バカと仲間と化け物と   作:チキン ボーイ

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チ「1ヶ月も間を開けてしまい申し訳ありません!」

零「本当だよな、何でこんなに時間掛かったんだ?」

チ「夜勤や残業が度重なったのと、体調の不良が主な原因ですね。」

零「家に帰るのが10時とかだしな、これからどうするんだ?」

チ「せめて週一で上げられるように頑張るつもりです。」

零「そうか、他に言うことは?」

チ「一つありますが、それは後書きで話したいと思います。」



それでは!
『ゆっくり読んでいってね!』


第三十四話

 

 

こっちの残りは俺、明久、雄二…

 

対して向こうはレミリア、咲夜、翔子か。

 

 

 

「不味いな。」

 

「え?零何が不味いの?。」

 

「時間だ。」

 

 

 

今の時刻は五時半頃だ。

そして今の季節は春で日の時間がそんなに長くない…

 

なので、今の季節この学校の最終下校時間は六時、今回一番長くかかった試合は秀吉対優子で約二十分ほどだ。

 

 

 

「俺達は今日中に決着を着けなければならない。

 

しかし、本気のレミリアや咲夜相手だとどうしても時間がかかってしまう。」

 

「そうだね、残り三十分だから一人十分?

 

咲夜を十分で倒すなんて無理だよ、雄二は?」

 

「俺も十分じゃ無理だな少なくとも十五分は欲しい」

 

「お困りのようね」

 

 

 

俺達が悩んでいると向こうからレミリアとそれに付き添って咲夜が歩いて来た。

その顔は澄まし顔だが、長年付き添ってきた俺なら分かる。

 

 

レミリアのあの顔は、楽しみで仕方がないのを対面上隠す時にする顔だ。

 

 

 

 

「大方気にしてるのは時間じゃないかしら?」

 

「まぁ、正解だな。」

 

「私に提案があるのだけれど、どう?」

 

「どう?と言われてもな、とりあえず聞こう。」

 

「簡単なことよ次の試合…時間制限ありのタッグマッチで勝負しましょ。」

 

 

 

タッグマッチで時間制限ありか…

確かにそれなら時間短縮になるな

 

 

 

「しかし、良いのか?

 

こっちには有りがたいのだが、そっちにメリットは無いだろう?」

 

「あら、そうでも無いわよ?

 

私達だって明日まで持ち越しだなんて面倒だし

 

それでも不信に思うのならそうね…勝った方が負けた方に命令なんてどうかしら?」

 

「…どうする明久、雄二?」

 

 

 

正直この勝負は受けるべきだ。

でなければ俺達の本当の目的は達成不可能になってしまう。

 

 

 

「俺は構わん、決断は二人に任せよう」

 

「僕も大丈夫だよ」

 

「そうか、なら有りがたくその提案を飲ませて貰おう

 

科目はどうする?」

 

「お互いが一科目ずつ選んで合計でやりましょう」

 

 

 

ならこちらの科目は決まったも同然だな。

 

 

 

「明久お前が選べ。」

 

「良いの?」

 

「あぁお前の得意科目なら俺もそこそこ高いからな」

 

「分かったよ」

 

 

 

 

「では、お互い科目を宣言してください」

 

 

 

高橋先生の言葉に反応し明久とレミリアが前に出てきた。

 

 

 

「日本史でお願いします」

 

「こちらは世界史でお願いするわ」

 

「では、日本史・世界史勝負承認します!」

 

 

 

二つとも明久の得意科目だが、俺が得意なのは理系だから辛いな…

 

 

 

Fクラス

 

緋月 零 日本史368

世界史411

合計 779

 

吉井 明久 日本史493

世界史432

合計 925

 

 

 

「はぁぁぁ!?」

 

「吉井が四百点越えてるだと!?」

 

「カンニングだ!」

 

「吉井君!カンニングなんて卑怯です!」

 

「そうよ!これはお仕置きが必要ね」

 

 

…騒ぎだしたのはFクラスの奴らだ。

Aクラスに言われるならまだしも、なぜ同じクラスの連中に言われなければならないのだろうか?

 

 

 

「緋月だって先生を脅したに決まってる!」

 

「そうよ!化け物がそんな点数取れるはず「黙れよ!」な、何よ?」

 

 

 

そんなFクラスを止めるように大声を出したのはAクラスの大吉だった。

その横では優子や翔子だけでなくパチュリーまでもFクラスの連中を睨んでいる。

 

 

 

「お前たちクラスメイトだろ?!

何でクラスメイトを罵倒してんだよ!

 

カンニングって言ったよな?

