鴉が飛ぶ (リメイク)   作:ベクセルmk. 5

10 / 24
一方その頃

「さて、悪い知らせだ」

帝都から北に10㎞離れた地点。そこにナイトレイドのアジトは存在する。

現在はボスであるナジェンダが、メンバーを会議室に集めいていた。

「クレーエが五大将を招集した」

「はぁ!?まじかよあいつ!」

ラバックが戦慄し、アカメやブラートも動揺した。

「と、いってもカミラやヒルダのような怪物やTT(ティーツー)のような得体の知れない奴を呼んだわけではないが・・・・・・」

床を睨みながら呟くナジェンダ。

「なあボス。そんなにヤバい奴らなのか?そいつら」

最近来たばかりのタツミが質問する。

「帝具使いは一人もいない。だが、我々相手に互角の戦いが出来る」

「そんなやばいのが・・・・・!」

「しかもそいつら一人一人が将軍並みに指揮能力が高い」

ナジェンダは革命軍の本拠地へ行って、戦力を増強するべきだと考える。

(とはいっても、ナイトレイド自体が強力な戦力だから、難しいな)

「それで、誰が来たんだ?」

アカメの質問で、意識が現実へと戻される。

「ああ。帝都へ来たのはロランとセノアだ。内、ロランは直属の部下の騎士団を500人帝都に連れてきている」

「となると、セノアは一人で来たのか」

アカメの言葉に頷くナジェンダ。

「ロラン、セノア共に強力だがこれはチャンスでもある。倒せば帝国一の機動力を持つクレーエ軍を弱体化出来る。だが、1対1ではなるべく闘うな」

~~~

「・・・・・・」

帝国東南部のベンナム山脈。

ここでは現在、巨大な蟻型の危険種が大量に発生していた。

特級危険種ベンナム軍隊アリ。100体ほどの群れならば超級危険種すら食い殺せるほどの戦闘力を有する。

「歩兵隊総員、対軍防御陣形。砲兵隊、砲撃開始」

砲撃が放たれ、アリの足元に着弾。爆発して先頭にいるアリが吹き飛ばされる。しかしアリの数はさして変わらない。100を超えて千体以上のアリが押し寄せて来ている。

「宝石地雷作動。並びに銃撃開始。ライン1到達までに少しでも削りなさい」

陣形の正面で指揮を執っているのは白いビジネススーツを着た女性。

「カミラ様!帝都より伝令!帝都より伝令!」

カミラと呼ばれた白スーツは、伝令を伝えた兵士に、無言で先を話すように促す。

「対危険種殲滅師団団長カミラ、至急帝都へ帰還せよ!」

「・・・・・・つまりとっとと殲滅しろと。はーあ、私を作ったものながら、私の実力を過信しすぎではないか?」

まあいい。とため息を吐きながらも戦闘出来るように準備する。

「ブルーブラスタープロトタイプ改」

放たれた攻撃は、通常のブルーブラスターが魔弾(スナップ)なのに対し、大砲(ドロワ)だった。

ゴウッという砲撃音と共に放たれた一撃はアリ数十体が一撃で消滅した。

「とんでもないブラック野郎に作られてしまったようだな、私は」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。