「FAIL…か…」
先程まで死闘?をくりひろげた少年は戦いを終えると探偵科棟から去ってしまい残されたのは俺と数人の教師と探偵科の生徒のみとなった。
探偵科の生徒の大半は何故か女子でありゴニョゴニョとざわめきあっている。
「あ、あの…夜星先輩って星空先輩とどういうった関係なんですか?」
一人の女生徒が顔を赤くして聞いてきた。
「は?
今知り合ったばかりだからなんとも…ただ冷めてるようで内側は熱いやつだな…と思ったぜ?」
そう言うと何を勘違いしたのかガヤガヤとざわつきはじめ…先程とは別の女生徒が「これは…イケル!!」「まさかのライバル出現!!」「スバ×ステ」などとなにやら聞きたくなかった単語を言いはじめ、ついには「これは情報科と通信科の出番ね」「ジャンヌ先輩や夾ちゃんにも高く売れるわ!!」などとあきらかにヤバイ、カオスな展開になりかけた時その教師は動いた。
――――パァ―――――ン…
「は~い、皆さん、落ち着いたかな?」
ニコニコとした笑顔のまま銃を乱射したその女教師は生徒に銃を向けたまま俺に声をかけてきた。
「準備運動は終わってますね…じゃあ、探偵科の試験本番といきましょうね!」
「あれ?
さっきの戦闘が試験じゃ「やらないんですか?」…やります」
俺がそう言うとその教師は手に持つプリントを渡してきた。
そこにはある殺人事件で使われたダイイングメッセージが描かれていた。
_ _
・|[.][´][.] ´|´」・]´」 ・]|・|[・]・]|.
ー -
容疑者は3人…。
Tomosaka Kenji
Aizawa yuto
Hirosawa minami
※ヒント 全員Aが入っている。
[・]※本来は□の中に・
↑
Nになる。
´」→A
「…なんだこれ?」
俺は渡されたプリントを見ながら思考を覗く超能力『精神感応』を使い、教師の頭の中を覗いた。
「なるほどな……フリーメーソンの暗号か…」
俺は解答欄に犯人の名を書くと教師に渡し次の試験会場の狙撃棟に向かった。
狙撃棟には一人の女生徒とイカツイ顔の男性教師がいて狙撃を競い合ってどれだけ長い飛距離が出せるのかを計ることになった。
「準備はいいか?」
担当教師の言葉が発せられると周りが静まりかえりピリピリとした緊張感が狙撃場一帯に広まった。
「では……はじめ!!」
パァ―――――――――――ン――――――――
最初に撃ったのはドラグノフを構えた少女だった。
放たれた銃弾はみるみるうちに遠くに飛んでいき俺の視力では視認できない距離まで到達した。
「距離は……2051か……」
教師の呟きが聞こえたがそんな距離出せる奴見たことない…。
あらためて武偵高の、世界の広さを実感したよ…。
「次は、夜星だな…せいぜいあがいて見せろ!!」
この教師、さっきの職員室の事根に持ってやがる…。
まぁいい、そこで見てろ!!
超偵の狙撃術を…。
俺はあいにく狙撃銃は持参していないので狙撃科にある訓練用のレミトンM700を借りて狙撃を行った。
「普通に撃っても勝てないから超偵らしくいかせてもらおう」
そう言った俺は重力操作で弾を浮かせ、方向操作を操り風の干渉を無くし、弾にかかる負荷を極力減らしてから発砲した。
放たれた銃弾は2051mをゆうに越えたが……結果は秘密だ。
なんか一緒に狙撃した女生徒は泣きだしたんだが俺のせいではない……と思いたい。
「ウ~ガゥ!!」
「痛ぇ!!」
何者かに噛まれてそいつを見ると巨大な犬…いや狼だった。
「なんで狼が日本に?」
「……犬です。
ハイマキおいで!!」
「ワフゥ~」
「いや狼だろ…」
「犬です」
「いいのか武偵高…」
そんなやりとりをしていると次の試験がはじまるとかで俺は少女と犬?に別れをつげて狙撃棟をあとにした。
…でいろいろ回った挙句に俺の所属学科は……SSRとなった。
ま、そうだろな…。
つうか、他学科の試験意味なくねぇ?
そう思い教師に聞くと強襲科のとある先生のありがたくない配慮……だそうだ。
ランクはS。
他学科のランクは…聞かないほうがいい。
ズルはほどほどにしよう….
そんなことを思いながらSSRへ行くととんでもない事態が待ち構えていた。
それは1通のメールから始まった。
試験が終わりSSRで説明を受けているとメールが来た。
見ると教務科からで俺名義でとある生徒に挑戦状を送信したとの事だった。
だった……じゃねぇ!!
なぜ教えてもいないのに教務科にメアドばれてるんだよ?
個人情報だだ漏れって大丈夫かこの学校?
―――――――――――カツンカツン、ドサッ
背後に誰か座る気配を感じて振り向こうとしたその時……。
「君が夜星君かな?」
「誰だ?」
「挑戦状の件ていえばいいかな?」
振り向くとそこには一人の男子生徒がいた。
「風間 蒼輝、強襲科2年よろしく!!」
星と星が交錯するとき新たな未来がはじまる。
後半からコラボになります。