バカと仲間と化け物と   作:チキン ボーイ

30 / 48
チ「ようやくAクラス戦まで持ってこれた…」

零「本当にようやくだな、まさか三十話までかかるとは…」

チ「自分でも驚いてますよ、ですが後悔も反省もしていない」

零「お前って奴は…」

チ「まぁ良いじゃないですか、マイペースが一番ですよ」




それでは!


『ゆっくり読んで行ってね!』


第二十九話

 

 

雄二「皆!聞いてくれ、不可能と思われていたDクラスとBクラス撃破、ここまで来れたのは皆の協力があったからだ。

 

その事については礼を言わせてもらう。」

 

「ど、どうしたんだ坂本?」

 

「お前が素直に礼をいうなんて…」

 

 

 

雄二の急な言葉に俺達以外のFクラスの連中がざわついた。

全くもって失礼な奴らだ、雄二だって感謝すれは礼だっていうっての。

 

 

ほら、あいつらの言葉が癪にさわったのか雄二の額にうっすらと怒りマークが浮かんでるじゃん。

 

 

 

雄二「ま、まぁこれは俺の本心だ、しかし!

 

俺達の最終目的はAクラスだ!

 

だが、お前ら本当にAクラスを取るだけで満足か?」

 

「どういうことだ?」

 

 

 

お、雄二ついにあれを切り出すのか。

ま、雄二の話術ならあいつらを乗り気にさせるのは容易いだろうな。

 

 

 

雄二「いいか?俺達がAクラスを手にいれたとしても、メンバーは替わらない

 

お前達はこのむさ苦しいクラスでまんぞくなのか!?

 

違うだろ!俺達は本来いるべきはこんなクラスではないはずだ!違うか!?」

 

『その通りだ!!』

 

雄二「そうだろう、俺だってこのむさ苦しいクラスは御免だ

 

そこで!俺達がAクラスに勝利したら振り分け試験の再試を報酬にしてもらうよう学園長に申し入れようと思う!」

 

「そ、そんなことができるのか?」

 

雄二「できる!いや、俺が必ず可能にしてみせる!」

 

 

 

と、言っているが…

実はもう言ってあったりするんだよな。

 

昨日明久を送り出した後に、俺と雄二で学園長のもとに赴き交渉を成立させた。

 

雄二がここでその事を伝えてないのは不信感を減らすためだ。

もし、ここでその事を言ったとすると、余りの準備のよさに不信感を抱く奴が出てくるかもしれない、もしそうなればこれに反対する奴が出てくる可能性もある。

 

それは此方としても喜ばしくない。

 

 

 

 

雄二「そして、勝負方々だが…代表戦にするつもりだ」

 

「代表戦?」

 

「坂本とAクラスの代表が戦うのか?」

 

「いくら元神童の坂本でも無理だろ」

 

雄二「いや、Aクラスの代表である翔子とは科目限定なら勝ち目がある!」

 

 

 

そろそろ行かないと勝負が明日になってしまうな…

学園長の話だと再試は週末、今が木曜だから実質明日だ。

代表戦してそのままテストってのはきついからできれば今日の内に終らせたい。

 

 

 

姫路「あの~、Aクラス代表の霧島さんを名前で呼んでますけど知り合いなんですか?」

 

雄二「ん?あぁ、幼馴染みだ」

 

須川「総員構え!!」

 

 

 

雄二が暴露すると、須川が号令を発して俺達以外のFクラス男子がそれぞれ手近にあったものを手に取り構える。

 

 

 

明久「ちょっ!?皆何して「吉井くん!」…何かな姫路さん?」

 

 

 

明久がFクラス男子を止めようと動いた矢先に姫路が明久の肩を掴んだ。

 

 

 

姫路「吉井くんは霧島さんみたいな人がタイプなんですか?」

 

明久「え?いや確かに美人だと思うけど、僕はフランみたいな可愛い娘の方がって痛い!?

 

姫路さん!爪が肩に食い込んで痛いよ!?

それと島田さん、何でバットなんか取り出してこっち来てるの?!」

 

 

 

はぁ…またか、いい加減潰さないと駄目か?

あの二人は何で自分勝手なことしかしないんだ?

恋は盲目とか言うが、流石に限度ってのがあるだろうに…

 

とりあえず助けないと…いや大丈夫か、何故なら

 

 

 

姫路「吉井くん!覚悟…イッ!?」

 

フラ「ねぇ?明久が痛いって言ってるの聞こえてないの?」

 

 

 

フランが姫路の手を捻り上げているからだ。

島田は美鈴が首に手刀を入れて気絶させその辺に転がされてる。

 

 

 

フラ「今日はこれだけで我慢してあげるけど、次明久を傷つけたら…わかるよね?」

 

姫路「は、はい…」

 

フラ「よろしい」

 

 

 

フランは捻り上げていた手を放し、姫路の顎を掴み目線を無理矢理合わせると、間近で気絶しない程度の殺気を当てながら忠告し、頷いたのを確認すると手を放した。

 

 

 

フラ「明久大丈夫?」

 

明久「うん、フランのおかげで大丈夫だよありがとね」ナデナデ

 

フラ「えへへ///どういたしまして!」ギュー

 

 

 

(((((あれで付き合って無いとか信じらんねぇよ!!)))))

