ゾイドバトルストーリー 中央山脈の戦い 山岳基地攻防戦 作:ロイ(ゾイダー)
またゾイドでは、ゾイドワイルドはディメパルサーなどの新型が登場する等、新展開が怒涛の様に続いてますね。
HMM第3章では、遂にゾイドワイルドのゾイドがHMM化されるというニュースがありました!
個人的にHMMレヴラプターに期待してます。
ダナム山岳基地の地下司令部では、司令官であるヴァイトリング少将を中心とするダナム山岳基地守備隊の部隊指揮官が参加する作戦会議が開かれていた。
「この基地が、共和国軍の完全な包囲下に置かれてもう10日以上になる。我々を包囲している共和国軍の状況を知りたい。ボウマン中佐……高速隊による共和国陣地への強行偵察の結果を教えてくれ」
ヴァイトリング少将は、守備隊に所属する高速部隊を統括するボウマン中佐に言った。歴戦のサーベルタイガーパイロットであり、優れた帝国軍高速ゾイド部隊指揮官でもあるこの男は、ダナム山岳基地の高速部隊の指揮官でもあった。
彼と彼の指揮下のサーベルタイガー隊は、ダナム山岳基地が共和国軍に包囲される前、周辺の中小基地から退却する部隊の支援を行い、共和国軍の追撃部隊に痛撃を与えている。
「はっ。ここ数日の偵察で、共和国軍は、この基地の周囲に陣地を構築することを最優先にしている様です。少なくとも向こう1週間は、敵はこの基地に大規模な攻撃を仕掛けることは無いでしょう。」
前哨戦で、彼の部隊を上空から援護したサイカーチス隊も、引き続きボウマン中佐の指揮下に置かれていた。と言ってもその統括は、前回同様にサイカーチス隊の指揮官に一任していたが。
「何故そう言えるのですか?中佐、基地の周囲に展開する共和国軍の規模は侮れませんよ」
司令部にいた帝国将校の1人が質問する。
数名が頷く。一般の将兵の多くも共和国軍の大軍が何時牙を剥くか気が気でなかった。
「根拠は、3つあります。まず、第1に敵は、ゴジュラスやマンモス、ベアファイター等の戦闘用ゾイドを陣地構築作業に動員している事です。これらの機種は、要塞攻略戦に欠かせないゾイドです。それを最前線ではなく、陣地構築に利用しているのは、大規模な攻撃を仕掛ける予定が無い事を示しています。」
「……うむ」
レッドホーン突撃部隊を率いるエルツベルガー大佐が頷く。彼は、共和国軍が攻撃の度にゴジュラスを先頭に突撃してくるのを幾度も最前線で目撃してきた。
「第2に共和国軍は、基本的に拠点攻略において、航空支援を重視している事が確認されています。しかし今の所、包囲下に置いてから、大規模な空爆をこの基地に仕掛けておりません。」
「確かに夜間の爆撃も先月の27日を最後に行われていないな」
「はい。そして、第3に砲撃が散発的だという事です。共和国軍がこの基地の周辺に出現してからこちらに行われた砲撃は、向こうの砲兵部隊の3分1の火力にも満たない規模です。この事実は、オットー大佐の砲兵旅団の将兵も確認しております。」
ボウマン中佐とは、少し離れた席に座っていた中年の士官が立ち上がる。その士官は、ボウマン中佐より10歳近く年上に見え、頭は禿げ上がっている。
「ボウマン中佐の意見の通りだ。ヴァイトリング少将、敵の砲撃は、こちらの弾薬の消耗を誘う様な撃ち方ばかりで、明らかに弱い砲撃です。この基地を攻略する気があるなら、もっと激しい砲撃を加えてきているでしょう。」
彼、オットー・ノルトマン大佐は、ダナム山岳基地の第2防御壁と、外周に設けられたトーチカ群と砲撃ゾイドで編成された第32砲兵旅団の指揮官である。
