どうぞ!
清姫
その女はまだ幼かった。数え歳で13歳、まだまだ子供だ。
しかし同時に彼女は恋する乙女であった。彼女はある僧に恋をした。
その僧の名は安珍。
安珍は大変な美形であった。彼女はあるとき宿を借りてる安珍を見て一目惚れした。
そして彼女は安珍に夜這いを仕掛けた。しかし安珍は参拝中の身、迫られても困ってしまう。
考えた安珍はある約束を彼女とする。参拝の帰りには必ず寄るからと…その約束は守られる事は無かった。
安珍は参拝が終わるとさっさと帰ってしまった。
彼女は待った。しかし待てど待てど安珍は彼女の元に来ることは無かった。
彼女は怒った。騙されたと分かったから、騙されると分かったとたん彼女は我慢ができなくなった。
なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで安珍様は私の元へ来てらっしゃらないの。
彼女は怒り裸足で駆け出した。何とか追いついた彼女は安珍様!と声をかける。
安珍は恐怖した。年端もいかない女の子が必死の形相で自分を追いかけてきたのだから…それはそれは怖かった。まさか追いつかれるとは思ってすら無かった。何なのだこの娘は物の怪の類なのか、恐ろしすぎる。
安珍は咄嗟に「私は安珍なんかではない!人違いだ」そう言い放った。
彼女は絶望した。彼女は見間違える事は無い。だって私が一目惚れした男の人を間違える訳が無い。
「いえ!貴方はきっと安珍様です。この黒子の位置!私が見間違える訳ございません」
男はやはり恐怖した。怖いのだ。たったあの短時間で自分の黒子の位置さえ把握したこの女の子がとても恐ろしかった。
安珍は逃げ出した。そして近くにあった熊野権現に助けを求めた。
彼女を金縛りした後に安珍は逃げ出した。逃げて逃げた。
「あ、あ、安珍様!なぜ!なぜ!なぜ!」
彼女の怒りが限界を迎えた。彼女の怒りが彼女の体を変化させた。
幼くも美しい顔を醜く変化させた。
そして彼女は
龍となった。
ユルサナイ!ユルサナイ!ユルサナイ!
安珍は日高川を渡り、道成寺に逃げ込む時に火を吹きながら川を渡る蛇を見た。
怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!
安珍は梵鐘を住職に下ろしてもらいその中に隠れた。
安珍様。隠れても無駄ですよ。私は分かりますここにいらっしゃるんですね。
早くお顔を見せて下さい!早く!早く!
安珍は梵鐘の中で膝を抱え震えていた。生まれたての子鹿のように。
仕方ありませんね。
そう言って蛇は梵鐘に絡みつき火を吐いた。
安珍は焼け死んだ。
ああ安珍さま!その後彼女、清姫は入水した。
「何だこの夢は」
俺は頭痛がした頭を抱えて起きた。
「思いだせないな」
だが、とても悲しい夢を見た気がした。
「今日から特異点を修復だ。頑張るか!」
そう言って俺はマイルームを後にした。
カルデア職員E「なんでこんな事したんだ。ほら牛乳だ飲めよ」
骸骨兵A「すみません!すみません!」
骸骨兵B「外の世界に興味があって…」
骸骨兵C「俺ら、ずっと骸骨だったから!」
カルデア職員E「そうか、お前ら苦労したんだな!飲め、牛乳俺の奢りだ!」
骸骨兵ABC「「「ありがとうございます!(((ちょろい)))」」」
骸骨兵D「評価、感想お願いします!」