「では、ラ・シャリテという街に参りましょう。そこを通らないとオルレアンには行けません」
「分かった。じゃあそこに行こうか」
目的地を決めてそこに向かう。うーん、徒歩かー。今はいいけど何か乗り物を用意した方がいいかな?馬とか…そしたら移動速度も上がるんじゃないかな。帰ったらそこら辺打診しとこっと。
『なっ!みんなラ・シャリテにサーヴァント五騎の反応が…!遠ざかっていく』
「見てください!火が街が燃えてます!」
「なんだと⁉︎急いで向かうぞ」
俺らが街に向かうとそこは火の海だった。どこもかしこも焼け落ちた。
「…生存者は…」
「いません」
「マジかよ!そんな事あるのかよ…。それにしてもひどい建物は崩れて人は全員死亡…これが人間のやることかよ」
「いえ、鬼灯さん確かにサーヴァントは人ですが私たちとは根本的に違います」
『朝浦君達!悠長に話してる場合じゃ無い!さっきの五騎が君たちに気づいて引き返してきてる!』
「本当ですか!では早くここから離れないと」
ジャンヌが焦って言う。サーヴァントの数は同じだがこっちは弱体化したジャンヌと魔力を気にして大暴れできないサーヴァントが2騎、おそらくあちら側は聖杯で強化されたサーヴァントの可能性が高い。
「どうしますか先輩?」
「撤退を…」
『無理だ!向こうの方が速い!もう着く!』
目視でも凄い速さで何かがこっちに向かってるのが見える。そして奴らが現れた。
「ははは、笑えるわ本っ当に笑える!ねぇジル、貴方もそう思うでしょ?ねぇ?あ、そうだったジルは連れてきてなかったわね」
「あれが、黒ジャンヌ…」
俺がそう言うと黒ジャンヌは機嫌を悪くしたようにこう言った
「はぁ⁉︎何言ってんのあんた。黒ジャンヌなんてカッコ悪いじゃない!そうね、私のことはジャンヌ・オルタとでも呼んでもらおうかしら」
…うん、こいつ厨二病患者だわ。
「それにしても、そこの聖女様もいるなんて驚きだわ。私の絞りかすのくせに何生きてるの?」
「貴女は!何がしたいの!」
「何がしたい?はっ!分かりきった事を言わないでよ。私は復讐をしたいの私を見捨てたフランスに!」
復讐…確かに自分を殺した奴らを許すなんて普通出来ないよな。でも俺の隣にいる聖女は復讐なんて望んでなんかいない。ならばその復讐は復讐なんかじゃない…ただの八つ当たりだ。
「そうね、少し相手してあげましょう。バーサークランサー、バーサークアサシン貴方達が相手しなさい」
「バーサーク?おいコラ偽黒聖女」
「…何よ山猿」
「お前、今バーサークとか言ったな」
「ええ言ったわよ。こいつらは普通のクラスに加えそれをバーサーカー化させて更にステータスを上げたのよ!」
ジャンヌ・オルタは自慢気に言う。しかしそんな事俺にはどうでもいい。俺が気になるのは唯一つ。
「…けんな」
「え⁉︎聞こえないわよ」
「ふざけんな!!」
「「「「ひっ!」」」」
俺が怒鳴った事により立香、マシュちゃん、ジャンヌ、ジャンヌ・オルタはビビってる。
「おいふざけんなよ!何がバーサークだ!そんなの邪道なんだよ!何お前聖杯によって無限に魔力があるからって調子乗ってんのか?ああん?こちとら魔力が少ないのに節約しつつバーサーカー使用してるんだからなぁ!何だよそれカッコイイとか思ってんの?調子乗ってんじゃねぇよ!」
「ご、ごめんなさい」
ジャンヌ・オルタは涙目だが俺は止まらない。
「魔力はなぁ!貴重なんだよ?何考えてんだこの偽黒聖女さんよぉ?ほら言ってみろよ!」
「だ、だってバーサークとかついてたらカッコイイし…なんか強そうだし現に強くなったし…」
「はい、出ました〜カッコいいから発言。何?カッコつけたい年頃なの?厨二なの?」
「もうやめて!」
「そ、そうだよ鬼灯君!ジャンヌ・オルタのライフはもうゼロだよ!」
「はっ!俺は何をしてたんだ」
「ぐすっ、カッコイイじゃん…バーサークってカッコイイじゃん…」
…どうしようこの雰囲気。
骸骨兵C「やめて!もうやめて」
ゾンビ「ヨイデハナイカ、ヨイデハナイカ」
骸骨兵C「ダメ!そこは…らめぇ!」
ゾンビ「ココガイインダロウ?」
骸骨兵C「みんなー!俺はここだー助けてー!」
ゾンビ「ヒョウカ、カンソウ、ヨロシク」