この部隊は、ヴァイトリング少将ら、第23機甲師団第1連隊がダナム山岳基地に進出する前からいた守備隊の中から編成された部隊である。戦力的には、中型、小型ゾイドが中心ながら、AZ砲やトーチカ等を含んでいる為、砲撃力と防御力に優れている。
「ありがとうボウマン中佐、オットー大佐……守備隊所属の偵察航空隊(シュトルヒ8機で編成、パイロットは全員、空軍より陸軍に派遣されたパイロット。)と、高速隊の偵察隊の報告を勘案して、……やはり敵は長期戦を目指していると見ていいな。」
報告を聞き終えたヴァイトリングは、ゆっくりと頷く。まるで予想していた事が的中したとでもいう様に。
「敵の偽装の可能性は?共和国の奴ら、我々を油断させる気でそんな真似をしてるのかも……」
第65対空大隊指揮官のカール・エルスター中佐が言う。彼は、まだ信じられなかった。彼だけでなく、地下司令部の将校の少なくない数が、ボウマン中佐の報告を疑っていた。
彼らは、共和国軍は、冬が来る前に一か八かで短期決戦を挑んでくるという予想の方を信じていた。常識的に考えれば、彼らの意見は正しいと言える。中央山脈北部の冬は厳しい。そして長い。
この寒波の大軍団に対して、備蓄もある防御施設も充実した基地に立て籠っている帝国軍と、山脈にへばりつく様に作った陣地で、不安定な補給に頼る共和国軍。そのどちらが生き残る事が出来るか。考えるまでもない。
だが、常識を当てはめるのは、戦場では命取りになる。その事をボウマンも、彼の上官であり、この山岳基地の司令官に任命された将軍は、身をもって知っていた。
「偽装ならば、もうそろそろ攻勢をかけてもいい頃だ。こんな風に貴重な重砲隊の砲弾を浪費せずにな。」
ヴァイトリングは、司令部の机に設けられたホログラム装置を起動させる。
青白いホログラムには、ここ数日の戦闘の記録……双方の砲兵による砲撃戦の映像が映されている。どちらも見ている分には派手に見えるが、要塞を攻め落とす大攻勢の前触れにしてはあまりにも貧弱であった。
「……」
エルスター中佐は押し黙る。
「敵が長期戦を考えているのなら、我々もその意図に乗るべきかと思います。長期戦ならば、要塞に立て籠っている我が軍が優位です。」
別の将校が発言した。他にも複数の将校が頷く。常識的に考えれば、長期戦で優位に立てるのは、山岳基地に立て籠っている側である。
共和国がどの様に大軍を運用しても、補給が続かなければ、長期戦を戦い抜く事は不可能となる。
元々、彼らは冬将軍到来まで基地守備隊と防衛陣地で共和国軍を消耗させ、冬将軍の到来で弱体化した所を重機甲部隊、突撃部隊によって粉砕、高速隊と周辺基地の空軍によって追撃と分断作戦を展開して戦果を拡大する。という計画を立てていた。
「……私も同意見だ。共和国軍の側が、我々の望む長期戦を計画しているのなら、こちらとしても願ってもない事だ。……しかし、」
ヴァイトリングはここで言葉を切った。
「!」
「……」
「何でしょうか?少将閣下」
「共和国軍が長期戦でこのダナム山岳基地を制圧する事を考えているのなら、当然共和国軍も勝算があるに違いない。」
「連中が長期戦でこちらに勝てる策があるとは思えません。この地域にデスザウラー投入は難しくとも、向こうもウルトラザウルスを投入できるわけではありません」
「山道をあのデカブツが昇るのは無理だからな。」
「ははっ、確かに」
「ははっ」
「ふっ」
それを聞いた数名の将校が笑うが、多くのものは笑っていなかった。
