LUKに全振りした少女の奮闘記   作:騎士見習い

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久々の復帰でリハビリ感覚です。暖かい目で見てください


プロローグ

やってしまったぁぁ!!!という経験を人は少なからず一つや二つぐらい持ってると思う。それが解決できる事柄なら反省し、己を高めるキッカケになる。

じゃあ、逆なら?落ち込む?それとも現実逃避する?いくつかある選択肢の中で私は……。

 

──開き直りました!!

 

 

 

 

 

 

SAO(ソードアート・オンライン)と呼ばれるVRMMORPGが話題となった……のも束の間。サービスが正式に始まって、すぐに開発者茅場晶彦の手によってゲームの死=現実の死となるデスゲームと化した。脱出方法は一つ、ゲームのクリア。

 

それはそうとして……

 

「えっ〜と……なんで、ここに、階層のレベルと全く比例してないモンスターがいるんですかね……?」

 

 

現在、攻略組と呼ばれる人たちが頑張ってますが私も絶賛、森林での採掘クエストで精を出していたのに目の前には《ウェアウルフ・マスター》と表記された狼男が絶好の獲物を見つけたとばかりに唾液を垂れ流している。

 

 

「ついてないよ!!!私!」

 

 

全力で来た道を走る!走る!走る!

 

見た目が狼なだけあって徐々に距離が詰められていく。獣臭い息が鼻腔にツンと刺すほどの距離まで近づかれ死を覚悟した私は走るのを止めようと足でブレーキをかけた瞬間。

 

たまたま足元がぬかるんでいたらしく後ろから倒れるように転んでしまった。

 

たまたま転んだことによって一瞬で視界から私が消えたことに混乱した《ウェアウルフ・マスター》は辺りを見渡しながら走ったことで目の前の岩に気付かず、ぶつかってしまった。

 

そして、たまたまぶつかった衝撃で岩は崩れ落ち《ウェアウルフ・マスター》は下敷きになりポリゴンとなって消えていった。

 

その光景を見届けた後、私はドロップしたアイテムを獲得すべく、崩れ落ちた岩の近くに立つ。

 

「あ、クエストアイテムだ。はぁ、運が良いのか悪いのか分からないよ………」

 

 

 

 

 

 

私の名前は宮野 結萌 (みやの ゆめ)プレイ前は高校生でした。今はプレイヤー名YUUとしてSAOで日々がんばってます。

 

私が唯一、他のプレイヤーと一線を画すものがあるとすれば、それはLUKつまり幸運にステータスのポイントの全てを振っていること。初めてのステ振りである程度溜まったポイントを振ろうとした瞬間に街人Aが私と不運にもぶつかってしまい、私は《LUK》という忌まわしき三文字を押してしまったのが事の発端だった。

誰もがSTRやVITに振る中、私は……やらかしてしまったのだ。あの時のことは鮮明に覚えている。指先から血液が冷たくなって行く感覚が全身に回り虚空を何分も見つめていたものだ。

この世界にはステータスの初期化といった便利な機能など存在せず、私は何もせず死ぬくらいなら生きてる限り《LUK》に振り続けると開き直った。

 

 

それからの私は訪れる街、村で発生条件不明&受注制限ありの高レアクエストに挑戦することができたり、圏外に違和感ありありの宝箱を見つけたり、高レアモンスターと遭遇できたりと、この世界のプレイヤーなら羨ましい限りなんだろうけど、現実は非常です。

 

高レアクエストでは、自分のレベルでは勝てるはずがないモンスターが出たり、宝箱を開けたらミミックでHPがレッドゲージまで減らされたり、遭遇した高レアモンスターにも走馬灯を見るぐらい、ギリギリの戦いをしたり、と命がいくつあっても足りないのです。その甲斐あってか、装備やアイテムは伝説級やら幻想級と素敵なものを手に入れることができました。

 

と、こんな感じで私は日々の生活を平凡に暮らすために頑張っております。

 

 

拝啓、両親どの。私の運が尽きない限り、この世界で生きていけると思います。

 

 




ゆるく書いていくので、矛盾してたりしますがご了承ください
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