キャラ崩壊注意ですよ。
指摘等ありました遠慮なくどうぞ
第1話 サーヴァントだって
特異点F、確かセイバーオルタさんが最後に出てきていて、それまでにシャドウサーヴァントが出てきたはず。でも、どうやらそうはいかないらしい。
「烏丸君!烏丸君!!きこえるか?!」
さっきまで全く繋がらなかった通信がようやく届いた。まあ、ダヴィンチちゃんでは無かったけど。
「聞こえますよ。遅かったですね。何かあったんですか?」
「原因がわからないが烏丸君がレイシフトしてから全く繋がらないどころか居場所さえわからない状態だったんだ。もしかしてレイシフト先を間違えたんじゃないかと思うほどには混乱した状態だったよ」
「ええ、まあそんな事になってたら恨みますよ。良かったですね」
「ほんとに君は…まあ、いい。ひとまず西に向かってくれ。すぐに地図を送るがその方向に洞窟があってその奥に聖杯のような反応がある」
「聖杯のような?何か歯切れが悪いですね。確証はないんですか?」
「ああ、聖杯ではないが、聖杯に似たような何かだ。以前にあった羅生門の時のに近い」
羅生門、確かあれは願いを歪めた形で叶えるもののはず。しかもあれは酒。
「ちなみに言っておくけど近いだけであの時と同じとは限らないよ」
「まあ、そうですよね…わかりましたよ。また何かあったらよろしくです」
そう言って1度通信を切って、地図が画像として送られて来たのを確認して開く。
ちなみにさっきの通信中3人は何をやってたかと言うと…近くにいるスケルトンをバッタバッタと倒していた。俺の指示とかいらないんだけど…
「あらかた片付けましたよ。マスター」
「あー…うん、はい、お疲れ様です」
なんだこれ?正直俺にとってはオーバースペックにも程があるよ?オーバーキルだよ?
「ええと…何か不審な相手とかいなかった?サーヴァントとか」
3人は皆首を横に振る。一応まだ姿を現してはいないか…いや、アサシンが気配遮断している可能性がある。正直油断は禁物だろう。
…FateGOの世界って実際に体験するとこんなにも危険なんだな…ゲームだったら移動とかないからなあ…
「それじゃあ、行こうか。西側に聖杯のようなものがあるらしいからそれを回収しに」
そして俺は歩き出した。歩き出したかったんだけど…
「烏丸君!近くにサーヴァント反応が!!」
誰だよサーヴァントいないって言ったやつ…めちゃくちゃ目の前に居たよ…いや、今来たのかもしれないから誰も責めないでおこう。
「マスターさん、下がってて下さい」
ヒロインオルタを筆頭に3人が俺の前に立つ。
目の前にいるサーヴァントは…
「あなた達は…違いますね。私の追い求めているマスターではありません」
静謐ちゃんじゃねぇかぁ…ハサンだけど、ハサンだけどさあ!
…ああ、staynightでは呪腕さんで、zeroでは百貌さんだったから改では静謐ちゃんってか…うわ…早速普通とは違うよね。しかも心做しか狂化されてない?言動とかも割と。
っと、それよりもまずいのは毒だ。俺自身もあるけど流石にサーヴァントだからって全く効かない訳では無いだろうし…このパーティーの弱点はみんながみんな近接タイプ何だよなぁ…よし、まずはお喋りから入ろう。
「静謐のハサン…だよね?君は俺たちをどうする気?」
「私が追い求めているマスターではないので、殺します」
狂化決定だろ。静謐ちゃんってこんなに直接的な物言いじゃなかったよね?あれ?俺の知識不足?とにかく、この子の願いは『カルデアのマスター』に会う事ってところだろうな。
「ごめんね、俺で。…俺毒耐性持ってるかわからないから近づけないんだごめんね。3人も気をつけて攻めて。俺の出来ることは喋ることしか出来ないから。指示としては…ヒットアンドアウェイ作戦で行こう」
何て大まかな指示だろう。なのに3人とも了解と言ってすぐに行ってくれた。何この子たち有能すぎる…と、それは置いておいて。