「司令官閣下、むしろ、こちら側から打って出るべきではないですか?」
ボウマン中佐の右側の辺り席に座っていた将校 エルツベルガー大佐が発言した。レッドホーン突撃部隊の指揮官である彼は、持久戦よりも短期決戦に持ち込んで攻略部隊を撃破して勝利するべきだと考えていた。
「私も大佐と同意見です。奴らに長期戦の意図があるのなら、好都合、連中の意図を粉砕してやりましょう!」
エルツベルガーの隣に座っていた将校が言った。褐色肌に黒髪の虫族の出身のこの将校は、砲兵部隊の指揮官の1人であった。何名かの将校も頷く。建国してから日が浅く、最高司令官であるゼネバス皇帝自身攻勢型の指揮官である事もあって、ゼネバス帝国軍は、攻撃重視の傾向があった。防御だけでは、国力に優る共和国に敗北してしまうという一面もあった。
「お待ちください。大佐、攻撃に出る前にもう少し偵察して共和国側の様子を見るべきです。近隣の基地とも連絡して反撃するべきであると考えます。」
今度は、ボウマンが発言する。
「中佐、既に近隣の基地の幾つかも共和国側の攻撃を受けている。我々の反撃に協力できる余裕があるとは思えん。このダナム山岳基地の戦力だけでも十分敵に対応できる。これ以上時間を掛けたら敵の数はどんどん増えるだろう。そうなった時に戦闘するのと、今打って出るのとでは、損害も作戦の成否の確率も大きく変わる。今攻撃すべきだ。」
対するエルツベルガーも一歩も譲らなかった。彼としては、共和国側に時間を与えるのは、自軍が不利になるだけだと考えていた。
相手側が長期戦を挑む事を考えている可能性が高い以上、当然であった。だが、短期決戦に出て勝てるという保証も今の所は無かった。ダナム山岳基地守備隊としても防御設備を最大に活用できる基地付近での防衛戦の方が良かった。
2人を含む司令部の将校達は、上官であり、この基地の最高司令官に任命された初老の男を見た。暫くして、ヴァイトリング少将は口を開いた。
「現状は、攻勢に出ず、相手の出方を探る。敵が短期戦を望むにしろ、長期戦を企図しているにしろ、どちらの場合でも基地を落とす以上、この基地の城壁を打ち破り、攻め入らなければならないのだからな。共和国側が攻撃を仕掛けてきたら、基地の城壁と防衛線、ゾイド部隊を組み合わせて叩き潰す。」
ヴァイトリング少将は、従来通りの作戦を継続する事にした。こちら側から攻撃するよりも相手の攻撃を待った方が、彼らにとっては有利であった。少なくとも、今の所は。
その後も会議は、1時間近く続いた。この日の作戦会議が終わった後、守備隊の各指揮官は、地下司令部を発った。それぞれの職責を果たす為に。彼らがベッドに入るのは、もうしばらくの時間が必要であった。
―――――――――――ダナム山岳基地 第2格納庫――――――――――――――
この格納庫は、現在高速部隊用に宛がわれた格納庫の1つである。ゾイドハンガーには、サーベルタイガーとヘルキャットが駐機されている。
ハンガーの1つの前に彼女 イルムガルト・ヘフナー大尉は、立っていた。
そのハンガーには、イルムガルトの愛機であるサーベルタイガーが駐機されている。
イルムガルトは、サーベルタイガーを見上げている。彼女は、考えていた。
「今回も、現れなかった。」
あの白いシールドライガーの部隊は。彼女の隊は、連日の様に出撃し、敵の偵察隊や陽動に現れた高速隊と交戦している。今日も彼女は、2機の敵ゾイドを撃墜スコアに加えていた。
