バカと仲間と化け物と   作:チキン ボーイ

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チ「一ヶ月後と言ったな?あれは嘘だ。」

零「よし殺そう。」

チ「すみません!ってか早く投稿できたんだから良いじゃないですか!」

零「ほぅ、それは本編の内容を見ても言えるのか?」

チ「いや、あの…その…エヘ♪」


ブスッ!


チ「串がぁぁ!!」

零「とりあえず続きは後書きだ。」



『ゆっくり読んでいってね!』


第三十八話

三人称視点

 

 

 

時刻は午後6時を少し過ぎた辺り。

夕陽が周りの木々や湖畔を真っ赤に染め上げ、さらにはそれらと同調するように一段と紅い館が存在する。

 

赤・紅・朱…

 

そこにあるもの全てが赤いその空間に、白い点がポツンとあった。

 

 

 

いつもは深く被っているフードを取り除き、肩を超すくらいの白金色の髪は吹き抜ける風に揺れキラキラと夕焼けを反射している。

 

 

 

もしも、ここに彼のことをよく知らない者が居たとしたら…

 

きっと見惚れてしまうかもしれない。

 

 

 

それほどまでに今の彼は妖艶な雰囲気を醸し出しているのだ。

 

 

そんな彼に近づく影が一つ。

 

 

 

零side

 

 

 

「まったく…一人で勝手に帰ったと思えば、こんなところで黄昏てどうしたのよ?

 

それに、こんなに日光に当たったらその綺麗な髪が痛んでしまうわ。」

 

「レミリアか、少し考えたいことがあったんだよ」

 

 

 

肩に何かが 乗る感触がすると同時に目の前にピンクの布とすらりとした人形のような足が見えた。

 

まぁ、レミリアが乗ってきたわけだ。

 

 

 

「また一人で考え事?」

 

「ん…考えが纏まったらレミリアに話すつもりだったさ。」

 

「あら、前に言ったことちゃんと覚えているのね。」

 

「当たり前だ、それより肩から降りたらどうだ?流石に座りにくいだろ?」

 

 

 

レミリアが乗っているのは右肩だが、いくらレミリアが小柄だからといって流石に男子高校生程度の肩は座りにくいだろう

 

 

 

「そうね、私としてはこの位置は好きなのだけど…

座りにくいことは確かね…はい」

 

 

 

レミリアはクルっと回ると、俺の前にフワリと浮いてきた。

 

俺はそれを両腕で抱き止める。

所謂お姫さま抱っこなわけだが、これするの何度目だろうか?

確か…レミリアと打ち解けてから頻繁にしてるから…

 

駄目だ、数えきれねぇ。

 

 

 

でも、それだけレミリアと長い間一緒に居るってことだよなぁ。

 

 

 

「人の顔をまじまじと見つめて…そんなに見つめられると少し照れてしまうわ。」

 

「悪い…こうするのは何度目かと考えてしまってな。」

 

「…大丈夫?今日の貴方、少し変よ?」

 

 

 

変?俺が?

 

 

 

「代表戦の時に姫路や島田に殺気を向けたときなんか制御出来てなかった。

 

あの時は周りに誰も居なかったから良かったものの…

 

 

それと、私達と戦ったときもそうね。

いくら自分の得意科目が無くたって、私の初撃をもろに受けたことも不自然だわ。

 

あの一振りはあくまでも牽制で、私は二撃目の突きに全力をつぎ込む予定だった。」

 

「…………」

 

「何かあったの?」

 

「…あぁ、何かあったと言うか…迷ってたが正しい…のかな?」

 

「迷い?」

 

 

 

レミリアが首を傾げながら俺を見上げてくる。

俺は軽く頷きスッと浮上した。

 

 

 

ゆっくり上昇し、ある程度飛び上がった所で止まる。

 

 

 

ここからは紅魔館を含むこの世界がよく見える。

 

 

 

俺達が住む世界…幻想郷

 

 

 

「前に明久の傷を消した時に雄二達に言ったよな…俺達のことについて話すって。

 

