反逆のネギ 〜The Green Onions VS Human〜 (奇数回)   作:るてぃ

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眠いっす


るてぃです




第17話:最終決戦

ーーーアメリカ中西部の南。双方の本陣が睨み合う。人類とネギの存亡を掛けた戦いは、クライマックスを迎えていた。

お互いの兵数はほぼ互角、技術力にも差は無し。この戦いは、知恵と士気によって始まり、終わる。

 

国連軍の本部では、いつも通り会議が開かれていた。

ーーーネギ軍に勝利する為には、何が必要か。

 

神野が、口を開く。

 

「この戦いは、きっと最後まで頭脳の戦いになる。みんな、一つ案があるんだけど、聞いてもらってもいいかな」

 

落ち着いた口調で、淡々と述べる。

 

「まず、奇襲を仕掛け後退するのを繰り返そう。それでネギ共を誘導して、本陣でもって叩き潰す。オーケー?」

 

反対する人は、居ない。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「突撃ぃー!」

 

分隊長の掛け声を合図に、分隊はネギ軍に奇襲を仕掛ける。

 

「後退ッ!後退ー!!」

 

そして、敵をおびき寄せて後退する。

 

この単純な作業を各地で繰り返し、いつの間にか、分散されていたネギ軍は1箇所に集められていた。

 

ーーーネギ軍本部。焦燥感が漂う。

 

「ネギダヨ様…!」

 

「…分かっておる。あいつらの策略に嵌ってしまったことはもういい。ここからどう戦うかだ」

 

ネギダヨが続ける。

 

「まずは士気を上げねばならん。このままだと非常にまずい。勝つ為に良い案を出せる者は居ないか!」

 

しばらく沈黙が続く。

 

すると1人のネギーーネギ軍分隊Bの副隊長であるネギト・ロ・ウマイが、声を上げた。

 

「ネギダヨ様、リスクは高いですが一つ提案がございます」

 

「なんだ、答えてみろ」

 

「本陣で敵軍を打ち破りましょう。それも、待つのではなく、本陣を動かして攻めるのです」

 

ーーーなんて無茶な提案だ。所詮一分隊の副隊長のレベルはそんなもんか。

そう、周りの幹部らが口にする。しかし、ネギダヨは違った。彼は、今まで最前線で実戦を重ねてきた副分隊長の意見に賛同した。

 

この作戦はハイリスクだがハイリターンだ、と。

 

そうして、ネギ軍の最後の戦術が決定された。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「待ち」を選んだ人間軍と、「攻め」を選んだネギ軍。

 

お互いの本陣が激しくぶつかり合った。

 

司令部が戦いの前線にあるという未曾有の状況での戦いは、必然的に、敵の司令部を制圧できるか、という戦いとなっていた。

 

「まだ制圧は出来ないのかッ…!」

「クソ、形勢逆転されたぞ!」

「駄目だ!増援を呼べ!」

 

戦場からは、絶え間なく声が聞こえていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーそして、2187年3月19日。

 

包囲網を幾度となく突破し、司令室に押し寄せ、司令官やその他の幹部を連行。

 

これにより、アメリカでの戦いは終焉を迎えた。

 

また、中東地域では、怒り狂った雄牛のように快進撃を重ねた。

 

敵の本拠地は、レールガンにより破壊され、機能を失った。

 

 

 

 

 

人間軍の勝利であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネギは食材に戻った。




お読みくださりありがとうございました。
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