だが、今の所、イルムガルトの隊は、あの白いシールドライガーの部隊とは遭遇していない。だが、彼女は、必ずこの地であの機体と、自身に敗北感を与えたあのシールドライガーのパイロットと相まみえる事になると信じていた。
「……(今度現れた時は、必ず、この手で)」
イルムガルトは、両手を強く握りしめる。彼女の掌には、爪が食い込んでいる。
「イルムガルト、まだいたのか。」
「!」
イルムガルトは、振り返る。そこには、彼女の恩師であり、上官 ボウマン中佐が立っていた。彼はパイロットスーツではなく、帝国将校の軍服を着ている。
「ボウマン中佐!」
慌ててイルムガルトは、彼に敬礼した。
「相棒におやすみでも言いに来てたのか?」
「い、いいえ!部隊のゾイドの整備状況を確認していました。」
「そうか、熱心なのはいいが、睡眠を十分にとるのを忘れるなよ。おお、そう言えば、イルムガルト、敵の高速隊を仕留めたらしいな。」
「はい!ボウマン中佐。数も少ない偵察隊でしたが、1機も逃がしませんでした。」
彼女の隊は、コマンドウルフで編成された偵察隊を撃破していた。
「よくやったぞ!明日も敵機を撃破出来る様に、生き残るためにも早く宿舎に戻って寝るんだ」
「はい!」
その時、軽い振動が格納庫を包んだ。身体の奥に染み込んでくる様なそれは、巨獣の心臓の鼓動を思わせる。
「……!」
「砲撃だな。あの分だと、外周防衛線のトーチカだな。」
「外周防衛のトーチカの将兵は、まだ戦っているのですね」
オレンジの髪の女性士官は、顔を曇らせる。自分達が眠ろうとしている間も、前線で戦っている味方がいる……その事実に後ろめたさを感じたのである。
「彼らは昼間に……我々は、明日に備えて早く寝るべきだ。戦友の為にも」
それを察したボウマンは言った。
「はい。中佐」
2人のサーベルタイガーパイロットが立ち去った後もダナム山岳基地外周での砲撃戦は続いていた。
――――――――――――――――共和国軍側重砲陣地――――――――――
ダナム山岳基地の北側に存在しているこれらの陣地は、第32砲兵大隊 ロデリックが使用している。この部隊名は、第1次中央大陸戦争後期の上陸作戦で、橋梁破壊作戦で活躍し、戦死した砲兵大隊指揮官の名前に由来するものとされている。
部隊所属のゴルドスの背中には、ゴジュラスmkⅡ量産型と同じ、長距離キャノンが装備されている。ゴルドスの長距離砲撃仕様、キャノニアーゴルドスである。
この第32砲兵大隊には、12機のキャノニアーゴルドスが配備されていた。
「全機砲撃開始!カノントータス隊は、移動砲撃を行った後に陣地まで後退せよ。ゴルドス隊は、それを支援。」
キャノニアーゴルドスの長距離キャノンが火を噴く。共和国側陣地の手前に展開しているカノントータス隊も突撃砲を発射する。
砲弾が次々とトーチカが存在する帝国側の防衛陣地に着弾していく。
長距離キャノンの砲弾を受けたトーチカが爆炎と共に焼け崩れる。
アイアンコングの正面装甲を撃ち抜く徹甲弾の前には、分厚い鉄筋コンクリートで覆われたトーチカも成す術が無かった。衝撃波でアタックゾイドや歩兵が木の葉さながらに薙ぎ倒される。空中で炸裂した榴弾が、外周防衛線の帝国軍陣地に炎の雨を降らせる。一撃で破壊される事はないが、損傷を受けたゾイドも少なくない。
1機のゲルダーが砲弾を受けて吹っ飛んだ。その横では、キャノリーモルガとマルダーが反撃の砲火を撃ちあげる。共和国陣地に向けて、マルダーのミサイルが白煙と共に発射された。
まるで祭りの花火の様に。対するトーチカ側も反撃を開始していた。
