バカと仲間と化け物と   作:チキン ボーイ

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チ「お知らせです。今回試験的に台本形式を辞めて小説形式なるものにしています。」

零「なので多少読みずらくなっているかもしれません。」

チ「もし台本形式よりこちらの方が良いという意見があれば今までの話全てを訂正していこうかと思っています。」

零「なので読んでくださった方は是非感想にご意見を書いて頂きたく思います。」





それでは!


『ゆっくり読んでいってね!』


第三十二話

 

「お帰りフラン」

 

「うん!ごめんね、勝てなかったよ。」

 

「でもフランは頑張ったよ。」

 

「あぁ、良い勝負だった。後は俺達にまかせとけ」

 

「フランの分まで勝ってみせるから!」

 

「わかった!頑張ってね明久、兄様!」ギユッ

 

 

 

そう言ってフランは明久に抱きついた。

最近フランは明久ばかりに抱きついてるな…

 

別に抱きついて欲しい訳ではないが、昔は良く抱きついてきたの思いだし少しばかり寂しい気もするのだ。

 

 

 

 

これが娘が離れていく父親の心境なんだろうか?

 

…今考えることじゃないな。

今は勝つことだけを考えよう。

 

 

 

零sideout

 

 

大吉side

 

 

 

俺はAクラス側に帰ってきた。

 

 

 

「ただいま。悪いな最後に油断しちゃったよ。」

 

「お帰りなさい、確かに惜しかったけど妹様相手に引き分けになれたのは凄いことよ。」

 

「そ、そうか…」

 

 

 

帰ると十六夜に迎えられ励まされた。

十六夜は俺が尊敬する女性でいつか隣に立ちたい存在でもある。

 

 

 

「はぁ、それより貴方その照れる癖どうにかならないのかしら?」

 

「え?いや、これは…」

 

 

 

俺は女子相手だと照れてあまり喋れなくなってしまう。

 

 

 

「そのままじゃいつか困るわよ?」

 

「いや、たがら…」

 

「言い訳しないの、私も手伝うから…ね?」

 

「わ、わかった!」

 

 

 

十六夜の笑顔に思わず頷いてしまったが…俺大丈夫かな?

 

 

 

 

大吉sideout

 

 

 

零side

 

 

 

 

「さて、次は誰が行く?」

 

「美鈴行ってくれ。」

 

「………」

 

 

 

雄二が美鈴を呼ぶが返事がない…これは!

 

 

 

 

「美鈴?」

 

「Zzz」

 

「起きろ!!」ズビシッ!

 

「ハッ!寝てませよ!」

 

「どうでも良いから早く行け!!」

 

「は、はい~!!」

 

 

 

まったく…

こんな状況で寝てられるなんて呆れを通り越して尊敬すら感じる。

 

向こうから来るのは…

 

 

 

「こぁ、早く行きなさい。」

 

「わ、私ですか!?」

 

「他にいないのだから仕方ないでしょ。

早く行きなさい。」

 

「はい…」

 

 

 

向こうからはこぁか。

 

コア・ノーレッジ、通称こぁ

本当は小悪魔だが、学校に通うにあたって名前が無いのは困るので主人のパチュリーの姓のノーレッジと通称のこあを足した名前で登録したのだ。

 

 

 

「こぁさんも大変ですね。」

 

「美鈴さんこそ。」

 

「科目を選択して下さい。」

 

「こぁさんが選んで下さい。」

 

「え~とですね、では数学で」

 

「数学勝負承認します。」

 

 

 

数学勝負か、美鈴の苦手科目を狙ってきたな。

 

こぁは得意科目というものが無いが、代わりに苦手科目も無い。

全ての科目が300点ほど取れるのだ。

 

対して美鈴は文系は得意で400点を越えるが、逆に理系は苦手でAクラス平均ほどしかとれない。

 

 

 

数学

Fクラス

 

紅 美鈴 263点

 

VS

コア・ノーレッジ 310点

 

 

 

 

「ではさっそくいきますよ~!」

 

 

 

こぁの召喚獣の武器は拳銃か…見た感じベレッタかな?

