乗り鉄探偵南 達仁 函館発特急おおぞら3号殺人事件   作:新庄雄太郎

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4話

函館発の列車は、南の室蘭本線経由と、北の小樽を通る函館本線経由に分かれている。

4人の乗った「おおぞら3号」は、室蘭本線経由して、釧路までである。

そこへ、車掌がやって来た。

「乗車券を拝見させていただきます」

穂乃果たちは、特急券と乗車券を拝見した。

函館を出てからは、長万部、当夜、東室蘭、登別と、停車していく。

空は、よく晴れていて、函館を出て間もなく、山頂のとがった駒ケ岳が見え、大沼公園の横を通り、そこを抜けると、右手に、内浦湾が見えてくる。

長万部着が、11時10分。「おおぞら3号」には、食堂車がついていない。

その代わり、ジュースやお菓子や駅弁の車内販売があり、快適な旅が楽しめます。

達仁とことり達は、車窓の景色を楽しみながら、駅弁を食べた。

そこへ、函館から乗った1人の青年が乗ってきた。

「やぁ、アンタもおおぞらに乗ったんか」

「ええっ、夏休みに北海道一周するんです。」

と達仁は言う。

「私たちは自由研究の一環で、旅行してるんです。」

ことりが言った。

「俺は、山海大学の朝倉明雄、よろしくな、新型の183系一度乗ってみたかったんだ」

達仁は朝倉さんにおおぞらについて教えてもらいました

「知ってますか、以前は古い形の気動車が使われたんだが、昭和55年2月にキハ183系という新しいディーゼル特急なんだ、今はおおぞらの他に、小樽経由で札幌へ行く北海や、石北本線経由で網走へ行くオホーツク、今年6月から、函館から千歳線経由の特急・北斗が最近キハ183系で運転開始されたんだって」

「へえーっ、よく知ってて詳しいですね、今度北斗や北海かオホーツクも乗ってみることにしてみるよ」

「うん、乗ってみるともっと北海道の旅が楽しいぞ。」

列車は、内浦湾のほとりを走り続けている。

「釧路へ着くのは、夕方の7時過ぎだから、長旅になるぞ」

と、いってくれた。

そこへ、茶髪とサングラスの男と不良らしきの20代の男が車内をうろうろしながら歩いていた。

「へっ!あいつなんかくたばっちまえばいいんだよ」

「兄貴、見られてないだろうな」

「ああっ、大丈夫だよ、あの技で次の駅で降りて別の列車に乗って逃げるのさ」

「さすが、兄貴」と話が聞こえた。

「今、どの辺?」

穂乃果は、窓の外を見た。

「石勝線を走っているところだよ。昭和56年に開通した新線だよ。この線が出来たおかげで、釧路までが、近くなった」

と、達仁が、いう。

千歳空港駅と、根室本線の新得駅の間、132・4キロを結ぶのが、石勝線である。

 

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