カンニングした程度でこんな点取れるわけないだろ!」

 

「そ、それは…」

 

「それに先生達だって見張ってるのだから余計にね。」

 

「そもそも~Aクラス戦までこじつけられたのは、二人の活躍のお陰じゃないですか~」

 

 

 

 

追撃を加えるように優子とこぁが正論を言い、Fクラスの連中は完全に沈黙した。

 

 

 

「話は終わったようね。

 

さぁ時間も押してきていることだし始めましょうか、咲夜しっかりサポートなさい」

 

「勿論ですお嬢様」

 

 

 

Aクラス

レミリア・スカーレット 日本史326点

世界史784点

合計1110点

 

十六夜 咲夜 日本史433点

世界史428点

合計861点

 

 

 

やはり二人とも点数がずば抜けて高い、特にレミリアの世界史。

 

こちらには観察処分者と特別志願者の操作技術の優位性があるが…

 

 

 

「行くぞ明久、俺がレミリアを抑えるからその内に咲夜を頼む。」

 

「分かったよ!」

 

 

 

俺はレミリアに向かって召喚獣を走らせる。

 

ただ走らせるのではなくジグザグやスピードを変則的に変えたりと錯乱させるように走らせた。

 

 

 

初撃は貰った!!

 

 

 

 

「ふふふ、その程度は想定済みよ!」

 

 

 

レミリアの召喚獣はその手に持つ槍…恐らくグングニルであろうそれを自分の足を軸にし、凪ぎ払った。

 

それは横から仕掛けていた俺の召喚獣の肩に直撃して吹き飛ばされた。

 

 

 

「ガッ!?」

 

 

 

刃の部分ではなく柄だったのが不幸中の幸いだろう。

 

だが、問題はそこではない

 

 

 

緋月 零 579点

 

 

 

ただでさえ合った点差が広がってしまったことだ。

 

おまけにフィードバックが半端なく痛い!

左肩、その上飛ばされて転がった時に打った右足 …

 

 

 

「零!大丈b「明久後ろだ!」しまった!?」

 

「余所見とは余裕ね明久?」

 

 

 

明久が俺に視線を向けた隙を突いて咲夜の召喚獣が明久の召喚獣を蹴ろうとする

だが、明久の召喚獣は咄嗟にガードしたが、その瞬間咲夜の召喚獣が消えて横から現れそのまま蹴り飛ばしたのだ。

 

結果俺の横まで吹き飛ばされ、俺と明久の召喚獣が一ヶ所に集まれることとなった。

 

今は二人の背中を合わせて警戒している。

 

 

 

 

「ねぇ咲夜のさっきの攻撃って…」

 

「十中八九腕輪だ、しかもチート級のな。」

 

「あら?話すほど余裕があるのかしら?」

 

「…お嬢様準備が整いました。」

 

「そう、ご苦労様。」

 

 

 

レミリアが槍を片手で構えると真っ赤に輝く

 

間違いなくアレをするつもりだ!

 

 

 

「明久腹に穴が開きたくなければ逃げるぞ!」

 

「あんなのが浮いてたら無理だよ!」

 

 

 

明久が一ヶ所を指差し、その方向を見ると…

 

数十もの投げナイフが俺達を囲むようの宙に浮かんでいる、そして、その切っ先は全て俺達を狙っているのだ。

 

 

 

チラリと咲夜の点数を見ると…

 

 

 

十六夜 咲夜 233点

 

 

 

明久がどれだけダメージを与えたかは分からないが、かなり消費されている。

 

 

 

「さぁ…この絶望的な展開で貴方たちはどう切り抜けるのかしら?」

 

 

 

レミリアは掲げた輝くグングニルを無慈悲にも放つ、同時に回りに浮いていたナイフが全て動き出す。

 

 

 

 

 

零side out

 

 

 

雄二side

 

 

 

眼前では零と明久の召喚獣がナイフに囲まれ禍々しく輝く槍に狙われている。

正に絶体絶命の状態とも言える。

 

 

 

「何よ、偉そうなことを言っといて結局自分たちだって何も出来ないんじゃない!」

 

「やっぱり無理だったんだ!最底辺のFクラスがAクラスに勝つなんて!」

 

「どうせ負けるんだ、早く戦後交渉してかえろうぜ」

 

「だな、時間が勿体ねぇよ」

 

 

 

 

Fクラスの連中は既に諦めムードか…

諦めてないのは俺や秀吉、フラン等いつものメンバーだ。

 

あいつらがこのまま終わるはずがねぇ!

 

 

「明久ー!兄様ー!頑張れ!!」

 

 

 

フランはずっと二人の応援をしている。

その表情からは不安なんて微塵も感じられず、二人の勝利を信じて疑っていないように見える。

 

 

勝てよ、二人とも…俺は俺で決着をつけるからよ。

 

 

 

「「腕輪発動!!」」

 

 

 

雄二side out

 

 

 

零side

 

 

 

レミリアがグングニルを放った瞬間に俺と明久は場所を入れ換える。

グングニルは今の俺では止められない、明久はあのナイフ全てを防げないが俺は防げる。

 

そうだ、これはタッグマッチなんだ…

 

 

 

「「腕輪発動!!」」

 

 

 

二人して今日まで使わずにとっておいた腕輪を発動させる。

 

 

 

緋月 零 579→200点

 

吉井 明久 841→241点

 

 

 

俺の腕輪は「炎」消費した点数分の炎を出せ、それを操ることが可能だ。

 

俺は最高まで温度を上げ青白くなった炎を操り全方向から飛んでくるナイフを全て溶かし尽くす。

 