こぁはそれを3発美鈴に向けて放ったが…

 

 

 

「狙いが甘いですよ!」

 

 

 

美鈴はそれを身を反らすだけで回避した。

そして、こぁに向かって召喚獣を走らせる。

 

 

「ちょ!ちょ!ちょっと待ってくださいぃ!!」

 

 

 

こぁは銃弾が避けられるとは思ってなかったのか慌てて向かってくる美鈴に更に5発撃った。

 

 

 

「待ったら蜂の巣じゃないですか!」

 

 

 

美鈴は放たれた5発を跳んだり体制を低くしたりで避け更に距離を縮めた。

 

 

 

こぁはそれに向かって更に銃弾を撃ち込もうとする。

 

だが…

 

 

 

カチッカチッ…

 

 

 

「た、弾切れ~!?」

 

 

 

どうやら最初にセットされていた銃弾が尽きたようだ。

銃系の武器は攻撃できる距離が近接武器より圧倒的に長い代わりに一定数撃つごとにリロードが必要になる。

 

 

リロードを忘れてたこぁは慌ててマガジンを取り替えようとするが、美鈴がもうそこまで来ている。

 

 

 

「ハッ!」

 

 

 

美鈴はこぁに近づくと真っ先に武器であるベレッタを真上に蹴り飛ばした。

そしてそのまま踵落としをこぁに食らわす。

 

 

 

コア・ノーレッジ 254点

 

 

 

「このまま一気に押しきりますよ!」

 

「うわぁぁぁ!?…なんちゃって」

 

 

 

ズガン!ズガン!

 

 

 

「なっ!?二丁目!?」

 

 

 

こぁの召喚獣は先ほどと逆の手にマグナムタイプの拳銃を持っていた。

マグナムは装弾数が少ない代わりに威力がでかい、こぁはそれを隠し玉として持っていたようだ。

 

美鈴はその弾を至近距離から2発も腹に受けたようで…

 

 

 

紅 美鈴 92点

 

 

 

 

かなり点を持っていかれたな。

 

美鈴はこれ以上の追撃を避けるためにバクテンしながら後ろに下がった

 

 

案の定美鈴が元居た場所を3発の銃弾が通過する。

 

 

 

「まさか自動小銃とマグナムの二丁拳銃だとは思いませんでしたよ。」

 

「ふふふ、美鈴さんに真っ向勝負で勝てる気がしないのでひと芝居うたせてもらいました。」

 

 

 

こぁはいたずらとか好きだからな、こういったことなら得意中の得意だろう。

それは、秀吉と大吉の演劇部二人が感心したようにこぁを見てることからもうかがえる。

 

 

「さて、次は二丁同時にいきますよ~!」

 

 

 

美鈴が下がった時にベレッタを回収したようだ。

それと同時に二丁のリロードも終わっている。

 

 

こぁは二丁同時に狙いを定め、撃つ。

 

それを美鈴はその場を動かず…

 

 

 

「スゥゥゥゥ…」バシッバシッバシッバシッ…

 

 

 

全てキャッチした!?

いや、漫画とかでやってるのを見たことはあるけど実際にやってるやつを見たのは流石初めてだ!

 

 

 

紅 美鈴 63点

 

 

 

「ハァァァァ!」

 

 

 

そして掴んだ弾丸全てを一気に投げ返す

こぁは呆気にとられていて回避が遅れる…

 

 

 

「ま、まさか投げ返して来るなんて…」

 

 

 

コア・ノーレッジ 43点

 

 

 

「ぶっつけ本番でしたけど上手くいきましたね。」

 

「ぶっつけ本番だったんですか!?」

 

「何事にも挑戦が大事ですよ。それにあれ以外に不意をつけるのが思い付かなかったですし。」

 

 

 

だからって銃弾掴もうと思うか普通?

まぁこんかいはそれが上手くいったのだからとやかくは言わないが…

 

 

 

「さぁどうします?」

 

「ふふふ、私にはまだ隠し玉がありますよ~!」

 

 

 

そう言ってこぁはスカートの中から何かを取り…出したって!?

 

 

 

「ジャーン!RPGです!」

 

「「「「何でそんなところに入ってんだよ!?」」」」

 

 

 

こぁが取り出したのはかの有名なロケランRPGだった。

 

 

 

「いっきますよ~」

 

「ちょっ!まっ!?」

 

 

 

ドゴーン!