流石に敏捷A+の静謐ちゃんでも3人がかりでは厳しいようでこっちが押している。具体的にいえば主はヒロインオルタが担い静謐ちゃんの動きを止め、ジャックと沖田さんでサポート、そして俺の指示を守ってかちゃんと打ち込み離れ、打ち込み離れを繰り返している。ほんと…従順…可愛いよお前らぁ
「烏丸?大丈夫なのか?隠れなくて、というより毒を喰らわないようにしなくて」
「ええ、まあ…あいつらが命かけて戦っているのに俺だけ安全ってのは性にあわないんで…」
指先やつま先から段々と痺れてきた。正直目の前も朦朧とする時さえもある。まじか、静謐ちゃんの毒ってここまで強力なのかよ。藤丸さんどんな体してんだよ。
「それでも、君はマスターだ。しかもこれからだって君の力は必要になる、こちらとしては無理をしてもらっては困る。あとはサーヴァントたちに任せ君は安全な所で経過を待つんだ。なに、サーヴァントなんだから多少傷ついても平気だよ」
ああ…困る。そりゃ俺はか弱いマスターだよ。指示だってろくにできない、説得もできない、戦うことなんて以ての外だよ。でも、そんな俺でも少しくらい…
「…先の事を考え、今の状況を適切に判断する。それはとても大切なことです。でも、サーヴァントだから?傷ついても平気?何を言っているんだよ…サーヴァントだって傷ついたら痛みだってあるんだ!それなのに…あなた達はいつもそうだ!サーヴァントを物かなにかと勘違いしている。だから俺はお前らが嫌いなんだ、どうしてサーヴァントを下に見る。彼女らがお前らに劣っているとでも?はっ、何を言うんだ。彼女らはお前らなんかよりもずっと前の世界を生き、お前らなんかよりも名を残してきている。そんな彼女らをどうして下に見れるんだ?」
そして、俺は腕を前に出し痺れている手を無理やり動かす。
「俺はそんな事を思っている奴らの指示なんか聞かない。そんなサーヴァントの事を考えない指示を聞くくらいなら自分の浅はかな考えを貫き通す!そして、カルデアから追放されてもいい。それくらいの覚悟と信念は俺ですら持ち合わせている」
指先に魔力を貯め、指を銃のように人差し指と親指だけ立てほかは閉じる。
「ガンド」
魔力を放出した。その魔力は静謐ちゃんにちゃんと当たり動きを止める事に成功した。
「なっ?!」
「決めろヒロインオルタ」
「了解です。マスターさん」
指示を聞いたヒロインオルタは後ろを向いてから後ろ向きのままビームセイバーのようなネクロカリバーを展開させて静謐ちゃんに突き刺す。
その動作が終わった後、静謐ちゃんは刺された部分を抑えながら膝をつく。痛みに耐えるような声を漏らしながら。
俺はゆっくりと静謐ちゃんに向かって歩いていく。俺がその場につく頃には光の粒子が出てきてすぐにでも消えそうだった。それでもこれだけは言っておきたかった。
「ごめんね静謐ちゃん。次会うときは君の願いを叶えるために一緒に戦えればいいな」
それを言い終わると静謐ちゃんは消えた。そして俺は…
「こふっ…」
血を吐いた。毒が…毒が肺をー!いや流石にないか、毒で胃でも損傷したか。血を吐いた俺はフラフラとし体制を崩した所を沖田さんに支えられた。
「ありがとう、沖田さん。そして3人ともお疲れ様」
「マスターもお疲れ様です。そして、ありがとうございます」
「え?」
「お母さんは私たちの事もちゃんと考えてくれてた」
「正直最初はマスターさんのこと疑っていましたが、とても信頼できると確信しました」
「聞いてたの?」
「うん。お母さんかっこよかったよ!」
優しく答える沖田さん、無邪気に答えるジャック、安心したように答えるヒロインオルタ。三者三様にも見えるが、全員が同じ事を考えているのだろう。
そして俺は頬が…いや顔全体が熱くなるのを沖田さんに支えながら感じて、あわあわするだけで何も答えられ無かった。
褒められることなんて無かったんだよ。この年になってから!
ちょっとどころか結構雑だったと思います。とりあえず主人公のキャラ変わってない?って思うかもですが、後半の方が素だと思って下さい。ハッチャケておちゃらけているだけですから、心の中で