魔力が少ないのに召喚されるのはバーサーカー   作:くれ悪

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個人的に1番かっこいいと思ってる食べ物の名前はミネストローネです。


死界魔霧都市ロンドン・人造ノ花婿
招集


「ドクター!立香を1人で行かせたってどういうことですか!なんで俺を回復するまで待ってくれなかったんですか!」

 

俺は起きたあとドクターから立香が自分のサーヴァントを連れて特異点へと向かったことを聞かされた。俺は1週間寝続けたらしい。その間に立香はサーヴァント、ネロを新しく召喚した。そして、俺が寝ている間に新しい特異点を発見。

俺の体は既にボロボロでとても特異点を修復できる体じゃない。ならば役に立たない俺を置いて、立香たちだけで特異点修復を任せて俺は回復に努める。

実に合理的だ。

 

「ごめん、鬼灯くん。やっぱり特異点は早期解決しなくちゃいけない。僕は所長代理としての判断を下したんだ。後、医療主任としても君には安静にしてもらわなくちゃいけない。今の君は魔術回路が焼き付いているからね。立香ちゃんも君が傷つかないならと言って特異点に挑んでるよ。君は僕たちのそういう気持ちを踏みにじるのかな?」

 

「そう……ですね……。分かりました。ならせめて、一緒にモニタリングさせて下さい」

 

「うん、それぐらいなら構わないよ」

 

そして、俺はドクターと共に立香の様子を見た。今回の特異点の舞台は大海原みたいだ。立香の笑顔が輝いているな。海が好きなのか。

 

「じゃあ、一旦切るね。何かあったら連絡してほしい」

 

「俺たちが特異点行ってるときってこんな感じなんすね。知らなかったです」

 

「ははは、まぁ確かにそうだよね。立香ちゃんたちの無事を祈ろうか」

 

「ドクター俺1回部屋に戻ってる」

 

「うん、何かあったら呼ぶよ」

 

そして、部屋に戻ると

 

「くちゃ、くちゃ。やっぱり和菓子は最高です。この世の宝です。」

 

「おい、コラ。この甘党サーヴァントこの状況を教えてくれないかい?」

 

人が折角シリアスな雰囲気で戻ってきたのに部屋の中は大惨事だった。部屋の床はお菓子の袋が散乱しら足の踏み場もなく。部屋の真ん中にあるコタツには寝転がったえっちゃんが和菓子を貪っている。

 

極めつけはコタツの上に置いてある空っぽになった俺の財布だ。

 

「……げっ、帰ってきてたんですか?」

 

「おい、マスターが倒れているのにお見舞いにすら来ずに何してんだ?ああん?テメエ、しかも財布誰の使ってんだ?」

 

「もちろん、マスターさんのです!私がお金を持っているとでも」

 

えっちゃんはドヤっとした顔を俺に向ける。

 

「ごめんなさいは?」

 

「え?何が……って痛い!痛い!痛いです!マスターさん痛みが半端ないです。なんでそんな事が……ま、まさか!魔術で強化ですか!クソ雑魚魔力しかないマスターさんが魔力で強化ですか!」

 

「ほう?貴様は座に帰りたいみたいだな」

 

「ちょっと!待ってください!本当に!てか、やばいです!ミシミシ言い始めました!出る!出る!何か出ちゃいます!」

 

「ははは!ごめんなさいはどうした?ちゃんと謝るまでこのままだぞ!」

 

「う、うぐぐぐ。ご、ごめんなさい」

 

素直に謝ったえっちゃんに対し俺はニッコリと笑顔を向ける。そして、

 

「ごめんで済んだら警察はいらねぇ!」

と言ってベッドの方にぶん投げる。しかし、えっちゃんは軽い身のこなしで華麗なにベッドへ着地する。

 

「甘いですよ!高級砂糖の和三盆より甘いです!」

 

「こいつぅぅ!!」

 

俺たちが一触即発になっているころ。

 

『マスター、朝浦鬼灯。そして、そのサーヴァントたち至急管制室まで来てください』

 

招集の呼び出しだった。

 

 




骸骨兵A「はぁはぁ、途中までシリアスだったから耐えきれなかったぞ」

骸骨兵B「もっと、ふざけたい。ふざけ倒したい」

骸骨兵C「働きたくないでござる」

骸骨兵D「はぁ、もっとちゃんとしろよ……。次回もおたのしみに!」
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