 

 

 

「たまやー!」

 

 

 

紅 美鈴DEAD

 

 

 

 

 

「うぅ、すみません。負けちゃいました。」

 

雄二「いや、あれは仕方ない誰だってロケランが飛んで来るなんて予想できないさ。」

 

「あぁ、苦手科目であそこまでやれれば十分だろう。

 

後は寝ていいぞ」

 

「はい!」スピー

 

「寝るの速!?」

 

 

 

 

「パチュリー様私やりましたよ~!」

 

「…えぇ、正直期待してなかったのだけど。」

 

「え!?そ、そんな~咲夜さん~!!」

 

「よしよし。」

 

「パチェ少しは誉めてあげても良いんじゃないかしら?」

 

「それもそうね、こぁ良くやったわ。」

 

「パ、パチュリー様~大好きー!」

 

「こら!離れなさい本が読めないでしょ。」

 

「パチュリー様~!!」

 

 

 

 

 

向こうはこぁが軽く暴走してるな。

 

 

戦績は一勝二敗一引き分け、まだまだ勝負はわからない。

 

次は…

 

 

 

「…俺が行こう」

 

「頼む。」

 

 

 

「向こうからは土屋君だね、じゃ僕が行こうかな。」

 

「油断しちゃ駄目よ。」

 

「わかってるよ~」

 

「…あれは油断してるわね。」

 

 

 

 

 

向こうからは緑髪の活発そうな女子生徒が出てきた。

 

 

 

「始めまして、一年の終わりに転校してきた工藤 愛子だよ。」

 

「科目はどうしますか?」

 

「…保健体育」

 

「土屋君ってムッツリーニ君なんだってね?保健体育が得意みたいだけど僕も得意なんだよ

 

君と違って実技がね」

 

「…実技!?」ブシャー!

 

「「康太ぁぁ!?」」

 

 

 

康太はナニを想像したのか大量の鼻血を放出した。あの量は久々だな。

俺と明久は康太に駆け寄った。

 

 

 

「しっかりしろ康太!」

 

「傷は浅いよ!」

 

「…二人とも…後は頼む…ガクッ」

 

「「康太ぁぁ!?」」

 

 

 

そして康太は動かなくなった。

俺たちは涙を流しながら康太の遺体をFクラスに…

 

 

 

「遊ぶな!」バシッ

 

「「「痛て」」」

 

 

 

三人でふざけてたら雄二に頭を叩かれた。

 

 

 

「あはは、そこの吉井君と緋月君だっけ?

君たちはどう?僕が手取り足取り教えてあげるよ?」

 

「あはは、遠慮す「駄目~!!」フラン?」

 

「せっかくのお誘いだが「駄目よ!」レミリア?」

 

 

 

明久と二人して断ろうとしたら。レミリアとフランが二人して間に入ってきた。

 

 

 

「「零(明久)に教えるのは私よ(だもん)!!」」

 

「「なっ!?」」

 

 

 

何を言ってるんだ二人とも!?

フランが明久に教えるのは良いけど!

レミリア、そういったのは本当に好きな人にやるものであって!

 

 

あれ?てことは…

 

 

 

「諸君ここはどこだ?」

 

「「「異端者に粛清する場所」」」

 

「異端者には死の鉄槌を!それが…」

 

「「「我々異端審問会(FFF団)!」」」

 

島田「吉井!お仕置きよ!」

 

姫路「吉井くん!覚悟してください!」

 

 

 

 

はぁ、めんどくさいのが騒ぎ始めやがった。

 

とりあえず…

 

 

 

「「「話がややこしくなるから沈んどけ(いて下さい)(きなさい)!」」」

 

 

 

俺・レミリア・美鈴の三人で纏めて沈めておく。

島田と姫路はフランに一瞬で沈められた。

 

 

 

「ふぅ、工藤だっけか?

あんまりそう言ったことを人に言わない方がいいぞ、勘違いする奴だって出てくるからな。

 

まぁ、こんな化け物を誘ってる時点で冗談ってのはわかるけど。」

 

「うん、そうするよ

 

でも僕は緋月君を化け物だなんておもわないけどなぁ。」

 

「いや俺は化kグムッ!?」

 

 

 

俺は化け物だと言おうとしたらレミリアに口を押さえられ明久とフランに手を塞がれた。

三人の顔を見ると黙ってろと言わんばかりの目で睨まれた…何故?

 

雄二達に視線を向けると同じ目で見られた。

俺何かしたかな?

 

と、思ってると雄二が少し前に出てきた。

 

 

 

「すまないが工藤、理由を言ってくれないか?」

 

「いいよ。

 

僕が緋月君を化け物だと思わない理由はね…

 

 

緋月君が本当は優しい人だと思えたからだよ。」

 

 

 

はぁ?俺が優しい?

