロラド州を戦いの場に選んだ。
「あの…神野司令官…」
「うん?ゴンちゃんどうしたの?」
「いや、私の頭脳では何故コロラド州なのか理解出来なくて…」
「ああ、そういう事ね。後で伝えようと思ってたんだけど、後ろの隊にモンタナ州とオクラホマ州に行ってほしいんだ」
「…へえ、何故ですか?」
「まだ分からないかい?モンタナ州、コロラド州、オクラホマ州の位置関係を見てみな」
ゴンは悩ましげな顔で答える。
「すみません、私めの頭では分かりかねます」
「しょうがないなあ、ゴンちゃんの為に全部説明してあげよう♪ いいかい、我々は今、自ら敵に囲まれるような動きをしてるのは分かるよね」
「ええ、その事は理解しています」
「そして、モンタナ州はアイダホ州の隣、オクラホマ州はテキサス州の隣にあるんだ」
「あ、北と南でそれぞれ敵軍を留めるという事ですね!」
神野はやれやれといったように首を横に降る。
ゴンだって馬鹿ではない。まあ国連軍最高司令部に属している以上馬鹿なわけが無いのだが。彼はエマスの右腕として働くくらいの頭の持ち主である。
そんなゴンでも理解出来ない戦術を、神野は建てていたのであった。
ネギ軍が勝つ事などゼロに近い戦術を。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「只今、人間軍がコロラド州に入ったとの情報がありました!!」
「ほう、コロラド州…。ふん、人間も頭が悪くなったな!いや、我々が進化したのか…?まあいい、これで殆ど勝ちは決定したようなもんだ!北と南で挟み撃ちした所に更に西から追撃。やはり我ながら完璧な作戦だ!」
ネギダヨはとてもふっかふかの椅子に腰掛けながら呟く。
「我らの統治する世界もあと一歩、と言った所か…。いや、最早手にしたと言っても過言では無いな!!ガハハハハハハ!!!」
「よし、総員、進軍!!まず、アイダホ州の兵はワイオミング州から、テキサス州の兵はニューメキシコ州からコロラド州へ向かえ!!」
「はっ!」
「ネバダ州の兵はユタ州を越えてコロラド州との州境沿いへ配置し、プレッシャーを掛けるのだ!アイダホ州のテキサス州の兵はそれぞれ連絡を取り合い、同時刻に敵軍へ襲撃せよ!ある程度戦ったところで州境沿いの兵に合図を送り、突撃させるのだ!!分かったか!!!!」
「「「「はっ!!!」」」」
…ほぼ同時刻、人間側。
「さてとグンちゃん」
「はい、なんでしょうか」
「後ろの隊に、
「…絶対バレないよう、ですね」
意外と戦術分かっちゃった人も居たりして?
…居たりしちゃう?
アメリカの地図がこの先必須になりそうです…orz
なるべく場所の位置関係は言葉にしますけど