 

 

 

今雄二や康太、秀吉、美鈴と気持ちが重なった気がするのはきっと気のせいでは無いだろう。

 

あ、因みにFFFは雄二に狙いを定めたときに威圧で潰してあるからあの二人に被害が出ることはない。

 

 

雄二「さて、早いとこ交渉に行かないとな。」

 

零「だな、今日中に終わらせないといけないからな。」

 

秀吉「何故じゃ?」

 

零「そっか、秀吉や康太には言ってなかったな。

実は…」

 

 

 

俺は二人に学園長から言われたことを伝えた。

明久や美鈴には昨日の内に伝えてあるから問題なし。

 

 

 

秀吉「なるほどの」

 

康太「…なら早く行くべき」

 

雄二「あぁ、今から行くからこのメンバーは付いてきてくれ。」

 

零「了解だ」

 

 

 

俺達は雄二に続いてAクラスへと向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

少年少女移動中…

 

 

 

 

 

 

Aクラスに入ると直ぐに優子が近寄ってくる。

その顔は楽しみを隠しきれない子供のようだ。

 

 

 

優子「来たわね。」

 

雄二「まるで俺達が来るのを分かってたみたいな言い方だな。」

 

優子「えぇ、代表とレミリアの予想通りね。

それで一応用件を聞いておきましょうか?」

 

雄二「あぁ、俺達FクラスはAクラスに代表戦を申し込む」

 

 

 

雄二がそういうと優子は楽しそうに笑らう。

と言ってもAクラスには背中を向けているから見えてないだろうが…

 

そして、そのAクラスをちらりと返り見て。

 

 

 

優子「ふふ…断るわ、此方にメリットが無いもの。」

 

 

 

顔はいたずらっ子のように笑いながら、声と態度は冷静にそう言った。

流石秀吉の姉だけあってこの程度を演じるのは他愛もないようだ。

 

 

 

雄二「そうか?今日1日で終わらせられるぞ?

Aクラスだって戦争を長引かせて授業を減らすのは嫌だろう?」

 

優子「でも受けるにしてもね、貴方達の戦力は大きすぎる。」

 

雄二「そうか、それじゃBクラスと戦う気はあるか?そして、その後はDクラスとな。」

 

 

優子「あら?二クラスとも三ヶ月は宣戦布告できないはずだけど?」

 

雄二「あれは和平条約による終戦だからな。」

 

優子「つまり…脅しかしら?」

 

雄二「人聞きが悪いな、交渉といってもらいたい。

 

それでどうする?」

 

優子「うーん…」

 

 

 

雄二にそう言われ優子は()()()()()をした。

 

ここはだめ押しで…

 

 

 

零「俺達の目的はAクラスの設備では無い。」

 

優子「それはどういうことかしら?」

 

零「俺達の目的は振り分け試験の再試だ、すでに学園長から許可を貰ってる。

 

Aクラスに迷惑をかけるつもりは無い。」

 

優子「そうなのね、どうします代表?」

 

翔子「受けてもいい。」

 

雄二「うぉっ?!いつから居た?!」

 

 

 

いつの間にか雄二の隣に翔子が立っていた。

俺は分かってたがあえて言わなずに見守っていた。

理由?面白いことになりそうだったからに決まってんだろ。

 

 

 

翔子「…ただ条件として勝った人の言うことを聞くこと、それと、代表戦は9対9で先に5勝した方が勝ち。」

 

雄二「それでいい、科目の選択権は此方が貰っていいか?」

 

優子「全部は駄目ね、半分の5つなら良いわ。」

 

零「充分だ、時間は昼からでいいな?」

 

優子「あら?今からでもいいじゃない?」

 

零「一応教室の奴らに伝えないといけないからな」

 

優子「そう、分かったわ」

 

雄二「ではまた後で。」

 

 

 

 

 

俺達はFクラスに帰った。

 

 




チ「と言うわけで次回から代表戦に入るわけですが」

零「9対9とは、長くなりそうだな…」

チ「一話で二戦するとしても五話くらいかかりそうですね」

零「まるで他人事だなおい」

チ「私としては早くあの方を出せればとりあえずは…」

零「あの方?…あぁあいつな」

チ「はい、もう二十話ほどたってますから…」



それでは!


『次回も気長にお待ちください』
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。