今の俺は多分畏れてるんだと思う。

 

真実を知ったあいつらはレミリアを、フランを、美鈴を、咲夜を、パチュリーを、小悪魔を…拒絶するんじゃないかって。

 

俺が拒絶させるのはいい!慣れてる

 

 

あいつらは拒絶なんかしないって思えるのに、不安を消すことが出来ない。

 

心の何処かに滞ってるんだ。それに…」

 

 

 

俺は思わずレミリアを抱く手に力を込める。

 

 

 

「零!貴方この力は…!?」

 

「お前には伝えとかないとな、俺のリミット解除は使えば使うほど枷が外れやすくなる、そして、元の上限との差が小さくなる。

 

今はちょうど60%を越えた辺りが基礎身体能力だ、能力を使う度に2~6%上がってる。」

 

「厄介ね…対策は無いのかしら?」

 

「今のところ無いな、能力さえ使わなければ変化しないし…

 

極力使わないようにするしかない。」

 

 

 

最近で能力を大量に使ったのは明久の怪我を治すときと、その前に地震で潰れた神社を直した時か?

 

 

 

最近は能力を使う度に、身体の中から力が染み出す感覚さえするようになってきた。

 

それと同時にどす黒い何かも…

 

 

明らかに俺の身体が可笑しくなってきてる…

 

 

 

だが、これはレミリアに話すつもりは無い…

これ以上レミリアに心配させるわけにはいかないんだ。

 

あの人に守ると約束したのだから

 

 

 

この夕陽のせいかしんみりしたことばかり

 

 

 

「零…貴方は相変わらず優しいわね。」

 

「優しい?俺が?無い無い。」

 

「いいえ、優しいわよ…そしてその優しさ故に自身を傷つけているわ。

 

貴方は周りのことばかり考え過ぎなのよ、坂本達に真実を伝えるのは私の意思よ。

 

最悪の場合私が責任を取るわ。」

 

「レミリア…」

 

「私は紅魔館の主よ?紅魔館に住むものは私の家族…

 

特に貴方は…私にとって…その…」

 

 

 

急にレミリアが言い淀んだ。

手を顔の前でもじもじとして、声も小さくなる。

 

 

 

「貴方は…欠け替えの無い大事な人だから///」

 

「お、おぅ///」

 

 

 

小さくなった声を聞き取ろうと顔を近づけていたんだが、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしたレミリアを間近で見ることになり、それを見て心臓の鼓動がバカみたいに激しくなる。

 

 

 

…あぁ、そうか

 

 

 

 

 

 

俺はレミリアに恋してたんだな。




零「よし、うp主よ覚悟は良いか?」

チ「ちょちょちょ!待ってください!お願いだから話を聞いて下さいよ!」

零「うるさい、この期に及んでフラグを乱立させやがって!

回収しきれてないフラグがいくつあると思ってるんだ?

それに…最後のやつは…」

チ「フラグに関しては次の話である程度回収するはずですし、零さんの身体についても必要な付箋ですから…

最後に関しては、雄二さん達が結ばれたことに影響してですね。

もともと零さんはレミリアさんとフランさんを守ると決めてましたが、二人に対しての感情は違ってました。

フランさんに対しては兄弟愛です、これは零さん自体も認識しており、実際に本当の妹のように可愛がってました。

しかし、レミリアさんについては護りたいとしか言えない感情があり、恋心とは認識せず、保護欲として認識してましたてそれ以上考え無いようにしてました。

ですが、Dクラス戦後の会話で少なからず意識するようになり、雄二さん達が結ばれたことに影響され、真摯に自分を気にかけてくれるレミリアさんを見て確信に変わったと言うわけです。」

零「いや、俺はこれからどんな顔してレミリアに会えばいいんだよ?」

チ「それは零さんが決めることですし、私は何も言いません。」

零「まぁ、そうだな。」

チ「なので次話までに考えといて下さいね!」



それでは

『次回も気長にお待ちください』

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