トーチカの砲と周囲に配置されたゾイド部隊が一斉に砲撃を開始した。キャノリーモルガが背部に装備した大型キャノン砲を発射する。
モルガの全長と同じ長さを誇るこの実弾兵器は、当たり所によっては、大型ゾイドにも打撃を与えられた。焼夷榴弾が空中で炸裂し、火の雨が6機のカノントータスの頭上に降り注ぐ。
後退していたカノントータスは、一時停止し、頭部コックピットを胴体に収納した。
共和国側小型ゾイドの中でも重装甲を誇るカノントータスの装甲は、それに耐えた。だが、その後襲い掛かってきたAZ砲の徹甲弾には勝てなかった。徹甲弾で胴体を撃ち抜かれたカノントータスが被弾、爆発炎上する。
別のカノントータスは、後退途中、後ろ脚が地面に空いた穴に引っかかって横転した。砲弾で空いた穴に引っ掛かるのは、戦場では珍しくない。
特に状況確認がしにくい夜戦では。その後ろでは、被弾したキャノニアーゴルドスが長距離キャノンを排除してのろのろと後退していく。
上空を砲弾やミサイルが飛び交い、夜空で炸裂した照明弾の灯りが束の間、夜闇を蹴散らす。双方の部隊は、夜の闇を昼間の様に鮮やかに照らした。
その砲撃音は、双方の陣地、基地の将兵にも聞こえていた。同じくダナム山岳基地の北側の陣地に存在するこの移動宿舎もその1つ。この灰色のコンテナハウスは、グスタフトレーラーによって輸送され、前線で宿舎として利用される。狭いながらも最前線では、快適な住居である。
「畜生……夜中も撃ち合いやがって……」
耳を塞ぎ、歯ぎしりしながら若い兵士が言う。
「あいつらは寝るより撃つのが好きなのかよ」
「一方的に撃ち合いされるよりはマシだ……」
「いい加減慣れろ」
「……はい。曹長殿」
これから眠る彼らにとっては、砲兵部隊の死闘も、安眠妨害でしかない。
若い兵士達と対照的に無精ひげを生やした中年の下士官は、特に期にしていない。それが鈍感なのか勇敢なのか本人以外知る術はない。
夜間も繰り広げられる砲撃戦のせいで、陣地にいる共和国軍の兵士達の多くが、爆音と砲弾の恐怖と、外の寒さに耐えながら、眠る為に奮闘することを強いられた。
――――――――――――帝国首都 皇帝の居城――――――――――――
同じ頃、戦場から遥か離れたゼネバス帝国首都でもダナム山岳基地の戦いを注視している者がいた。ゼネバス帝国の首都は、連日の様に共和国に爆撃されていたが、レドラー防空隊が編成されてからは、平和そのものであった。
「……」
その男は、帝都の中心にある宮殿の一室……宮殿の主の為に設けられた寝室のバルコニーから外を見ている。彼の瞳には、力強い光が宿っている。気の弱い者ならその眼光だけで恐縮してしまいそうだった。
そして、彼の左右の瞳は、遥か東を見つめて居る。……中央山脈のある方角である。
彼……ゼネバス皇帝は、ダナム山岳基地の戦いが始まってから、寝る前に必ず、中央山脈の方を見つめる事にしていた。中央山脈の補給線を巡る戦いが、決して負けられない戦いであることを知っていたからである。
「……我が兄、ヘリックよ。この戦い、我が軍が勝利してみせる……」
皇帝は、ダナム山岳基地の司令官 ヴァイトリング少将と彼の指揮下にある精強な将兵とゾイドを信頼していた。
それは、中央大陸の何処かにいるであろうこの男の兄 ヘリック共和国大統領 ヘリック2世も同じであった。
遥か上空、夜の闇に輝く3つの月は、銀色に輝いていた。
次は、ゾイド戦がある回の予定です。そろそろ登場人物紹介を作るか検討してます。
感想、評価お待ちしてます。次は令和更新ですが、早めに出来る様にします。