 

 

 

「僕は一年の終わりに転校してきてから数回しか緋月君を見かけたことが無いけど、見かけると大体優しく笑ってるんだよね。

 

それは吉井君やフランドールさんと一緒だったりレミリアさんと一緒だったり様々だったけど、その顔を見るだけで本当に友達を大切にしてることが分かるもん。」

 

「………」

 

 

 

そうか、こいつは転校してきたばかりで今の俺しか知らないのか…

 

 

 

「それに優子や代表が言ってたんだ。緋月君には沢山助けられたって。

 

誰かを助けられる人が化け物なわけ無いもん。」

 

「…そうか、工藤ありがとうもういい。」

 

「話は終わりましたか?代表戦に戻りますよ。」

 

 

 

雄二は納得したように頷き下がっていった。

高橋先生は話が終わるのを待っていてくれたらしい。

鉄人も同じようだ。

 

 

俺の拘束はいつの間にか解かれていた。

 

 

 

 

「では、改めたして保健体育勝負承認します。」

 

 

 

召喚(サモン)!』

 

 

 

保健体育

 

Aクラス

 

工藤 愛子 532点

 

 

 

 

「500点越えてるだと!?」

 

「いくらムッツリーニでも無理だ…」

 

 

 

 

工藤の点数が表示されると周りがざわついた。

 

保健体育が得意というのは本当だったらしいな。

 

 

 

 

「…工藤。」

 

「何かなムッツリーニ君?」

 

「礼を言う。」

 

「え?」

 

「零を…友達をちゃんと見てくれたことに対してだ。

 

ありがとう、そして全力で相手しよう…加速」

 

 

康太の召喚獣の姿が消えた。

次の瞬間…

 

 

 

「う、嘘…!?」

 

 

 

Aクラス

 

工藤 愛子 DEAD

 

 

 

工藤の召喚獣が戦死した。

 

 

 

Fクラス

 

土屋 康太 644点→344点

 

 

 

 

300点消費のあまりの速さにここにいるごく一部の者にしか視覚できなかったようだ。

 

 

 

「…お前は決して弱くわはない。」

 

「え?」

 

「ただ、自信が有りすぎた。それは悪いことじゃないが、自分が絶対だとは思ってはいけない。」

 

「………」

 

「…俺はいつだって挑戦を受ける。」

 

「ムッツリーニ君…」

 

「…はぁ、康太だ。名前で呼んでくれ。」

 

「康太…君」

 

 

 

ん?工藤の顔が紅いような…

それに目も潤んでるように見える。

 

 

つまり…惚れたか!

 

 

 

「お疲れだったな康太。」ニヤニヤ

 

「うむ、お疲れじゃ」ニヤニヤ

 

「…何故にやついている?」

 

「だって…ねぇ?」

 

「あぁ」

 

「???」

 

 

 

レミリアside

 

 

 

愛子が帰ってきた。

顔は未だに赤く目線はどこか虚ろだ。

 

そんな愛子に咲夜と愛子が近づいていく。

 

 

 

「残念だったわね愛子。」ニヤニヤ

 

「だから油断しちゃ駄目って言ったじゃない。」ニヤニヤ

 

「な、何でニヤニヤしながら近づいてくるのかな?!」

 

「いえいえ、少し話を聞かせてもらわないとね。」

 

 

 

愛子はそのまま二人に挟まれ質問攻めにあうのだった。

…私も混ざりたいわね。

 

 




チ「はい、今回は4戦と5戦でしたね。」

零「4戦が美鈴と小悪魔、5戦が康太と工藤だったな。」

チ「正直こぁさんを戦わせる方法を考えるのが難しかったですよ。」

零「こぁはスペカも無ければ元から戦闘することすらほとんど無いからな」

チ「えぇ、なのでこぁさんにはとある動画からヒントをもらい二丁拳銃を使っていただきました。」

零「最後のRPGは?」

チ「装弾数8発のベレッタと6発のマグナムだけだと物足りなかったので…」

零「そうか、さて5戦目の保健体育勝負だが…」

チ「愛子さんの初登場でしたね。」

零「ついに康太にも春が来たか。」

チ「はい、まだ康太さんは気づいて無いですが。」

零「工藤の性格なんかから考えると時間の問題の気もするけどな。

まぁなるようになるだろ」

チ「ですね。」



それでは!


『次回も気長にお待ちください』
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