東方廻争録    作:六廻

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こんにちは、六廻です
今回のお話は、散々霊夢から逃げているとこから始まります
では、どうぞ、お楽しみください


東方廻争録 三話「紅魔の夜」

「はぁ……はぁ……」逃げに逃げて三千里、

と言った感じか、もう日が暮れ夜になり、

いつの間にか霊夢もいなかった

「……か、帰、た…のか…?」

まだ少し慣れない飛行を半日近くして、

多くのデモ隊を蹴散らしたのだ、

力(※)が底をついても可笑しくない(※魔力や霊力の類)

俺は朦朧とする意識の中、自分が倒れて行くのを、

誰かに受け止められたのをみてすぐ、意識が飛んだ…

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「……………………!」ガバッ

「ひゃ!?」「起きた!」「良かったわ、上手くいって」「さすがね?パチェ」「咲夜さん、驚きすぎ…」「何か言った?中国」ジャキ「……いいえ、何でもないです」「止めなさい、客人が驚いてるわ」

「……………………」ポカーン

「いえ、むしろ状況が読めていないのかと……」

 ザッツライト!とちょいボケしたいけどそれは置いといて……

「えーと…………」

「そう言えば、自己紹介がまだだったわね

私はここ、紅魔館の主にして、誇り高き吸血鬼、

レミリア・スカーレット

左から順に、メイド長の咲夜、妹のフラン、大図書館の司書のパチュリー、そして門番の中……美鈴よ」

「言おうとしましたよね‼?今中国って言おうとしましたよね‼?」

「うるさい‼」ジャキ

「……解せぬ…」

「まったく……あなたはさっき、この門番に抱えられて連れて来られたの」いや、ナイフをしまいながら言われましても、どう感謝すべきか……だけど、状況は分かった

俺が倒れそうになった時、助けてくれたのはこの門番の人で、ここで俺をみんなで助けてくれていたようだ

……はっきり言おう

「……やさしぃなぁおい‼」

「「「「「……へ?」」」」」ポカーン

「え、あ、いや、その……」心の中でシャウトしようとしたのが、つい口に出してしまった……

「やさしいって……当たり前の事をしたまでだよ、ね?お姉様」

「外の人間はそれだけ無慈悲なのかしらね?レミィ」

「……さぁ?少なからず、私達のようなのは外の世界では珍しいのかもね」

レミリアはそういって、部屋を出ていった

「……もう夜も遅いですし、今日は泊まっていかれては?」確かに、もう外は真っ暗で、月明かりは雲のすきまから覗く程度だった

「…そうですね……では、御言葉に甘んじて……」

「ねぇねぇ、それじゃ寝るまでフランと遊ぼ?」

「駄目ですよ、妹様

この方は魔力切れで倒れたばかりで、ほとんど動けませんし、幻想入りしたばかりという事ですから、

弾幕ごっこなんて出来ません」

「え~!やだ、遊ぶの!」

「……明日じゃ駄目かな?弾幕ごっこについて色々教えて欲しいし、ね?今日はお休みしてさ」

「むぅ~!分かったよ~……」

そういって、フランは咲夜と共に部屋を出た

「……すごいわね、フランの駄々を止めるなんて」

「ホントですね、私でさえ苦労しますのに

兄弟とかいるのですか?」

「別に、昔の自分に似ていただけですよ

その度に今みたいに母に……」

「?どうかされました?」

「い、いや、その、別に……」

「……美鈴、そろそろ門番の仕事に戻らないと、咲夜に串刺しにされるわよ?」

「な!?それは困ります‼あれはかなり痛くて……」

そうして、美鈴は急ぎ足で部屋を出ていった

「……ありがとうございます、パチュリーさん」

「パチェで良いわ

それに、トラウマは触れないのが当たり前よ」

「……ありがとうございます」

「お礼なんて良いわ

……さてと、そろそろ私も戻るわね

…それじゃ、お休みなさい」

「はい、お休みなさい」

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「……どうだったの、パチェ」

「えぇ、確かにあなたが言う通り、

“適性有り“でしょうね」

「そう……フフフ、それじゃ、後が楽しみね♪」

そう言って、レミリアは不敵に笑った……

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「………………うーん……」あれからどれ程寝たのか、

「あら、起こしちゃった?」と、当然のように

俺の上に乗っているレミリア

「…………なにしてんの」一応言うが、俺は寝ぼけてる

「あなたの可能性を引き出そうと思ってね♪」

そう言うとレミリアは、じわじわ近付いてくる

そして、

「…いただきます♪」カプッ

「ッ!」噛まれた、首を

今まで味わった事のない激痛が首から全身を駆け巡る

「が、あぁあ、あぁああぁぁあ!」力の使いすぎで

全身筋肉痛で抗えない

「…………あら?もう噛んでないのに……」

レミリアは噛んですぐに歯を首から抜いていた

ほんの一滴しか吸っていないのだ

しかし、

「あぁああぁぁあ!」体が、熱い…!

全身が燃えてしまいそうな程だった

もうここで終わりなのか……ここで死んでしまうのか

ーー少しの間だけ、母に合わせてくれるそうよーー

「………………い」俺は、熱くて動かない体を無理矢理

動かし、起き上がる

「………なんて?」レミリアは俺の上から降りて、鋭い目で俺の答えを待つ

「こん………………ない…!」

    「こんなとこで、死ねない!」

「…ならばその覚悟を、私に魅せてみなさい!」

「うぅぅおぉぉおおぉあぁあぁぁあ‼」

身体中の熱さが、背中に集中する

その熱さは体の中で形を変えて、外に出て行くような感じがしたその刹那ーー

大きな右に白、左に黒のコウモリ状の翼が

背中に広がり、

大きく円をかたどった

「……素晴らしい、さながら白が三善趣、黒が三悪趣

といった感じかしらね フフフ♪」

「…………………」

意識が朦朧とする

今日で二度目だ、俺は気絶する直前、こう思った

ーーこんなんで、異変解決出来るのかな?っとーー

             続く




翼は気絶すると同時に消えたという
この力はなんなのか、何故レミリアはこれをしたか
それはまた、次回……
次回、「ウェイク・アップ」
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