一人目の襲撃者(人間?バスターバンカー)を退けた俺は校長の歓迎するという言葉を聞きながらも襲い掛かってくる襲撃者(教師)相手に無双していた。
大抵の教師は能力の《透過》で弾や斬りつけてきた刃物はすり抜けさせて無力化したがSSR(超能力研究科)を受け持つ教師の攻撃のみは回避行動をとり避けて避けて避けまくった。
便利な能力だが俺のこの力は何故か異能相手には効きにくいからだ……。
能力の完全な解析がされていないのが原因だと思うが…。
他の教師陣をまずは沈黙させてから(透過使用時)苦手な相手であるマクラーゲン先生とのタイマン(超能力戦)をはじめた。
短期決着させる方法ならある……。
それまで防戦のみで使用していた《透過》を攻撃に転用させればいい。
方法は簡単だ。
手のひらに床に落ちていた消しゴムを握りそれをマクラーゲン先生の体内に拳を透過させていれる……。
完全にすり抜けさせなくあくまで体内に入れたままというのが鍵だ。
後は体内で徐々に拳を開き消しゴムを残して身体から抜きさる・・・・・・。
するとどうなるか?
人体に異物が残されたままになり万が一重要臓器の血管を塞げば確実に相手に多大なダメージを与えることができるだろう……。
さすがに今はやらないが……。
一応武偵を目指している身だからな……。
依頼がなければむやみやたらにそんな真似はしない・・・・・・。
「はぁはぁ…まだ続けますか?」
目の前の教師にそう言われた俺はおとなしく降参することにした・・・・・・今はな。
「マクラーゲン先生・・・・・・降参します。」
「ふむ・・・なかなか厄介で面白い能力をもっているようだ・・・。
それもまだなにか隠し種をもっているね?」
・・・・・・気づくとはこの教師するどいな。
「私にはわかるのだよ?
これでも透視能力者でもあるからね・・・。
君が今日来ることも透視で視ていたよ?」
透視能力か・・・・・・敵に回すと厄介だな。
予知とも関係深い能力でもあり昔米国の陸軍主導で秘密裏に研究されていた分野でもあるが俺を透視できるということはG《グレード》もそれなりに高いということだよな・・・。
とりあえず要注意人物認定だな・・・・・・俺的に。
「そうですか・・・・・・よろしくお願いします。」
「まずは強襲科のランクから図るとしようか・・・相手は・・・・・・A組の不知火、彼はAランク武偵だ!!
プロといってもさしつかえないレベルだ……油断せずにかかりなさい。」
数人の教師に連れられた俺はまずは東京武偵高の誇る花形?・・・・・・強襲科での実戦形式によるランク考査を行うことになった。
んで・・・・・・目の前には爽やかなイケ面がにこやかに笑っている。
・・・・・・えーこんなヤサ男とやるのかよ!?
・・・・・・・大丈夫だよな?
死なないよな・・・・・・・?
「・・・・・・よろしくな。」
そんなこんなで始まったランク考査・・・。
結論からいうと・・・・・・圧勝だった。
相手のヤサ男君はたしかに動きはプロ並みだった。
無駄の少ない滑らかな動作、動き出し・・・・・・もう少し実戦をつめばほどほどに活躍できるだろう・・・。
武偵業界で一流クラスには・・・・・・。
ただ、超人相手では・・・超一流には敵わないだろうな。
現実に俺は一度も攻撃をしていないで彼からのギブアップによって勝利している。
攻撃する必要がなかった。
彼が放つ銃撃、斬撃、体術・・・・・・どれも俺には効かなかったからだ。
まぁ・・・・・・超能力を使ったからズルイと言われれば・・・・・・それまでなんだがな。
だが戦場で、相手が超能力者で能力を使ったから倒せませんでした。
ズルイです・・・・・・なんて通らないだろう?
俺は人工超能力者《ステルスジニオン》、剣術や体術、銃撃技は一通り使えるがあくまでも超能力者・・・・・・超偵なんだから。
強襲科を出ようとした俺はここのボス、蘭豹先生に呼び止められた。
「後で強襲科所属の超偵いるからそいつとも戦えやーー。
そいつは12も能力もっているからいい経験になるはずやーーーー。」
・・・・・・12?
それが本当ならチートだな・・・・・・。
会うのが楽しみだ・・・。
次に俺が来たのは探偵科だった。
建物に入るととある生徒とすれちがった。
黒髪、紅い瞳、左手にはなにやら文字が刻まれていて右手には刀を持っている。
「あ、星空君・・・ちょうどよかった。
蘭豹先生からの伝言で来週のランク昇格試験免除する代わりに彼と戦うように・・・・・・って伝言受けたんだけど・・・・・・どうする?
ランクが――――――――に上がるチャンスよ?
やる?」
探偵科を受け持つ女教師が目の前の生徒に語りかけている。
目の前の少年はげんなりした表情で「はぁー」と溜息をついてから俺に声をかけてきた。
「探偵科所属の2年 星空 昴だ・・・・・・ランクは・・・・・・F。
よるしくな・・・・。」
「ああ、よろしく!!
俺は転校生の夜星 朱弖羅だ・・・よろしくな。」
俺は差し出された手に握手を返してその少年を観察した。
一見するとどこにでもいる普通な少年・・・・・・だが、『普通』すぎる。
それがかえって不気味だった。
「じゃあ、探偵科棟案内するからついて来いよ!!
全部見終わったら・・・・・・やりあおうぜ!!」