〜Numbers〜   作:まるこめ

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最近投稿が少しずつ遅くなり始めていて申し訳ないばかりです…
今回はいつもと一風変わった雰囲気です。少し短めですが読み応えはあると思います。
それでは他に書くこともないので笑本編どうぞ!


第12話 地下施設と"ナニカ"

 

 

「あの子の…あの子の声だ…!」

「おい、ナギサ!?どこ行くんだ!」

「こっちにこっちにあの子が、僕の大切な友達がいるんだ!」

「どういう事だ?」

「そんなの…そんなの僕が聞きたいよ!」

「ナギサ…すまなかった。俺達も少し取り乱してしまってた。悪い。だがナギサ、お前も一旦頭を冷やせ。ココは1人で行動するべき場所じゃない。」

「……うん。ゴメン」

「じゃあその子の方に案内してくれるか?ついでにその子の話でもしながらさ」

「うん…」

 

 

 

 

「そうか…少し疑問があるんだが、お前がそいつと別れたのはいつごろだ?」

「僕が中学に上がる前に1度母さんに2人で会ったんだ。そしたら血相変えてこの子から離れなさい!って。それ以来会ってないんだ。」

〈どうして来た。ナギサ…〉

「…?!そんなの!君に会いたいからに決まってるだろ!」

〈今はその時ではない〉

「そんなの知らない!僕は今すぐ君に会いたいんだ。そして…!」

「ナギサ、居たのか?」

「うん。声は聞こえる。」

「こ、こえ?」

「あ、ぁぁ、いた!ずっと、会いたかったんだ。それで、ずっと謝りたかったんだよ…君に。」

〈俺もナギサには会いたかったんだ。だが、ココは危険だ。今すぐ出るんだ〉

「おい、ナギサ…?その…

 

お前のいう"あの子"ってのはどこだ?」

 

「へ?」

「いや、だって…」

「私の気のせいかも知れないけど…」

「犬と喋ってるよな。お前」

「うん。そうだけど…」

 

「「「は?」」」

 

「改めて、僕の大切な友達…名前は知らないけど…」

「こ、これがナギサの能力か?」

「え?みんなは聞こえないの?」

「聞こえねぇよ!」

「そっか〜あー、なるほど〜だからみんなあんな風に言ってたのか〜」

「お、おう。そうだな」

「じゃあナギサの異脳は『アニマル・サイキック』ってとこか?」

「あぁ、…」

(なにか腑に落ちないんだよな…」

〈おい!ナギサ!そんなのんびりしている場合じゃない!奴らが!〉

「そうだよ!…ホントにゴメン!あの時、あんな風に君を見放してしまって…」

〈別にそんなことはどうでもいいんだ〉

「良くないよ!いつも僕のことを助けてくれてたのに…あんな言い方で」

〈もういいさ…それより今は早く逃げ…〉

 

バタバタバタ…!

 

「「…?!」」

 

 

 

「ヒッ!……」

「なんだ…あれ…?」

 

人型をした"ナニカ"の群れがこちらに迫ってきている。

 

〈クソッ!早く逃げるぞ!俺につい!!〉

「みんな!こっち!早く!」

「クソがっ!」

見知らぬ施設の中を全速力で駆け抜ける。

 

 

 

ある程度走っていると扉の開いた部屋が目に入った。

「あそこ!あそこに入るぞ!」

「うん!」

「おっけー!」

「おう!ってミサ!大丈夫か?!」

「え、ええ…ハァ…ハァ…」

「ユウ先に入って扉閉める準備しててくれ!」

「…っ、分かった。」

「ミサ、大丈夫か!今連れてってやるから」

「私は、良いから、早く!」

「いい訳ないだろ!!」

「……っ!ご、ゴメン…」

「しっかり目ぇ瞑って俺を離すなよ!」

「う、うん!」

(頼む…もってくれよ、俺の足!)

「うぉぉぉおおお!」

ケンが叫ぶと同時に目にもとまらぬ速さで扉まで到達…

 

 

しなかった。扉の目の前で失速し、床に為す術もなく叩きつけられる。

「嘘…だろ……」

「ケンくん!しっかり!」

力を使い果たし床に突っ伏すケン

ケンを立ち上がらせようと必死なミサ

しかし、人型の"ナニカ"が群がっていった。

「ミサ!早く…早く入れ!」

「ユウくん!なんで!ケンくんが!」

「仕方ないだろ!こうするしか…!」

「そんなの…!そんなの違うよ!」

「分かってるよ!それが違うことなんて!でも、そうするしかないだろ!」

「ミサ…いけ、いけ!」

「ケン…くん…後で、絶対に、助けに行くから!」

ミサは泣きながら部屋に入っていく…

「こんなの…ダメだよ…」

「何してる!サキ!はやく閉めろ!」

「こんなのダメだよ!絶対に!誰かを犠牲にして助かるなんて私には出来ない!」

「じゃあここで全員共倒れになるか?」

「それは…」

「理想論ばっか言っててもどうしょうもないんだよ!この状況は!」

「でも…でも、だって!」

「駄々こねてる場合じゃねぇだろうが!」

「…っ!ご、ゴメン…分かったよ…

 

私がケンの代わりになる!」

「サキ!?何言ってんだよ…」

「ケン!ちょっと痛いけど我慢してよね!どりゃぁぁあああ!」

ケンを力づくで部屋に投げ込む

 

 

 

 

「ユウ…………ごめんね………」

 

 

サキにナニカが群がっていく。

 

 

「ユウくん!扉!」

「…………クソぉぉぉぉぉ!」

 

 

バタン!!!!

 

 

 

あれから数分たち、物音も無くなり、気配も感じなくなった

ナギサが恐る恐る扉を開ける。

 

全員が目を見開いて驚く。

 

 

なぜなら、

 

 

 

 

 

そこにはユウ悲痛な叫び"のみ"が反響するばかりだったからだ

 




さぁさぁ最終回がまだかまだかと言っておりますがもう少しです笑
今回は少し動きのあるシーンが多かったので表現がとても難しかったです。
ご意見、感想、ご指摘などございましたらコメントお願い致します。という訳で今回も閲覧ありがとうございました!次回もお楽しみに!
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