青の大狼《記録されない英雄》   作:綾式

6 / 13
書き上がりました〜。


第5話 出撃

<ギルランダイオ要塞司令部>

 

「国境警備隊より緊急連絡‼︎当要塞東1.5㎞圏内に帝国軍の大部隊を発見!数、約2個師団‼︎こちらに真っ直ぐ向かってきている模様‼︎」

「2個師団だと⁉︎今までの攻撃とは訳が違うぞ。直ちに要塞内全部隊に防衛戦準備の緊急警報を鳴らせ‼︎、それと、要塞内の民間人を直ちにガリア国内側の門から脱出させろ!」

「通信兵!直ぐにランドグリーズの軍令部に帝国軍の大部隊接近の連絡を飛ばせ。要塞内での全兵力ではかなり厳しいぞ!」

 

征歴1932年4月12日。この日、帝国軍はガリア公国侵攻の為に、国境にあるギルランダイオ要塞攻略に2個師団の部隊を差し向けた。これが、第一次ガリア戦線の勃発であった。

 

<ギルランダイオ要塞防衛陣地>

「防衛第1陣地に国境警備隊第1、第2中隊が辺り、第2陣地を第3、第4中隊が配置についてもらう。いつも通りの配置だ。また、どちらの陣地も、突破された場合は直ぐ後ろの陣地に後退し防衛戦を行え。それが司令部からの通達だ。何か質問は有るか?」

それが、作戦前ブリーフィングの最初の言葉だった。それに対しイムカが直ぐに

「要塞からの援護は?」

と聞くと、

「要塞守備隊が要塞砲並びに榴弾砲撃で援護してくれるそうだ。に、二つの防衛陣地に5台づつだが戦車、装甲車も配備するそうだ。他には?」

と隊長の男は答えた。すると直ぐに、

「部隊の補給線は大丈夫さね?補給が途絶えたら拙いよ」

と、グロリアが尋ねると、

「陣地設営の際に掘った地下連絡道を通って運ばれて来るそうだ。また、連絡道の中にも進入されても良い様に要塞守備隊が守りに着くそうだ」

「ふん、私らが突破されても大丈夫とは、ありがたいねぇ〜」

「他に質問は?」

みんな無言で隊長の顔を見ている。

「では、総員。配置につけ」

そう言うと、みんなばらばらに別れ、自分たちのテントに武器や装備を取りに行った。そして、そのに残ったのは、イムカと隊長の男だけになった。

「イムカ、おまえの準備は終わったのか?」

「ん、ヴァールにはいつでも出撃出来る様に弾薬とかは私の弾薬ポーチに入れてある。何も問題ない」

「そうか。それでは先に広場にいてくれ。俺も準備してから直ぐに行く。じゃあ、また後でな」

「ん、また後で」

そう言って、隊長の男はその場を離れた。そしてその場からイムカも広場に向けて歩き始めた。歩きながらイムカは

「2個師団の敵軍…今までの攻撃が無いような攻撃。大したことじゃない。私は、こんな所で死ぬ訳にはいかない。必ず、生き残る…必ず…‼︎」

イムカは、戦場に着く前から、静かに闘志を燃やしていた。しばらくすると、イムカのそばにアルフォンスが近づいてきて

「イムカ、凄いやる気だな」

と話しかけた。イムカは直ぐに

「問題ない。今の私はやる気しかない。アルフォンスは?」

「あぁ、俺も準備を整えて来た。いつでも行ける。しかし、敵の数が2個師団とはな、ついこの前の時は一個中隊とかそのぐらいだったはずなのに、えらい大軍だな。これは紛れもなく…」

「帝国によるガリア侵攻」

「だよなぁ…そういやおまえさんと、別れた後に聞いた話だが、帝国はフィラルド王国を落としたそうだ。この前侵攻開始したと聞いたはずなのにもう落としたのか…恐ろしい速さだな。帝国軍は…」

そう話していると、周りに他の隊員も集まって来た。そして直ぐに隊長の男がやって来て一番前に立った。それからこちらの方を向くと大声で、

「総員、聞け‼︎」

とその場にいた隊員に話しかけた。

「これより我ら国境警備隊第2中隊第3小隊は他の小隊同様第1陣地の防衛を行う。全員、自分の命を大切にしつつ闘って行け。良いな!」

その声に隊員全員が、同時に敬礼する。そして直ぐに隊長の男から

「国境警備隊第2中隊第3小隊、出撃する‼︎」

それに合わせて全員一斉に出撃門から第1陣地に移動を開始した。




隊長の名前、もう良いよね。(放棄)
2000、3000書ける先輩方を本気で尊敬できるわ…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。