〜Numbers〜   作:まるこめ

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今回は本来ならば前回の話と2個1だった所を無理やり二つに分けたので少し最初が分かりにくいかもしれないです。
分かりにくいと感じる方は前回から続けて読むことをオススメします。
それでは本編です!

PS:すいません!読み返してたらめっちゃ大事な言葉が抜けてました!すいません!


第19話 ネオと真実

 

「こ、これが…『異脳実験』の始まり?」

「あぁ、そうさ。レイが俺の脳に施した操作で世界は一変したのさ。」

「俺は人を超えた力を貰った。レイは国の要人たちに保護されながら実験を続けた。」

「ふざけるな!そんな事で!ただの"好奇心"で俺たちを、あの被験者たちをあんな風にしたって言うのか!?」

「ユウ、何言ってるんだ。実験に失敗は付き物だろう?それに、あの子供たちは俺達が引き取った子供たちだ。親が子供をどうしようが自由だろう?」

「どう…いう…?」

「まだ気づいてなかったのか…『異脳実験の被験者は全員〈孤児院育ち〉で俺たちが《引き取り手》だぞ?

お前名前見て気づかなかったか?」

 

被験者No.1 敷波 シン

No.12 山岸 リク

 

「…………っ!?」

「やっと気づいたか。あいつらも可愛そうだなぁ…忘れられるなんて。」

「わ、忘れていたわけじゃない!

あいつらの事を忘れるわけ無いだろ!」

「まぁどちらも実験は失敗しているがな。」

「そ、んな…嘘、だろ………」

「おや?そんなに感情的になってどうするんだ?そんなんじゃ俺には勝てないぞ?」

「ふざけるな。」

「おぉ、怖い怖い。」

「人の命をなんだと思ってやがる。」

「じゃあお前はどうなんだ。」

「あ?」

「自分の知り合いじゃない奴らがこの実験によって死んだことを知っていても顔色ひとつ変えなかったもんな。」

「それはっ!」

「お前自身も人の命を自分の尺度で図ってるんじゃないか?」

「そんなことっ!」

「人なんてそんなものさ。自分の都合の悪いことが起きた時だけそうやって怒ったり、悲しんだり、

そんな身勝手な連中なのさ人って奴は。

実際、全員平和になんて出来るはずがないんだ。だが、負け組連中はそれでもダメだと言い張る。そんなもんなんだよ。」

何も言い返せない。

確かにこの男のいうことは間違ってはいない。ただ、"違う"のだ。

何か引っかかる。不思議な感覚。理由は分からないが何故か違うと断言できてしまう。

なんだよっ!これっ!

 

 

 

 

 

「おい!どういう事だよ!サキ!」

「みんな。ほんとにごめんなさい。こんなに手荒なことして。でもこれでいいのよ。後はユウを信じるだけよ。」

「そう。その通りだよ。サキ、やはり君はとても賢いな。」

「だ、だれ?」

「おっと、自己紹介がまだだったな。

どうも『異脳テスターの皆様。改めまして、"ネオ"と申します。」

暗闇にうっすらと影を表した"ネオ"を名乗る人物。

年齢は自分達と同じくらいで車椅子に乗っている。

そして、とても優しそうな顔つきだ。

「お、お前が、ネオ!?」

「そうさ、ケン。体は良くなったみたいだな。」

「あ、あぁ、じゃなくて!お前がこれの元凶か!?」

「『異脳テスト』に関しては首謀者は俺だ。ただ、『異脳実験』は俺じゃない。」

「は?どういうこと?」

「俺が『異脳実験』の首謀者ならわざわざ自分の隠し事をバラしたりしないだろ」

「た、確かに…」

「俺はお前達と同じく《超能力者》つまりは"被験者"ってわけだ。」

「じゃ、じゃあ、この、テストの、意図って、なに?」

「そうだな。もう全て、いや、あと1工程のみを残して全部終わったからな。全部話そうか。

このテストの意図は2つ。

1つは、君たちに各々の能力を発現してもらうこと。

2つは、『異脳実験』の真相に迫ること。

これがこのテストの真意だよ。」

「後者は分からんでもない。でも、何故俺達の能力を無理やり発現させようとしたんだ?」

「いい質問だね。それじゃ、僕から一つ質問。

君たちは異能力者、超能力者だ。

普通の人間だったら1度は憧れを持ってもおかしくない存在な訳だ。そんな存在になってみてどう思う?

 

この世界は生きやすいかい?」

 

「そんなの…答えは満場一致で"No"だ。こんな能力必要ねぇよ」

「ほう、それは興味深い。理由を聞かせてもらえるか?」

「確かに普段の生活で俺達の能力があればそれは便利だろう。

でも、生きやすいかって聞かれたら答えは違う。

人は群れで生活する生き物だ。そんな群れの中に1人だけ違うやつが居ればどうなるか。もちろん追い出される。最悪殺されるかもな。その習性は今ももちろん本能として染み付いてる。だから、人は徒党を組みたがる。

そんな世界で異能力者生きやすい?そんな訳あるかよ。もちろんの如くハブられ、始末される。物理的でないにしろ必ず俺たちを自分たちから引き離そうとするだろうな。」

「なるほどね。」

「まぁ要するにメリットがないに等しい。なのにコストは高い。

じゃあそんなの必要ねぇよ」

「俺も同意見だ。よし、君たちは異脳テスト"合格"だ。俺のわがままに付き合わせて、怖い思いをさせてしまって済まなかった。」

「ちょっと待て!ユウは?」

「あいつは帰すわけには行かない」

「どうして!」

「ケン、自分で言ってたよな?人は自分勝手だって。」

「あ、あぁ。」

「俺も人間だ。ユウだけは許せない。」

「ユウが何したってんだよ!」

「君たちには関係の無い話だ。」

「ユウに、何する気だ!!」

「ユウには死んでもらう。それだけだ。」

 




久々の10:00投稿完了です(笑)やっと書く時間が取れ始めたと思ったらもう『〜Numbers〜』終わるしっ!
次作の設定やプロットはある程度出来てますのでご安心を(笑)
それでは『〜Numbers〜』を最後まで宜しくお願いします!次回もお楽しみに!
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