明久の腕輪「英雄」は百点消費で装備を感想出来る。

今回は六百点消費で武器・ヘルム・アーマー・アーム・フォールド・レッグを感想したようだ。

 

改造学ランに木刀だったのが、全身騎士の鎧になり、木刀はバスターソードに変わった。

 

 

 

「ハァッ!!」

 

 

 

そして、そのバスターソードを輝かせ貫かんとばかりに迫るグングニルをギリギリ弾き返す。

 

 

 

「ふふふ、流石ね。」

 

「随分余裕だな?」

 

 

 

実際余裕なんだろうな…

明久の「英雄」はそれぞれの防具にブースト効果があるの、つまり今の明久は六百点分のブーストが付いてるわけだ。

 

しかし、それでもグングニルをギリギリ弾き返すのがやっとだったってことは、あのグングニルに込めた点はそれと同等位…

1110点から600点消費しても510点程度だな。

 

明久の「英雄」が切れる前にどうにかしないと…

 

 

 

俺は蒼炎を束ねて一つの火柱にし、それを操り咲夜とレミリアを飲み込むようにうねらせる。

 

 

 

「っ!?まるで巨大な蛇ね!」

 

「お嬢様こちらへ!」

 

 

 

咲夜がレミリアに触れると瞬時に別の場所に移動する。

炎の蛇は二人が元居た場所を通過しぐるりと回って俺のところに戻ってくる。

 

 

 

十六夜 咲夜 93点

 

 

 

咲夜の点数がかなり消費されたな、移動距離もさっきと比べて短いな。

レミリアと一緒に移動したからか?

 

 

あと一度やれば二人同時に移動出来ないだろうが…

 

 

緋月 零 88点

 

 

さっきのような操作は無理だな。

出来て直進させるくらいか。

 

 

 

「零こんな作戦どうかな?」カクカクシカジカ

 

 

「マルマルウマウマ…やっぱりバカだな明久は。」

 

 

明久が耳打ちしてきた内容は無茶とも言えるような馬鹿げたものだった。

 

 

 

「だが、このままだとじり貧だし…やるしかないか。

 

本当にいいんだな?」

 

「うん、じゃ手はず通りにね。」

 

 

 

緋月 零 88→12点

 

 

 

炎の蛇を二人に向けて放つ、コントロールなんて無いただの直進させるだけの簡単なものだ。

ただ単にスピードだけ求めた。

 

 

避けるには咲夜だけ腕輪で逃げるか炎をうち破るか。

 

 

だが、咲夜の性格からして避けることはない。

 

 

 

「その程度…私が破ってやるわ!」

 

 

 

レミリア スカーレット 500→100点

 

 

キタッ!!

レミリアがグングニルを蛇へと放った。

グングニルが蛇に当たると瞬時に消え失せる。

当たり前だ、この蛇はスピードを上げブーストにほとんど消費されて外見だけの張りぼてだったんだからな!

 

 

 

 

「だらっしゃぁぁぁ!!!」

 

「なぁ!?」

 

「蛇は囮!?」

 

 

 

消滅した蛇の中から明久が躍り出る。

いくら張りぼてだったと言っても、相当の熱のはずだが、明久はそれをものともしないこの作戦を提示してきた。

 

これをバカと言わずになんと言えばいいのだろうか?

 

 

 

だが、そのバカな思い付きが思いがけない所で役にたつのだからな…

 

あれか、バカと天才は紙一重ってやつか

 

 

明久のバスターソードがレミリアを切り裂く。

それに動揺した咲夜に残っている炎全てを叩き込む。

 

 

 

 

レミリア スカーレット dead

十六夜 咲夜 dead

 

 

 

 

「そこまで!勝者Fクラス!」

 

 

 

明久の作戦でなんとか勝てたな。

 

 

 

「熱いぃぃぃぃ!!!!」

 

 

 

 

明久が今さらながら全身を襲うフィードバックの熱に殺られ床をのたうち回ってる…

本当に締まらない奴だよ。




チ「てなわけで、タッグマッチが終わりましたね!」

零「二話で終わらせるってこういうことかよ…」

チ「えぇ、因みにここでタッグマッチをすることは作品を書き始めた頃から考えてたりしました。」

零「なるほどな、明久の腕輪の由来は何だ?」

チ「英雄はですねルビを書いてませんがヒーローと読みます。
由来…といいますか、以前にフランさんが明久さんのことをヒーローと言いましたね、あれが由来です。」

零「本当に由来と言えない由来だな。

さて、後書きで話すことが有ったんじゃないか?」

チ「そうでした!実は第二回オリキャラ募集を開催します!

採用キャラは一人か二人ですが、採用されなかったキャラにも出番が用意してあります!

採用基準はキャラ設定がしっかりしてること、多少のインパクトがあること等です。

サンプルボイス等があればなおよしですかね。」

零「ただし注意して欲しいのは採用されても直ぐ出演!って訳じゃなく、うp主次第だから気長に待ってもらうことになる。
まだ、早苗やランサーも出せてないしな。」

チ「次回はいよいよAクラス終戦です!

雄二さんが言う決着とは!?

次回 俺達の戦いはこれからだ!」



それでは
『気長にお待ち下さい』
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