落第騎士の英雄譚 破軍剣客浪漫譚〘本編完結〙 作:どこかの超電磁砲
「・・・」
「全くもう!翔真はもう少し場をわきまえてよね!」
「翔真君は本当にエッチなんだから!」
「あらあら、後で治療致しませんと♪」
「アンタ、よく生きてるわね」
「綾崎君っていつもこんな感じなのかな」
「そうよ先輩」
頭にデカイタンコブを作り、服装は乱れ屍のように動かなくなった翔真。明日菜とシャルロットによって高町式O☆HA☆NA☆SHIにより翔真は気絶しておりステラは呆れ絢瀬は苦笑い。翔真はさておき一輝と蔵人の戦いはヒートアップしていた。
「(大蛇丸の真骨頂は刀身の伸縮だけじゃねえ・・・意のままに刀身が動くんだよ)」
「倉敷君なら・・・そう来ると思ったよ」
「な!?」
「《完全掌握》」
完全掌握―パーフェクトビジョン―により一輝は蔵人の攻撃を読み切り、そのまま反撃に移行しようとしたが《大蛇丸》の攻撃にまた一輝は苦戦を強いられる。蔵人は器用に大蛇丸を振るい一輝は陰鉄で弾き返し、回避してゆく。
「ははっ!綾崎の他にもこんな奴がいるとはなァ。ますます面白れぇぜ」
「なるほど、それが君の力ってやつかな・・・"剣士殺し"」
「はっ!」
「綾辻さんと倉敷君の戦いを聞いていて僕にはどうしても納得できないことがあった。
病み衰えていたとはいえ《最後の侍》とまで呼ばれていた剣客の海斗さんが、そこまで
一方的にやられるなんてそれには相応の理由が存在するはずだ」
「・・・・・・」
「そしてそれがなんなのか確信したよ」
「それってまさか・・・イカサマ!?」
「そうじゃないさ先輩」
「あ、復活した」
いつの間にかキリっとした表情で復活した翔真にステラはツッコミを入れる。
「倉敷の強さを根底から支えている力は反射神経にあるのさ。反射神経とはいっても
常人とは反射速度が違う。だが倉敷の場合は通常の反射神経より格段に上なのさ・・・
つまりは一輝や海斗さんが一つの行動を起こそうとする間に倉敷君は二つ三つ行動を
起こせる。まあ、見た目は子供頭脳は大人なコナン君でも簡単に解けるぜ」
「それを以てすれば彼が回避できるはずのない攻撃を回避したり、太刀が途中で
消えるような常軌を逸した動作も可能となる。違うかい?・・・倉敷君」
「ハハハ・・・ハハハ!正解だぜ!俺の神速反射を初見で見破った奴は綾崎の次に
てめえが初めてだぜ。俺はこの反射速度とこれを活かしきる行動速度でどんなに
優れた駆け引きの果ての不意打ちだろうが対処できる。だが・・・」
蔵人は大蛇丸を担ぎ話を続ける。
「それで、どうするんってんだ?カラクリが分かったところでどうにか出来るってのか!?」
「(倉敷の奴は何も分かってない。一輝はもう・・・)」
翔真は確信していた・・・一輝が勝つことを。
「そんな・・・私が・・・」
「姉さん!」
「そうかよ・・・そんなに消したいのかよ、俺を」
翔真に負けたことで綾崎から追放された愛理と麻衣。そして翔真を消す為に綾崎家は圧力を学園側に掛ける。翔真は妹達を追放した綾崎家を本格的に潰す為―――動き出す。しかしそれは翔真自身の死を意味していた。
近日よりオリジナル編、綾崎家動乱始動。