反逆のネギ 〜The Green Onions VS Human〜 (奇数回) 作:るてぃ
そろそろ戦いも終わりですかねぇ?
相変わらず、攻防戦は続いていた。シンパイ司令官達がギリシャで戦っている間、アメリカでも激しい戦いが繰り広げられていたのである。
さて、東へ後退した人間軍とそれを追いかけたネギ軍であったが、実はもう既にネギ軍は囲まれた状況であった。
「神野司令官!」
「どうしたんだい?」
軍司令部の会議にて、ゴンが発言する。
「現在、ネギ軍が我々を追跡したことでほぼ我々の包囲網に引っかかった状態です。今後の行動方針をお教えください」
「まあ、ネギ共は逃げ道が無い状態だからね。じっくりと攻めるもよし、思いっきり袋叩きにするもよしだよ」
「神野司令官はどのように攻めるのが最善と思われますか?」
「そうだねぇ…僕の意見としては、なるべく敵に察せられないようじわじわと攻めるが吉、かな。気付かれたら、それを合図に一斉に猛攻を開始すればいいよ」
その日の会議は、神野の意見を最終決定として終わった。しかし、神野とゴンは、ほとんどの人が帰っていっても残っていた。
「…ゴンちゃん、何か聞きたいことが?」
目を前に向けたまま、問う。
「その通りです、司令官。何故ネギ軍はあそこまで浅はかな思考で我々を追ってきたのでしょうか」
「確かに、それは僕もおかしいとは思うよ。いくらネギとはいえ、幾度となく人間を苦しめてきた連中だ」
奥の手か何かがあるんだろうな、と続けて言う。
「ということは、ネギ軍は策を持っているんじゃないか、と?」
「そういうこと。まあ正確には、
「つまり、司令官はネギ軍の策にお気付きであるのですか?」
「まあ、そんな感じ」
答えは短かったが、神野は自分の考えに確信があるのだと、ゴンは感じた。そして、どこまで天才的な人なんだ、と思った。
「ネギ軍の策ってどんな策なのか、教えてもらってもいいですか?」
「具体的には分からないんだけどね、きっとどこかに伏兵を潜めているんだと思うよ」
やはり神野は、自信ありげに答える。
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一方、ネギ軍の司令部では。
「ネギダヨ様、敵は目と鼻の先にいますが、作戦の程は」
「持久戦に持ち込むのがいいと思うぞ」
「持久戦ですか!?我々ネギ軍の得意分野で勝負しよう、と?」
今まで、人間軍とネギ軍はどちらも勝率が同じくらいであった。しかし、持久戦のみに視点を狭めると、ネギ軍の勝率は7割もあった。
「その通りだが、まだ他にも理由はある」
「理由…ですか…」
「そう、理由があるのだ」
ネギダヨは、ニヤリと笑って答える。
「色々と、『待つ』為の持久戦だ」
左手首と左足首怪我してすごい痛いんです(関係ない)