黒の騎士団に参加したライはアジトに案内された。
一通り場所を覚えたライは復習がてらアジトを回る事を決めた。
格納庫に行くと緑の髪の少女がいた。
「おい」
「・・・なにか?」
「ゼロを見なかったか」
「いや・・・」
「そうか」
「・・・」
「・・・」
「まだなにか?」
「いや、いい。今はまだ・・・」
「今は?」
「気にするな、こっちの事だ・・・邪魔したな」
「・・・?」
C.C.の思わせぶりな態度にライはますますC.C.の事を謎に思った。
翌日ライはカレンから本を渡された、本のしおりが挟まれていたページを開くと、そこには‶決行‶を示す符号に時間が記載されたメモがあった。
黒の騎士団が動くことを示していた。
「う~んカレンの病弱設定は違和感しかないわ」
鈴の言葉にほぼ全員が頷いた。
「俺達はルルーシュがゼロって分かってるけど、今の所ライもカレンも分かってないんだよな」
「ああ、ルルーシュは一度カレンに疑われたが、ギアスとメイドを使って誤魔化したしな」
一夏の言葉にラウラが返した。
「よう新入り、足引っ張るなよ。貴重な無頼を壊されちゃたまらねえからな」
「制服の大丈夫?きつくなかったかしら?」
「カレンの推薦だ。心配はしていないが、落ち着いてな」
ライがアジトに行くと、玉城、井上、扇が声をかけてきた。
騎士団の面々は、わりとすんなりとライを受け入れた。以前のゲットーでカレンを助けた事が知れ渡っていたからだ。カレンの立場もなかなかのもので、カレンの推薦はライの立場にも後押しになっていた。
ライの黒の騎士団での初任務は‶リフレイン‶の取引現場を強襲する事だった。
リフレインとは『幸福だった過去にトリップできる』薬物の事だ。今の日本人にはピッタリな逃避手段である。
「リフレイン・・・」
「幸せだった過去・・・」
一夏達は確かに今の日本人達にはピッタリであると思った。
取引場所はゲットーと租界の狭間の人気のない倉庫街だった。
「行こう」
「よし、突入!」
ゼロの号令で付近に身を潜ませていた黒の騎士団が一斉に動いた。
「行くわよライ!」
カレンの無頼が奔る、その後をライも追った。
二機の無頼の突入はマシンガンしか持たない者達では止められず、ゼロ率いる主力部隊も突入して、取引現場は瞬く間に制圧されてゆく。
カレンの無頼が止まった部屋にはリフレインで幻覚状態にある中毒者達が大勢いた。
その中にはカレンの母親もいた。
「紅月の母親もリフレインを使っていたのか!?」
「一体どうして?・・・」
カレンの母親もリフレインを使っていた事に全員が驚愕した。
カレンの母親がカレンの無頼の前でつまずき、カレンは咄嗟に左腕で受けとめた。
次の瞬間警察のナイトポリスの銃撃でカレンの無頼の右腕を肩から撃ち飛ばされた。
「警察!?グルってことか!」
「腐ってやがる・・・」
「警察さえも腐ってるなんて・・・」
「これは確かに黒の騎士団は必要だな」
扇やゼロの言葉に真耶と箒が言う。同じ日本人として、日本人を苦しめるリフレインを取引している者達とグルになっている警察に嫌悪する。
カレンの無頼は母親を抱えて走りだす。
「どうして、いらないのに、要らないのに!」
カレンの言葉に悲しい表情になる一夏達。
「援護する!」
「待てライ!もう一機いるぞ!」
ライが援護に動こうとすると、玉城がもう一機いると言う。
コンテナの影からカレンの無頼を狙うナイトポリスがいた。
ライは即座にスラッシュハーケンを放ち、今まさに撃とうとしていた腕を跳ね上げた。
ナイトポリスは態勢を立て直そうとしたが・・・。
「動くな!」
アサルトライフルの銃口がコックピットに合わされている事に気付き、硬直したように動きを止めた。
「無傷で捕獲か、ありがたい!」
「ほう、思った以上の腕前だな」
これに扇は感謝し、ゼロはライの腕前に感心した。
「ほぼ咄嗟に捕獲するなんて・・・」
「流石兄上です!」
簪も感心するように言うと、ラウラが賞賛した。
捕獲した機体を扇達に任せたライはカレンのもとに急いだ。
だが追いつくと戦闘は終わっていた。
「大丈夫か?」
「・・・ええ」
カレンは無頼から降りると母親に駆け寄った。
ライも無頼から降りて近づく。
母親はリフレインのトリップ状態で、カレンの方も向かず、穏やかな顔つきで静かに座り込んでいた。
「カレン・・・この人は・・・」
ライは聞くが薄々と感づく。
「私の・・・お母さん・・・」
アジトには押収したリフレインが山に積まれていた。
押収したリフレインを処分すると言う扇達、玉城がリフレインを使えばライの記憶が戻るんじゃないかと言う。
勿論ライは拒否した。
この事はカレンの心に深い痛みを与えた。
カレンは病院に運ばれた母親やの部屋を訪れた。
「判決出たよ。20年だって。待っててお母さんが出て来るまでには変えてみせるから。私とお母さんが普通に暮らせる世界に。だから・・・だから・・・っ」
リフレインの後遺症で会話や反応が出来ない母親が手がカレンの手にそっと触れる。
「頑張れ・・・頑張れカレン。私の娘・・・」
「うん、頑張る・・・。私頑張るから」
母親の手を握り涙ながら決意するカレン。
「ううっ・・・」
それを見ていた一夏は目尻に涙を溜め、箒、鈴、セシリア、ラウラ、簪、楯無は涙をながし、真耶に至っては号泣していた。千冬は顔を背けていたが、目からは一筋の涙が流れた。
「・・・」
シャルは箒達より涙を流しながら、かつてライが言っていた事がこのことだったのだと理解した。
(カレンもお母さんの事で悲しい思いをしたんだ。だから僕にきにかけてくれたんだね)
ライとのカップリングで好きな組み合わせは?ライカレは殿堂入りの為除外
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ライ×ナナリー
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ライ×C.C.
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ライ×シャリー
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ライ×ミレイ
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ライ×神楽耶
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ライ×千葉
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ライ×モニカ