『〜Numbers〜』自体はもう少し続くのでご安心を(笑)
今回少し短いですが楽しんで言ってもらえたらと思います! それでは異脳テスト、最終回です!
俺は今まで生きてきた中で、感情的になるとか、全力で怒ったりはしたことが無かった。
理由は単純、そうする必要が無かったからだ。
別に嫌がらせをされた事が無いわけじゃない。別に理不尽に怒られたりもしたことが無い訳でもない。
ただ、そんな時、いつも俺は心のどこかで見下して、嘲笑ってきた。
だから、怒りという感情が俺にはついぞ理解出来なかった。
しかし、今その感情を体験しているのだ。
唯一無二の親友を理不尽に殺され。その死を踏みにじられた。
そんな、劣悪な相手に対し腹の底から憎悪がこれでもかと言うほど湧き上がる。
これが怒り…何とも不快なのか。
「さて、異脳実験については全てを話したが、まだ何かあるか?無いのならば俺はお前から逃げにきゃいけないんだが。」
「いいわけないだろ。」
「おお、怖い怖い。」
「お前を今ここで、殺してやるよ。」
「おっと、親に向かってなんてことを。」
「お前は親なんかじゃない。私利私欲のために人の命を切って捨てる。悪魔だよ。」
「そうか、なら手加減はなしだ。俺もお前にこれ以上無意味なことをしたくない。」
「お前も、、、シンやリクと同じようにしてやる!!」
《やめて!!ユウくん!!!》
「………っ!ナギサ!?」
「どうした?早く来いよ!」
《そんなことしても意味無いよ。そんなことをしても君の親友は帰ってこない。》
「でも!だからってコイツを野放しにしていいのかよ!」
《それは、外に出てから、僕達の、この国のルールに則ってやればいいじゃない!》
「でも、それじゃあアイツらは!」
《僕達じゃダメなの!?、僕達が一緒にいるのじゃ、ダメなの?》
「おいユウ、どうした?ビビったか?情けないなぁ。」
「クソがっ!…」
《ユウくん、僕達を、"信じてほしい"!」
「っ!!」
ユウは落ち着いた様子で向き直る。
そして、父の、アキラの手に持っている鍵に向かって一直線に走る。
「結局そっちを選ぶか、そうか…だか、これは渡さん!」
「お前の事情なんて知らん!ただ、俺だってそれを取らないといけないんだ!」
ユウが必死に鍵を奪おうとするも、やはり避けられる。
と、ユウが突然口を開いた。
「テレパシーってさ、ホントに便利だよな。だって、"一定範囲内の意思疎通を図れるもの"に関してはいつでも、どんな状態でも発動出来るんだからな。」
直後アキラは右手に今まで生きてきた中で最も強い衝撃を受ける。
「……ッ!」
思わず離してしまった鍵をユウがキャッチする。
「ゴメンな、父さん。俺はここから出なきゃいけないんだ。」
「タイムアップ。これにて、異脳テスト終了だ。」
奥の人影に目をやる。そこには車椅子に乗った
シンの姿があった。
というわけで、異脳テストはこれにて終了となります。
「え、ユウの能力は?」とか思われてる方、ご安心を。
一応次回ちゃんと出てきますので(笑)
それでは次回から物語が収束に向かっていきます。うp主は燃え尽き症候群入りかけてますが最後まで見て言ってもらえたら幸いです!
それでは次回!お楽しみに!