やっぱり感想を頂くとうれしいですね!この作品を書いてて良かった!と思いました。『〜Numbers〜』は今月中くらいで終わってしまいそうですが何としてでも最後まで駆け抜けますので宜しくお願いします!
それでは本編です!
「じゃあちょっと急がないと…サキが危険だ!」
「何慌ててんだよ。テメェがついさっき言ったばかりだぞ?もしもは無いってよ」
「あぁ、サキが殺されることはまぁないだろう…ただ、俺達とはいられなくなるだろうな…」
「どういうこと!?」
「奴らは過去の被験者達だ。それも失敗作のな…ただ奴らの存在を世間には知られるわけにはいかない…実験者達のとるべき行動は一つ、『失敗作達を閉じ込めておくこと』」
「でも、それじゃあ、逃げ出す人、出てくる。」
「あぁ、もちろんだ。だから科学者たちは奴らの自我を崩壊させたんだ。(ここを出たい)なんて一片たりとも思わせないようにな…」
「なっ…!」
「そんな……」
「だが、自我は崩壊させられても感情ってのはそう簡単に消えないもんだ。特に脳の奥深くに刷り込まれた感情なんかはな…」
「つまり…どういうこと?」
「自分たちは社会の理不尽のせいでなにも出来ない体になってしまった。しかし、それを表に出すまいと科学者は自分をさらに潰そうとしている。まぁ「科学者やこの実験に関わったやつ全員」を憎むだろうな
「そこに、ノコノコと、なんの苦労もしてない、実験の、成功者が、やって来た。じゃあ…」
「あぁ、そういう事だな。奴らは俺達を自分達と同じ目に、つまり、『脳をパンクさせて自我崩壊』ってのを目的にしてるはずだ」
「…っ!け、けど、それならやっぱりユウが言ってたように急ぐ必要は…」
「あるさ。脳をパンクさせるには最初に脳に何らかの刺激を与えてやらないといけないはずだ。それが、頭を切り開くのか、それとも薬で出来るのか…そこまでは分からん。ただ、奴らが最初にサキに対してとる行動は脳をダメにすること。脳をダメにするのなんて手を付け始められたらどうしようもない。医学的な知識があるわけでもないしな…」
「あ、あぁ、そうだな…よし、じゃあ二手に分かれ…」
《……………ユウ…助け…て……》
「サキちゃん!?」
「ナギサ…?」
「今、確かにサキちゃんの声がしたよ!近くにいる!」
「お前、犬っころと喋れるのが能力何じゃないのか?急にどうしたよ…」
「そうだよ!"あの子"の時と同じ…少し頭に響くように聞こえる、この感じ!」
「今更なに言い出してんだ?」
「……!?ナギサ!どっちから聞こえるか分かるか?」
「うーん…ちょっと難しいかな…でも近くに居るのは何となく分かるよ」
「よし、ありがとう!助かる!」
「おい!どういうことだ?ナギサは『動物と喋る』能力じゃなかったのか?」
「あぁ、俺もそう思ってた。なんせあの犬に対してしかナギサは能力を使ってなかったんだからな」
「じゃあなんで急にサキのが聞こえるようになったんだ?」
「多分ナギサ自身が聞こうとしてなかったんじゃないか?」
「じゃあ、僕の『異脳力』って一体何なの!?」
「多分『テレパシー』じゃないか?他人の思考を聞き取ることが出来る。それなら全部に説明がいくだろ?」
「た、確かに…」
「ナギサ!お前が頼りだ!サキの居場所分かるか!?」
「さすがに無理だよぉ、さっき少し聞こえただけだし…」
「ただ、この辺りっていう手掛かりはある!後は手当りしだいに、」
「……んだ…ここっ!」
「ケン?」
「いったいなんだんだよこれ…」
そこはとても、とても広い部屋だった。
部屋をとても明るく照らしあげる照明、無機質な音を奏でる機械、
その部屋の中心に機会に取り囲まれたベッド…
そして、大量の血液と人型の"ナニカ"が倒れていた…
今回少し短いですし、内容も少し微妙でしたね…しかし今回はジャンプする前の助走みたいな感じだと思って頂ければと思います!
次回からは遂に最終章開幕です!お楽しみに!