後1話か2話ほど幕間をしてそれからオルレアンに入ります。
「マスターさん、マスターさん」
「ん?どうしたえっちゃん」
「Dr.がいらっしゃいましたよ?」
俺はえっちゃんに膝枕して貰いながらDr.の方を向く。
「あ、Dr.どうしたんすか?」
「ははは朝浦君、一応僕ここのトップなんだけど?」
「ははは嫌だなー。俺とDr.の仲じゃないですか」
「そうだよねぇー」
「「ははは」」
「って違うよ!親しき仲にも礼儀ありって日本のことわざにあるじゃないか!」
「…それで何しに来たんですか?」
「あ、ああそうだった。ダ・ヴィンチちゃんが礼装出来たから取りに来てって言ってたよ」
「ねぇDr.、あんたトップじゃなかったの?」
「そのはずなんだけどなぁ、僕もまさか使いっ走りさせられるとは思わなかったよ」
「それにしても随分と早く礼装が出来たんですね。正直びっくりしてます」
「うん、まぁおそらく私は天才だから!とか言うんだろうね」
「Dr.それダ・ヴィンチちゃんのマネですか?」
「うん似てた?」
「43点」
「び、微妙」
俺はDr.にそう言いながら名残惜しいがえっちゃんの膝枕から顔をあげた。
ああ柔らかかったな。また和菓子あげてお願いしよ。
「では取りに行きますか」
「マスターさん行ってらっしゃい。私は炬燵でのんびりしてます」
「…おいちょっと待て」
「はい?」
「はい?じゃないだろ!いつの間にかマイルームに炬燵がセッティングされてるんですけど!」
「マスターさんのお金で買いました!」
うん、可愛いからいいかな…。はっ!駄目だ。
「えっちゃん次から俺のお金を使う時はちゃんと言ってね?」
「……はーい」
「おいコラ、エセセイバー何、目を逸らしたんだ」
「ま、マスターさん言ってはならない事を言ってしまいましたね。私は正真正銘のセイバーです」
「セイバーは?」
「殺す!」
「うん、バーサーカーだね」
では礼装を取りに行きますか。
「いいのかい?あんなに言っちゃて。えっちゃん落ち込んでたけど」
「大丈夫です。バーサーカーなんですぐ忘れると思います」
Dr.と雑談をしながらダ・ヴィンチちゃん工房へと向かう。
「どうもー。礼装取りに来ましたー」
「よく来たね。ほら礼装は出来てるよ」
「礼装ってそんなに簡単に出来るものなんですか?」
「ううん、違うよ。元となった材料に神秘が宿ってたのと私が天才だから早く終わったんだよ。普通の魔術師がこれほどの物を1から作るんだったら10年はかかるよ」
そう言って自信満々に胸をはるダ・ヴィンチちゃん。……結構胸ありますね?
「なんかいやらしい視線を受けたがまぁいいだろう。では礼装の説明をしよう。じゃあこの礼装を付けてね?」
ダ・ヴィンチちゃんは俺に腕輪を渡す…腕輪?
「ダ・ヴィンチちゃんこれ腕輪だけど?杖じゃ無いよ?」
「うん。杖はかさばると思ってね杖を削って腕輪にしたんだ」
アニキ!ごめんなさい貴方からもらった杖を削ってしまいました。後で菓子折りもって謝りに行きます!
「じゃあ説明するね。この礼装は常時、微量の魔力を鬼灯君から吸収するんだ、まぁこんぐらいだったら誰でも作れる。だけどここから天才の仕事だ。大気中に浮かんでるわずかなマナも吸収してるんだ」
「す、すごい」
「まぁ、1日つけてたら普通の魔術師の魔力ぐらいは溜まるよ。そして容量は平均的な魔術師10人分の魔力量だよ。で、ここからが注意点だ。この礼装は戦闘中でも魔力を吸う。だから気をつけて使うなら礼装にたまった魔力から使ってね?礼装の魔力も君自身の魔力も使い切ってしまったらその礼装は君の命を吸ってでも魔力を吸収しようとするからね。まぁ容量いっぱいに魔力を吸ったら止まるけどね」
「…欠陥品じゃ無いですか!俺のサーヴァント知ってます⁉︎バーサーカーですよ?バーサーカー普通のサーヴァントよりも魔力消費するんですよ!」
「てへっ!」
舌を出し片目を瞑り握りこぶしを頭にのせる所謂テヘペロだ。ああ殴りたいこの笑顔!
「ま、魔力が切れたら外せばいいだけだよ」
「そうですね、それもそうですね!」
良かった。命削られるとかなったらたまったもんじゃなかったよ。
「ではこれからも頑張りたまえ!」
「はい!」
帰りに和菓子買おう。
…今日はゆっくりと寝られそうだな!
骸骨兵A「そろそろ飽きてきたよな」
骸骨兵B.「脱獄する?」
骸骨兵C「バラバラになったらいけるよな?」
骸骨兵ABC「「「よし、やるか!」」」
骸骨兵D「評価、感想お願いします!」