黒の騎士団の双璧が行くIS世界   作:マスターM

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裏側で

ラウラの騒動が起こる前日

 

「ライ話って何?」

 

「君の実家の事だよ。シャルいや、シャルロット・デュノア」

 

「っ!!?どうして分かったの!?」

ライに自分の本名を言われシャルル否、シャルロットは驚いた。

 

「デュノア社について少し気になってね、少し調べてみたんだ。今のデュノア社社長アルベール・デュノア氏とその妻、ロゼンダ・デュノアの間に子供はいない。いるのは愛人との子だけだった」

 

「そう、その愛人の子供が僕だよ。ライには全てお見通しだったんだね・・・」

 

「ある程度は自分で調べたんだけど、目的が分からなかったから束さんに調べてもらたんだ」

 

「目的?って今束さんって、もしかして篠ノ之束博士!?」

シャルロットはライの口から出た目的と言う言葉に疑問を感じたが、束の名前が出た事に驚いた。

 

「ライって博士の知り合い?」

 

「知り合いって言うか、前に少しお世話になった恩人かな」

 

「・・・」

ライの言葉にシャルロットは唖然とした。篠ノ之束は自分の興味のないことには冷酷なまでに無関心になる性格で、それは人間の場合も例外ではなく、身内と認識している者以外の人間には本当に興味がない。と認識されている人物が他人であるライの世話をしたと聞かされれば、この反応は必然と言えるだろう。

 

「話を戻すけど、束さんからの情報でデュノア社長の目的は分かった」

 

「その目的って?」

 

「君を守るためだよ。社長も、社長夫人もね」

 

「嘘だ!あの人は僕に無関心だったし、本妻の人には『泥棒猫の娘が!』って殴られたのに!!」

 

「それは社長夫人が不妊体質だったからだよ」

 

「え?」

 

「自分に子供が出来ない故の悔しさから、引き取られた君が現れたからつい感情が抑えきれなくなってしまったんだよ。今でも後悔してるみたいだよ」

 

「じゃ、何で言わないの?あの人も、本妻の人も?」

 

「それはね常に監視の目があったからだよ。下手な接触は格好の的だかだね」

 

「じゃあ僕はずっと勘違いしてたの?」

シャルロットは自分が勘違いしていたと思い困惑した。

 

「僕の言葉じゃ信用できないと思うから、本人達に聞けばいいよ」

と言い、シャルロットに携帯を渡した。受け取ったシャルロットは携帯の画面が通話中だと気づいた。

 

『・・・シャルロット』

 

「!?」

声は実父であるアルベール・デュノアだった。

 

『すまなかった。お前を守るためとは言え何の説明をしなかった私は愚かだ。蒼月君に「本当に大切ならちゃんと話せ」と言われ私は目が覚めたよ』

 

『私もよ』

 

「ロゼンダさん・・・」

 

『ごめんなさい。自分の体質を棚に上げて貴女を殴ってしまって』

 

「いえ・・・」

 

『彼が言っていた事は全て真実だ。私はお前を、愛している。例えお前に恨まていてもいい、私は今度こそお前を護ってみせる』

 

「お父さん・・・」

父の本音を聞きシャルロットは涙ぐみながら呟いた。

 

「・・・デュノア社長、社長夫人例の件ですが」

 

『可能だがどうするつもりだね?』

 

「ライ例の件って?」

 

『彼が貴女の暗殺を目論む、デュノア・グループの主犯格達に合わせて欲しいって言ったのよ』

 

「危険だよ!?」

 

「大丈夫だよ。少し‶お話〟するだけだから。彼等もそこで仕掛けたら、自分達が犯人だと言っているものだよ」

 

『だが彼らの後ろには・・・』

 

「女性権利団体ですね」

 

『そうよ。貴方がいかに男性操縦者だとしても危険だわ』

 

「大丈夫ですよ」

ライは確信したように言い切った。

 

『・・・わかった。学年別トーナメントの日に会う様に調整しよう』

 

「感謝します。それまでは娘さんは僕が必ず守ります」

 

『君はどうしてそこまでしてくれるのかね?』

社長は何故そこまで親身になってくれるか疑問に思い、ライに聞いた。

 

「ほっておけないんですよ。シャルは僕の親友と境遇が似ていたので」

 

『それだけでここまで関わるとは、そんなに大切な友なんだね』

 

「はい。自慢の親友です」

 

『そうか・・・娘の事を頼む』

そう言い電話を切った。

 

「さて、シャルこれからの事を話すよ」

 

「う、うん」

 

「この後僕は織斑先生達に話に行く」

 

「達って?」

 

「織斑先生、会長、カレンそれと学園長」

 

「え?どうして?

 

「前に屋上でお昼食べた時に僕とカレンが呼び出された時あったよね?その時に織斑先生と会長にシャルの事を聞かれたんだ」

 

「もしかして、その時から疑われてた?」

 

「うん」

 

「・・・」

最初から疑われていたと知ってシャルロットは肩を落とした。

 

「大丈夫だよ、皆協力してくれると思うよ。特にカレンなんてこの話をしたら、制止を振り切って主犯格達を殴り飛ばしそうだしね」

 

「ライもそうだけど、どうしてカレンもそこまでしてくれるって言い切れるの?」

 

「・・・カレンも母親と色々あってね。僕に言えるのはこれだけだよ」

ライの悲痛の顔をみてシャルロットは聞かないようにした。

 

「あ、それと昨日会長から聞いたけど、今度の学年別トーナメントはより実戦に近いようペアで行う事になったんだ。そこでシャルには一夏と組んで欲しんだ」

 

「え?そこはライとじゃないの?」

 

「会長曰く『ライ君とカレンちゃんが組んだら2人が優勝が目に見えてるじゃない。って言うか掛け声だけで理解している2人にハンデをつけても絶対に勝てる訳ないじゃない。だから2人はシングルで出て頂戴』だそうだよ」

 

「(それって、実質ライとカレンの頂上決戦なんじゃ・・・)う、うん分かった。一夏と組むようにするね」

 

「決まりだね。僕はこの事を話してくるからシャルはゆっくり休んでいてね」

そう言いライは部屋を出た。

シャルロットは短時間に色々な事が起こったので、そのままベットに入りそのまま眠った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋を出たライは、メールでカレン、楯無、千冬、十蔵に学園長室に集まるよう言い、集まった全員に今回の事を話した。

 

「お前の‶お話〟と言うのはギアスの事だろ」

 

「あからさまよ」

 

「まあそう言う事で、ギアスの使用許可をお願いしたいのですが・・・」

 

「いいでしょ。許可します。ですが」

 

「分かってます。誰にもバレない様にします」

 

「決まりですね。学年別トーナメントが終わるまで彼女には男装のままでお願いするよう言っておいてください」

 

「分かりました。失礼します」

ライの退室をきっかけに全員が退室した。その中で十蔵だけは笑みを浮べていた。

 

「彼はやはり面白いですね」




デュノア社長への電話は束の協力の元盗聴されないようしてました。

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